弓浜半島及び近隣地域のトンド(きゅうひんはんとうおよびきんりんちいきのとんど)
弓浜半島のトンド(きゅうひんはんとうのとんど)
正月14日の晩あるいは15日の早朝(現在では1月第2日曜、あるいは成人の日)に、正月に飾った松や注連縄などを燃やして、正月にお迎えした神(歳徳神(としとくしん)を送る行事が各地で行なわれています。弓浜半島を中心とした米子市、境港市、南部町や伯耆町の一部を含む広い地域では、このトンドの時に歳徳神の神輿が地域を練り歩くという、全国的にきわめて珍しい慣習を伝えています。
この地域のトンド行事は、基本的に、地域ごとにあるトンド講を主体とし、1年交代の頭屋(とうや)が祭礼の執行にあたります。トンド講は地理的な近隣関係が基本で、近年は自治会の行事として行なうようになったところも多くあります。
掲載日:2022年2月4日