市指定有形文化財 松南農兵隊遺品

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市指定有形文化財 松南農兵隊遺品

松南農兵隊遺品(まつなみのうへいたいいひん)

松南家は今の米子市淀江町今津(いまづ)にあり、汗入(あせり)郡(現在の淀江町・大山町周辺)の大庄屋役をつとめた豪農でした。幕末、鳥取藩の領海内でも外国船が見受けられるようになり、松南徹翁(まつなみてつおう)は海岸防備のために私費を投じて、近辺の農民を組織化し農兵隊を結成しました。
淀江台場の築構と守備に大きな役割を果たし、軍事的に藩でも大きな存在となりました。戊辰戦争の際も政府軍として秋田方面で転戦しています。明治4年(1871)、政府の指令により解体されました。現在は農兵隊の関係品として、銅よろいと陣太鼓が残されています。

農兵隊の胴よろい  陣太鼓

掲載日:2022年1月12日