令和2年2月12日(水曜日)
内容
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「米子市と大塚製薬株式会社との包括連携に関する協定」締結について
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「海に臨む天空の城」米子城跡オリジナル切手シートの販売について
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スマートフォン決済アプリを利用した市税等の納付について
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LGBT(性的マイノリティ)啓発ポスターのデザイン募集に係る最優秀賞並びに優秀賞の決定について
幹事記者:
それでは、市長からよろしくお願いします。
市長:
そうしますと、本日、私のほうから4点、皆さまにご報告をさせていただきます。
まず、1点目ですけれども、米子市と大塚製薬株式会社株式会社との包括連携に関する協定の締結についてでございます。
【資料】
「米子市と大塚製薬株式会社との包括連携に関する協定」締結について ( 163キロバイト)
こちらの大塚製薬株式会社は、皆さまもご存じのとおり医薬品ですとか、あるいは飲料ですとか、そういったところでいろいろな事業に取り組んでおられますが、一方では、健康、自然環境、地域社会、こうしたキーワードをもとにCSR(社会貢献)活動についても取り組んでいらっしゃるということでございます。
このたび、山陰両県の市町村では初となりますが、協定を結ばせていただいて、市民の健康づくりの推進に一緒に取り組んでいただくという段となりましたので、報告する次第でございます。
その連携する項目につきましては、資料3番の(1)から(6)に書いてありますとおり、健康増進や熱中症予防、あるいは災害時の飲料の提供など各種イベントやセミナーを通して実施をしていく予定にしております。
期待される効果としましては、米子市民が健康づくりにこれからも進んでいこうという、いわゆる機運の高揚にも役立てたいということもありますし、また、災害時のいざというときの備えにも協力してほしいというところがございます。
資料裏面の5番に締結式について書いてございますが、令和2年2月18日火曜日、13時10分から米子市役所3階第2応接室にて、ご覧の出席者で協定の締結式をさせていただくということでございます。
先ほど申し上げましたとおり、都道府県ではもう既に当協定の締結は進んでおりますが、市町村レベルにつきましては山陰両県では初ということになっておりますので、そのことを申し添えたいと思います。
次に、2点目ですけれども、「海に臨む天空の城」米子城跡オリジナル切手シートの販売についてのお知らせでございます。
【資料】
「海に臨む天空の城」米子城跡オリジナル切手シートの販売について ( 191キロバイト)
【別紙】
デザイン(切手) (1717 キロバイト)
【別紙】
デザイン(ポストカード) ( 117キロバイト)
この米子城跡のいろいろな風景を写真にして、それを切手にしたオリジナル切手シートセットですが、そちらの見本のとおりでございます。切手の券面の額面でいいますと735円分になるんですけれども、販売価格は1,000円ということでさせていただきます。これは作成料がかかりますので、我々市役所としても頑張って、この線で販売させていただこうというところでございます。また、券面を超えますので、それに対してオリジナルポストカード3枚をセットにして販売をさせていただこうというところでございます。
また、販売場所ですが、資料2番の5カ所となっております。本来は、郵便局で販売していただくことももちろんあるんですが、別途また手数料もかかるということもございまして、こちらの5カ所で販売をさせていただきます。限定500枚となっておりますが、もし売れ行きがよいということであれば、増刷もその時点で考えたいと思っております。
それと、デザインは見ていただいたとおりですが、引き渡し式を2月21日金曜日、11時からいたします。また、その翌日の2月22日土曜日、各販売所の業務時間開始時刻から販売をさせていただきたいと思っております。なかなかの自信作でございますので、多くの皆さんに購入を検討していただければと思っております。
最後に、もう一つ狙いをつけ加えさせていただきますと、この切手を貼って全国に手紙を出していただければ、米子城跡の全国へのPRになるかなという期待も込めております。
続きまして3点目ですけれども、スマートフォン決済アプリを利用した市税等の納付についてのお知らせでございます。
【資料】
スマートフォン決済アプリを利用した市税等の納付について ( 135キロバイト)
【資料】
納付書 ( 203キロバイト)
今年の4月からスマホ決済を本市でも導入をすることになりました。利用できるスマホ決済アプリは、資料2番に書いてございます。近隣の市町村全てを全部確認したわけではありませんが、大体LINEPayとPayPayというのが使われておりますが、それに加えて本市では、PayB、楽天銀行についても採用させていただくということです。資料3番ですが、対象となる市税等は税金のみならず、料金のほうでも使えるようにする予定にしております。この対象となる市税等は、恐らく現時点においては米子市が一番多くなるのかなと。米子市としては、全ての税・料で使えるように考えておりますので、その点がPRポイントと思っております。
納付方法や問い合わせ先はご覧のとおりでございます。納税や料金の納付の利便というものを向上させて、市民にとりまして納税しやすい環境を整えるということが大きな狙いでございます。
最後に4点目ですけれども、LGBT(性的マイノリティ)啓発ポスターのデザイン募集に係る最優秀賞並びに優秀賞が決定いたしましたので、お知らせをいたします。
【資料】
LGBT(性的マイノリティ)啓発ポスターのデザイン募集に係る最優秀賞並びに優秀賞の決定について ( 160キロバイト)
【資料】
LGBT(性的マイノリティ)啓発ポスターデザイン受賞作品について ( 148キロバイト)
このLGBTに対する理解を深めるために、さまざまな啓発運動をしておりますけれども、その際に使用するポスターのデザインを一般から募集しておりました。資料に書いてございますが66点の応募がございまして、選考方法としましては、委員4名が選考委員会を開催し、最優秀賞は米子高等学校2年の岩﨑日向子さんの作品に決まりました。そして、優秀賞3名はご覧の3名様でございます。
今後は、この最優秀賞になられた作品をポスターに採用させていただいて、公共施設や各学校、公民館等に配付をさせていただこうと考えております。
受賞作品につきましては、啓発用の資料や広報等に使用させていただきたいと思っております。また、応募作品の作品展を3月25日から4月16日の期日で米子市立図書館において開催をさせていただきます。
私のほうからは以上でございますので、皆さまのほうからご質問等をいただければと思います。
幹事記者:
そうしましたら、まずは包括連携協定について質問のある社があればお願いします。
記者:
今回、山陰両県の市町村では初めてということになると思うんですけれども、そもそもこの協定自体は米子市から持ちかけたものですか、それとも大塚製薬株式会社側からあったんでしょうか。
スポーツ振興課長:
この協定につきましては、大塚製薬株式会社さんとスポーツに関する取り組みでいろいろな関わりがあった中で、こういった協定を他の自治体と結んでいる例があるということで、米子市側から協力できないかということで持ちかけたものでございます。
記者:
市長としては、県がもう既に結んでいるわけじゃないですか。その中で、市として個別に結ぶことになると思うんですけども、その違いといいますか、どんなことに期待しているのですか。
市長:
市の主催するスポーツイベントなどで、積極的に大塚製薬株式会社さんとの協定を生かしたいという気持ちです。もちろん県を通じて大塚製薬株式会社さんにお願いすることもできるんですけれども、災害は局所的に発生することもありますし、また、スポーツイベントも市レベルのある程度小さな大会でも大塚製薬株式会社さんのお力添えがいただきやすいように、直接市として包括協定を結ばせていただくということを一つの狙いとしています。
記者:
どんな期待ができますかね。
市長:
例えば、夏場の暑いさなかのスポーツイベントなどがある場合に、熱中症対策というのは非常に重要ですので、ドリンクの提供などを通じてスポーツ大会をしやすい環境というものを確保したいということと同時に、市民の皆さんが熱中症対策というものにより考えをめぐらしていただけるように、一つの機会にできればなと思っております。
記者:
災害の部分もありますが、その部分に対する期待というのはいかがですか。
市長:
災害時に、特に避難所において飲料の確保というのは、非常に大事な部分です。市として当然、こうした協定がなくても万全を期すつもりではありますけれども、飲み物のバリエーションや種類などを考えますと、こうした大塚製薬株式会社さんのご提供があれば大変ありがたいということで、このたびの協定の中にも災害に関する項目を入れさせていただいたというところでございます。
記者:
例えば、避難所等で避難生活が長い状態などでもそういったアドバイスをいただいたり、そういったのも可能になってくるわけですか。
市長:
そうですね、例えば、スポーツドリンクだったらポカリスエットですとか、カロリーメイトですとか、こうした非常時にでも役立つような商品をお持ちですので、そういったところには期待をしております。
記者:
何か具体的に、例えば皆生トライアスロンで連携してもらうとか、そういうことは計画としてあるんですか。
市長:
これは協定の中で、今後できることがあれば考えていきたいと思っております。
記者:
まだ具体的にはないんですね。
スポーツ振興課長:
関係課のほうで具体的にどういったものが想定できるかというところで、具体的にまだ約束まではしていないんですが、「全日本Challengedアクアスロン皆生大会」や「米子市福祉のつどい1000人ウォーク」というのを実施しておりますので、そういったところでご協力いただければというような期待を持っております。
記者:
構想があるということですね。
スポーツ振興課長:
はい。
幹事記者:
この件は、よろしいでしょうか。次に、切手シートについて質問のある社があればお願いします。
記者:
これは、「米子城魅せる!プロジェクト」の一環というような位置づけでよろしいんでしょうか。
文化振興課長:
はい。
記者:
販売枚数500枚ということなんですけども、増やすとかいうような考えはありますか。
市長:
売れ行きによっては増刷を検討しようと思っております。
記者:
米子市のほうも県外に何か発送するものや郵送するものがあれば、使うお考えですか。
市長:
本当はそういう使い方を積極的にできればと思うんですが、735円分が1,000円ということで、正直言うと精いっぱい頑張ったんですよ。作成コストがかかっておりまして、言ってみれば広告宣伝費的な費目でやることはなくはないでしょうが、今のところは市として使うのではなく、市民の皆さんに使っていただく、あるいは保管でもいいです、最初はですね。
記者:
まあコレクターがね。
市長:
コレクターとしてやってもらってもいいですけども、まずは、そういうようなところでやりたいと思っております。これが一般化して郵便局の窓口でも買えるようになれば、我々としてどんどん使いたいと思っておりますが、そこまではまだ行ってないというのが状況です。
記者:
切手の絵は、四季でいいんですかね、季節ごとの写真ということでいいんですか。
文化振興課長:
はい。大体四季をそれぞれ選んで絵柄にしております。
記者:
これは、県外の方って買えるんですか。
文化振興課係長:
山陰歴史館で県外への郵送などの対応もしておりますので、そういったご希望の方は、市役所までご連絡いただけましたら対応するようにしようと思っております。
幹事記者:
次に、スマホ決済について、質問のある社があればお願いします。
記者:
ようやくスマホを使った決済ができるようになったと思うんですけども、狙いとしては、やはり未収の分を上げたいとか、そういったような狙いもあったりするんですか。
市長:
はい、もちろんそれもありますし、だんだん決済方法が多様化してきておりますので、従来でしたら口座振替を推奨しておりましたけれども、それだけではなかなか未収の解消には至らないのが現状です。以前には、コンビニ決済を導入しましたけれども、このたびスマートフォン決済ということになれば、コンビニすら行かなくても手元のスマートフォンから税や料が納入できるということですので、それによって利便性を上げていくということが大きな狙いです。
記者:
料で、水道料金まで払えるのが魅力的かなと個人的には思っておりますけれども、米子市が先ほど対象となる市税等が一番多いということだったんですが、そのあたりも何か狙いがあってのことなんですか。
市長:
どれが使えてどれは使えないというのになると、なかなか一つの心理的ハードルになるのかなということもありまして、基本的に全ての税・料で使えるようにするというふうに持っていきたいと思っております。
記者:
じゃあ、資料3番のとおり、米子市に市民が払う全ての税金もしくは料金というのが入っているということですね。
収税課長:
はい、そうです。
記者:
市民が払う全ての税金もしくは料金が対象となるっていうのは、県内では珍しいことになるんですか。もう既に導入されているところがあったりするんですか。
収税課長:
鳥取県内では、鳥取県では自動車税や個人事業税など、一部の税についてはしておられるようです。それから倉吉市も結構、税・料ともしておられます。八頭町や北栄町、南部町もしておられますけども、全てを網羅しているわけではありません。
記者:
なるほど。じゃあ、全てを網羅しているのは米子市が初めてになるわけですね。
収税課長:
はい。と私は思っております。
記者:
これは、PayPayとかでコンビニで買うとキャッシュバックがありますけど、キャッシュバックってあるんですか。
収税課長:
キャッシュバックまではちょっと。税ですから。
調査課長:
税・料は対象ではないような気がしますね。
記者:
じゃあ、これまでだったら、2枚目についている納付書を持ってコンビニや銀行に行ったりしないといけなかったのが、このバーコードにスマホをピッとやればいいのですね。
収税課長:
はい、バーコードを読み取って、家でもできるということになります。
記者:
これを導入することで未収率をどれぐらい下げられるとか、何かそういう試算など出されたりしているんですか。
調査課長:
未収率の向上というのは、ないわけではないかもしれませんが、どちらかといえば、納税者やこういう料金をお支払いになる方のサービスの充実というほうがウエート的には大きいと思います。
収税課長:
そうですね。一応目標は立てておりますけれども、これですぐに徴収率が上がるというようなことは思っておりません。現時点でも銀行等の窓口納付が38.7%、これは昨年の実績ですけども、約4割近くの方がまだ銀行や郵便局でお支払いになっておられると。もっと便利な納付の方法はないかということで、コンビニ収納を始めましたけども、コンビニ収納が昨年度で28.3%、前年度と比べて2.7ポイント、毎年コンビニ納付も上がってきておりますので、スマホ決済を利用した市税等の納付について導入すれば、もっと銀行等の窓口での支払いが減っていくのかなと。納税者にとっては大変利便性があるのではと考えまして、導入を図ることとしました。
記者:
コンビニ決済って、いつ導入されたんですか。
収税課長:
平成28年です。
調査課長:
もう1点、新年度の4月からの導入ということでございますが、それぞれの税・料の納付書にチラシを折り込みさせていただいて、別途ご案内をさせていただく予定にしております。
収税課長:
それと、広報よなごの3月号と4月号にも広報するようにいたしておりますし、ホームページにも載せる予定です。
幹事記者:
スマホ決済は、よろしいですかね。最後に、LGBTのポスターデザインについて、質問のある社はお願いします。
人権政策監:
こちらが最優秀賞の作品でございます。
記者:
応募期間って、いつからいつまでだったんですか。
人権政策監:
昨年の8月1日から今年の1月15日まででございます。
記者:
応募してこられた方は、市内の方ばかりですか。
人権政策監:
いいえ、市内の方ばかりとは限りません。県外の方もいらっしゃいましたが、多くは県内の方です。
記者:
今後、ポスターに限らず、市長として、いわゆる生きづらさを抱えていらっしゃる方たちと言ったほうがいいでしょうか、そういった方たちへの理解といいますか、市長はずっと共生社会と言われていますけども、そのあたりの取り組みやLGBTについてはどのように進めていかれるんでしょうか。
市長:
この性的マイノリティの方の尊厳というものをきちんと確保できるような社会をつくるための啓発活動を地道に取り組んでいきたいと思っております。こうしたポスターも使うことによって、また一つの理解も広がると思いますので、機会を捉えて啓発活動を地道にやっていきたいと思っております。
幹事記者:
ポスターについてはよろしいですか。そのほかで、これに関わらず質問があればお願いします。よろしいでしょうか。
それでは、以上で終わります。ありがとうございました。
市長:
ありがとうございました。
掲載日:2020年3月16日