市指定有形文化財 水管橋

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市指定有形文化財 水管橋

水管橋(すいかんきょう)

米子市の前身である米子町の水道事業は市制施行をにらんで、計画給水人口5万人、一日最大給水量3,678立方センチメートルの上水道事業を計画し、大正13年(1924)9月に着工し、大正15年(1926)3月に完成しました。このために河川をわたる、水管橋は14か所あり、総延長126メートルに及びました。その後、水道管(水管橋を含む)の耐震化整備や老朽管の更新が行なわれ、創設時の水管橋が残っているのは糀町の糀町橋水管橋(長さ8.3メートル)と西倉吉町の加茂川橋水管橋(長さ9.4メートル)の2か所のみです。

水道管は地下に埋設され、普段は見ることはできませんが、水管橋は地上に設置された水道管の橋で、銀色に輝いて川をまたいでいます。今は送水が止められていますが、約90年もの長い間、市民の生命と文化的生活を支える水道水を送り続けてきた、米子の上水道の歴史を物語る貴重な近代化遺産です。


糀町橋水管橋(糀町)


加茂川橋水管橋(西倉吉町)

掲載日:2021年2月1日