米子市には、鳥取大学医学部附属病院、山陰労災病院、米子医療センター、博愛病院など、大規模な病院があります。これらの病院は市民の皆さんだけでなく、鳥取県西部圏域の皆さんが利用しており、本市は鳥取県西部圏域に医療を供給する中心的なエリアであるといえます。さらに、医療施設数・医療人材数においては、人口10万人あたりの全国平均を上回る規模を有し、加えて大規模な病院と地域の開業医が連携するなど、日々充実する質の高い医療サービスが提供されています。

特に、鳥取県は、産婦人科・産科医師数が人口10万人あたり61.2人(※1)であり、都道府県の中で最も多くなっています。米子市は、産婦人科系診療所数が人口10万人あたり5.36 か所であり、全国平均の約1.38 倍と突出しています。同様に鳥取県は小児科医師数において、人口10万人あたり174.0人(※注1)と都道府県の中で最も多く、米子市は小児科系診療所数において、人口10万人あたり32.15か所であり、全国平均の約1.8倍となっています。
(※注…出典:厚生労働省 平成28年医師、歯科医師、薬剤師調査結果の概況)

このように、市民の皆さんには、全国トップクラスの医療施設・医療人材が提供されているといえます。
介護においては、ほぼすべての種類の介護サービス事業所・施設が整備されており、多様なニーズに対応できる状況が実現されています。在宅医療においては、「かかりつけ医」を持たない大規模病院などからの退院者を支援するため、鳥取県西部医師会在宅主治医・連携医調整室が設置されており、病診連携の体制が整えられています。

※介護施設… 訪問型介護施設、通所型介護施設、入所型介護施設、特定施設、居宅介護施事業所、福祉用具事業所を含む
このように、米子市は、施設・人材数が充実した医療・介護環境の中で、子どもからお年寄りまで、皆さんが「安心」して生活できる基盤を持った医療充実都市となっています。
掲載日:2019年2月12日