よなごびと

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米子(よなご)での日々の暮らしをエンジョイしている人たちを紹介する『よなごびと』。「広報よなご」平成30年11月号から掲載がスタートしました。

よなごびと第65回「加藤文治さん・遠藤学さん(NPO法人 夢蔵プロジェクト)」

”貴重な建築物を残し
まちの活性化につなげたい

加藤文治さんと遠藤学さん

飲食店が軒を連ねる角盤通り沿いで目を引く、ミントグリーンの外壁のレトロな洋風建築。昭和10年に建てられた旧角盤町郵便局舎は、およそ90年の時を経て、地域の交流拠点「YORAIYA(ヨライヤ)角盤」として生まれ変わろうとしています。

この取り組みを進めるのは、NPО法人・夢蔵プロジェクト。建築士などの有志からなり、これまでにも加茂川沿いの白壁土蔵群の1つを再生するなど、城下町を拠点にまちづくりを進めてきました。

4月20日の郵政記念日にオープン予定。

旧角盤町郵便局舎は、昭和59年に郵便局が移転した後、書店「角盤文庫」として親しまれてきましたが、老朽化による取り壊しの話が浮上し、閉店。肩を落とす店主に「自分たちが何とかするから」と伝えたという理事長の加藤さん。「まちのシンボルである貴重な建築物を残したい」と所有者と交渉し、建物の無償譲渡を受けました。

カフェやイベント、自習スペースとしても利用できる。旧郵便局にちなみ、地域課題解決のアイデアや意見を集めるポストも設置。

資金は県と市の補助金を活用し、クラウドファンディングも実施。末永く後世に残すため、耐震補強を施しながら建築時の意匠をできる限り復元し、国の有形文化財への登録をめざします。1階には木の温もりを感じるカフェスペースとキッチン、2階には二間続きの和室が備えられ、チャレンジショップやレンタルスペースとして利用できます。副理事長の遠藤さんは「誰でも気軽に立ち寄れる交流拠点として、まちの活性化につながれば」と期待を込めます。

掲載日:2024年3月24日

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