市長定例記者会見(令和3年1月22日)

本文にジャンプします
メニュー
市長定例記者会見(令和3年1月22日)

 令和3年1月22日(金曜日)

内容

  • 防災ラジオ事業の開始について

  • 通称"和崎(わさき)かけはし通り"の命名について

  • 「元老人憩の家」跡地の利活用案を募集します

  • 窓口の混雑状況を伝える「混雑ランプ」を導入します! 


幹事記者:
では、定刻になりましたので、市長お願いいたします。

市長:
そうしますと、距離をとっておりますので、マスクを外させていただきます。
本日は、私のほうから4点お知らせをしたいと思います。後ほど皆様からご質問を承りたいと思っております。
まず1点目ですけれども、防災ラジオ事業の開始についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 防災ラジオ事業の開始について PDF 697キロバイト)

この防災ラジオ事業ですけれども、2つの柱がございまして、まず1つ目が、防災行政無線放送とコミュニティFMとの連携の開始でございます。既に、1月12日火曜日から連携を開始しておりますが、防災行政無線で流す、特に緊急放送、これはJアラートですとか、レベル3以上の水害等の災害情報、避難指示、避難勧告などが含まれますけれども、そうした緊急放送について、地元のコミュニティFMであるDARAZFMの放送中に防災行政無線の内容が割り込んで流れるというような仕組みです。放送の聞き方としては、お手持ちのラジオ、これは車内のカーラジオなども含みますが、こうしたラジオ放送の受信機でDARAZFMの周波数に合わせて視聴していただき、仮に、そのときに緊急の防災行政無線のアナウンスがあれば、割り込んでお知らせをするという機能でございます。
2つ目ですが、自動起動機能付きラジオ放送受信機の貸与ということで、本日サンプルをお持ちしておりますけれども、こちらは昨年にプロポーザルを行ないまして選定をいたしましたラジオです。ある程度、貸与の優先順位を絞ってということにはなりますけれども、例えば、防災行政無線が聞き取りづらいといったようなご家庭でも、防災ラジオを置いていただくと、防災行政無線が鳴ると自動的に起動する機能がついておりまして、お部屋の中でも内容が聞こえるという仕組みになっております。
貸与先についてですが、まず、自治会に対しての貸与として約450台を想定しています。そして、一般への有償貸与として2,000円の貸与代金を頂きますけれども、令和2年度分ということで約3,500台を考えております。資料に、優先的に貸与をさせていただくかたの類例を示させていただいております。
また、申込受付期間につきましては、2月1日から2月19日までといたします。取り扱いは、市内各所のホームセンターや家電小売店などで受け渡しができるよう準備をしております。仮に、その申込者が多かった場合ですけれども、抽選を行なうということも考えております。
さらに加えまして、消防庁の事業を活用した無償貸与約250台ですが、まず避難所への配備や共助の担い手への無償貸与として、約90台を想定しております。もう一つは、経済的に困窮し、かつ視覚障がい者1・2級のかたへの無償貸与として、約160台を想定しております。文字を認識することが難しいかたに対する貸与を優先的に行なっていきたいと、そのように考えております。この事業につきましては、一旦以上とさせていただきます。
続きまして、2点目ですけれども、通称「和崎(わさき)かけはし通り」の命名についてのご案内でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます通称"和崎(わさき)かけはし通り"の命名についてPDF 329キロバイト)

本市では、これまで地域の通り名につきまして、その地元住民の皆様や、あるいは観光客の皆様に対する認識を深めていただくために、順次、通り名の命名というものを進めてまいりました。このたびは県道になりますが、米子環状線の一部区間、これは葭津から和田町へつながる約2.3キロの区間を「和崎(わさき)かけはし通り」と命名をさせていただくことになりました。適用時期ですけれども、令和3年2月16日に鳥取県主催にて開通式が行なわれますので、合わせて命名をさせていただくということで考えております。
目的は、これまで通称名を命名してきた経過と基本的には同じですが、今回は、地元自治会の皆様にこの命名する名前を取りまとめていただき、最終的に米子市で決定をしたという経過でございます。
定着させるための方法といたしまして、本市において道路標識を4基設置することとしておりまして、県のほうは2基設置することになると聞いております。あとは、これまでと同じですが、地図などへの記載のお願いなどを行なっていくということです。こちらにつきましては、一旦以上とさせていただきます。
次に3点目ですけれども、「元老人憩の家」の跡地利活用策の事業提案の募集についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 「元老人憩の家」跡地の利活用案を募集します PDF454 キロバイト)

「元老人憩の家」は、皆生海岸の福原荘隣に位置し、用途廃止をしておりますが、建物は存在しております。この場所につきましては、海岸沿いということもありますし、様々な利用価値が見込めるのではないかということで、このたび単純な競売ではなくて、公募型プロポーザルという形を取った跡地の売却を進めていこうと考えております。
スケジュールといたしましては、本日1月22日金曜日ですけれども、募集要項の公表をさせていただき、一次審査に入りたいと考えております。一次審査を経た後に、審査会を3月24日から想定しておりますけれども、ここでプレゼンテーションをしていただき、二次審査に入りたいと思っております。その後の最終的な決定と基本協定の締結のスケジュールは、お手元の資料のとおりでございます。年度内に優先交渉権者を決定させていただきたいと、そのように考えております。 物件の概要及び位置につきましても、お手元の資料のとおりですので、ご確認をいただければと思います。
私たちといたしましては、今後の様々な観光資源の一つとして、こうした跡地利用を積極的に進めていただけたらという期待を持っているところでございます。こちらにつきましては、一旦以上とさせていただきます。
最後4点目は、窓口の混雑状況を伝える混雑ランプの導入についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます窓口の混雑状況を伝える「混雑ランプ」を導入します!PDF 155キロバイト)

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 掲載ページの例 PDF 203キロバイト)

新型コロナウイルス感染症の対策といたしまして、米子市の窓口においても様々なことを行なってきたところではありますが、3月から4月にかけては、転出入のいろんな届出等によりまして窓口が混雑するという時期に入ってまいります。そうした時期において、その混雑状況を「青信号(空いている)」、「黄色信号(やや混んでいる)」、「赤信号(混んでいる)」という3段階でお知らせする仕組みを導入させていただこうというものでございます。
本日から開始としておりますけれども、既に一部の施設で試験導入をしておりまして、本日から本格稼働をするということでございます。導入窓口は、本庁舎市民課ほか、全11か所を考えております。確認する場所といたしましては、市ホームページになります。要するに、お出かけ前に市ホームページを見ていただくと、現在の混雑状況が信号の色によって分かるというものです。
表示方法ですが、職員が混雑状況を把握し、ボタン型端末又はパソコン等で混雑ランプの表示を変更し、現在の混雑状況を都度配信する仕組みとなっております。また、混雑ランプの提供事業者は、お手元の資料のとおりでございます。こちらにつきましては、一旦以上とさせていただきます。私のほうからは以上でございます。

幹事記者:
では、防災ラジオ事業について質問はありませんでしょうか。

記者:
貸与ということですが、防災ラジオの返却の必要はあるんでしょうか。

防災安全監:
一応、耐用年数を10年ぐらいと考えておりまして、その10年を経過しますと耐用年数が過ぎたということで、特段返却を求めないという形で考えております。ですから、10年後につきましては、貸与者のかたで自由に利用していただく、あるいは自由な処分をしていただいて結構ですと、そういう形を想定しております。

記者:
10年以前に引っ越し等で返却しますということになると、2,000円が返金されるということでしょうか。

防災安全監:
一旦ご納付いただいた2,000円というのは、ずっと通して1回限りの2,000円でございますので、返金というのは想定しておりません。

記者:
では、販売するのと何が違うんでしょうか。

防災安全監:
他都市におきましては、販売をされているというところもございますが、今回、米子市のこの導入に当たりましては、国の有利な起債を活用するということを基本といたしました。その結果、国の起債を許可いただく条件というのが貸与ということでございましたので、その考え方を適用したということでございます。

記者:
申込みについて、期間を区切る理由というのは何かあるんでしょうか。市民からすると、いつでも申し込めたほうが多分使いやすいという気はするんですけれども。

防災安全監:
先ほどの資料にもございましたけれども、令和2年度分として3,500台という限りもございます。たくさんご応募いただきました場合には、公平性の観点から抽選という形を取らせていただくのがよいのではないかと。ある意味、早い者勝ちではなくて、公平性を担保したいと、そういった考え方でございます。

記者:
ラジオはAMとFMが聞けるということでいいんですか。

防災安全監:
この自動起動機能付きラジオ放送受信機のプリセットの局ですけれども、合計6局ございまして、DARAZFMはもちろん、エフエム山陰、山陰放送、NHK第1、NHK-FM日野局、NHK-FM松江局の合計6局で、AMとFMの両方入っております。

記者:
6局しか聞けないっていうことですね。

防災安全監:
そうです。

記者:
そうすると、この防災無線が入ると自動起動するというのは、どういう仕組みで電源が入り、自動起動するんでしょうか。

防災安全監:
法勝寺町にありますDARAZFMの放送局と、市役所の建物の両方にアンテナを立てまして、無線で信号を送ります。その信号というのは、音声情報に加えまして、自動起動のきっかけになる信号も併せて送ります。それが1度、DARAZFMに届きますが、今度は、そのDARAZFMの放送の電波の仕組みを利用して、各機械にFM電波でその信号を飛ばして、それを傍受すると、このラジオの機械の中の仕組みでラジオが自動起動するという感じです。

記者:
テレビで地震があったときに勝手に起動する緊急速報と同じような仕組みですか。

防災安全監:
テレビの自動起動の仕組みは正確に承知しておりませんが、おおむねそういった仕組みではないかなとは思います。

記者:
分かりました。

幹事記者:
ほかに質問はありませんか。では、次に「和崎(わさき)かけはし通り」の命名について質問がありますか。

記者:
開通式は2月16日の何時からですか。

都市創造課長:
開通式は、午前10時からと伺っております。

記者:
開通式は、県が主催ですね。

都市創造課長:
はい、そうです。

幹事記者:
ほかに質問がなければ、「元老人憩の家」跡地の利活用案募集についての質問があればお願いします。

記者:
これは市有地ということですので、市で多分判断されると思うんですけれども、地元の意見とか、審査会に地元のかたが入るとかっていうことはありますか。

観光課係長:
審査会には、まちづくりの有識者、金融機関、行政の5名で構成される予定になっております。地元のご意見ということでいいますと、地元の事業者さんや旅館経営者さんなどで構成される「皆生温泉まちづくり会議」で策定した、今後選ばれる温泉地になるためにどういったアクションプランが必要なのかという「皆生温泉まちづくりビジョン」がございます。審査会の皆様にはそのビジョンを参考いただくとともに、提案事業者に向けては本日、募集要項とともに市ホームページに掲載しております。

幹事記者:
そのほかに質問はありませんか。では、窓口の混雑ランプの導入について質問があればお願いします。

記者:
混雑状況を市のホームページに載せるということですけれども、どれぐらいのタイムラグがあるのか、方法としては、例えば、職員のかたの目視で市ホームページに更新していくみたいな仕組みですか。

情報政策課係長:
そうですね、判断は職員の目視によります。施設ごとに、例えば、子育て支援センターですと、5、6組がまだ入れるということであれば「空き(青色)」、3、4組になってしまったということであれば「やや混み(黄色)」、そこは職員の目視による判断となります。職員が判断をして、リモコン型のボタン端末を押しますと、タイムラグ的には1秒足らずで市ホームページに反映される形になります。

記者:
ボタン型端末というのは、専用の端末があるんですか。

情報政策課係長:
そうですね。施設によっては、ボタン型端末ではなくて、パソコンのログイン画面から操作するという形もありますが、そこから電波が飛んで事業者のサーバーが書き換えられまして、それが市ホームページに反映するという形になります。

記者:
職員が目視で判断し、端末操作をされるというのは、職員が大変じゃないですか。

情報政策課係長:
今、子育て支援センターで試験導入をしておりますが、職員からも、「最初は大変だろうと思っていたが、実際の運用はそこまで大変ではなかった。」という声をいただいております。あとは、そのボタンの押し忘れがないように注意が必要となりますが、今のところは「大変だった、煩雑になった。」という声は聞いておりません。

記者:
分かりました。稼働させるのは、平日のいわゆる開庁日ですよね。

情報政策課係長:
はい。開庁日以外は「情報なし」ということで、信号が全て消えた状態になります。

記者:
これから繁忙期に入るということでしたが、密を避けるということで、コロナ対策も関係があるんでしょうか。

情報政策課係長:
そうですね。そもそも市役所の窓口とは違いますが、子育て支援センターが混雑して密になっていまして、お断りしているようなところもあったということでしたので、そこからいろいろこういった混雑状況を緩和できるようなサービスを探していって、たどり着いたということになります。市民課も当然にお客様がたくさん来られますので、コロナの混雑緩和につながるということを期待しております。

記者:
来年度に向けてのことになるかもしれませんが、市役所の窓口業務が対象になると思うんですけれども、例えば、窓口手続きを緩和するとか、端末で操作ができるようにするとか、そちらのほうの何か取り組みというのはありますか。

市長:
今、スマート窓口に向けて、来年10月を目途に一定程度、端末で様々な手続きや届出等ができるように研究開発を進めているところでございます。一部については試験導入もしております。

情報政策課長:
スマート窓口につきましては、令和2年度に子育て分野に構築しておりまして、令和3年の秋頃に稼働予定です。この4月からは電子申請を行なう予定にしておりまして、市役所に行かなくても手続きができるような仕組みを考えております。

幹事記者:
この件について、ほかに質問はありませんか。では、議題以外でも結構ですので、質問があればお願いします。

記者:
ワクチン接種の準備状況ですが、今どんな感じで準備が進められていますか。例えば、接種会場は市内何か所を予定しているとか体育館を使用するとかありますか。

市長:
ワクチン接種の準備については、今、会議を日々重ねているところでありまして、そのあたりの具体的な内容についても、今月下旬を目途に、一定程度の発表ができるように準備をしております。
それと併せて、必要な予算につきましても、予算取りをするための臨時議会の開催の日程調整に入っておりまして、順次、準備をしっかりと進めていこうと考えております。

健康対策課長:
先ほど市長からも説明がありましたけれども、状況としましては、医療従事者の関係を県がリードして接種を開始するというところがありますので、そのあたりのところの説明を踏まえて、2月頃から詰めさせてもらいます。ご存じのように、ワクチン接種の薬品につきましても、モデルナ等々が認証されたというところもありますので、厚労省を含めた国の情報を速やかに入手しまして、まずは体制の整備をして、集団接種なのか、個別接種なのかというところも本市はまだ今のところ固まっておりませんので、医師との接触を含めまして、そういう段階で今、スキームをつくっているという段階でございます。

記者:
モデルナとかファイザーとか、自治体が選ぶものですか。

健康対策課長:
基本的には国が調整する形でございます。

記者:
各家庭には、そのワクチン接種券みたいなものが届いて、それぞれ会場に受けに行くみたいなイメージですか。

健康対策課長:
はい、おっしゃるとおりでございます。

幹事記者:
ほかに質問はありませんか。

記者:
今、新年度予算の査定中だと思われますが、コロナの関係で企業活動も税収面でもいろいろ大変になるのではないかと思いますが、そのあたりの見通しについてお聞きしたいんですけれども。

市長:
その部分につきましては、新年度予算ではなくて、臨時議会を開催して補正予算で対応していこうと考えております。今、コロナのクラスターが市内繁華街で発生している状況でありまして、いろんな影響を受けて、そうでない事業者や飲食店についても大きな影響が出ていると認識をしております。ですので、そうした飲食店に対する支援ということは、臨時議会、これは日程調整中でございますけれども、2月の早い段階で臨時議会の開催をお願いして、予算を立てていきたいと思っております。
そのほか生活支援のほうでも、こちらは事業者ではなくて、例えば、低所得家庭ですとか、特にお子さんのいる家庭は、3月、4月は学業の準備というのもありますし、そういった生活支援についても併せて検討していきます。
さらに、範囲ということはありますけれども、第一波のときと今の第三波の状況というのは大分違ってきているのかなと。第一波のときは、もう少し頑張って、何とか事業を継続していこうという雰囲気がまだ十分にあった中でのいろんな支援でしたけれども、第三波ともなると、いろんな意味で疲弊感といいましょうか、経営者の皆さんもマインドの部分でもいろいろなばらつきが出てきているという状況も認識しております。例えば、業態を替えたいというようなかたに対する支援ですとか、あるいは従業員のかたであっても、何か新たなキャリアアップのための学び直し、社会人が受講できるような研修ですとか、そういった部分についての支援というものを検討しながら、間に合えば議案にも入れていきたいというふうに思っております。

記者:
新年度予算全体の例えば、税収不足とか、そういう面での組立てのほうはいかがでしょうか。

市長:
これも市民税等、要するに景気に左右される税収につきましては、減収というものが見込まれております。ですので、予算全体、支出予算については、全体的に絞りながらの構成になっていくと思っております。ただ、そうした中においても、コロナ対策の継続というものは見込まれますので、そういった部分についてはしっかり予算をつけていかなければいけないという意味で、一層のめり張りをつけた予算策定を意識したものになるというふうに思っております。

記者:
その話の延長ですが、先ほどおっしゃったとおり、第三波は疲弊感と事業を続けていくのが非常に困難な状況になっているということで、今、検討中の臨時議会で、ほかの自治体も臨時議会が開かれると思うんですけれども、事業者への激減している減収事業者への給付や支給金みたいな形っていうのも想定されていますか。

市長:
はい、想定はしております。

記者:
確認ですけれども、事業者への給付金(米子市事業継続応援給付金)って、一度されているんですかね。

市長:
一度しております。

記者:
次、2回目に向けてということですね。

市長:
そういうことです。

記者:
分かりました。ありがとうございます。

幹事記者:
ほかに質問はありませんか。なければ、これで終わります。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2021年2月17日