よなごびと

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米子(よなご)での日々の暮らしをエンジョイしている人たちを紹介する『よなごびと』。「広報よなご」平成30年11月号から掲載がスタートしました。

よなごびと第78回「宮田樹里さん・上杉直子さん(産前産後ケアハウスはぐはぐ 助産師」

”孤立した子育て、「孤育(こそだ)て」を防ぎたい

産前産後ケアハウスはぐはぐ 助産師 宮田樹里さん 上杉直子さん

今月、開所2周年を迎える「産前産後ケアハウスはぐはぐ」。代表を務めるのは、ともに助産師で3児の母でもある宮田さんと上杉さんです。

宮田さんは市内の産婦人科で勤務した後、看護学校の教員を務めました。学生の実習指導で産科を回った際、コロナ禍で母親学級がなくなるなど、妊産婦たちが顔を合わせて集う場が少ないことに気づきました。「産後のちょっとした疑問を聞ける場や、育児のスタート時に母親同士でつながりを作る場が必要」との思いから、市内の病院に勤務していた義理の妹である上杉さんに声をかけ、一緒に「はぐはぐ」を開業しました。

築 55 年の古民家を改修した施設。「実 家みたいで安心できる」との声も。

「はぐはぐ」はラウンジを併設した産後ケア施設で、母子の心身のケアや育児のサポートを行っています。ラウンジは、気軽に母親たちが集える子育てコミュニティの場になっています。

柔らかな日が差す畳敷きのラウンジ。 助産師に子育ての不安を相談できる。

上杉さんは産後ケアの利用者から「赤ちゃんと少し離れて過ごしたことで、抱っこした時により愛おしく感じた」と言われたことが印象に残っていると言い、「お母さんが自分のための時間を持つことも大事」と呼びかけます。

二人は「自分たちが必要だと思っていたことが、お母さんたちにも求められていたことだったと実感する」と言い、今後も「孤育て(孤立した子育て)を防ぐために、受け皿を増やしていきたい」「つながるきっかけを作る場であり続けたい」と意欲をみせます。

掲載日:2025年4月25日

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