がいなロード通路内の天井工事が行なわれています。
今回は、がいなロード内部の工事について紹介したいと思います。
がいなロードの天井部分には、仕上げ材として県内産の智頭杉が使用され、木目の美しさや木肌のぬくもりなど、木材の持つ特性を生かしたデザインとなっています。
これまで鉄筋やコンクリートといった無機物の構造物の紹介が多かったがいなロードですが、だんだんと木の素材が目に留まるようになってきました。
木の材質が多く写っていますが、これは下地のベニヤ板。この上に仕上げ材を取り付けて完成となります。
こちらが下地のべニア板に仕上げ材を取り付けている最中の写真で、右側が仕上げ材の取り付けが終わった箇所になります。左半分の下地の状態と比べると、はっきりと違いがわかります。
渦を巻いているコードは電気の配線で、白い溝沿いに照明器具が設置されます。
場所によっては仕上げ材の設置が完了しているところもありました。
イメージ図と比べてみると…
照明器具の設置前なので少し暗く見えてしまいますが、イメージ図と比較しても完成に近づいていることがよくわかります。
※イメージ図は令和2年時点のものです。
通路には、これから設置される智頭杉が大量に用意されていました。
この智頭杉、よく見ると板の両側に凹凸がついています。
これらは実(さね)と呼ばれ、隣り合う板同士をはめ込むことで、板材のずれを防ぐだけでなく気密性を高める効果もあります。さらに下地材に固定する際にこの実の部分に留め具を打ち込むことで、留め具が外から見えなくなり見た目もよくなります。
また天井の真ん中部分はアルミスパンドレルという金属の板を使用していますが、こちらも留め具が隠れることが特徴となっており、完成後の見栄えを意識した施工方法にこだわりが感じられます。
がいなロードは駅北側の足場の一部が撤去され、正面のガラス張りが外から見えるようになりました。
外から見えるということは中からも外の景色が見えるはず…ということで、次回はがいなロード北側の景観についてお伝えできればと思います。
がいなロードは、令和5年7月29日(土曜日)に供用開始します。
供用開始に向け、今後もますます変化していく米子駅の様子にご注目ください!
… 米子駅周辺整備スケジュール
掲載日:2023年5月25日