配管工事について
現在のがいなロードの天井は、天井板を張る前の野縁(天井下地)を取り付けているところで、天井裏の配管・配線がまる見えの状態となっています。
通路内は電気・通信系統の配管が整然と並んでいます。
新しい米子駅には事務室やトイレ、待合室などが設置されることから、天井裏には給水・排水・通気などの配管や、空調・換気設備などのダクト管などが複層的に配置されています。
手前の太い塩ビ管は排水管で、奥の細い鋼管が給水管です。
取材をした時は、天井から固定された吊り具にダクト管を繋げているところでした。
配管工事は生活に欠かせない水や空気などのインフラを支えるものでありながら、設置すると隠されて見えなくなるため、確実で丁寧な仕事が求められます。
狭いスペースでパズルのように複雑に入り組んだ配管を設計通りに設置するのは、一見地味ですが大変な仕事だと思いました。
最後に管工事に関連した食べ物業界用語を一つご紹介したいと思います。
【チーズ】
T字型になっているパイプの接手(つぎて)の総称を「チーズ」と言います。由来は「T字管」が省略されていくうちに「チーズ」になったなど諸説あります。
ちなみに管を直角に曲げる接手を「エルボ(肘”elbow”のように曲がっているので)」と言い、管を延長する時に使う接手を「ソケット(種類によってはニップル)」と呼びます。
冬期運休で後藤総合車両所へ検査入場した嵯峨野観光鉄道のDE10-1104
がいなロードは、令和5年8月頃に供用開始を予定しています。
今後もますます変化していく米子駅の様子にご注目ください!
… 米子駅周辺整備スケジュール
掲載日:2023年3月22日