米子高専と島根大学の学生が工事現場を見学しました
このたび地域の高等教育機関である米子高専と島根大学で建築デザインを専攻している学生さんたちが、がいなロードの工事現場を見学に来られましたので、その様子をお伝えします。
学生さんはそれぞれ最終学年の方たちが中心で、JRに就職が内定している学生さんもいました。また、建設に携わっている関係者の中には、引率で来られた先生の教え子がいたり、先生の同級生が現場責任者だったりするなど、地元の教育機関だけあって事業との接点がいろいろありました(先生方には、これまでにも通路に関する様々なご助言をいただくなど、大変お世話になっています)。
最初に室内で事業概要の説明を受けたあと、実際の工事現場を見学しました。
現場では鉄骨をクレーンで上げて、職人さんが仮ボルトで固定する作業の実況がありました。熟練した職人さんが手際よく作業されるため、仮止めは速やかに設置が進み、数分で作業は完了しました。
質疑応答では、Q:なぜ高力ボルトで接合している部分が錆びているのか(A:答えはがいなロード通信【第6号】で解説しています … 南北自由通路通信【第6号】)、Q:旧駅舎をどのように切断したのか(A:耐震補強を事前に施したうえでワイヤーソーで切断)、Q:掘削部の金属の壁は何?(A:シートパイルといって周辺土砂の崩壊を防止し、止水にも役立つ)などの質問がありました。
工事の説明を熱心に傾聴する姿や,疑問に感じたことなどを質問する姿からは、普段の学力の習得とは違った生の工事現場のダイナミックさに触発されて、将来の自らの活躍を想い描いているようでした。この見学会を機に、学生の皆様がより一層、目標や夢に向かって勉学に勤しまれることを期待しています。
見学中にロードを通過したキハ187系
がいなロードは、令和5年8月頃に供用開始を予定しています。
今後もますます変化していく米子駅の様子にご注目ください!
… 米子駅周辺整備スケジュール
掲載日:2022年10月26日