がいなロード通信【第16号】

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がいなロード通信【第16号】

外壁取付工事が始まりました

がいなロード内部では外壁の取付工事が進んでいます。
9月にコンクリート工事を行った際に、U字型の金具をがいなロードの側面に等間隔に埋め込んでおり、

embedingmetals attachedmetals

コンクリートが固まって固定された金具の上にアングルと呼ばれるL型鋼を溶接し、上部のフレームにもアングルが溶接されました。

weldgroundwork weldgroundworkupper

このアングルに外壁パネルを金具で固定します。これは「ロッキング構法」と呼ばれるもので、地震があってもフレームに合わせて外壁が動くようになっており、パネルが損傷したり脱落することを防ぐことができます。
がいなロードの外壁として使用するのは、ECP(押出成形セメント板)と呼ばれるパネルです。

ECP ECP2

ECPは薄いのに耐久性、耐火性、耐震性、遮音性に優れるほか、素材そのものが水に強いという特徴があります。
一方で、鉄骨造の建物でよく使用されるパネルにALC(軽量気泡コンクリート)という建材がありますが、耐久性、耐火性、耐震性、断熱性に優れるなど利点が多い半面、防水性が低いという欠点があります。

通常の建物であれば、防水加工を施したALCを使用して定期的に防水塗装を施せばいいのでしょうが、がいなロードは1,500ボルトの高電圧架線が並ぶ線路の上という特殊な場所にあります。365日、早朝から深夜まで電車が走り、メンテナンス作業が簡単にはできない場所であることから、長い目で見て安心感の強いECPが選ばれました。
さらに使用する外壁には、表面に特別な樹脂塗装を工場で施して長期の耐久性・耐候性を上乗せしており、美観が手入れ無しで維持できる仕様となっています。

attachECP

取付はウインチを使って3人一組で慎重に行ない、パネルを順次取り付けています。
この”細マッチョ”な外壁なら、山陰の厳しい気候に何十年でも耐えることができるでしょう。

finished

がいなロードは、令和5年8月頃に供用開始を予定しています。
今後もますます変化していく米子駅の様子にご注目ください!

リンク … 米子駅周辺整備スケジュール

最後に行楽の秋ということでイベントのお知らせです。

11月20日(日曜日)に「第1回よなご公共交通ふれあいフェスタ」が米子コンベンションセンターで開催されます。

大人から子供まで楽しめますので、皆さんお越しください。

リンク … 第1回よなご公共交通ふれあいフェスタ

 
掲載日:2022年11月15日