皆生温泉市街地設計図(かいけおんせんしがいちせっけいず)
地方振興の一環として皆生温泉開発に着手した有本松太郎は、単なる温泉開発でなく都市計画を含む一大温泉郷開発を志しました。その構想を具体的に示したのが「皆生温泉市街地設計図」であり、当時、国立公園・公園計画の第1人者であった内務省技師・折下吉延に依頼して、大正10(1921)年に作製されたものです。本図は、その後の街路、市街区画、電車線等都市計画の骨組みとなっており、皆生温泉のなりたちを物語る重要な歴史資料です。
法量:縦76.1cm、横90.5cm
※一般公開は行っておりません。
掲載日:2024年5月24日