市長定例記者会見(令和3年1月4日)

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市長定例記者会見(令和3年1月4日)

 令和3年1月4日(月曜日)

内容

  • 市長年頭記者会見


    幹事記者:
    それでは、定刻になりましたので、市長、お願いします。

    市長:
    改めまして、皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
    冒頭に当たりまして、年末年始の動きを少しお話して本題に入りたいと思います。年末にかけまして寒波が襲いまして、気象庁の発表によりますと、米子地方は積雪が32センチということで、久しぶりにまとまった雪となりました。市内は、大雪警報が発令されまして、一部地区では小規模の停電がございましたけれども、特に大きな混乱はなく、やがて復旧をしました。避難所の開設をいたしましたが、特に避難所を利用されるかたはいなかったという報告を受けております。そのようなことで、年末は、この雪で皆さんの周りでも大変なことがあったのではないかというふうに想像をいたします。
    また、年末におきましては、地元ゆかりの皆様が全国を相手にご活躍をされました。米子北高校のサッカー部の皆さんですとか、あるいは紅白歌合戦に出場されたOfficial髭男dismの皆さんですとか、年始におきましては、この箱根駅伝で地元にゆかりのある選手がご活躍をされました。一方で、コロナの関係で、年末年始の様々な行事やイベントが中止ないしは延期となりました。
    「2021新年明けまして米子城!」におきましては、こちらはコロナというよりは、野外の活動で山に登るということでありましたので、大雪が予想されたために中止とさせていただきました。私も元日の朝に自分で登ってみましたけれども、それでも三、四十人のかたがしろやまの頂上に登っておられまして、午前7時13分頃の、いわゆる日の出の時刻には、太陽がはっきりとは見えませんでしたけれども、その後、午前8時頃になってから雲が切れて太陽が煌々と辺りを照らしたという、そういうような状況でございました。
    一方、コロナにつきましては、ご存じのとおり、県西部でもクラスターが発生しております。我々米子市といたしましては、引き続き感染予防について徹底していただくよう、職員はもちろんですが、市民の皆様にも呼びかけたいと思っております。一方で、大変疲弊をしている地域の経済をしっかり支援するために何ができるかについては、引き続き最後の最後まで検討を続けて、必要な政策については素早く打っていきたいと考えております。
    そうした中、「2021年米子市のめざす姿」というものをフリップにまとめておりますので、ご紹介をさせていただきたいと思います。
    1つには、コロナ禍において、密の少ない地方の暮らしというものが見直されています。米子の一つの大きな特徴である「豊かな自然を活かしたまちづくり」というものを積極的に進めていきたいと思っております。これまでも当然、地域の自然の豊かさというものの評価を受けてきたとは思いますが、それがまちづくりの中でどれだけ積極的に活かされてきたかと問われますと、まだまだ十分ではなかったと反省をしております。しかし、このコロナ禍において、こちらに移住して来られるかたが密の少ない地方都市の暮らしとともに、この地域の自然の豊かな部分を大変高く評価してくださっているという現実はございます。私たちとしては、これを一つの機会と捉えて、積極的にこの豊かな自然のある暮らしをPRしていきたいと思っておりますし、単に暮らしの中にそういう自然があるということだけではなく、例えば、サイクリストの聖地化事業もそうでありますけれども、自転車を通じた地域の活性化ですとか、それに伴うイベントの開催などによって、この自然の豊かさというものが一つの「業」として成り立つぐらいのものに昇華させていかなければいけないと思っております。
    そして、健康づくりというのも近年、この高齢化社会の中で大変重要なテーマとなっております。スポーツについても、単に競技スポーツを一生懸命にするというスポーツのみならず、どんな立場であっても、だれもがそれぞれの立場、状況に応じて、あるいは体力に応じて楽しめるスポーツ環境をいかに整えていくかということです。こちらは、市民体育館の建て替えという課題の中でも考えていかなければいけませんし、まさに豊かな自然をどういうふうにこういったスポーツができる環境に活かしていくのか、そのあたりを考えていきたいと思っております。また、芝生というテーマも、耕作放棄地の解消対策として始めた部分もありますし、もう少し進めていきたいと思っております。また、新年早々に新聞各紙で報じられております脱炭素というテーマについても、本市として何ができるのか、どういうテーマで取り組むのか、具体的に成果を上げられるようにこれから頑張っていきたいと思っております。
    そして、2番目として、「災害に強いまちづくり」をあげさせていただきます。こちらは、当たり前ではないかと言われるかもしれませんが、一つの考えは、こちらに「楽しみ、つながり、育む防災力」と書きましたが、この防災活動をキーにして、改めて地域の絆というものを強めていきたいと思っております。例えば、自治会の加入率というのが一部の地区においては大きく低下してきております。そうしたかたたちをどういうふうに、また地域のコミュニティーと一緒になって行なっていくのかといったときに、一つは、防災をテーマとして活かしながら、お祭りをしたりするなど、楽しみも含めて災害に強いまちづくりというものを改めて考えていきたいと思っております。
    そして最後に、「新商都米子のまちづくり」については、昨年度のテーマとして掲げ、その具体的な中身について議会でも説明をいたしました。これにはインフラの整備とともに、公共交通の利便性向上という大きなテーマもありますし、それに連なって「歩いて楽しいまちづくり」というものも進めていきたいと思っておりますし、地域の力を上げていくためには、地域のものを外にも商っていく、売っていく地産外商というテーマとともに、地域で暮らす人々の所得向上までめざしてこのまちづくりを進めていきたいと思っているところでございます。私のほうからは以上でございます。

    幹事記者:
    市長、ありがとうございました。

    市長:
    ありがとうございました。

    掲載日:2021年2月17日