議案説明記者会見(令和3年2月24日)

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議案説明記者会見(令和3年2月24日)

 令和3年2月24日(水曜日)

内容

  • 令和3年米子市議会3月定例会議案説明

幹事記者:
では、定刻となりましたので、市長よろしくお願いします。

市長:
それでは、3月の定例会に上程いたします議案につきましては、お手元の資料のとおりですが、そのうちの予算の部分について、私のほうからポイントをお話したいと思います。
まず、予算につきましては、大きく令和3年度の当初予算、一般会計および水道、そして下水道とございます。また、この3月定例会におきましては、初日に先議として議決をお願いするもの、3月の補正として議決をお願いするものという体系です。
お手元の資料2が、令和3年度の予算の概要となっております。

【資料2】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和3年度予算の概要 PDF 1783キロバイト)

1ページに「予算編成の基本的な考え方」という項があります。この項のポイントですけれども、新型コロナウイルスの経済的な影響を受けまして、令和3年度につきましては、減収を見込んでおります。そのため、3年ぶりに3%のシーリング、これは要するに、令和3年度の予算策定を行なうにあたっては、一律3%減の予算を当初から組むようにと指示を出させていただきました。それによって、ある程度予算を捻出し、引き続き新型コロナウイルス対策が必要となってまいりますので、こうしたところにはしっかりと手を打っていきたいと思っております。
一方、このたびの当初予算につきましては、4月に市長選挙を控えておりますので、骨格予算として編成しました。この市長選挙を経ても、しっかり行なっていかなければいけないものに限った計上となっていることをお断りしておきたいと思います。
こうした予算については減収を見込む中、国や県などの交付金や補助金をしっかり活用しながら、減収の中においても活力ある予算編成というのをめざした予算の総枠となっております。
2ページに、予算規模等を記載しております。当初予算の規模719億円ということで、これは過去最大規模となっております。
次に、21ページから主要施策を記載しております。令和2年度に新たな「米子市のまちづくりビジョン」を策定しておりますので、そのビジョンに基づいて、主要な事業を小分けしながら表示をしております。こちらも骨格予算というもので、4月18日の市長選挙を経ても、しっかり行なっていかなければいけないものや継続案件などを中心に予算を計上させていただいております。
例えば、9番の「スマート窓口システム構築事業・スマート窓口運営事業」は、継続事業にはなりますが、デジタル化の流れがある中で、来庁されるかたの利便性をしっかりと確保し、マイナンバー等を活用しながら、市役所に行かなくてもさまざまな窓口の手続きができるような仕組みを引き続き行なっていきたいと思っております。
23ページの32番「市内遺跡発掘調査事業」の予算は、497万円です。尾高城跡につきましても、非常に価値の高いものであるという評価を文化庁のかたからいただいているところですので、国史跡の指定をめざして調査に入っていくという事業でございます。
また、37番「淀江運動公園整備事業」は、昨年9月に湊山球場を廃止しまして、野球場確保という意味で、老朽化しております淀江球場の大改修を行ない、いろいろ利用できるような球場にリニューアルしていこうという事業です。
私のほうからは以上とさせていただきまして、詳細につきましては、それぞれ担当から説明をさせていただきます。

総務部長:
それでは、まず、私のほうから補足で説明をさせていただきます。
資料1にお戻りいただきたいと思います。

【資料1】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和3年米子市議会3月定例会議案 PDF 398キロバイト)

3月定例会に上程いたします議案は、条例14件、単行議案7件、補正予算9件、当初予算11件の計41件をお願いするもの、議案4号および5号につきましては、事務処理の関係上、先議をお願いするものでございます。
また、この資料1につきましては、主なものについてのみ説明させていただきます。
まず、資料1の議案第13号の「米子市一般廃棄物処理施設整備負担金基本条例の制定について」ですが、鳥取県西部広域行政管理組合が実施します「一般廃棄物処理施設の整備事業」に対し、本市が支出します負担金の財源に充てるため、「米子市一般廃棄物処理施設整備負担金基金」を新たに設置しようとするものでございます。
また、議案第17号「米子市建築物等の適切な管理に関する条例の制定について」ですが、本市独自の条例を制定したものです。適切な管理が行なわれていない建築物やブロック塀が市民の生命、身体または財産に重大な危険を及ぼすおそれがあることに鑑みまして、建築基準法に定めるもののほか、建築物等に係る緊急安全措置を可能とし、また、ブロック塀の適切な管理が行なわれるために必要な事項について定めようとするものです。
また、16ページになりますが、追加議案を予定しております。3月24日の最終日に提案を予定しております議案といたしましては、工事契約1件、財産の取得1件、人事案件3件、補正予算1件を予定しております。この中に、提案を予定しております当初予算の追加の補正ですけれども、国の緊急事態宣言が2月になって延長となったことなどから、本市におきましても、緊急に飲食業や宿泊業をはじめとする市内の各種事業者に消費喚起策を講じることによって支えていく必要が高まったこと、また、国においても、3次補正において新型コロナウイルスの臨時交付金が追加で配分されることになったこと等を踏まえまして、この年度当初から迅速に事業を実施するために、当初予算の追加をお願いしようとするものです。
続きまして、資料2の補足説明をさせていただきます。
資料2の2ページでは、先ほど市長が申し上げましたとおり、一般会計の予算総額719億円としております。市税収入が大きく減少するわけですが、約157億円を計上しておりますほか、地方交付税、地方消費税交付金などの各種交付金および譲与税を見込んだところです。また、市債につきましては、臨時財政対策債を加えた市債総発行額を約62億円としております。
一方、歳出面におきましては、「子どものための教育・保育給付事業」、「がいなよなご応援基金積立金」、「未利用エネルギー活用事業」、「福米西小学校校舎増築事業」の減等がありますが、新型コロナウイルス感染症の影響による「商工業振興資金貸付事業」が大きく伸びております。また、そのほか「公立保育所整備事業」、「啓成小学校校舎等整備事業」、「市営住宅長寿命化改善事業」、「淀江運動公園整備事業」などの普通建設事業が増加したこともありまして、前年度に比べまして予算規模は52億4千万円の増となっております。
また、特別会計の予算についてですが、合計額は311億4,980万円で、対前年度比2.5%の減となっております。米子インター周辺工業用地整備事業特別会計におきまして、繰上償還を今年度実施することに伴いまして、起債償還元金が減少することなどによるものです。
この結果、一般会計、特別会計を合わせた令和3年度の予算総額といたしましては1,030億4,980万円で、対前年度比4.5%の増となっております。
3ページから20ページまでは、歳入歳出の費目ごと、目的、性質ごとの説明部分でございますので、説明を割愛させていただきます。
21ページをお開きください。主な施策の概要につきまして、21ページの「交通基盤の充実と人が集うまちづくり」から、24ページの「災害に強いまちづくり」までの7分野の重点課題ごとにまとめて掲載をしておりまして、米印がついておりますのが新規、拡大事業です。
初めに、「交通基盤の充実と人が集うまちづくり」の分野です。事業番号2番「かわまちづくり計画推進事業」につきましては、平成31年3月に策定し、国土交通省のかわまちづくり支援制度に登録された中海・錦海かわまちづくり計画に基づく整備予定箇所の詳細設計を行なうものです。
次に、事業番号3番「米子駅南北自由通路等整備事業」につきましては、令和4年度の完成をめざし、事業開始から7年目を迎えることとなりますが、来年度は自由通路の新設工事が本格化することとなっております。
次に、事業番号4番「立地適正化計画策定事業」につきましては、人口減少社会に対応した持続可能なまちづくりを推進し、実現をするためのマスタープランであります立地適正化計画の策定経費です。
次に、「市民が主役・共生のまちづくり」の分野でございます。事業番号6番「シニア世代活躍応援事業」につきましては、従来の敬老事業費補助金に代わりまして、各地区で行なわれる敬老事業を含む高齢者の支援につながるさまざまな事業について助成しようとするものです。
事業番号9番「スマート窓口システム構築事業・スマート窓口運営事業」ですが、来年度は10月から子育て分野の業務について、マイナンバーやAI等のICT技術を活用したスマート窓口の構築や運営を行なう予定としております。
次に、「教育・子育てのまちづくり」の分野でございます。事業番号11番「公立保育所整備事業」につきましては、令和4年4月開園予定の淀江保育園・宇田川保育園統合園の整備工事を行なうものでございます。
22ページをお開きください。事業番号12番「啓成小学校校舎等整備事業」につきましては、児童の安全・安心を確保し、教育環境の改善を図るため、保育所との連携型をめざした啓成小学校の改築を行なうものでございまして、令和4年度の供用開始に向けました改築工事費等を予算計上しております。
次に、事業番号14番「福米西小学校屋内運動場等整備事業」につきましては、児童数に対しまして必要な面積が不足している福米西小学校の体育館改築に向けた実施設計等を行なうものです。
次に、事業番号19番「コミュニティ・スクール推進事業」につきましては、学校と地域住民が協力して学校運営に取り組むコミュニティ・スクールを導入するにあたり、モデル中学校区の各学校に設置する学校運営協議会等を支援する統括コーディネーターと地域学校協働活動推進員を配置するものです。
次に、「地産外商・所得向上のまちづくり」の分野でございます。事業番号20番「KAIKE101事業」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして中止、延期となった皆生温泉開発100周年記念事業につきまして、「KAIKE101事業」として再構築するもので、各種イベントや情報発信を行なうものです。
次に、事業番号21番「新型コロナウイルス感染症対策融資利子補助事業」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、地域経済変動対策資金または中小企業小口融資資金の融資を受けた市内の中小事業者への利子相当額の補助を行なうものです。
次に、事業番号22番「民間人材を活用した観光戦略推進事業」につきましては、本市の観光振興の推進や地域の魅力、価値の向上のため、都市部の民間企業から専門的知識と経験を有する人材を受け入れるものです。
23ページをご覧ください。「歴史と文化に根差したまちづくり」の分野です。事業番号30番「米子城跡保存整備事業」につきましては、史跡米子城跡を保護し、活用を図るための保存整備事業といたしまして、発掘調査、危険木伐採、園路整備設計、湊山球場スタンド撤去等を行なうものです。
次に、「災害に強いまちづくり」の分野でございます。事業番号39番「自主防災組織育成事業」につきましては、地域防災力向上を目的に、自主防災組織の連合組織が行なう訓練等活動の実施および防災資機材の整備に対する助成制度を新たに設けるものです。
次に、事業番号40番「津波ハザードマップ更新事業」につきましては、平成24年11月に作成した津波による被害が想定される区域および避難箇所を示した津波ハザードマップにつきまして、最新の浸水想定に基づき更新を行なうものでございます。
24ページをお開きください。事業番号42番「市営住宅長寿命化改善事業」につきましては、市営河崎住宅の長寿命化改善工事および博労町住宅の解体経費を予算計上するものです。
次に、事業番号43番「鳥取県西部総合事務所新棟・米子市役所糀町庁舎整備等事業」につきましては、鳥取県と共同でPFI事業により実施する鳥取県西部総合事務所新棟と米子市役所糀町庁舎の整備等を行なうものでございまして、来年度は庁舎整備工事に取りかかる予定です。
以上が令和3年度の当初予算の概要でございます。
続きまして、資料3をご覧ください。

【資料3】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年度3月補正予算の概要(先議分) PDF 127キロバイト)

まず、議案第5号は、令和2年度米子市一般会計の第15回の補正予算でございます。新型コロナウイルス感染症対策関連の予算といたしまして、迅速に対応する必要があるものにつきまして、議会初日の3月3日付の先議をお願いするものです。補正額は1億6,437万8,000円としております。
補正予算の内容ですが、まず、民生費の「障がい福祉サービス事業所等支援事業」といたしまして1,160万円を計上しております。これは、新型コロナウイルス感染症の影響により作業の受注が減少している障害福祉サービス事業所等への支援のため、マスキングテープなどの米子市オリジナルグッズの作成や封入作業等を発注するための経費です。
次に、衛生費の「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業」といたしまして1億4,577万8,000円を計上しております。これは、さきの2月補正予算により予算計上いたしました新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保に係る経費につきまして、国庫補助が増額されたことに伴う増額補正を行なうものです。
次に、商工費の「もっと買って応援!よなごプレミアム付商品券事業」といたしまして700万円を計上しております。これは、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少している市内の小売業、生活関連サービス業、宿泊、飲食業の事業者を支援するためのプレミアム付商品券を、令和3年度早々に発行するための準備経費を予算計上するものでございます。
なお、先ほどお伝えいたしましたが、当初予算の追加提案によりまして、このプレミアム付商品券事業の準備経費以外の経費につきましては、予算計上を行なう予定としております。
次に、繰越明許費でございますが、新型コロナウイルス感染症対策事業といたしまして、年度内完了が見込めないため、それぞれ事業費を繰り越すものでございます。
次に、資料4をご覧ください。

【資料4】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年度3月補正予算の概要PDF 367キロバイト)

今回、上程します補正予算でございますが、一般会計の補正額を61億2,541万9,000円の減額としております。
特別会計につきましては、2ページをご覧ください。「国民健康保険事業」で1億円を減額補正、「駐車場事業」は財源の組替え、「介護保険事業」は2億391万7,000円の増額補正、「後期高齢者医療」で1,000万円の増額補正、「米子インター周辺工業用地整備事業」で6億305万円の増額補正を行なうものです。
次に、補正予算の内容についてでございます。今回上程します補正予算は、事業費が確定し、不用額が生じる事業については減額補正を、決算見込みによりまして不足が生じる事業につきましては、追加補正をお願いするほか、特に急を要する経費について予算計上しております。また、国の令和2年度補正予算に関連した新型コロナウイルス感染症対策および防災・減災事業、国土強靱化対策等の予算措置をお願いするものでございます。このうち、主な事業についてご説明をいたします。
まず、総務費ですが、「水道事業会計繰出金」として1,922万5,000円を計上しております。これは、新型コロナウイルス感染症対策として実施しました住民税非課税世帯等での上水道基本料金の減免に対する一般会計から水道事業会計への繰出金でございます。
次に、「個人番号カード関連事業」として307万3,000円を計上しております。これは、国の補正予算と連動した事業として、マイナンバーカードの券面記載事項を変更するための機器の増設を行なうものです。
次に、民生費でございますが、「生活保護総務事務費」として396万円を計上しております。これは、国の補正予算と連動した事業として、年金改定などに伴い、必要な照会手続きを一括して処理するための生活保護システムの改修に係る経費です。
次に、今回の国の補正予算と連動した新型コロナウイルス感染症対策として、保育所やなかよし学級、放課後児童クラブ、小・中学校などにおけます新型コロナウイルス感染症の対策の物品の購入や、それに対する補助の経費としまして、民生費の「子育て短期支援利用事業」から「新型コロナウイルス感染症対策事業(公立保育所)」までの7事業および3ページ教育費の「小学校学校教育活動継続支援事業」、「中学校学校教育活動継続支援事業」の2事業におきまして、コロナウイルス感染症対策経費を予算措置しております。
商工費ですが、「商工業振興資金貸付事業」といたしまして61億4,955万1,000円を減額しております。これは、鳥取県との協調によります商工業者向けの制度融資に係る金融機関への預託額の実績見込みの減に伴う減額補正です。
次に、「新型コロナウイルス感染症対策融資利子補給基金積立金」といたしまして1億5千万円を計上しております。これは、新型コロナウイルス感染拡大により経営に影響を受けた市内の小中事業者等への融資利子補給事業に要する費用を積み立てるものです。
次に、土木費の「道路維持補修事業(補助)」から3ページの上から4番目の「県営街路事業負担金」までの6事業および教育費の下から2つの「小学校特別教室等空調設備改修事業」、「中学校特別教室等空調設備改修事業」は、国の補正予算がつきまして、それに連動した防災・減災、国土強靱化対策として、令和3年度当初予算と合わせて14か月予算として、切れ目なく事業を展開するものとして3月補正に盛り込んだものです。事業費総額2億8,208万5,000円を前倒しして、計上しているところです。内訳ですが、「道路維持補修事業(補助)」につきましては、市道弓ヶ浜中央線および市道外浜街道線の舗装修繕経費として5,058万4,000円、「市道安倍三柳線改良事業」につきましては、2工区の測量設計に係る経費としまして4,613万円のほか、「和田浜工業団地内市道改良事業」は、一部事業実績に伴う減額補正もありますが、前倒し分としまして1,500万円、「公園施設長寿命化事業」に4,700万円、「県営急傾斜地崩壊対策事業負担金」は950万円、「県営街路事業負担金」に4,824万円を計上しております。
次に、「下水道事業会計繰出金」として2,806万4,000円を計上しております。これは、下水道事業会計への繰出金の再算定に伴う減額、および新型コロナウイルス感染症対策として実施した、市内温泉施設等における下水道使用料の減免に係る一般会計から下水道事業会計への繰出金を予算計上するものです。
なお、特別会計の補正につきましては、それぞれの特別会計の実績見込み等により調整をしたものでして、詳細につきましては省略させていただきます。
次に、繰越明許費についてですが、一般会計におきまして、「旧米子公共職業安定所跡地等購入事業費」ほか32事業がございますが、事業の年度内の完了が見込めなくなったこと等によるものです。主な繰越し理由としましては、旧米子公共職業安定所跡地でございますが、国における鑑定評価が遅れ、その結果、国において行なわれる見積り合わせが遅れたことによるものです。また、そのほか国の補正予算に伴う事業のため年度内完了が見込めないもの、また、関係機関、地元関係者との調整に不測の日数を要したことなどに伴うものでございます。
なお、5ページをご覧いただきますと、令和2年度2月の補正以降の国の補正予算に関連した新型コロナウイルス感染症対策および防災・減災事業、国土強靱化対策等を載せておりますので、ご参考いただきたいと思います。
以上が今回上程いたします補正予算の概要でございます。
次に、水道局からお願いしたいと思います。

水道局総務課長:
続きまして、水道局に関係します議案3件についてご説明いたします。
資料5と6になります。

【資料5】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和3年3月定例会議案説明資料(米子市水道事業会計)PDF 1547キロバイト)

初めに、資料5の1ページの議案第32号、令和2年度米子市水道事業会計補正予算(補正第2回)についてですが、この補正は、おおむね実績に伴うものです。そのうち2点ほどご説明させていただきます。
3ページの収益的収入のうち「他会計補助金」の中に、新型コロナウイルス感染症対策による水道料金減免に伴う繰入金額1,952万9,000円を計上しております。
次に、5ページの「建設改良工事費」を減額とし、それにより企業債借入額、補助金を減額としております。
これらの結果、6ページの下段となりますけれども、「翌年度利益剰余金」を25億7,094万7,000円としております。
次に、資料5の7ページの議案第42号、令和3年度米子市水道事業会計予算についてでございます。
初めに、資料5の11ページから12ページにかけてですけれども、収益的収入のうち給水収益につきましては、今年度および近年の状況等を考慮しまして、前年度比0.7%の減としております。
次に、令和3年度に実施いたします主な事業につきまして、9ページでご説明いたします。1から4および6の事業につきましては、前年度およびそれ以前からの継続事業となります。
5の「戸上水源地整備事業」につきましては、老朽化が進んで取水能力が低下した井戸の更新や電気設備の長寿命化を図るための更新事業となっております。このうち電気設備の更新事業につきましては、5年度にまたがる事業の継続費として計上しております。その詳細につきましては、10ページに記載をしております。
これらの結果、14ページ下段となりますけれども、「翌年度利益剰余金」を24億1,115万4,000円としております。
最後に、議案第43号、令和3年度米子市工業用水道事業会計予算につきましてご説明いたします。
資料6となりますが、現状では、こちらは供給先のない状況が継続しておりますけれども、将来的な施設の稼働再開に備えまして施設の維持管理に努めることとし、それに関わる経費を計上しております。

【資料6】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和3年3月定例会議案説明資料(米子市工業用水道事業会計) PDF302キロバイト)


3ページ下段となりますけれども、その結果、翌年度分利益剰余金を8,108万3,000円としております。
説明は以上です。

下水道部長:
続きまして、下水道部から下水道事業会計予算について説明いたします。
資料7をご覧ください。

【資料7】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和3年3月定例会議案説明資料(米子市下水道事業会計) PDF 764キロバイト)

まず、1ページの議案第33号、令和2年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第2回)でございます。補正額につきましては、予算規模のところに書いております表のとおり、それぞれ増額するものです。
収益的収支につきましては、実績見込みに基づく減価償却費の増額と資産減耗費の減額、また、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う市内温泉施設等における下水道使用料の減免に伴う収入の減と、減収額の補填に係る一般会計からの繰入金を増額したものです。資本的収支につきましては、中段の主な事業のところに記載しております事業です。これは国の3次補正予算に伴うものでして、3事業を計上しております。
次に、5ページをお開きください。議案第44号、令和3年度下水道事業会計の当初予算です。令和3年度当初予算は、本年4月に市長選挙を控えていることから、経常的経費、義務的経費および継続的に実施している事業費を計上した骨格予算として編成しております。
まず、1番の予算規模ですが、収益的収入の総額は55億6,950万4,000円、収益的支出の総額は54億5,499万9,000円としております。その次に、資本的収入の総額は56億8,780万3,000円、資本的支出の総額は73億3,674万9,000円としております。
2番の主な事業といたしましては、まず、新規の管渠整備といたしまして、前年度に引き続き市街地の整備を中心に、約60ヘクタールの公共下水道管渠の整備を行なうこととしております。また、ストックマネジメント計画に基づき、幹線管渠の改築工事や処理場、ポンプ場の設備改築工事を実施することとしております。
次に、6ページをご覧ください。3番の債務負担行為でございますけれども、「下水道施設包括的民間委託発注支援業務」、「中央ポンプ場沈砂池設備改築工事」の2件につきまして、令和3年度および令和4年度の2か年で実施することとしておりまして、それぞれ記載の金額を設定するものです。
説明は以上です。

幹事記者:
では、各社質問がありましたらお願いします。

記者:
まず、今回は、骨格予算でありながら予算規模は過去最大規模ということでして、一番大きな背景は新型コロナウイルスだと思うんですが、どこにどれぐらい負担があったというところが背景なのかということと、この当初予算に占める新型コロナウイルス関連経費の総額と割合は、どのくらいなのかが分かればご説明いただきたいです。

市長:
まず、私のほうからお答えさせていただきますが、ご指摘のとおり、骨格といえども、新型コロナウイルス対策の継続のものについて計上していることにより、大きく増えているということがあります。その中でも金額的に大きくなっているのは、「商工業振興資金の貸付事業」でありまして、中小企業の資金繰りを助けるために市の財源の中で預託を行ないまして、これは繰り越されていきますので、この部分が非常にボリューム的には増えているというところでございます。

総務部長:
資料2の14ページをご覧ください。一番大きく伸びておりますのが、先ほど市長が申し上げましたとおり、下から4行目の貸付金のうち「商工業振興資金貸付金」というのを増額したところでございまして、これが去年並みであれば、このような伸びにはなっておらず、一番大きな要因となっているところです。
また、この「商工業振興資金貸付金」120億円という融資の伸びというのは、その大きな部分は新型コロナウイルス対策で、中小企業を支援するというような意味ですが、この当初の中でどのぐらい新型コロナウイルス対策があるかというところにつきましては、もう一度洗い直しまして、改めて資料をお配りさせていただきたいと思います。

【資料(追加)】
新しいウィンドウ・タブが開きます新型コロナウイルス感染症対策事業PDF 119キロバイト)

市長:
私のほうから補足させていただきますと、コロナ対策につきましては、ほぼ1年間いろいろと行なってきて、よく使われたものですとか、逆に少し使い勝手が悪かったものなど、実績がいろいろ出てきております。今回の先議で上げておりますプレミアム付商品券について、最初の準備経費だけをまずは計上していますが、今まで行なってきた中で、このプレミアム付商品券の評判が非常によいということはございました。例えば、半額になる「よなご飲食店応援割引券」を全世帯に配布も行ないましたが、残り2割ぐらいだったと思いますけれども、利用されずに未消化の部分が結構出ております。一方、プレミアム付商品券は、希望して購入してくださるという性質があり、期限もありますので、物販を含めてよく利用されたということがあります。ですので、新型コロナウイルス対策に関する予算の考え方は、これまで行なってきた中でうまくいったものについては、一層推進していこうということ、また例えば、文化関係の支援事業などのような、申請数は結構あったようですけれども、当初見積もったよりも若干利用が少なかったですとか、1回1回の予算規模としては小さかったものについては、適正な予算規模に直した上で、当初予算で改めて行なっていこうというようなことを考えております。そのあたりを適切な時期に、また皆様にはお示しをできるようにしたいと思います。

記者:
結局、プレミアム付商品券は補正では準備経費だけで、それ以外は当初予算で行なうということですか。

総務部長:
はい、そのとおりです。

記者:
プレミアム付商品券を発行する予定はいつ頃ですか。

商工課:
今のところ、4月の中旬をめざして準備をしていきたいと思っております。

記者:
内容は、秋に行なわれたものと一緒ですか。

商工課:
はい。基本的なプレミアム率や総冊数も、前回とほぼ同等のものを準備しようと思っております。

幹事記者:
そのほかの質問はよろしいでしょうか。なければ、発表以外の件で質問はありませんか。 では、ないようですので、これで終わります。ありがとうございました。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2021年3月18日