市長定例記者会見(令和2年7月7日)

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市長定例記者会見(令和2年7月7日)

 令和2年7月7日(火曜日)

内容

  • 皆生トライアスロン大会機運醸成事業の実施について

  • 皆生プレイパーク芝生広場整備事業の完成発表について

  • 給食時間におけるアスリート交流事業について

  • 「米子がいな祭2020」開催について

  • がん検診の受診勧奨の実施について


幹事記者:

   では、定刻になりましたので、よろしくお願いいたします。

市長:
よろしくお願いします。改めまして、皆さんおはようございます。ソーシャルディスタンスを取っておりますので、マスクは外して話をさせていただきます。
本日は、私のほうから5点、皆様にお知らせをさせていただきまして、その後にご質問を承りたいと思います。
まず1点目ですけれども、皆生トライアスロン大会機運醸成事業の実施についてでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 皆生トライアスロン大会機運醸成事業の実施について( PDF 186キロバイト)


この事業を行なう趣旨ですけれども、今年の7月19日に予定をしておりました第40回の全日本トライアスロン皆生大会ですが、コロナウイルス感染症対策のために中止という決定を以前にしたところでございます。しかしながら、今年は中止ということで何もしないということでは、せっかく築き上げてきた皆生大会の伝統ですとか、いろんなアスリートやボランティアの方々の思いというものを何か途切れさせてしまうようなことにもならないだろうかと思いまして、本来の開催予定日でした7月19日に何らかの事業をしようということで考えたのが、今回お知らせをする事業です。
概要については、お手元の資料のとおりです。発信するテーマとしまして、過去の大会の歴史を振り返ってみようということ、そのときにあったエピソードなどをまた拾い集めて一つの構成にしようということ、これまでにも多く携わっていただきましたボランティアさんのこと、それから、大会そのものが育んできた地域への貢献ですとか大会の未来像をテーマとして掲げさせていただいております。
実施内容は、資料の3番に項目やコンテンツ及び実施日時が書いてございますので、お目通しをいただければと思います。
また、関連情報ですけれども、皆さんから向かって左手になりますが、この大会コースを表したモニュメント、これは米子高専2年生の皆さんに作っていただきましたが、こちらを本日以降に本庁舎1階の市民課ホールに展示をさせていただこうと思っております。
それと、鳥取県トライアスロン協会さんの主催になりますが、「第39.5回全日本トライアスロン鉄人皆生大会」と称して、ちょっとしたレースを企画されるということでございます。このレースは、いわゆる感染予防に配慮したものだと伺っておりまして、詳しいことはトライアスロン協会さんに取材をしていただければと思っております。
その他については、あとの項目にも関連しますので、この件につきましては一旦以上とさせていただきます。
続きまして2点目ですけれども、皆生プレイパーク芝生広場整備事業の完成発表についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 皆生プレイパーク芝生広場整備事業の完成発表についてPDF 112キロバイト)

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 皆生プレイパーク芝生広場全景 PDF 330キロバイト)


この皆生プレイパークは、皆生トライアスロンにとりましては、水泳のスタート地点に近い場所にありますし、また、いわゆるバイクラックの設置場所でもありまして、バイクのスタート場所にもなっているところです。そこに芝生を植えて、多くの皆さんの憩いの場としようという企画を皆生プレイパーク運営委員会の方々を中心とするプロジェクトの皆様が立ち上げてくださいました。このプロジェクト自体は、皆生トライアスロンから誕生したオリンピアンであります鉄人の小原工さん、それからSC鳥取で長年選手として、また現在は、フロントのお仕事をしておられます野人の岡野雅行さんとの鉄人と野人のタッグということで始まったプロジェクトであります。SC鳥取さんが今、芝生の生産技術を培っておられますので、その生産技術を使ってプレイパークに芝生を敷き詰めようという企画で、昨年、いわゆるクラウドファンディングを実施して整備事業費に充てたということもございます。そして今、芝が順調に育っておりまして、7月19日には皆様にお披露目ができるという段となりましたので、このたび発表させていただく次第でございます。
あわせて、こちらの場所は、3月に開通をしました弓ヶ浜サイクリングコースの発着点にもなっております。サイクリングを楽しまれるかたにとっての憩いの場とするために、ウッドデッキの製作をいたしまして、併せてこちらもお披露目をさせていただくということでございます。
この件につきましては、一旦以上とさせていただきます。
続きまして3点目ですが、給食時間におけるアスリート交流事業についてです。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 給食時間におけるアスリート交流事業について PDF 156キロバイト)

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 実施校及び講師一覧表 PDF 149キロバイト)


これまでも米子市学校給食課におきましては、「鉄人ドライカレー」というメニューを生徒、児童に提供してきたわけですけれども、これがなかなか子どもたちに人気ということもありまして、今般は、鉄人ドライカレーの提供する日に合わせて、皆生トライアスロンで育った鉄人の皆さんが講師として食育の大切さなどについてお話をしていただく機会をつくらせていただいたということでございます。
日時と場所は、お手元の資料のとおりですけれども、7月13日の月曜日に市内10中学校で実施をする予定にしております。この企画を通じまして、トライアスロン大会というものに対する米子市内の中学生の皆さんの認識を深めていただくとともに、主眼となっております食育の推進というものを進めていきたいと考えております。
この件については、一旦以上とさせていただきます。
続きまして4点目ですけれども、米子がいな祭についてのお知らせです。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 「米子がいな祭2020」開催について PDF 158キロバイト)


こちらは、既に報道等でも報じていただいているところですけれども、改めて皆様にお知らせをしたいと思いますが、かねてより米子がいな祭が中止となって以降、何らかの形でこの祭りの灯を来年以降にもつないでいこうということで企画を考えてまいりました。そうはいっても、コロナウイルス感染症対策を施している最中でありますので、感染予防に十分配慮した企画になるようにということで、無観客でさまざまながいな祭のコンテンツをお披露目させていただくという企画にたどり着いたところでございます。
そこで、大きく3つの項目に分けておりますけれども、まず1点目といたしましては、街の中に祭りのムードだけは感じてもらおうということで、今月の22日以降になりますけれども、祭りのちょうちんやのぼりを公会堂や文化ホール周辺に飾って、少しでも市民の皆様、あるいは通りかかる皆さんに祭りの雰囲気を感じてもらえたらなということでさせていただくということでございます。
それから冒頭で申し上げましたように、企画といたしましては、当時、祭りを開催する予定でありました8月23日に、撮影場所としては湊山球場で、がいな太鼓、がいな万灯、がいなCONVENTIONですね、この3つのコンテンツにいろいろ演技していただいて、それを撮影していただき、そして配信をするという企画となっております。
こちらは、無観客としておりますけれども、出演者のご家族ですとか、あるいは撮影されるかた、もちろん報道のかたも当然ですけれども、そうした関係者の方々には入っていただけるようにしたいと思っております。そのほか、最終的には企画実行本部のほうで安全に配慮した関係者の範囲というものを適切に定めていただけるようにしたいと考えているところでございます。
そして、ガバメントクラウドファンディングについては、できる限り実施させていただいて、祭りの必要な経費については可能な限り賄っていただこうということでございますので、併せて報告をさせていただきます。
この話題につきましては、一旦以上とさせていただきます。
最後に5点目ですけれども、がん検診の受診勧奨の実施についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます がん検診の受診勧奨の実施について PDF 294キロバイト)


今回、この受診勧奨をあえて記者会見の席に出させていただいた理由が2つございます。まず1点としては、新型コロナウイルス感染症対策あるいは予防のために、医療機関を受診されるかたが全般的に減っていると伺っております。特に内科ですとか小児科ですとか、そういった診療科においては特に減っているということで、この7月からがん検診も本格化していくわけですけれども、受診者が減るのではないかということを心配しているということです。
もう1点は、資料の4番にデータを出しておりますけれども、がん検診の中で胃がんの発見数が昨年増えたという事実がございます。この増えた理由というのは分析はしておりますが、明確に捉えられるわけではないということも伺っております。いろんな意味で食生活や高齢化など、さまざまなファクターが関わっている可能性もあります。その理由はともかくとして、増えているというのは一つの事実であるということで、新型コロナウイルス感染予防のために受診を控えることによって発見が遅れるということがありますと、市民の皆様の健康対策としては危惧されるところもございますので、あえて皆様方にがん検診の受診勧奨を報告させていただいて、受診の奨励とさせていただきたいと思っているところでございます。
この件については以上とさせていただきます。
以上5点、私のほうから報告申し上げましたので、ご質問をいただければと思います。
幹事記者:
では、皆生トライアスロンから質問があればお願いします。

記者:
皆生温泉を舞台に行なうと思うんですけれども、今回の第40回大会は中止ということですが、鳥取県トライアスロン協会が代替大会を考えておられるということについて、市長としてどういったお気持ちなのか聞かせてください。

市長:
いわゆる第39.5回と称したこのミニ大会と申しましょうか、今年第40回大会が中止になりまして、全く何もしないということは非常に選手としても、あるいは運営サイドとしても、なかなか精神的につらい部分があるということで、トライアスロンの面白さや楽しさというのを少しでも味わってもらおうということで、こうした企画をしていただいたと聞いております。
具体的に水泳につきましては、自己申告で泳いだ記録を提出してくださいということですとか、あるいはバイクについては、いわゆる固定ローラーの上で走るような形で感染予防に配慮した運営を行ない、また、ランだけは弓ヶ浜サイクリングコースを利用して往復約30キロの競技をしていただくというようなことで聞いております。十分に感染予防に配慮した大会であると認識をしておりますので、こうした大会を通じて、来年以降の大会に機運をつなげていただけたらと思っております。

記者:
ところで、皆生温泉のほうも7月に入って多くの旅館がオープンされて、7月中には多分加盟されている旅館がオープンされると思うんですが、落ち込みがあると思うんですね。それに向けてこういう大会が何かそういうものの一助になったとか、そのあたりはいかがでしょうか。

市長:
トライアスロンの一つの大きな効果としては、全国各地からこの大会の前後の期間に多くのアスリートやその家族、あるいはそのスタッフなどがこの地域を訪れていただいて、皆生温泉に宿泊していただいてきたという経済効果がございます。今回トライアスロン第40回大会がなくなったということで、その経済効果が一旦は剥げ落ちるわけですけれども、それに代わるものとして少しでも皆生温泉旅館街の振興にも役立てれば大変ありがたいなと思っております。
期間が8月で情報発信の時期とずらした期間になっておりますけれども、皆生温泉の旅館の需要にもプラスの効果が少しでもあればいいなと望んでおります。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。続いて、プレイパークの芝生広場について質問がある社はお願いします。

記者:
一般利用というのは、もう既にできるんでしょうか、これからなんでしょうか。

スポーツ振興課長:
一般利用については、まだできる状態ではございません。この7月19日の完成イベント後に一般のかたに開放させていただきたいと思っております。時間についても、こちらの皆生プレイパーク運営委員会で現在調整中ですが、夜間の防犯上のフェンスなど施錠する必要があると思います。

記者:
一般利用は19日中には、もう開始されるという理解でいいんですか。

スポーツ振興課長:
19日以降ということで、まだその日についても現在調整中であります。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。では、アスリートの交流事業について質問があればお願いします。

記者:
講師のかたというのは、皆さんトライアスリートというふうなボランティアのかたもおられますけど、皆さん県西部のかたっていうことでよろしいんですかね。

学校給食課長:
1名のかたが倉吉のかたですが、あとのかたは西部地区のかたでございます。

記者:
では、皆さん県内のかたということですか。

学校給食課長:
そうです。全員県内のかたでございます。

記者:
何かの人選があったりとかっていうことでしょうか。

学校給食課長:
皆生トライアスロン協会に依頼をいたしまして、そこから鳥取県トライアスロン協会で調整をしていただいたところでございます。

記者:
推薦をいただいたかたということですね。

学校給食課長:
はい。

記者:
これは今年、コロナの影響でトライアスロン大会がなくなったこととも関連はございますでしょうか。

学校給食課長:
もともとは全国大会が予定されておりましたので、トライアスリートの方々にもこの交流事業に参加していただく予定だったんですけれども、今回は、鳥取県のアスリートのかたで行なっていただくということにしております。

記者:
大会の中止に関係なく、実施はあったということですね。

学校給食課長:
そうですね、大会があったからということではなくて、鉄人ドライカレーというメニューがございまして、鉄人のように強い心や体を育てるためにはどのような食事を取っていったらいいとかというような食育に絡めまして、鉄人のかたにお越しいただくという企画でございます。

記者:
これは、今年度が初めてですか。

学校給食課長:
はい、今年度が初めてです。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。では、がいな祭2020について質問があればお願いします。

記者:
改めて市長、この代替企画にかける思いというか、これを行なおうという今の気持ちをお願いします。

市長:
がいな祭は、これまで第47回の歴史を積み重ねてきたわけですけれども、今年初めて中止ということになりまして、祭りにこれまで関わってきたスタッフあるいは参加者の皆さんの思いというものをどうしてもつないでいきたいということ、そして祭りの灯というものを決して消さないで、何とか市民を楽しませる方法を考えようという私たちの思いで、このたびこうした形ではありますけれども企画を考えさせていただきました。
こうした企画を通じて、例年の祭りとは違いますけれども、少しでも祭りの雰囲気を感じていただいて、そして来年以降に開催が可能になった暁には、またしっかり楽しい祭りを皆さんと展開していきたい、そのような思いでございます。

記者:
ガバメントクラウドファンディングなんですけれども、大体いくらぐらいの寄附を集められたらと思われているんですか。

商工課長:
ガバメントクラウドファンディングの一応目標額としては、200万円と設定しております。

記者:
それは、米子がいな祭2020の運営とがいな祭第50回大会に向けたというところにも使われるっていう理解でよろしいんですかね。

商工課長:
はい、そのとおりでございます。

記者:
動画配信サイトって、具体的にはどういうサイトなんですか。

商工課長:
現在は、いわゆるユーチューブを予定しておりますが、この配信サイトの具合につきましては、がいな祭のホームページ等で最終的にはURLを公開して見ていただくような形で案内するようにしております。

記者:
ユーチューブって、米子市の公式ユーチューブみたいな感じですか。

商工課長:
いいえ、がいな祭の企画実行本部として、がいな祭振興会として実施する事業でございますので、独自の立ち上げをする予定にしております。

記者:
それは、市のホームページからも閲覧することが可能になりますか。

商工課長:
市のホームページから、そのリンクをご案内するというようになると思いますので、広い形で見ていただけるようにご案内していく予定にしております。

記者:
一度中止になって再び開催という形になったんですけれども、市民からの声とか要望などがあったんでしょうか。

市長:
市民からの要望などではなくて、4月にまだ緊急事態宣言が出ていたなかで中止を決めました。本当に世の中が暗いムードのなかでの中止決定ということで、祭りというのは本来、市民を楽しませて明るくするものだと思っておりますので、ここは祭りの振興会主導ででも、何らかの形で市民を楽しませる方法はないだろうかということで、それぞれのコンテンツの責任者の皆さんとお話をしたところ、一定の賛同が得られたということで行なう方向になりました。
1点申し添えさせていただきますと、中止したものを改めて行なうというニュアンスでもいいんですけれども、ただ、行なう中身は本当に基本的に無観客ということで、感染予防に配慮した開催運営となっております。ですので、また同じようなやり方で行なうのかという、実は、一部で誤解に基づく質問もいただいておりまして、そうではないということは重ねて申し上げておきたいところであります。

記者:
ちなみに、がいな祭といえば花火というイメージが自分にはあるんですけれども、今年は花火は上がらないということでいいですか。

市長:
現時点においては、開催予定は固まっておりません。その理由は、密をつくらないというのが一番大切な予防策になるわけですが、不特定多数のかたが集まる可能性というのはなかなか排除できないですから、どこで何時から上げるという告知をする以上は、密ができてしまうのではないかという部分の解決策がありませんので、花火については現時点において開催予定は固まっておりません。

記者:
今後、検討によっては可能性も上がってくるということですか。

市長:
検討していることは事実ですが、今の課題が解決されない以上は祭りの責任者としてはゴーサインが出せないと思っておりますので、可能性はゼロではないですけれども、現時点においてはその解が見つかっていないというところは率直に申し上げたいと思います。

記者:
振興会の会長として、花火を上げる可能性は何%かというのを教えていただけますか。

市長:
現時点においては、可能性として見つかってないですね。いろんな打ち上げ方は考えました。人が集まらない打ち上げ方はないだろうか。例えば、城山の上から上げれば、どこからでも見られるのではないかとか。しかし、消防の対策が非常に難しいということもありまして断念をいたしました。そういったいろんな変遷を経て現時点に至っておりますが、現時点において開催の可能性というものが見いだせていないということで感じ取っていただければと思います。

記者:
ガバメントクラウドファンディングで寄附を募るということについて、市長としてメッセージみたいなのをお願いしてもよろしいですか。

市長:
ガバメントクラウドファンディングで、このたび改めて皆様に寄附を募らせていただきます。これは企画を変えての開催といえども資金が必要になりますので、ぜひ、祭りの関係者はもちろんですけども、応援してくださる多くの市民の皆様、あるいは全国各地の皆様にお願いをしたいと思っております。
この集めたお金につきましては、祭りで使わせていただくと同時に、余剰金が出た場合につきましては、第50回大会を目がけて基金を積み立てようと思っております。もちろんそこまで行けるか分かりませんけれども、そうした一つの目標を持って取り組ませていただきますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

記者:
米子がいな祭2020ですけれども、出演者、がいな太鼓、万灯など、それぞれ何チームぐらい、何人程度のキャスティングでしょうか。例年と同規模なのかどうかお願いします。

商工課長:
現在、がいな太鼓、がいな万灯、がいなCONVENTION、ダンスですけれども、それぞれの団体の中で参加団体を募集しているところでして、今のところはまだどれぐらいの団体が実際に参加できるかという数字は出ておりません。

記者:
いつ頃固まりますでしょうか。

商工課長:
8月の当日に向けてのご案内を出していくときには固まりますけれども、現在、いつ頃という問合せを開始したというのが現状でございますので、その目途というのはまだ持っておりません。企画実行本部会議を開きながらその形ができ次第、また皆様にも広報等でご案内できるようにしたいと考えます。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。では、がん検診について質問はありますか。では、その他で各社質問がありましたらお願いします。

記者:
コロナの関係でお伺いしたいんですけれども、東京で連日100人以上の感染が新たに分かっている中で、米子市には空の玄関である米子空港があるので、人の行き来があると思うんですが、それについて市長としての受け止めはいかがでしょうか。

市長:
私としては第一に、こうした事態について、もう少し政府あるいは東京都のほうから実態というものをより一層明らかにしていただきたいと要望をしております。
その理由といいますのは、今、東京都ですけれども、確かに感染者数が非常に増えています。ただ、その中身というのが、今、一方でPCRの検査数も非常に増えているんですよね。報道等から漏れ伝わる情報から推測しますに、かなりの広範囲といいましょうか、クラスターが発生した箇所を中心に片っ端からPCR検査をして、とにかく無症状のかたであってもどんどん感染者を発見していく、そういうやり方に5月の途中ぐらいから変わっております。6月以降は明らかに変わっているんですよね。そうした状況における感染者数の考え方というのは、2月、3月、4月頃に熱が37.5度以上続いた人に対して行なってきたPCR検査によって発見された陽性者の数と、単純比較はできないのではないかなと思っております。というのは、そこで出てくる政府からの情報は、今、緊急事態宣言を改めて発出する可能性はないというコメントが大臣からも出ておりますし、そういうのを考えると、感染者数そのものに対する評価が変わっているんだろうなという受け止めをしております。ただ、その変わったことに対する評価をもう少し情報をしっかり出していただきたい。一部、尾身前副座長ですかね、感染者数と重症者数、それから死亡者数を総合的に評価しなければいけないというコメントが一部聞かれただけなんですね。それは我々としても情報不足であるという認識を持っております。しかしながら、十分にガイドライン等に従った感染予防を地元としても進めていくということ、これは変わらないと考えております。

記者:
経済への影響のところで、米子の夏といえば皆生温泉が上げられるかと思うんですけども、今、置かれている皆生温泉の現状について、市長としてはどういうふうに分析として見られていますでしょうか。

市長:
6月に入って一部の旅館が再開をされ、また7月に入って多くの旅館が営業を再開されました。感染予防策と併せて経済活動の両立を図っていかなければいけないという大きなテーマの中で、皆生温泉につきましては、それぞれの旅館が感染症対策をしながら再開をしていただいたということです。
我々米子市といたしましても、観光業は非常に重要な産業と位置づけておりますので、感染症対策をしながらも可能な限り集客を図っていただくお手伝いをしようと考えております。7月23日には海開きをさせていただきます。例年よりは遅い海開きにはなりますが、これも感染症予防というものを十分に考えてのぎりぎりの選択だったと認識をしております。そうしたことも含めて改めて申し上げることになりますが、感染症予防と経済活動の両立というものを地元としてもしっかりと工夫して努力していきたいと考えております。

記者:
都市部の学校では、東京もそうですし大阪でもコロナが出始めというので、夏休みの短縮の影響で皆生温泉を予約されるかたのキャンセルが徐々に出てきているというのが今、現状だと思うんですけれども、こういった状況に対して市長の受け止めと、今後、市として何か具体的な支援をさらにされるのか伺いたいと思います。

市長:
感染が都会を中心に再びはやり始めているという現状についてご心配をされる向きがあって、一部キャンセルが出始めたという情報は伺っております。これは一定程度、仕方のないことだと思っております。これについては、我々としてはひたすら感染症予防対策、それから可能な限りの経済活動を両立させていただくという答えしか正直持っておりません。
一方、皆生温泉を含めた市の観光政策については、まず、今、8月を予定しておりますけれども、政府の「Go To Travelキャンペーン」というのが実施される予定になっておりまして、それはしっかりと我々も乗っていこうと考えております。それに併せて、我々として「Go To Travelキャンペーン」に乗っていただけるような何らかの告知というものを発信させていただこうと考えております。
一方で、「Go To Travelキャンペーン」はどうしても、早くても8月だろうと考えておりますし、それまでの間には、今現在、これは5月補正で始めました「宿泊業に対する応援のキャンペーン」をしっかりと使っていただきながら、間で、もしその予算が途切れるようなことがあれば、追加的な政策についても考えていきたいと思っておりますし、万一、「Go To Travelキャンペーン」が仮に政策として打ち出されても、その時点で改めてコロナの感染が広がって、そういったキャンペーンにもなかなか乗りづらいという国民、市民の感情があれば、市の中でもそういった宿泊業を応援できるような対策というものを併せて考えていかなければいけないと現時点においては考えております。

記者:
例えば、市民のキャンペーンというところで、今、市民であれば最大宿泊だと5,000円補助が出ると思うんですけど、それは一応予算が尽きるまでということはあるんですが、その拡充も検討されているということになりますか。

市長:
これも今、予算の消化具合を見ながら、またその「Go Toキャンペーン」との橋渡しとして、あとどれぐらいもたせればいいのかというような状況を勘案しながら、場合によっては、これも追加的に政策を出していくことは検討したいと思っております。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。

記者:
今日、この後、県警本部長とお会いされるとは思うんですけれども、特定抗争に指定されて警戒区域になるとは思うんですが、市長としての受け止めと、今後、警察にどのように協力していきたいのか、その2点お聞かせください。

市長:
6月に岡山市内において暴力団の発砲事件があったということで、その逮捕された人物の中に米子在住の暴力団員がいたということで、市民の間では、いわゆる報復にこの米子まで来られるのではないかという懸念が広がりました。これに対して警察では、十分な警備と警戒をしていただいて、今のところそういった事案は起きておりません。これについては、まず警察に対して、様々な警戒に当たっていただいたことには率直に感謝いたします。
一方で、これは今後も継続して市民生活の不安が脅かされるようなことがあってはいけませんので、ぜひとも警察の皆様には引き続き、この警戒というものに十分配慮していただきたいと思いますし、このたびの警戒区域の指定ということが一層そうした警戒態勢を強化するものだと考えておりますので、これについては市民の皆様にも知っていただいて、少し安心していただけたらなと思っているところでございます。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。では、ありがとうございました。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2020年7月31日