”支えてくださった地域の方に 恩返しがしたい”

田口さんは中海テレビ放送の入社2年目の社員です。報道課に所属しており、カメラを手に東奔西走、取材先を駆け回っています。

「父が放送業界で働いていて、マスメディアは身近な存在だった」と言う田口さんは、自身も幼いころから芸能活動を続けてきました。しかし、華やかな世界は厳しくもあり、大学卒業を機に、就職する道を選びました。
放送業界を志したきっかけは、これまでに経験した地震や災害でした。「災害時に、冷静かつ正確に、情報を伝え続けたキャスターの姿に感銘を受けました」。憧れを胸に、報道に強い局をめざし、縁あって米子で勤めることになりました。

入社を機に、初めて米子に移り住んだ田口さんが最初に配属されたのは、営業部でした。見知らぬ土地で家々を回る中、支えとなったのは地域の方々の温かさ。「心細い中、皆さん快く家に迎え入れてくださった」と声を弾ませます。
現在は報道の他にも、中海テレビ放送35周年の事業や、若手社員による職場環境改善のためのプロジェクトにも携わってます。経験を積んだ先に思い描くのは「災害時に地域の皆さんの命を守れるキャスターになりたい」という夢。防災士とドローンの国家資格も取得し、「私を支えてくださった皆さんに、仕事を通じて恩返しがしたい」という旗を掲げ、夢に向かって笑顔で突き進みます。
掲載日:2024年9月24日