市長定例記者会見(令和2年5月22日)

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市長定例記者会見(令和2年5月22日)
 

 令和2年5月22日(金曜日)

内容

  • 新型コロナウイルス感染症対策事業に係る寄附金の受付について

  • 通称"皆生通り""けやき通り"の命名について

  • 県内初!広報紙を多言語でお届けします


幹事記者:
では、時間になりましたので、よろしくお願いします。

市長:
よろしくお願いします。そうしますと、本日、私のほうから3点お知らせをさせていただきたいと思います。
まず、1点目ですけれども、新型コロナウイルス感染症対策事業に係ります寄附金の受付についてでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 新型コロナウイルス感染症対策事業に係る寄附金の受付についてPDF 144キロバイト)

この寄附金についてですけれども、さまざまなコロナウイルスの対策が始まってから既に本市にはマスクや消毒液などの現物の寄附を寄せられているところではありますが、現金の寄附というのも少し出始めてきておりまして、市の内外から本市の取り組みを応援したいというようなお声も寄せられております。そうしたご厚意を受けとめて形にするため、ふるさと納税の仕組みを活用してご寄附をお受けしようということで、このたび、ふるさと納税を募集しているウェブサイト「ふるさとチョイス」で受付をさせていただこうということでございます。
取り組みの内容は、資料のとおりでございます。このいただいたご寄附ですが、例えば、障害福祉サービス事業所といったところもコロナの影響で大変大きな打撃を被っておりますし、学校関係の備品などもこのIT化推進というテーマの中では、大変重要になってきております。そのほか、子ども食堂に対する支援ですとか、なかなか手が行き届いていない部分にもきちんと支援を広げていこうということで、いただいたご寄附については使わせていただこうと考えております。募集の開始時期といたしましては、本日からということで考えてございます。
この話題につきましては、一旦、以上とさせていただきます。
次に、2点目ですけれども、道路の通称名についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます通称"皆生通り""けやき通り"の命名についてPDF 282キロバイト)

ご案内のとおり、平成29年、30年、そして昨年と「医大通り」ですとか、あるいは「内堀通り」、「外堀通り」、「駅前通り」、「末広通り」と、通りに通称名を命名する事業を実施してまいりましたけれども、本年は2つですね、「皆生通り」と「けやき通り」をそれぞれ命名させていただくという段取りが整いましたので、お知らせをいたします。
まず、「皆生通り」ですけれども、これは地図に描いてありますとおりの位置づけになります。特徴としましては、国道9号線というのが米子市の中心部で直角に曲がってつながっていますが、県外のかたが来られたときに、うっかりすると国道9号に行っているつもりが皆生通りに入っていたというようなことが起きております。ここから先が皆生通りですよということがより分かりやすく、地図でも明記していただけるように、この通称名の命名には意味があるものと思いますし、何よりも我々米子市にとりましては、一大観光地であります皆生温泉に向かう道という意味においても、この「皆生通り」と命名する意味は大変あるのではないかと思っております。実は、市内に長く居住されているかたはご存じだと思いますが、この「皆生通り」という名称につきましては、米子市民の皆様、特に地元の皆様は、もう当たり前のように使っております。今まで単なる愛称にすぎなかったということを公のものにしたいということで、まず「皆生通り」ということがございます。
もう一方の「けやき通り」は、国道431号の中で、特にケヤキ並木が今、新緑の時期ですが、まばゆい通りの場所に対しまして「けやき通り」と命名させていただこうと思っております。既に米子の名所の一つにもなっておりますけれども、国道431号ができて以来、県管理のもとにケヤキの木々がしっかりと管理をされて、本当にケヤキの木々の中をくぐっていくような通りでして、米子にとっても名所になってきております。その「けやき通り」につきましては、地元の方々が非常に愛着を持って、この通りをいろんな意味で大切にしてくださっておられますので、地図でお示しした国道431号線の区間につきまして「けやき通り」という形で命名をさせていただこうと思っております。
また、いわゆる命名式につきましては、現在のところ特に予定はしてございません。もともと何らかのイベントに合わせてお披露目をしようかと思っておりましたけれども、例えば、トライアスロンも中止になりましたし、けやき通りで行なっている「エンジョイウォーキング」というイベントも延期という形で、今、お聞きしております。もし、例えば、けやき通りの「エンジョイウォーキング」は延期でも開催されるとなれば、そのときにでも皆様には改めてお知らせをさせていただこうと思っておりますし、また、トライアスロンにつきましては、今年は中止をいたしますけれども、何らかの形でメモリアル事業をしようという声が実はありまして、その中身がまとまった際には、こうした「皆生通り」の名称も一緒にさせていただけたらということを考えておりますが、現時点においては未定でございます。
もう1点、付け加えて言いますと、今後このような通りの名称の命名をしていくのかということにつきましては、現在、検討中の路線はございますけれども、これはまた整い次第、皆様にお知らせをさせていただきたいと思っております。
一旦この話題につきましては以上とさせていただきます。
最後に、3点目ですけれども、「いつでも、どこでも、誰でも、広報よなごがアプリで読めます」ということで、県内初となります広報紙を多言語でお届けしますというお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 県内初!広報紙を多言語でお届けしますPDF 591キロバイト)

まず、スマートフォンのアプリによりまして広報よなごを配信することができるようになりましたので、まず、そのお知らせということと、このアプリの機能の中に英語、中国語、韓国語など10か国語で翻訳をして配信する仕組みもございますので、米子に居住していらっしゃる外国人のかたに対しましても、地域の情報を広報紙という媒体を通じてお届けする手段が整ったということでございます。
これは、もともといくつか課題がございまして、1つ目は現在、広報よなごは、自治会を通じて配布をしております。全戸配布ではありますが、自治会を通じての配布になっておりますので、自治会に加入していない世帯については、例えば、近所のコンビニエンスストアですとか、あるいは公民館に備え置いてあります広報紙を取っていただくという形でしか配布ができておりません。このたび、このアプリという形で、スマートフォン等で配信ができるようになると、そういったかたに対しても市政情報を送ることができるということです。それと、もう1つの課題としましては全戸配布はしておりますが、各自治会の配布の負担というのが問題になっております。自治会加入率が低下している一つの理由としまして、自治会に入った後の地域のいろんなお世話をするといった負担が大きいということがありまして、すぐにということにはなりませんが、いつか将来的に広報よなごを配布するに当たって、こういうスマートフォンのアプリで配信ができるようになれば、こうした自治会の負担もいずれ軽減できるときが来るのではないかということをめざして、このたび、まずは導入させていただいたということでございます。
このアプリ自体は、県内自治体では初めてということにもなりますし、広報紙としての配信は、山陰で初めてと伺っております。アプリ自体は、観光用の配信媒体として浜田市さんや島根県庁さんが導入しておられると伺っておりますが、いわゆる広報紙としての配信は、山陰地方では本市が初めてということになると認識をしております。
あと付け加えて言いますと、単なる配信のみならず、情報提供につきましては、機能としてプッシュ機能通知もついておりますので、場合によってはこうした機能も使いながら本市に居住されている皆様に情報を提供できる体制が整ったということでございます。
配信の開始日ですが、本日の午後1時としておりまして、既に発行しております広報よなごの5月号をまず配信させていただくということと、6月号が5月31日の正午から配信ということになってございます。
この話題につきましては、一旦、以上とさせていただきます。
以上、3点について私のほうからご説明いたしましたので、また皆様のほうから何かご質問がありましたら受け付けたいと思います。

幹事記者:
ありがとうございました。ではまず、1つ目のふるさと納税を使った寄附金の受付について質問のある社はお願いします。

記者:
今回のふるさと納税の寄附金の活用のところで確認したいんですが、資料にあります福祉サービスであったり、学校の支援、スポーツ振興などがありますが、経済や、もちろん補正で組まれている部分などもあると思うんですが、そういった経済だったり宿泊業といったところを支援するための活用というのは、検討されていないでしょうか。

市長:
これも活用自体はさせていただこうと思っております。寄附をされるかたのご意思というのをあくまで尊重させていただきまして、例えば今、既に承ったご寄附が今日までのところ、現金の寄附が1件あったんですけれども、それは寄附されたかたが子どもたちのために使ってほしいというようなメッセージも併せていただきましたので、それはそのような形で使わせていただきたいと思っております。特に、使途を特定されないで何となくコロナ対策全般にというようなもしお考えであれば、今、ご質問のあったような飲食業やあるいは宿泊業に対しても市が展開しております支援の事業と併せて活用させていただこうと思います。

記者:
募集時期は今日からで、終了時期は寄附の動向に応じて決定とあるんですが、大体これぐらい集まるだろうという規模感といいますか、いくらぐらいを想定されているんですか。

市長:
現時点で明確な規模感ですとか目標も持っておりません。今、どこの地域もコロナ対策で大変なことだと思っておりますので、特に全国から集めようという意思は全くなく、あくまで手挙げをされたかたが既にいらっしゃいますので、何か受皿がないだろうかというようなご質問や来週にもある団体からご寄附を頂くことになっておりまして、そういった動きが出てきているものですから、あくまでそうした動きに我々としてもきちっと受皿を持とうということです。特に何件、いくらというような目標は想定とともに持っておりません。

記者:
分かりました。今回こういう寄附を集めて、いくらかは恐らく寄附が集まると思うんですけれども、どういうふうに生かしていきたいのかと、あと、もし応援してくださるかたに対してメッセージがありましたらよろしくお願いします。

市長:
このたび、寄附の受皿をつくらせていただくわけですけれども、私たちといたしましては、既に行なっておりますコロナ対策事業、あるいはまだ十分に手が届いていない事業にそれぞれ使わせていただこうと思っております。特に、仕事が少なくなっている小規模事業所ですとか、あるいは運営に非常に困難をきたしている子ども食堂ですとか、あるいはIT化の進展が待たれる学校の授業の道具ですとか、そういったところなどに重点的に使わせていただきたいと思っておりますが、そのご寄附される皆様方のご意思に基づいて、我々としてもしっかりと役立たせていただこうと思っております。また、そのような温かいお気持ちを届けてくださる皆様に対しましては、心から感謝を申し上げます。

幹事記者:
他に質問はよろしいですか。では、2番目の通りの命名について質問のある社はお願いします。

記者:
今回は、公募ではなかったんですね、市のほうで決められたということですね。

市長:
はい、そういうことです。付け加えて申し上げますと、決め方としては、既に地元の人たちですとか市全般の中で一般的になりつつある名称については、それを公式化するという考え方も持っておりますので、この2つはいずれもそのやり方で今回決めさせていただいたということです。

記者:
命名とはずれてくるんですが、皆生通りの皆生温泉の入り口のところに、ある企業さんの看板があったと思うんですが、例えば、そこを皆生通りなどに変えたりとか何かそういったことというのはあり得るんでしょうか。

市長:
ある企業さんの看板につきましては、今後その取扱いをどうするかということで、この正式名称は県道皆生西原線というんですけれども、そこも県道ですので県と話し合いはしております。ある企業さんと鳥取県、そして米子市の3者で、あの看板の今後の取扱いについては話し合いをしております。ただその中で、特にそれを「皆生通り」とするという案は今のところ出ておりません。ただ、入りと出のところのあたりや通りの途中などは、できるだけ分かりやすいところに名称の分かる看板の設置をしたいと思いますし、今の道路標識の改定時期に併せて県にとっても負担のない形でさせていただこうと思っております。

幹事記者:
そのほかいかがでしょうか。では最後に、広報紙の件について質問がある社はお願いします。

記者:
今後の展開のところで、防災マップというのがあるんですが、これは今、実際にホームページで公開をされていたり、そういう市民に向けて配られているものも、そこのアプリの枠組みの中に入れていくというような、そういった認識になるんですか。

秘書広報課長:
そうですね、はい。今後、そういった部分も含めまして、内部で検討していきたいと考えております。

記者:
例えばですが、このアプリを使って防災情報や防災マップではなくて、そういったメールで配信されていたり、ホームページに載せられたり、防災無線で流されたり、いろいろとされていると思うんですが、それぞれ防災情報なども一緒に併せて出したりなどというのは今後、検討する余地にはあるんでしょうか。

秘書広報課長:
そうですね、検討する余地は十分にあると考えております。

市長:
ある程度普及させて、このアプリを有効に使っていけるようにしたいと思っております。もちろん防災情報につきましては、他の手段の防災行政無線ですとか、あるいはトリピーメールですとか、今年から導入させていただく防災ラジオですね、こうしたものを複数の手段を使って、防災情報については発信をしていくつもりにしております。これも有力な手段の一つとして利用者が増えるように、今後は働きかけていきたいと思っています。

幹事記者:
その他質問はいかがですか。

記者:
県内初めてというのは、このカタログポケットというアプリを使って広報紙を発信するのが初めてということですね。

秘書広報課長:
そのとおりになります。

記者:
このカタログポケット以外のアプリを使って発信している例がありますか。

秘書広報課長:
それについては、承知しておりません。

秘書広報課長補佐:
ただ、県内4市の中でも取扱いは米子市が初めてですし、他社さんの製品を取り扱っているということも伺っておりません。

記者:
この音声読み上げのところで、ベトナム語を除くとあるんですが、これはベトナム語のつづりが難しいからとか、そういうことですか。

秘書広報課長:
いいえ、ニーズは非常に高いというところのようですけれども、アプリをお届けしております企業があるんですが、まだベトナム語の対応ができていないということを聞いております。

記者:
このスマホでの配信がどんどん普及していった先、ペーパーレス化につなげていくようなもくろみというのはございますか。

秘書広報課長:
冒頭に、市長も申し上げましたけれども、将来的には、すぐすぐということにはならないと思います。まずは普及を進めまして、将来的にはペーパーレス化ということも考えていきたいと考えております。

記者:
ありがとうございます。

市長:
少し加えて言いますと、例えばですが、一つの自治会で、もううちの自治会は配布するのをやめたいので、その代わりこれを導入すると言われれば、そういう取扱いは順次していこうかということは考えております。ただ、配布物が広報誌だけではなくて、それにいろいろと他にもセットでありますので、これだけを媒体に載せても実現しないので、他の広報紙との調整も今後しながら自治会のいろんな配布の負担というのを減らしていこうということは考えております。

記者:
このプッシュ機能通知というのは、更新時に通知が来るということですか。6月号の広報紙が出ましたよとお知らせをしてくれるようなそういうことですか。

秘書広報課長:
はい、そのとおりでございます。

記者:
ほかの情報も何かいろいろ載せたりするんですか。

秘書広報課長:
そうですね、このアプリの中にマイコンテンツに追加という機能がありまして、そこに米子市を登録していただきますと今はまだ広報紙だけということになりますけれども、そういった更新されるたびにお知らせが届いて確認がしやすくなると、そういうイメージです。

記者:
特に防災行政無線は、昨日もそうでしたけど聞こえないんですね、ああいうのがこれでプッシュ通知できたら、すごく分かりやすいかなと。

秘書広報課長:
現時点では、まだそこまでのことは考えていないです。

記者:
将来的には、そういうことになりますか。

秘書広報課長:
そうですね、そういうこともできるかどうかというのは考えていきたいと思います。

記者:
配信開始日のところで、6月号は5月31日ということは、例えば、7月号が6月30日っていう毎月末というイメージですか。

秘書広報課長:
大体そういうイメージで考えております。

幹事記者:
その他質問はいかがですか。

記者:
さきほどの将来的な話についてですが、ペーパーレス化ということですけれども、全戸、全市民に広報紙が行き渡っているわけではないというお話ですが、逆にIT化が進んだとしても、特に高齢者などでスマホも持たない人も恐らくいらっしゃると思うんですが、紙媒体自体は作って全戸配布はしないけれども、例えばイメージとして希望者には何か郵送するみたいな、そういう対応になるんですか。

秘書広報課長:
はい、そういうイメージになるかと思います。

秘書広報課長補佐:
いくらか付け加えるようなご説明になりますが、今現在、毎月約5万部を市報として発行しておりますけれども、向こう10年後にも同じ部数で推移するのかというと、やはりそこは減少していくだろうと考えております。ですので、今年度のところでいくつかの自治会にアンケートを実施しまして、このアプリの使用感ですとか、やはり紙媒体で欲しいですとか、ネットでいいからというあたりの割合がどのぐらいあるのかというまず実態把握ということを今年度中させていただいて、今後のロードマップといいますか、どういうふうにペーパーレス化につながっていくかというあたりの研究ということも並行して進めていきたいと思っております。

幹事記者:
その他質問はいかがでしょうか。最後に、今日の発表以外で質問がある社はありますでしょうか。

記者:
プラネタリウムは決まりましたか。

市長:
今、他の市町村で始める段取りがついたというニュースを聞きましたので、米子市としましても、例えば、収容人員を半分以下にするとか、間隔を空けて座るとか、そういうような形で開催ができないかの検討に入っております。

記者:
それは、何かセレモニーといいますか、そういうのは行なうんですか。

市長:
動き始めて、いい時期に改めてセッティングをしたいなと思います。当分、最初のうちはそういう少人数での開催になると思いますので、一定期間置いた上で改めてそういう段取りをして、そして皆さんにお披露目させていただきたい、そのように思っております。

記者:
これから大雨の時期になります。かつ、最近、全国でも地震が頻発しております。この中での避難誘導、あるいは避難生活というのは危惧されるんですけれども、具体的に考えていらっしゃる対策などがあれば教えていただきたいんですが。

市長:
避難所における三密を避けるということが非常に大きなテーマになっております。米子市といたしましては、今、市内の旅館ですとかホテルに、災害が起きた際に避難所として使わせてほしいというお願いをさせていただいております。了解が得られたところに対しては、各個別の部屋を避難の先として使わせていただくというような対策を取っておりますし、それともう一つは、具体的な避難の中で、例えば、これは災害の起きた態様にもよるんですけれども、親戚のうちに逃げさせてもらうとか、例えば、これは水害を想定しておりますけれども、水害が危険と思われる地域のかたは、そうでない地域の何か個別に逃げ込められるようなつてを持ってほしいというようなことの呼びかけも今後、始めるところであります。ですので、いかに三密を避けて避難をしていただくかということについて、急ピッチで話を詰めておりますので、改めて告知などをさせていただきたいと思っております。

記者:
具体的に、既に了解をいただいているような旅館などの宿泊所というのはあるんでしょうか。

市長:
今週から各旅館とそういった協議をしております。事前にどうぞ使ってくださいという旅館もありましたので、必ずあると思っております。

記者:
分かりました。ありがとうございます。

記者:
それに関連してなんですが、例えば、皆生温泉や駅前のホテル、旅館を避難所として使わせてもらったときに、費用というのは市が持つものなのでしょうか。

市長:
最終的には国の交付金が出ると聞いております。これは、災害救助法による国庫負担または災害救助法が適用されない災害であっても、新型コロナウイルス感染症の対策として、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の活用により、最終的な負担は国にしてもらうということで考えております。

記者:
旅館があるエリア、例えばですが、すぐに思いつくのが皆生だったら西福原などは近いなというイメージで、浜のほうになってくると、ちょっと旅館までが遠いと思うんですが、避難所格差みたいなのではないですけど、そういったところはどういうふうに考えられていますか。

市長:
もちろんありますし、ホテルですと駅前に集中しております。ですので、そういったところに逃げられる人は逃げていただくということで、どうしても体育館や公民館のような大部屋に入っていただかなくてはいけない場合につきましては、今、簡素な仕切りものを大量に準備いたしまして、それを避難所で使っていただいて避難をしていただくということを考えております。

記者:
旅館などは今週から具体的に交渉に入られたということで、ぼちぼちだと思うんですけど、市長としてはどれぐらいまでには整備を整えたいのかというのと、今後の意気込みといいますか、そういうのを聞かせていただけますか。

市長:
地震を想定するのであれば、すぐにでもということですが、水害を想定するのであれば、そろそろ梅雨の時期に入ってきますので、そういった協定等につきましては、梅雨入り前までには一定程度調えたいと思っております。

記者:
コロナの影響もある中で安心して避難できるといったことですか。

市長:
はい、おっしゃるとおりですね。感染予防と避難というものを両立させなければいけませんので、そのための対策として市としてできることをしっかりとやりたいと思っております。

幹事記者:
そのほか、いかがですか。

記者:
米子はすごくホテルが多いなと思ったんですけれども、キャパとしては大体何人ぐらいありますか。

市長:
後で観光課から説明いたします。(市内の宿泊収容人数は、米子駅前エリアや皆生温泉エリアを合わせ、概ね7 ,000人程度)

記者:
皆さんご協力いただければ、大体ある程度のキャパは米子の場合は確保できそうな感じですね。

市長:
災害規模や避難人数によるとは思います。全てのかたがそういったところに避難として行けるわけではありませんので、既存の体育館や公民館は当然使いますけれども、そうでない場所も設けながら避難場所を増やしていくというのが趣旨です。そこだけで全部収めようという考え方ではないということです。

記者:
先ほど体育館と公民館のお話で仕切り用とおっしゃったのは、これは何か東日本大震災のときに段ボールを仕切りや簡易ベットに使うところが多かったんですけれども、そういったことを想定しているのですか。

市長:
そういうことです。恐らくあの時期からさらにより簡素で素早く組み立てられるような仕切りができたと聞いておりますので、それを使って大きな避難所でも仕切りの中でちゃんとご家族ごとにでも避難ができるような、そういう体制を整えるということです。

幹事記者:
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。では、以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。

市長:
どうもありがとうございました。

掲載日:2020年6月30日