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第6回 ここにあーけん 全国有数の脳神経小児科

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第6回 ここにあーけん 全国有数の脳神経小児科

全国有数の脳神経小児科が米子市に

鳥取大学医学部附属病院(以下、同病院)にある脳神経小児科は、昭和46年に日本で最初に開設された子どもの神経疾患の専門施設で、以来、日本の小児神経分野をけん引しています。国内有数の小児神経疾患の専門診療機関として、神経疾患の救急から発達障がい、周産期障がい、筋疾患・末梢神経疾患、希少難病まで当地の医療を担っています。同時に療育や乳幼児健診など小児保健事業に貢献してきました。さらには、さまざまな子どもの心の問題に関わる地域関係者を支援するため、地域の医療関係者や保健・福祉・教育機関と連携し診療支援や情報提供、講習会等を行ない、支援ネットワークを築いています。

これらのさまざまな医療の提供や支援ネットワークの構築の背景には、医療の進歩とともに助かる命が増え、そして何より助けた命を守りたいという同病院の信念と、脳神経小児科の掲げる想いが共に歩み続けた歴史があります。

脳神経小児科の重要な役割

小児神経科は、子どもの脳と神経を専門としています。脳の神経に関する子どもの症状は、発達の遅れや行動・学習の問題、けいれんなどが主なものです。このような小児神経疾患は種類が非常に多く、病名も数百種類に及ぶため、診療についても高い専門性が必要です。しかし、小児神経疾患の専門診療機関はまだ全国的に数が少なく、10人に1人くらいの割合で起こると言われている神経や発達に問題を抱える子どもを専門的かつ総合的に診療できる同病院脳神経小児科は社会的ニーズが非常に高く、現代の小児医療の中で重要な役割を担っているといえます。

脳神経小児科の特色と今後

同病院脳神経小児科の特色として、小児神経疾患の全領域を診療すること、子ども一人ひとりを丁寧に診療すること、専門スタッフが充実していること、そして他診療科や他施設との共同診療等が挙げられます。
染色体異常などの先天性疾患や、脳血管障がいなどの救急疾患、発達障がいやてんかん、頭痛に至るまで子どもの神経・発達についての全領域を診療し、子ども一人ひとりに最新で最良の医療を提供することをめざすとともに、子どもだけでなく、家族支援も検討し、子どもを包括的に診療しています。また、小児神経やてんかんなどの専門医が在籍し、小児在宅支援センターと連携し、生まれた地域でその子らしく生活できるよう支援しています。そして、神経疾患の診療に必要な多くの診療科や多職種との共同診療を実施し、発達障がい児の指導と家族支援は医学部臨床心理相談センターや鳥取県立総合療育センターと協力しながら診療を行なっています。

このように、脳神経小児科は国内有数の小児神経科の専門診療施設として、日本の小児神経学発展に重要な役割を果たしてきました。これからもその先導的な役割を担うとともに、全国で活躍する小児神経専門医の育成や、治療で困っているたくさんの患者さんを受け入れ、医療を提供することをめざし、ここ米子市で今日も一人ひとりの患者さんと向き合います。

掲載日:2019年2月18日