市長定例記者会見(令和2年1月23日)

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市長定例記者会見(令和2年1月23日)

 令和2年1月23日(木曜日)

内容

  • 「元老人憩いの家」跡地利活用策の事業提案募集について()

  • 観光案内看板の設置について
  • 「市役所へのよくある質問Q&A BOOK」を作成しました
  • マイナンバーカード特設ブース設置について


幹事記者:
では、定刻になりましたので、よろしくお願いします。
まず冒頭に、何かお話いただくということでお願いします。

市長:
まず、本日、ご用意しました報告案件の前に、先ほどまで、本市におきまして、中国・武漢で発生いたしました新型コロナウイルスに関しましての対応策についての協議をいたしました。その中で、ご報告できることについて、まず皆さまにお知らせしたいと思います。
私のほうからは、各担当に対しまして、まず、情報収集体制の強化を指示いたしました。さまざまな情報が飛び交っておりまして、どこに真実があるのか、なかなか見きわめにくいところがあるんですけれども、とにかくできる限り正確な情報を集めてほしいということを幹部に指示をしたところでございます。
同時に、万が一感染が拡大した場合における、いわゆる非常時の対応についての確認を急ぐよう指示をしております。前回、平成21年の新型ウイルスがはやったときもありましたが、そのときの対応マニュアル(平成21年5月18日策定)があるんですけれども、前回と違うのは、上海便も就航いたしまして、米子市を基点に中国の方や渡航した日本の方の帰国などの出入りがありますので、そうしたことも含めて対応をきちんと確認をするように指示をしたところでございます。
それから、3月下旬に予定をしておりました保定市への米子市青少年海外派遣研修事業で、高校生の研修というのを予定しておりましたけれども、保定市側からの情報も得ながら、夏以降に延期することにいたしました。本市といたしましては、県の保健局と連携して、できるだけ正確な情報収集、そして情報の提供をするようにいたしたいと思いますので、市民の皆さまにおかれましては、どうか冷静な対応をお願いしたいと思います。
このことにつきましては、以上でございます。

幹事記者:
そしたら、まずこのコロナウイルスについての質問があればお願いします。

記者:
保定市に行かれるのは誰、どういう団体ですか。

調査課長:
市内の高校に通う生徒7名です。

記者:
何の研修ですか。

市長:
保定市と28年友好都市提携をしておりまして、一昨年に私が保定市に伺ったときに、先方の郭市長から若者の交流もしようという話が出まして、それを受けての今回の研修企画でありました。保定市の視察を兼ねたいろんな研修旅行ということで、保定市政府にいろいろなプログラムをお願いして行く予定にしておりましたけれども、このたびのことについては、保定市側からも延期の提案がありましたので、了承したところでございます。

記者:
保定市っていうのは、武漢市に近いんでしたっけ。

市長:
北京の隣ですので、近いというわけではないです。ただ、保定市が把握している情報を我々も受けながら、今回の延期の決定をさせていただいたということです。

記者:
何泊何日ですか。

調査課長:
細かいところは、すみませんが後ほど確認いたします。(5泊6日)

記者:
提案があって、米子市としても合意というか了承して、そういう形になったということですか。

市長:
そうですね、はい。

記者:
これは、毎年行っている事業ですか。

市長:
いいえ、今年からですね。

記者:
これは、相互訪問ということで、例えば、今回米子市側から行ったら、来年は保定市側から行くとか、そういう形でやっていこうという話なんでしょうか。

市長:
はい、今後そういうことを考えておりまして、青年世代の交流というものもしっかり行っていこうというお互いの意思確認の中で始めたものです。

記者:
第1回目が、出ばなくじかれたような形になりましたけれども、市長としての受けとめをお願いします。

市長:
こういうこともあるということだと思っております。さまざまな事案に対応するということも一つの勉強だと思いますので、これはこれとして受けとめ、機会を待って交流を持っていただきたいと思っております。

記者:
今回、延期になったからといって、なくなるというわけではないということですね。

市長:
そうですね、友好都市としてのいろんなつながりというのは、今後も深めていこうと考えておりますので、この延期が今後の連携の縮小につながるということはないと思っております。

記者:
引き続きこの保定市との交流というのは続けていく、できるようにやっていくと。

市長:
はい、そのとおりです。

記者:
あと、それもおっしゃるとおりですけど、高校生がこちらから行くということで不安もあるし、用心をしてということですね。

市長:
用心というか、保定市側の情報としても、感染拡大を心配しておられるようですので、不測の事態があってはいけないということでの情報提供だったと認識をしております。

記者:
保定市は、既に患者さんがおられるんですか。

市長:
政府発表ではないように聞いておりますけれども、保定市が集める情報から、やはり現地付近に広がりがあるということを言っていたようです。

記者:
学生さんが中国に行くっていうのは、今回、保定市の高校生の交流は延期ということですけども、ほかにそういった影響とかっていうのはいかがですか。

市長:
現時点ではありませんが、むしろ今後は香港便もありますから、香港ですとか、中国大陸の都市との交流というのは進めていこうとは思っているところでした。ただ、こうした事態は今後も起き得ると思いますので、その都度、柔軟に対応していかなければいけないと改めて思っているところです。

記者:
いつから行く予定だったんですか。

市長:
3月25日からでした。これも含めて、ペーパーで正確な情報を皆さまには後ほどご提供するようにいたします。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 米子市青少年海外派遣研修事業の延期に関する記者会見における質問事項等について PDF 170キロバイト)

記者:
米子市としてではないですけども、たしか写真家協会さんとの交流もありましたよね。

市長:
はい。保定市との交流は、写真家協会同士の交流がベースとして28年間育んできたものですが、あとは本市と保定市との間の周年交流というのもありました。それに加えて、青年世代の交流もより活発にしていくことが必要ではないかという郭市長からのご提案もありまして、それを受けて、我々も本市としてできる対応をしたいと賛同いたしました。年度としては令和元年度になりますが、事業を企画したという流れでございます。

記者:
先ほどおっしゃっていた市としての今朝の会議っていうのは、どういう名称の会議だったんですか。

市長:
緊急でしたので、名称をつける時間もありませんでした。副市長以下、総合政策部、総務部、福祉保健部、経済部など関連すると思われる幹部を招集して緊急に開催をいたしました。

記者:
この会議で、この保定市のことも皆さんで情報共有なさったんですね。

市長:
はい。そこで報告しました。あくまで市民の皆さまには、我々としても正確な情報をできるだけ流したいと思っておりますので、冷静な対応をお願いしたいと思います。

記者:
今後は、交流は別として、市として市民に向けてどういう情報を流していかれるお考えでしょうか。

市長:
事態の変化に応じてということだと思いますけれども、現時点においては、今申し上げたように、我々の体制を強化しましたというアナウンスやそれに基づいて冷静な対応を呼びかけること、今の段階ではそこまでだと思っております。ただ、今後、感染拡大というものが見られた場合には、その状況に応じて適切な情報提供をさせていただこうと思います。

記者:
確認ですが、体制強化というのは、冒頭におっしゃった情報収集を中心とした体制強化っていうことでよろしいですか。

市長:
はい。まずはそういうことと、何かあったときの準備ですね。サージカルマスクですとか、その備蓄ですね、そのあたりの確認と役割分担の確認をしております。

記者:
この対応というのは、指揮系統は市長を頭とするということでよろしいですか。

市長:
はい、それで構いません。

記者:
上海便が就航したばかりでこういうウイルスの話が出ていますが、例えば今後、市民の方や米子空港から上海に行く方などがおられると思いますが、そういった人たちに対して呼びかけなどっていうのは、市としてされる考えはありますか。

市長:
現時点においては、注意喚起ということにとどまるとは思いますけども、今後の事態の推移によっては、県や国土交通省、あるいは厚生労働省との連絡をとっての話になります。今は、そこには至っていないという認識ではありますが、いろいろな呼びかけをしなければいけない事態も念頭には想定しております。

幹事記者:
各社、この件についてはそのほかよろしいでしょうか。

記者:
特に春節を間もなく迎えますよね。それも特にやはり意識したところですか。

市長:
はい。特にこれからの期間は、中国の方にとって海外旅行が多くなる時期でもありますので、それもあるということです。

幹事記者:
よろしいでしょうか。この件は、とりあえず終わります。

市長:
そうしますと、本日ご用意しました案件につきまして、私のほうから4件の報告をさせていただきます。
まず、1点目ですけれども、「元老人憩いの家」の跡地利活用策の事業提案募集についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 「元老人憩いの家」跡地利活用策の事業提案募集についてについてPDF 164キロバイト)


老人憩いの家というのは、かつて米子市が運営をしておりましたが、現在、既に運営は停止をしている状態でございます。この施設につきましては、米子市として敷地ごと財産処分に入らなければいけないということで、通常であれば、通常の財産処分ということになるんですけれども、今回は、この老人憩いの家がある場所が海岸線に面した皆生の温泉街と連なる場所で、具体的には、グランドホテル天水さんの道挟んで隣になりますので、今後は、観光に資する目的で皆生温泉のブランド力向上というものに役立てられるような使い方を提案募集して、その優良な提案をされた方に譲渡をしようということでございます。物件の概要は書いてあるとおりでございます。
今後のスケジュールですけれども、まず事前相談の受付期間を設けまして、施設の概要ですとか、いろいろなご相談にお答えしたいと思っておりますし、2月12日には現地説明会も開催する予定にしております。そして、それらの期間を経て、最終的に3月下旬を目途に本提案の受け付けに入りたいと思っておりますので、ぜひ我こそはと思われる事業者の皆さんには、この提案に前向きに乗っていただけたらと思っております。
次に、2点目ですけれども、観光案内看板の設置についてでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 観光案内看板の設置について PDF 166キロバイト)

【別紙】
新しいウィンドウ・タブが開きます 設置箇所位置図PDF 231キロバイト)
新しいウィンドウ・タブが開きます 構造デザイン PDF 1.94メガバイト)
新しいウィンドウ・タブが開きます 動画抜粋資料 PDF 706キロバイト)


本市として、観光の活性化、それにはインバウンド観光の活性化も含むんですが、今後そうした活性化に資するために、案内看板の設置をめざしてきたところでしたけれども、このたび、看板設置をすることになりましたのでお知らせいたします。
概要については、お手元の資料のとおりです。ポイントといたしましては、2つございます。1つ目が外国語表記、これは英語になりますけれども、英語の表記を併記しております。2つ目が、PR動画にリンクをするQRコードを看板に記載しまして、看板を見られた方が、看板の内容のみならず、スマートフォンから動画によって具体的なイメージが湧くような、そのような仕掛けにしております。ぜひ、また注目していただけたらと思います。
そして、3点目ですけれども、市役所の窓口でよく承る相談について、一冊にまとめた冊子を作成いたしました。名づけて「市役所へのよくある質問Q&A BOOK」というものですが、皆さまのお手元にありますとおりです。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます「市役所へのよくある質問 Q&A BOOK」を作成しましたPDF 231キロバイト)

ここに記載しております、本市のいろいろな窓口でよく受け付ける質問をまとめておりますので、今後、本市に住民票を移された方ですとか、あるいはご希望の方に配付して、さまざまな市役所の手続きがスムーズにいくように作成させていただいたというところでございます。配付場所については、資料の6番に書いてありますとおりですし、本日から配付いたします。
また、これにかかわる本市の費用負担は、株式会社サイネックスさんとの連携によって、費用負担は発生していないということです。さらに、全国的にはこうした冊子がどれだけあるかということは、あくまでサイトを通じて調べたところですけれども、栃木県那須塩原市、愛媛県新居浜市も株式会社サイネックスさんとの協働で発行されたようなことを聞いておりまして、まだそんなに多くはないということも聞いておりますので、補足させていただきます。
そして最後4点目になりますが、マイナンバーカードの特設ブースの設置についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます マイナンバーカード特設ブース設置について PDF 139キロバイト)

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 特設ブース案内図 PDF 122キロバイト)

マイナンバーカードにつきましては、ご存じのとおり、来年の3月から保険証との連動が始まることになっております。既に、本市の受付窓口にも、マイナンバーカードの申請者が少しずつ増えている状況がございますけれども、今後、さらに増えるであろうという状況を受けて、特設ブースを設置させていただくことになりました。概要についてはお手元の資料のとおりでございます。
この特設ブースは、1階ホールの正面玄関から左手側に設置させていただき、特設ブースの設置のみならず、資料の1番に書いておりますとおり、ご希望のありました企業や5人程度のちょっとした集まり、例えば、ご希望があれば公民館の行事などにも出張して申請を受け付けたいと思っております。
私のほうからは以上でございますので、皆さんのほうからご質問をいただければと思います。

幹事記者:
そうしましたら、まずは元老人憩いの家について、質問があればお願いします。
元老人憩いの家は、もうこれは壊すことが前提ということなんでしょうか。

観光課長:
はい。壊すことが前提ということで、とても老朽化していて、居抜きで使えるような状況ではないという認識でおります。

記者:
さらにしてもらって、上に新しく建ててもらうということが条件ということですか。

観光課長:
はい。除却費用も買い受け人のほうで負担していただくというのが条件になっております。

記者:
イメージとしては宿泊施設みたいな形のことを考えておられるのですか。

観光課長:
そういったものも当然あり得るでしょうし、あとは、例えば、皆生に宿泊された方が楽しめるような施設というのも一つあるのではないかと思ってはおります。それを広く民間の方からのお知恵をもらおうというものでございます。

記者:
この譲渡というのは、無償譲渡じゃなくて、その辺は買ってもらうという形なんでしょうか。

観光課長:
はい、不動産鑑定価格に基づいた価格で買っていただくという募集です。

記者:
じゃあ、広い意味の譲渡という表記になっているけど、基本的にはそういうことですよね。

観光課長:
売却前提です。

記者:
方角でいうと、天水さんのどっちの隣になるんですか。

観光課長:
オーシャンさんという日帰り温泉があるのをご存じでしょうか。あちらサイドになります。

記者:
最低売却価格というのがあるんですけど、これは、売るのはアイデアで決めるということですか、それともお金を一番出した人なんですか。

観光課長:
一番お金を出したことっていうのが一般的な競売のようなものになるんですけれども、今回は、その要素だけではなく、最低価格をクリアされた方は、価格という点数もありますが、さらにアイデアという点数もあるというものでございます。

記者:
この元老人憩いの家なんですが、何十年ぐらい使われてきたのですか。

観光課長:
担当課に確認の上、お返事させていただきます。(建物台帳記載日S54.1.16 約40年使用)

幹事記者:
この件については、よろしいでしょうか。そうしますと、観光案内看板について、質問があればお願いします。

記者:
これは英語のみなんですか。

市長:
英語と日本語です。

記者:
英語と日本語。何か韓国語とか中国語には対応しないんですか。

市長:
はい。英語の表記ということです。

記者:
設置の具体的な日取りなどは決まっていないんですか。

観光課長:
今、工事サイドに調整中で、2月に完了予定です。

記者:
中国とかアジア圏の言葉はないということですけども、やはり上海便や香港便もありますし、上海便が大きな契機ということで、押しなべて英語での標記ということ、かねてから決まっていた話ですか。

観光課長:
インバウンドの多角化対応という意味で、英語表記ということで考えております。当然、中国語版等々の検討もいたしましたが、視認性といいますか、読みやすさとかいうようなことを総合的に勘案しまして、今回は英語表記を採用しております。

記者:
英語のみに絞ったということですね。

観光課長:
はい。これは多角化への、ほかの方面への対応も含めてのことでございます。

記者:
看板では、昔の絵図ですよね、いわゆる米子城の絵図をつけられたというのは民活だと思うんですけど、そこのラーメン屋さんの近くの駐車場にイメージ図みたいなのをつけていらっしゃるところがありますよね。看板にはそういったものは採用されないんですかね。

観光課長:
このたびのコンペでは、そういった提案がなかったというところでございます。

記者:
これは、コンペで北斗工芸さんが選ばれたんですか。

観光課長:
はい。

市長:
あのラーメン屋さんの隣のものは、お城を再建したイメージ図なんですね。イメージ図のいい使い方がよりできればなあということはありますが、とりあえず案内看板としては、城のないパターンといいましょうか、現状パターンということで表記をさせていただいたということですね。

記者:
まあ、再現じゃないけど、絵図で対応するパターン。

市長:
そうですね、はい。

記者:
この設置場所が比較的近いように感じるんですが、駅前とかではなく、何かこの場所にした決め手などそういうのはあったりするんでしょうか。

観光課長:
これは、観光客の方が動線上、末広通り側を通られる方と、駅前通りを通られる方の大きな2本の流れがあるという中で、特に、例えばマップを持って歩いている方が一番迷われるといいますか、ちゅうちょされるポイントが大体そのあたりだということで我々ではニーズ把握をしておりましたので、そこの場所に目がけて看板を設置したというものでございます。

記者:
それは何か、街角でヒアリングをされたとかっていうことですか。

観光課長:
街角でヒアリングをしたというよりは、駅の観光案内所へ特に寄せられる声、また、ホテルや旅館様からの声でそういった声が上がっていると。あるいは、城山を応援されている方など頻繁に行かれる方からのここで迷っている方を見たよというような声を総合的に勘案して、その場所を選んだものでございます。

記者:
商工会議所の前の設置の看板ですけど、イメージ図だと、看板の下に何か石の看板みたいなものがありますよね、これは撤去されているとか、そうではなくて、その前に置くようなイメージになるんですか。

観光課長:
撤去します。それは以前に置いてあったもので、歩行者や歩いている方から見ると、なかなか見にくいっていうところで、交差点の向こう側でも案内看板があるよということが視認できるように、このたび改良したものでございます。

記者:
じゃあ、この既存のマップ付き石盤は取り除いて、新しく看板を置くようなイメージですか。

観光課長:
はい、そういうイメージです。
念のため1点補足させていただきますと、先ほど動画の話がありましたけれども、市の動画ということだけでなくて、民間さん、商工会議所さんや民間の動画についてもQRコードが割り振ってあります。

記者:
それをかざしてホームページに飛べば、このドローンの映像などが見られるというような。

観光課長:
はい、そういうイメージです。

記者:
地蔵が見られるとかですね。動画は、何種類あるんですか。

観光課長:
動画は、3種類です。

記者:
事業費は、いくらになるんでしょうか。

観光課長:
看板の設置費は、2カ所合計で189万2千円です。

幹事記者:
観光案内看板は以上でよろしいでしょうか。そうしますと、「Q&A BOOK」について、質問のある社はお願いします。

記者:
費用負担ゼロっていうことは、中に広告が入っているんですけど、それで相殺したっていうようなことですか。

秘書広報課長:
はい、そうです。

記者:
これは、5,000部が全て出た場合は、また改訂されて新しく印刷して配布されるという予定でしょうか。

秘書広報課長:
今のところは、未定でございます。この5,000部も、今のところ2年程度で配布の予定ではあるんですが、次回発行を今のところするかどうかは、まだ決めておりません。また、電子書籍版というのがございまして、ホームページに本日の11時ですね、もう既にアップしておりますので、そういったほうからも見ていただけるというところでございます。

記者:
これは、そもそも企画提案されたのは、米子市のほうからですか。

秘書広報課長:
企画提案といいますか、株式会社サイネックスさんのほうからも提案がありまして、こちらも検討して、これは市民にとってもいいことだということですし、見ていただいて、スムーズに事務手続きができるということで、米子市も作成するという判断に至りました。

記者:
株式会社サイネックスさんだけが勝手にしているわけではなくて、市のほうも書いてある内容について情報提供したり確認などして、プロセスでは協力なさったということでよろしいですか。

秘書広報課長:
はい、そうです。各課に照会をかけて、どういった質問が多いかといったところを取りまとめております。

記者:
転入手続きのときに、たしかA4で、もう少し厚い冊子(くらしのガイド)を配布されていますが、それは変わらず続けて、ある間は、両方配布するということでしょうか。

秘書広報課長:
はい、そうですね。

記者:
せっかくなのに、またいろんな人たちを移住させたいっていう大きな人口減少対策でもあるのに、2年後は市の予算を投じてでも続けていくといった考え方っていうのが必要なのかなと思ったりしますけど、関係人口もあわせて、そのあたりのお考えはいかがですか。

市長:
まず発行してみて、受け取った方の反応といいましょうか、良ければ前向きに続けていくことも考えたいと思いますし、あまり役立たないよっていうようなご意見であれば、その時点でもう一回考えたいと思います。

記者:
これは、どこかに置いてあるわけではなくて、窓口に来られたときに渡すっていうことも考えておられるのですか。

秘書広報課長:
市民課と淀江支所の地域生活課では、転入の際にお渡しするということですし、そのほか資料の6番に書いておりますところにも配布いたしまして、欲しいという方があればお渡しするという流れです。

記者:
株式会社サイネックスさんって、本社はどこにあるんですか。全国展開しているところですか。

秘書広報課長:
大阪市です。

記者:
株式会社サイネックスさん問わず、この「Q&A BOOK」みたいな冊子をつくられているところは、県内では例えば他にもあるんでしょうか。類似の対応とか。

秘書広報課長:
そのあたりがはっきりとはわからないんですが、ネットなどで調べた限りでは、県内では見当たらなかったというところです。ただ、直接各市町村に電話をして確認したわけではないですので、はっきりとはわかりません。

記者:
もともとおられる市民に対してもですが、転入者に対しても移住に向けての人口対策の一つになると、視野にも入っているということでよろしいですか。

市長:
この冊子そのもので移住が促せるかというと、そこまでではないとは思いますが、ただ、少なくとも入ってこられた方がスムーズに市民生活に溶け込んでいただける一助になることで、今後の新たな展開を期待できればとは思います。

幹事記者:
最後に、マイナンバーカードのブース設置についての質問があればお願いします。
これは、このカードをつくるというのが、駆け込みじゃないですけども、一気に増えて窓口業務の支障が出ないようにという配慮ということでよろしいですか。

市民課長:
そうですね、今も徐々に増えてきているんですけれども、市民課の窓口ですと、それ以外の手続きも一緒に受けておりますので、その来られた順番どおりに受け付けをするわけでして、マイナンバーカードの方だけを、とにかく別のブースにご案内して、そこでスムーズに手続きしていただけるようにという配慮でございます。増えるであろうという見込みのものです。

記者:
米子市では、現在のマイナンバーカードに加入されている方は何人ぐらいなんでしょうか。それは全体の何%ぐらいですかね、現状は。

市民課長:
最新のマイナンバーカードの交付枚数率っていいますのは、1月12日現在で12.25%でございます。

記者:
絶対枚数にとっては何人分って言ったらいいですか。全体の12.25%ですよね。

市民課長:
はい、1万8,191枚でございます。

記者:
これは、現在の評価としては、まず少ないということですよね。

市民課長:
そうですね、はい。

記者:
一応伸びているということですけれども、何か推移がわかる数字があれば。直近とか、配付開始後どのくらいだったかわかればお願いします。年ごとでも。

市民課長:
後で、ペーパーでお渡しいたします。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます カード交付枚数率PDF 53キロバイト)

記者:
市の職員は、マイナンバーカードは、ほとんど作っていないんですか。

市民課長:
今のところ、米子市在住の市の職員に限りますと、75%程度でございます。

記者:
出張もされるってことなんですが、自治会さんなどには話を通していらっしゃるんですか。

市民課長:
いいえ、特にまだそこまでは動いておりません。一応ホームページでは、企業さんでご希望があれば回りますよというご案内をまず載せておりますが、これからブースを設置し、そこに専任の職員を配置いたしますので、ご希望をいただいて、そこに出かけていく。作戦としては、公民館とかある自治会とかというのは、これから行っていく方向にはしております。

記者:
ブースでの常駐者は、何人ですか。

市民課長:
全部で、とりあえずは6人体制の予定です。

記者:
6人、6窓口といいましょうか。

市民課長:
窓口自体は6ではなくて、6人体制ですが、そこに常駐する者とそれから外に出ていく者と分けて動き出します。

記者:
6人って、ほかの業務と兼務ですか。新たに。

市民課長:
いいえ、もうそこのマイナンバーカードの交付事業専任の者です。

記者:
新たに採用するってことですか。

市民課長:
任期つき職員と臨時職員を予定しております。

記者:
これは何か、課とか室とかっていうのをつくるっていうことですか。

市民課長:
そうではなく、市民課の証明担当の中に入ってということです。

記者:
交付手続きには顔写真の撮影も含めて、全体でどのぐらい時間がかかるものでしょうか。

市民課長:
時間は、10分から15分程度で終わります。

記者:
こういう特設ブースを設ける自治体って、他にあるんですかね。

市民課長:
県内は4市に確認しましたが、鳥取市さんは、市民課の中にマイナンバーカードだけの特設部分があるということはお聞きしておりますが、こうした本格的なブースの設置は、県内4市では米子市だけが始めることになります。

記者:
予算はどうなっているんですか。

市民課長:
予算は、大体これを行なうのに、本年度は人件費や機械設置などいろいろありまして、430万ぐらいはかかるんですが、そのほとんどが国の補助金対応になります。

記者:
9割とか。

市民課長:
はい。9割5分ぐらいにはなるかと。

記者:
市長、マイナンバーカードを叫ばれてというか、できてから長いですけど、なぜこんなに普及しないんですかね。

市長:
メリットとして、今は、各種証明書のコンビニ交付が受けられ、かつ手数料もやや安価になるというのはあるんですけども、皆さんが常に、証明書の交付が必要かと言われると必ずしもそうではないということで、要するにまだマイナンバーカードを取得することのメリットが十分にないからだろうと読んでおります。ただ、今、申請が少しずつ増えているのは、来年3月から保険証との連動といいますか、保険証と一体化することが予定されておりますので、それを見据えて少しずつ増えているのかなと考えます。今後、マイナンバーカードがさまざまな行政手続きにとって必要な一枚になってくれば、カードのニーズは高まるであろうと予測しております。

記者:
初日は2月7日ですけど、市長も設置場所に、セレモニーとか何かされるんですか。

市民課長:
特にセレモニーは、考えておりません。

記者:
市民ホールがなくなるみたいなことをどこかが言っていましたけど、なくなるわけじゃないんですか。

市長:
はい。利用している場所やいろいろと調整しながら設置させていただきますので、決してなくなるわけではありません。ただ、一時的にその使用が制約される部分はあるとは思います。

市民課長:
丸テーブルが市民コーナーとして置いてあるんですけれども、そこの部分の大部分をこのブースで使いますので、市民課側の待合の椅子の部分を調整しまして、丸テーブルを移動させていただいて、しばらく、このブースがある間はそちらで活用していただくようにしております。

記者:
今後は、淀江支所でも特設ブースの設置をされる考えはありますか。

市民課長:
機械の関係で、本庁だけの対応になります。

記者:
この特設ブースの設置、それから出張制度導入で、交付率をどれぐらいまで上げたいなとか、その目標値があれば教えてください。

市民課長:
実は、国のほうから目標を出せということもありまして、令和4年度末にはほぼ全ての国民がマイナンバーカードの取得をという目標値があります。一応、それに向けて頑張ると考えております。

記者:
90%や100%ですか。

市民課長:
90何%とか、一応の目標です。

幹事記者:
マイナンバー関係はよろしいでしょうか。他に質問はありますか。それでは、これで終了いたします。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2020年2月20日