議案説明記者会見(令和2年2月20日)

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議案説明記者会見(令和2年2月20日)

 令和2年2月20日(木曜日)

内容

  • 令和2年米子市議会3月定例会議案説明

幹事記者:
定刻になりましたので、お願いします。

市長:
そうしますと、本日は令和2年度の議案あるいは予算の概要について、皆さまにご説明をいたします。
私のほうからは、予算の概要、一般会計等、当初予算についてご説明をしたいと思います。お手元の資料2、または説明資料をご覧いただければと思います。

【資料2】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年度予算の概要PDF 1520キロバイト)

資料2が予算の概要となっております。令和2年度は、どのような考え方で予算の策定をしたのかというところの基本的な考えを示しておりますが、基本的な認識といたしまして、本市の財政状況といいますのは、一時期的な危機的な状況は脱したものの、今後の社会保障費の増大あるいは古くなった施設の改修などを考えますと、楽になったというほどではなく、依然として厳しい状況があるという認識を持っております。税収の増というものもそんなに期待できるわけではありませんし、むしろ人口減少に伴い減っていくことも想定をしております。しかしながら、そうした中においても、本市の発展というものがある程度はなされるように、やるべき事業は前に進めるという、強い意思を持って予算編成に挑みました。
一方で、今申し上げたような状況がございますので、財政の健全性というものにも十分配慮して予算の策定を進めてきたつもりです。事業をしっかり進めていくということ、推進を図っていくということ、それから財政の健全化を図るという、言ってみれば相反する命題を両立するような予算編成を心がけて、今回の予算編成とさせていただきました。
その中段あたりから書いてございますけれども、「米子市まちづくりビジョン」を4月1日スタートをめざして現在策定中であります。今度、27日の議会全員協議会で説明する予定がありますけれども、この「米子市まちづくりビジョン」では、本市の将来像として、「住んで楽しいまち よなご」というものを掲げて、新しい商都の姿、新商都というものの創造に向けてスタートを切る年度になりますので、引き続き「挑戦する米子市」というテーマを掲げながら、さまざまな事業や政策の遂行に挑んでいきたいと思っております。基本的な考え方は大体以上でございます。
次に、2ページ及び3ページに、予算の概要として予算規模というものがございます。先ほど申し上げたような考え方の中で、今回、一般会計予算額666億6,000万円となりました。昨年度が690億円でしたので、それから比較をしますと3.4パーセントの減となっておりますが、当初予算ベースでは過去2番目、昨年に次ぐ2番目の規模となっておりますので、言ってみれば十分これでも攻める予算編成にはなったのではないかなと思います。
たまたまですが、6が4つそろいまして、「6666」というふうになりましたので、この予算編成に挑んだ、あいうえお作文をつくりました。語呂合わせというのはなかなか6では難しくて、あいうえお作文とさせていただきましたが、「6666」ということで、「無理に数字を重ねても むしろ苦しくなるだけで 無駄な予算を削っては 無心で挑む 令和二年」というのが、令和2年の予算に当たってのあいうえお作文ということでおおさめいただければと思います。
数字的なものは、そちらに総括表を書いておりますのと、内容についても文章で記載をしております。予算規模が減った大きな理由は、大きな事業が今回なくなったということです。例えば、就将小学校の長寿命化改修などもなくなりましたし、今年度は、啓成小学校の改築を行なうんですけれども、設計ということで予算規模が減っております。そういうようなことがありますので、やるべき内容としては、いろんなものを織り込んでいるのではないかなと思います。
私のほうからは、目玉となるようなところをいくつかお話しして、詳細は総務部長から説明いたしますが、21ページをご覧いただけますでしょうか。21ページから予算の内容が書いてございますが、まず5番の皆生温泉開発100周年記念事業というものがございます。令和2年は、何といっても皆生温泉が開発から100年という節目を迎える記念すべき年になります。それにふさわしい事業をここで行っていこうということで予算計上をしております。ただ、念頭に置いておりますことは、何か一発大きな打ち上げ花火を上げようというイベントで終わるような100周年ではなくて、今年以降も継続的に皆生に観光客の方が入っていただけるような、そんな取り組みにしたいということを旅館組合の皆さんとも話し合いながら事業の中身を詰めました。詳細はまた、必要でしたら質問を受けたいと思います。
それから、11番の米子駅南北自由通路等整備事業も金額が大きくなっておりますが、いよいよ工事着手の年度に入ってくると思います。スケジュール的なことはまだ十分決まっておりませんし、JRさんのほうも新しい支社ビルをつくっておられますので、そうしたものとの兼ね合いになると思いますが、一応、年度としまして、令和2年度から工事になると思います。JRさんの施設についても、年末から来年最初にかけて、現在の支社ビルの解体に着手というようなスケジュールも聞いておりますが、まだこれは詳細、こちらとしてもまだ受け取っておりませんので、またわかり次第、こういったところはお話したいと思います。
それから、22ページ14番の伯耆古代の丘公園整備事業ですが、淀江でどういうことを行っていくべきなのかということで、調査や分析等も終わって事業に着手する段となります。伯耆古代の丘公園が、旧淀江町時代から随分といろんな形で公園をつくり込んできておりますが、近年は、なかなかその入り込みといいましょうか、利用者の増加が見られないということで、改めてこの場所を淀江地区におけるイベントの拠点ですとか、例えば、今、サイクリングの聖地化をめざした動きが地元にあるんですけれども、そうした中においても拠点となるような場所として整備していくために、今年は土木工事も入れながら整備を図っていこうと考えております。
それから、23ページ30番の「安心マタニティサポート」事業(事業名を変更しました)というものを行なうことにしました。これは、子育て支援はもちろん入っているんですけれども、今までと何が違うかというとそこに書いておりますように、妊娠初期、これはもう妊娠がわかったそのときから支援の手を差し伸べようという事業でございます。今まで、妊娠期から子育て期への支援というのはあったと思いますし、本市でもそういった支援はしてきたのですが、妊娠がわかって、そこから支援の手を差し伸べようというのがこの事業の特徴で、これは恐らく全国にもない事業なのではないかなと思いますし、うまくいけば全国にも広げていけたらと思っております。
それから、34番の公立保育所の整備事業ですけれども、かねてより淀江・宇田川保育園の統合建て替えというものを検討してきましたが、ようやく地元の調整も整いまして、特に淀江保育園の今の老朽化状態というのは、もう本当に我慢できない状況がありましたので、ようやく前に踏み出せるということで、非常に期待をしている事業の一つです。
それから、39番のにこにこサポート支援事業、これは教育関係になるわけですけれども、特別支援教育の支援員を全中学校1名ずつ配置とそれができるような体制や医療的ケアが必要なお子さんのための看護師の配置、こうしたものを手厚くすることにして、いわゆるインクルーシブ教育ではないですけれども、子どもたちが学ぶ環境を整える事業であります。
それから、40番の小学校の体力向上事業、これは小学生の体力が落ちつつある傾向にあるというデータがあるわけですけれども、特に屋外での遊びを促せるように、遊具を新設し、充実を図ろうというものです。近年の小学校の遊具というのは、財政事情もありまして、老朽化したものから撤去していくというような状況もありましたが、これはしっかりそろえて、子どもたちが外で遊びたくなるような環境を整えていこうということで、こうした事業を取り組みたいと思っております。
それと、42番は、金額は大きくはないんですが、「食でつなぐ人とまち」いきいきこめっこ食育推進事業ということで、地元食材を積極的に活用したいと思っております。食材の選定は、予算ベースではいろいろあるようですけれども、最終、詰めてやっていけたらと思っております。米子市は、約1万4,000食の給食を毎日準備しないといけないですから、たとえよい食材があっても、1万4,000食をそろえられるということを条件にすると、地元食材をどんどん使っていこうということがなかなかできなかったんですけれども、そこを多少頑張って現状の給食予算に上乗せする形で、こうした事業で取り組んでいきたいと思っております。
それから、43番の防災ラジオ整備事業、これは、よく市民の皆さんから、防災行政無線のアナウンスが聞き取りづらいとか、特に大雨の日などはなかなか聞こえないというようなお話をいただいておりましたので、その一助になるためにも、防災情報が入ったときに自動的に立ち上がるようなラジオ、防災ラジオを整備する予算を含めるということがございます。
24ページに行きまして、46番ですけれども、これは市役所の中の話にはなりますが、スマート窓口システム構築事業ということで、AI等を利用したスマート窓口システムの構築をすることにより、できる限り市役所に来庁していただかなくても手続きができるような、そういう仕組みをこうした予算を使いながら進めていきたいと思っております。
詳細につきましては、総務部長のほうから説明いたします。私のほうからは以上とさせていただきます。

総務部長:
それでは、引き続きご説明をさせていただきたいと思います。
資料の1をご覧ください。資料1は、特にご説明をしたいものにつきましてのみ、お話をさせていただきたいと思います。

【資料1】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年米子市議会3月定例会議案 PDF 474キロバイト)


まず、1つ目が、資料1の8ページをご覧いただきたいと思います。先ほど市長のほうから、「安心マタニティサポート(事業名を変更しました)」という事業を新たに立ち上げるということで説明がございましたけれども、その財源として現在考えておりますのが、こちらの議案第12号にあります米子市福祉基金というものでございます。この条例の内容を一部改正いたしまして、先ほど市長の申し上げましたような事業に使っていきたいと考えております。今までもこの基金で事業を実施していたんですけれども、この基金を財源にその利子でもって就学の援助をするという内容で、現在は低金利でございますので、実質この事業が行なえない状況で長く基金がそのままになっていたということでありますが、今回、この基金を取り崩してしっかり使っていこうとかじを切りまして、名称も「ひまわり基金」ということに変更していきたいとに考えております。
それから、10ページをご覧ください。議案第14号でございますが、米子市中小企業振興条例というものを新たに制定しようと考えております。中小企業者、小規模企業者が本市経済において果たす役割が非常に重要であるということに鑑みまして、本市経済の活性化や市民生活の向上に寄与することを目的として制定するものでございます。資料1につきましては、主なものとしては以上でございます。
続きまして、資料2をご覧いただきたいと存じます。2ページをお開きください。予算規模につきましては、先ほど市長が申し上げましたとおり、666億6,000万円としております。歳入面におきましては、本市の市税収入は約188億2,000万円を計上しておりますほか、国の示す地方財政計画から地方交付税、地方消費税交付金などの各種交付金及び譲与税を見込んだところでございます。また、市債につきましては、臨時財政対策債を加えた市債総発行額を約42億円としております。
歳出面におきましては、伸びているものとしまして、子どものための教育・保育給付事業をはじめとする子育て関連事業、そしてがいなよなご応援基金の積立金におきましても令和元年度が好調でありましたことから、そこを一つのベースといたしまして予算措置をしたものでございます。また、未利用エネルギー活用事業、先ほど市長も申し上げました啓成小学校の改築等に入ってまいりますので、そういった部分の増がございますが、クリーンセンターの長寿命化、そして就将小学校の長寿命化改修など、普通建設事業の大物が終了したということがありまして、前年度比で普通建設事業費が約22億円減り、それによりまして予算規模は23億4,000万円の減となっているところでございます。
特別会計の予算につきましては、合計額が319億5,181万円で、対前年度比0.5パーセントの減となっております。これは、介護保険事業特別会計において給付費の伸びがあるものの、令和元年度で米子インター周辺工業用地整備事業の造成工事が終了したことなどによるものでございます。
3ページ以降20ページまでは、歳入歳出の費目、目的、性質ごとの説明部分でございます。
21ページをお開きください。先ほど市長も主なものをご説明申し上げましたので、それ以外につきまして簡単に説明させていただきたいと思います。
まず、事業番号1番、未利用エネルギー活用事業でございますが、本市下水道施設内浜処理場の処理の過程で発生する消化ガスをエネルギーといたしまして、これを有効活用するための必要な設備の設置などを行なうものでございます。
事業番号2番、角盤町エリア活性化事業につきましては、従来からの取り組みに加えまして、県の補助金を活用し、角盤町周辺の街灯のLED化に対して助成を行なうこととしております。
事業番号3番、海外進出事業者支援事業につきましては、本市と交流のある海外都市を訪問し、経済交流の足がかりとするものとして、本年度の12月補正で予算計上いたしました台湾・台北市に加え、中国・保定市におきましても実施するものでございます。
また、事業番号5番の皆生温泉の開発100周年記念事業につきましては、市長のほうから説明がございました以外に、こういった1枚物をお配りしております。100周年記念事業といたしましては、こちらにありますように5,600万の予算額でございますが、関連事業というものを裏面も含めましていろいろと予定をしております。観光協会の補助金の中に含めて行なうもの等もございますので、皆生温泉開発100周年記念事業といたしましては、全部で約8,000万円の事業を予定しているところでございます。
11番は、先ほど市長が説明したとおりでございます。
12番、米子駅北広場ウォーカブル推進事業につきましては、南北自由通路等の整備に関連いたしまして、米子駅北広場の再整備につきまして基本計画を策定するものでございます。
22ページをお開きください。歴史と文化に根差したまちづくりの分野でございますが、14番は市長が説明したとおりでございます。
16番は、米子城・魅せる!プロジェクト事業についてでございますが、これまで行なっておりました米子城フェスタや米子城跡のライトアップに加えまして、新たにお城EXPO2020や全国山城サミットへ参加などを考えているところでございます。
次に、高齢者、子育て世帯など、人にやさしいまちづくりの分野でございます。事業番号17番から21番につきましては、公共交通の充実を図ることを目的とした事業でございます。新たなまちづくりビジョンでも、公共交通というのを一番のキーワードに計画をつくっているところでございまして、イベント等におけるバスの割引券の配布、新たな総合交通体系を構築するための調査研究、バスの待合所整備、県内の高校へ通学する学生への通学費の助成、高齢者への定期券の購入助成など、公共交通対策としてさまざまな事業を展開していくこととしております。
次の事業番号27番、予防接種事業につきましては、乳幼児に対するロタウイルスワクチンの予防接種が法に位置づけられたことから、この8月からの法定接種に加えて、市単独事業としまして、4月生まれからの乳児に対しましてもこのロタウイルス予防接種を実施し、令和2年度生まれ全ての乳児に対して予防接種を実施していこうと考えております。
それから、事業番号28番、「ずっと元気にエンジョイ!よなご」フレイル対策推進事業でございますが、こちらは、介護特会の事業でございますが、今年度、永江地区で行なっておりましたフレイルの早期発見、早期介入等によるフレイル予防策のモデル事業に加えまして、新たにこれを全市的展開といたしまして、公民連携によるフレイルチェックを実施していくものでございます。
23ページの事業番号30番、34番につきましては、先ほど市長のほうからご説明させていただきました。
36番につきましては、令和5年度の供用開始に向けまして事業を進めてまいりたいと考えております。
37番、小学校学校図書館運営事業及び中学校学校図書館運営事業につきましては、児童生徒の読解力向上等を目的といたしまして、本市学校司書の雇用期間をこれまでの11か月から12か月の通年雇用に拡大するものでございます。
39番、40番につきましては、先ほど市長のほうからご説明させていただきました。
41番の学力調査実施事業につきましては、小学校においてつまずきが生じやすい学年が小学校3年生ということでございまして、この小学校3年生から、新たに国語と算数の学力調査を実施するものでございます。
42番は、先ほど市長が申し上げたとおりでございます。
ここには書いてございませんけれども、このほか、小・中学校の準要保護児童・生徒の就学援助事業につきまして、新入学用品費や修学旅行費などの単価を増額したとして予算措置したということをご報告させていただきたいと思います。
43番、46番につきましては、市長が説明したとおりでございます。
次に、24ページ48番をご覧いただきたいと思います。明日を創るふるさと教育推進事業につきまして、ふるさと米子に誇りと愛着を持ち、地域で活躍する人材の育成のための環境整備を図るものでございまして、先日、ふるさと教育に関する協定を締結いたしました米子西高と連携し、講演会やワークショップの開催など、ふるさと教育に関する取り組みを実施するものでございます。
事業番号50番の弓浜コミュニティー広場休憩施設整備事業でございますが、施設利用者の利便性の向上のため、更衣室及び熱中症対策のための退避場所としての休憩施設を設置するものでございます。
51番のわかりやすいまちづくり推進事業につきましては、これまで米子駅から米子城跡や城下町観光に誘導する動線について、道路の通称名をつけるということに取り組んでまいりましたが、来年度は県道皆生西原線を皆生通り、国道431号の一部をけやき通りと設定する予定としております。
事業番号56番のオリンピック・パラリンピック関連事業につきましては、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴って行なわれるイベント等に係る経費を計上しておりますが、その中で、本市出身で出場される選手のPR活動も予定しているところでございます。
次に、事業番号59番の市道安倍三柳線改良事業につきましては、県道両三柳西福原線との接続に伴う県道の付加車線設置工事を計画しております。これでいよいよ事業も完了してまいりまして、来年度末の供用開始に向けまして工事の進捗を図っていくこととしております。
それから、戻りまして、6ページをお開きいただきたいと存じます。6ページの上から6行目、投資的経費についての記述でございますが、道路、排水路等、市単独の生活環境整備事業につきまして、対前年度比で138パーセント増、2.38倍の予算計上をしているところでございまして、こういった市の道路、排水路等の生活環境の工事に重点的に取り組んでいくこととしております。また、これは来年度だけの措置ということではございませんで、今後は継続してこういった道路や排水路などの生活のインフラをはじめ、学校など施設等につきましても、その維持補修につきまして重点的に予算配分をしてまいりたいと考えております。
次に、19ページをお開きください。令和2年度予算は、先ほど市長が申し述べましたように、攻めの予算ということで、公共交通の充実強化や子育て支援、高齢者の健康長寿の推進、経済活性化、教育環境の整備、防災対策など、各分野におきまして、それぞれ積極的に予算措置を行なったところでございますが、財政の健全性の維持という意味で、市長のほうからもありましたように、地方債残高や実質公債費比率は少しずつではございますが低減し、基金残高も少しではありますが増える見通しとしておりまして、持続可能な財政基盤ということを念頭に置きながら、バランスも考慮した予算編成としたところでございます。
以上が令和2年度の当初予算の概要でございますが、続いて、資料3をご覧ください。

【資料3】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和元年度3月補正予算の概要 PDF 228キロバイト)

令和2年3月の補正予算でございます。今回上程いたします補正予算でございますが、一般会計の補正額を5億4,331万9,000円といたしております。特別会計につきましては、国保特会で1億円の増額、駐車場特会で503万円の増額、介護で2億2,025万2,000円の増額、後期高齢で6,000万円の増額補正を行なうものでございます。
補正予算の内容につきましては、2ページをご覧ください。今回上程いたします補正予算は、事業費が確定し、不用額が生じる事業については減額補正を、決算見込みにより不足が生じる事業につきましては、追加補正をお願いするほか、特に急を要する経費について予算計上いたしております。また、国の令和元年度の補正予算に連動した防災・減災対策の推進、また小・中学校の施設整備のための予算措置をお願いするものでございます。
主な事業についてご説明をいたします。
まず、総務費でございますが、一般管理費人件費といたしまして7,815万1,000円を計上しております。これは、定年退職者以外に自己都合により6名の職員が退職することに伴う退職手当の増などによるものでございます。
次に、原子力安全対策事業として4,000万円を計上しております。これは、島根原子力発電所に係る原子力防災対策の円滑な実施を図ることを目的として、鳥取県からの交付金を基金へ積み立てるものでございます。
次に、民生費でございますが、国民健康保険事業特別会計繰出金として2億2,485万6,000円を計上しております。これは、国民健康保険財政の健全化及び保険料負担の平準化等を図るため、一般会計から繰出を行なおうとするものでございます。
私立保育所等支援事業として2,895万7,000円、これは、私立保育所等の運営費に係る国の基準単価の見直しにより委託料を増額するものでございます。
次の土木費と教育費につきましては、これは今回の国の補正予算と連動した事業として6事業を掲載しております。これらの事業は、令和2年度当初予算と合わせまして13か月予算として切れ目なく事業を展開するものとして、3月補正予算の内数ではありますが、事業費総額で8億9,556万9,000円、この部分を前倒しして実施しようというところでございます。内訳といたしましては、2ページの下にありますように、市道橋りょう、道路の舗装、教育環境のICT化、小学校の校内の通信ネットワーク整備事業、中学校も同じく通信ネットワークの整備事業等々に予算措置を行なうものでございます。また、小学校4校及び中学校2校の特別教室等の空調設備につきましても、更新・新設する経費をそれぞれ計上しているところでございます。
次に、繰越明許費につきましては3ページをご覧ください。一般会計におきまして、小規模多機能型居宅介護事業所整備事業費のほか23事業がございますが、内容についてはご覧のとおりでございます。以上が今回上程いたします補正予算の内容でございます。 私のほうからは以上です。お願いします。

下水道部部長:
下水道部でございます。私のほうから、下水道事業関係の予算につきまして説明させていただきたいと思います。
まず、資料6をご覧ください。

【資料6】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年3月定例会議案説明資料(米子市下水道事業会計) PDF 347キロバイト)

まず1ページでございますけれども、令和元年度の予算の補正第2回、専決処分でございます。収益的支出を1,584万円の増、資本的支出を2,000万円の増額といたしております。これは、本年元日の未明に発生いたしました皆生処理場から内浜処理場への送泥管の破損事故に伴いまして応急処置を行ないましたが、この破損によりまして、当面の間、送泥管の使用を停止しておりまして、皆生処理場から内浜処理場までは大型吸引車により汚泥運搬を行なっております。このため、2月、3月の汚泥運搬経費及び来年度実施いたします予定の送泥管の復旧工事に係る実施設計委託費について、緊急を要することから専決処分を行なったものでございます。
次に、5ページをお開きください。令和元年度予算の第3回の補正予算でございます。収益的収入を4,985万2,000円の増、収益的支出を7,545万1,000円の増、資本的収入を2億5,300万円の増、資本的支出を1,842万円の増としております。これは、令和元年度の実績見込みに基づきまして減価償却費、それから資産減耗費、資本費平準化債、企業債償還金等の増額を計上するものでございます。
次に、9ページをご覧ください。9ページは、令和2年度下水道事業会計当初予算でございます。令和2年度米子市下水道事業会計予算は、公営企業会計に移行をいたしましてから3年度目の予算でございまして、公営企業になって初の平成30年度決算の財務諸表分析を踏まえまして、地方公営企業会計基準に基づき作成したものでございます。
使用料収益は、市民の節水意識の高まりや節水型機器の普及などによりまして有収水量が減少傾向にございますけども、整備面積の拡大などによりまして水洗化人口の増加を見込んでおりまして、それらを見込んで算定したものでございます。
投資的経費につきましては、汚水処理施設の早期概成をめざし、引き続き公共下水道の管きょ整備を推進してまいりますほか、米子市下水道事業ストックマネジメント計画等に基づきまして、施設の改築・更新を実施してまいります。また、こちらも令和元年度予算に引き続きまして、防災・減災、国土強じん化に資する事業に取り組みまして、安全・安心確保のために必要な施策を実施していくこととしております。
予算規模でございますけども、収益的収支につきましては、収益的収入総額56億7,380万8,000円、収益的支出の総額は55億3,698万1,000円としております。
次に、資本的収支でございますが、資本的収入総額は56億8,708万6,000円、資本的支出総額は73億211万7,000円としております。
主な事業といたしましては、まず新規の環境整備については、汚水処理施設の早期概成をめざすため、市街化区域を中心に整備を実施することとしております。一応前年度に引き続きまして年間約60ヘクタールの整備を行なうこととしております。
また、ストックマネジメント計画に基づきまして、老朽化した公共下水道の幹線管渠の改築工事を実施いたしますほか、9ページの下のほうに記載しております工事など、施設の改築・更新を順次実施してまいりたいと考えております。
次に、10ページの債務負担行為でございますが、内浜処理場の汚水ポンプ設備改築工事、それから皆生処理場脱臭設備改築工事につきまして、令和2年度及び令和3年度の2か年で実施することとしておりまして、令和3年度の債務負担行為として、それぞれ記載の金額を設定するものでございます。説明は以上でございます。

水道局総務課長:
続きまして、水道局です。水道局に関係しますのは、議案3本でございます。資料は4と5になります。

【資料4】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年3月定例会議案説明資料(米子市水道事業会計) PDF 1108キロバイト)

【資料5】
新しいウィンドウ・タブが開きます 令和2年3月定例会議案説明資料(米子市工業用水道事業会計)PDF 313キロバイト)

初めに、議案第32号の令和元年度の補正予算ですけども、そのうち給水収益、当初から厳しい見立ては例年するんですけども、残りの期間を予測したときに、さらに下方修正が必要と考えまして約2,000万円の減額としております。
次に、議案第42号の令和2年度予算ですけれども、今年度のような状況もございますので、前年度比約3,000万円減として編成をいたしております。
取り組みます新しい事業としましては、防衛補助事業として防衛補助の目途がつきましたので、用地周辺の老朽管更新を前倒しという形で実施したいと考えております。
最後に、資料5ですけども、議案第43号の工業用水道事業会計予算ですが、昨年の12月の定例議会に補正予算のほうも上程させていただきましたけども、令和2年度につきましても引き続き必要最小限の維持管理費の経費を計上したところでございます。以上です。

幹事記者:
それでは、米子市の予算から質問がある社があればお願いします。
よろしいですか。次に、主な事業の質問がある社があればお願いします。

記者:
市長、よろしいですか。
まず、この予算編成に当たって、米子市をどんなまちにしたいというイメージで進められたんでしょうか。

市長:
いよいよ我々米子市も人口減少社会というものに突入をしております。2040年には人口も13万人台になるという予測もありまして、そうした時代の中でも、このまちが活気を維持し、そして発展をしていく、そのための布石をしっかりと打っていって、「住んで楽しいまち よなご」というものを皆さんと一緒につくり上げようという、そういう構想の中で、このたびの令和2年度の予算を組ませていただきました。
それを実現していくためには、現在の時点でやるべき事業をしっかりと進めていくということが大事だと思います。いろいろ万難を排して乗り越えていかなければいけないハードルを乗り越えて事業を進めていくという、強い推進力を持ってやろうという考え方と、それから、一方で、財政の健全性というものは、これはやはり堅持していかなければいけませんので、言ってみれば、その相反する命題を両立するような予算編成方針というものを掲げて、このたびの予算をつくらせていただいたということでございます。

記者:
そのために、こんなことに重点を置きました、こういう予算として見てくださいという、市民に向けてのアピールをお願いします。

市長:
今年は、例えば皆生の開発100周年という一つの節目がありますので、そうしたイベント等の予算をつけましたし、また、このまちで出産や子育てをしたくなるような、これまで以上の充実した出産支援や子育て支援を展開をしていきたいと思います。
また、淀江の伯耆古代の丘公園の改修ですとか、市内全体に目をやり市内全体が盛り上がるような、そんな予算編成になっていると思っております。

幹事記者:
そうしますと、次は下水道、水道局について質問がある社はお願いします。よろしいですかね。
そうしましたら、これで以上です。ありがとうございました。

市長:
はい、どうもありがとうございました。

掲載日:2020年3月25日