県指定保護文化財 山陰歴史館所蔵長田文書

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県指定保護文化財 山陰歴史館所蔵長田文書

山陰歴史館所蔵長田文書(さんいんれきしかんしょぞうながたもんじょ)

山陰歴史館所蔵長田文書2点は、もとは永田家文書(県立博物館寄託)に含まれていた可能性がきわめて高い文書です。同館が永田家文書を所有していた私設図書館「藤本文庫」(昭和4年(1929)閉鎖)の旧蔵資料をどのような経緯で収蔵したかは未詳ですが、(1)文禄4年(1595)2月3日 椎木新次郎等田地売券、(2)慶長4年(1599)3月20日 難木新左衛門等田地売券土地売券は、中世末期の伯耆国八橋郡向原村周辺の在地勢力の実像や、共同体的な秩序の実相をうかがわせるものであり、中世から近世への移行期における在地社会の実態を示す史料として大変貴重です。また、その伝来の経緯自体が、本県における文化財の保護・活用の歴史をたどるうえにおいて、重要な意味を持っています。
文書
法 量(寸法):(1)25.7cm×63.5cm
文書
法 量:(2)18.5cm×61.5cm

掲載日:2022年2月4日