”だらずな挑戦で米子を盛り上げる!”

Ryuseiさんは、「最も速い100メートル四足走行」のギネス世界記録保持者です。今年9月に、どらドラパーク米子陸上競技場で記録に挑戦し、従来の世界記録を1秒以上更新する、14秒55の世界新記録を樹立しました。

Ryuseiさんが四足歩行を始めたのは、中学2年生の頃。理科の先生の「二足の人間より、四足の動物の方が速い」という言葉をきっかけに、友人と一緒に試したのが始まりでした。「最初は四足で走る時の『タタン、タタン』というリズムが楽しく、新しい感覚。その頃は、100メートルの日本記録がまだ10秒台。でも、四足だったら10秒を切れるかもしれないと思って」と、当時を振り返ります。
その後9年間、山や公園で四足歩行の練習に取り組んでいます。「これまでは隠れて練習をしたことも。記録達成の後は声を掛けられることが増えてうれしい」と笑います。

また、「来年は四足歩行の世界大会が米子で開かれる予定。僕も出場し、自分の世界記録を更新するので、僕に挑みたい人は大会に参加してほしい」と目を輝かせます。四足歩行の魅力は、「体全部で走っている感覚を味わえるところ」だと言い、今後については、「プロのアスリートとして地元を盛り上げていきたい。米子を代表する『だらず』として、これからも全力疾走します」と意気込みます。今後も四足歩行で、人類最速をめざして挑み続けます。
掲載日:2025年11月26日