よなごびと

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米子(よなご)での日々の暮らしをエンジョイしている人たちを紹介する『よなごびと』。「広報よなご」平成30年11月号から掲載がスタートしました。

よなごびと第34回「押村千里さん(淀江傘伝承の会)」

”和傘に実際に触れてみて
その良さを知ってもらいたい”

     押村千里さん 

江戸時代から淀江で盛んに作られてきた淀江傘。今年は誕生から200年の節目の年です。
淀江は和傘の一大産地で、最盛期には71軒もの傘屋がありましたが戦後、洋傘に押され昭和59年に全て廃業しました。しかし、その技術は淀江傘伝承の会によって、後世に脈々と受け継がれています。押村千里さんは次世代を担う若き職人として、淀江傘の伝承に努めています。

淀江傘

小さい頃から伝統的な文化や技術、ものづくりなどに興味があった押村さん。 「祖母の勧めもあり和太鼓をしていました。また父の前職が大工だったこともあり、工作やものづくりが好きでした」

大学卒業後は企業への就職も考えましたが、「故郷で伝統工芸に携わる仕事がしたい」と、最終的には和傘職人の道を選びました。

和傘を作るには大変な労力が必要。かつては分業制だった70もの行程を一通りこなします。傘の骨を作るにも種類により骨の太さなどを細か変えたりします。「慣れるまでが大変で、初めは手が痛くてたまりませんでした」と当時を振り返ります。

制作工程

青谷の和紙工房や市内の百貨店で展示会をしたとき、たくさんの人に淀江傘に興味を持ってもらえたという押村さん。 「和傘の良いところをたくさん知ってもらい、たとえば洋服に和傘を組み合わせて、普段使いしてもらえるようになればこの上なくうれしいです」 と手応えを感じます。