市長定例記者会見(平成30年6月28日)

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市長定例記者会見(平成30年6月28日)

 平成30年6月28日(木曜日)

 市長から  

  • 米子市職員の逮捕について
  • 『健康がい~な!講演会』について
  • 米子市オリジナル婚姻届に係る取組について
  • 『ヨネギーズの子育て手帳』について
  • 『もしもの時のあんしん 終活支援ノート』の発行について

 質疑


市長:
おはようございます。
本日、4件のお知らせをする前に、一言ご挨拶させていただきます。昨日、米子市役所職員が逮捕されるという事件が発生いたしました。まだ捜査中でありますので多くは語れませんけれども、このような事件が起きたということに対しまして、市民の皆様の信頼を裏切ったということに対して心からお詫びを申し上げたいと思っております。職員の綱紀粛正をこれから図っていくとともに、やはり公務員としての自覚を促す努力をこれからも続けていきたいと思っておりますので、引き続きその点につきまして努力をしていきたい、そのように思っているところでございます。この件につきましては、また後ほど必要に応じてご質問を受け付けたいと思っております。
それでは、用意しましたお知らせに入りたいと思います。
まず、1点目ですけれども、「健康がいーな!講演会」のお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 健康がい~な!講演会―健診で安心。生活習慣病を予防するためにPDF 165キロバイト)

米子市では今、健康寿命の増進、延伸というものに大変力を入れ始めているところでございますが、このたびのこの「健康がい~な!講演会」は、米子市は生活習慣病による死因が全国平均より高いものの、健診の受診率は全国平均をやや下回っているという状況がございますので、健診の重要性について、鳥取大学の加藤先生にお話をいただく機会を設けて、いろいろな意味で市民の皆様に対する啓発を促していこうという企画でございます。鳥取県の中でも、この米子市の死因といいますのは、例えばがん、あるいは糖尿病、こうした比率が死因としては高くなっております。一方で、心疾患は、これは全国平均に比べると低いという状況です。これは鳥取県の人口動態統計によるものですが、このデータをしっかりと見据えて、より健康で長生きしてもらうためには、生活習慣病にある程度フォーカスをした取り組みが必要であろうということで、このたびの「健康がいからな!講演会」というものに結びついたということでございます。本市の大きな目標である健康寿命の延伸に目がけて、こうした取り組みにも力を入れていきたいと思っているところでございます。
続きまして、2点目ですけれども、米子市オリジナルの婚姻届についての取り組みのご紹介でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 米子市オリジナル婚姻届に係る取組についてPDF 168キロバイト)

婚姻届といいますと、なかなか見る機会も必ずしも多くはないんですけれども、このたびこのようなオリジナルの婚姻届をつくりまして、ヨネギーズのデザインを入れて、米子市の花であるツツジをあしらい、皆生温泉の絵を描いた、こうしたオリジナルの婚姻届を作成いたしました。新しく門出を迎えられるカップルに対しまして、ささやかではありますけれども、米子市としてお祝いの気持ちを込めて、こうしたものをつくり、そしてあわせて米子市で始める暮らしということで、「婚姻手続早わかりブック」というものも作成いたしました。これによりまして、婚姻に関わるさまざまな手続ですとか、それから先の暮らしについて、ちょっとしたガイドを添えて結婚されるカップルにお渡しをしようという試みでございます。あわせて、市役所1階にある婚姻届提出時の記念撮影のパネル、これをリニューアルいたしまして、カップルの門出をお祝いさせていただこうという企画でございます。
3点目ですけれども、「ヨネギーズの子育て手帳」というものについてのご紹介でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 「ヨネギーズの子育て手帳」についてPDF 133キロバイト)

本日、残念ながら現物が届いておりませんけれども、母子手帳と期間としては若干重複しますが、子どもが生まれてから、その後の子育てに関わるさまざまな情報を織り込みました、いわゆる子育て手帳というものを本市も作成することにいたしました。これは、例えば予防接種の時期ですとか、あるいは学校の案内ですとか、母子手帳よりもさらに後の期間、子育てに関わる期間により焦点を当てまして、一冊の冊子をつくったところでございます。様々なガイドが織り込まれておりまして、これにより子育て中のちょっとした疑問等の解消に努めていくということで、子育て支援の一環にしたいと思っております。
4点目、最後になりますけれども、「もしもの時のあんしん 終活支援ノート」の発行についてのお知らせでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます もしもの時のあんしん 終活支援ノートの発行について―大切な人に伝えたいこと―よい人生を なじみのまちで ごいっしょにPDF 175キロバイト)

いわゆるエンディングノートというものが最近、いろんなところでつくられているわけですけれども、米子市は従来、西部医師会の皆さんにご協力をいただきまして、「あんしん手帳」というものをつくってまいりました。このたび作成させていただきました終活支援ノートですけれども、「あんしん手帳」と重複するところもございますが、西部医師会さんのご協力も得まして、こうした、ちょっと大判のものができました。この中身といいますのは、めくっていただいたとおりですけれども、遺言とは似て非なるものといいましょうか、そういう要素もございますけれども、もっと手前の段階で、例えば病気になったときにどうしてほしいとか、いろんな物事を書く要素がございます。要介護になったとき、どういう形がよいかとかですね。これをあらかじめ書き込んでいただくことによりまして、いろんな意味での終活支援というものを米子市としても手助けしていきたいということがございます。本市としての大きな狙いとしては、この終活支援ノートの作成を通じてそれぞれの市民の皆さんがご自身の人生を見つめていただいて、そしてよりよい人生を過ごしていただく、そうしたところに焦点を当てていきたいと思っております。私のほうからは以上でございます。

 

米子市オリジナル婚姻届に係る取組について

幹事記者:
今回のオリジナル婚姻届について、改めてその狙いと、どんな効果を期待しているのかということ、それから、こういったオリジナル婚姻届というのは、鳥取県内のほかの地域ではどうなっているのか、どんな効果があるのかというところをちょっと教えていただけますでしょうか。

市長:
従来の婚姻届と比べると、やはり米子市で新たな門出を迎えられるカップルに対しまして、少しでも歓迎といいましょうか、お祝いの意味をこの婚姻届に込めたというところが第一の狙いでございます。これ、デザインも非常に温かなものとなっておりまして、婚姻届を出されるときに、少しでもこのまちが、二人の門出をお祝いしている、祝福しているんだよというところを感じてもらうということが第一でございます。もう一つあわせて、暮らしガイドですね、新しくカップルになられた二人に対して暮らしガイドを提示することによって、このまちでいろんな楽しみを味わっていただきたい、暮らしの中に潤いを持っていただきたい、そういう思いを込めることで末永くこのまちに住んでもらえるように、ちょっとした工夫を込めたというところがございます。

秘書広報課長:
他市等の婚姻届のオリジナルデザインにつきましては、既に鳥取県、鳥取市、江府町、日野町さん、それぞれでもうしていらっしゃいます。

記者:
どんな効果があるって考えられてますか、一般的に。

秘書広報課長:
どうもこのオリジナル婚姻届を持って記念撮影をされたりしまして、SNSなどに結婚しましたというような記事をアップされたりして、結婚の報告をされているようです。

幹事記者:
そのほかどうでしょうか。

 

『健康がい~な!講演会』について

記者:
よろしいですか。「健康がいーな!講演会」の、先ほど死因でがんと糖尿病っていう話がありましたけど、がんと糖尿病が占める割合というのは、死因の中でどれぐらいの割合になってますか。

保険課健康推進室長:
がんと、それから心疾患のような生活習慣病で約6割を占めております。

記者:
がんと心疾患でいいんですか。

保険課健康推進室長:
はい、心疾患や脳血管障害です。

記者:
先ほど、心疾患は全国よりもそんなに高くないっていう話じゃなかったでしたっけ。

保険課健康推進室長:
はい、比率としては全国に比べては低いんですけれども、米子市の死亡の割合としては多いということです。全体の米子市の死亡の中で多くを占めるのが、がん。それから、そういった生活習慣病に関するものが多いです。

記者:
一番多いのはがんなんですか。

保険課健康推進室長:
はい。数としてはがんが一番多いです。

記者:
その次が心疾患。

保険課健康推進室長:
平成27年の国勢調査によりますと、全部で1,571人死亡があって、悪性新生物が471人、人数でいうとそれぐらいの割合です。心疾患が210人、脳血管が151人というふうに続いております。

記者:
今上げてもらった3つで、大体半数以上は占めちゃってるというのが現状ということですね。

保険課健康推進室長:
はい、そうです。

 

『もしもの時のあんしん 終活支援ノート』の発行について

記者:
終活支援ノートですけど、2,000部ということですが、割と少な目にされているのかなと思うんですけど、これがはけたら、もう一度発行というか、これは市の負担がないということなんですかね。増刷していくっていう考えはおありでしょうか。

長寿社会課長:
今回も一応1年間の配布予定ということで2,000部ですので、1年後には、また考えたいというふうに思っております。

記者:
とりあえず全部はけたら、もう1年間、例えば1か月ではけてしまったら、向こう11か月はなしということになっちゃうんですか。

長寿社会課長:
はい。ただ、その場合でも、先ほども話がありましたが、西部医師会のほうのダウンロードで発行するとかいうやり方もありますので、そのような対応もしたいというふうに思っています。

記者:
そのほかいかがでしょうか。

 

市有施設におけるブロック塀の緊急点検実施状況について

記者:
すみません、今日の(会見の)中にはないんですけども、ブロック塀の調査の件で、今、市の調査はどのぐらい進まれているんでしょうか。

市長:
まず、小・中学校につきましては全て調査が終わっておりまして、市内34校のうち、何らかの処置が必要な学校が11校ございました。それは調査が既に終わっております。それ以外の公共施設につきましては、現在調査中でございますので途中経過になりますけれども、既に17件の何らかの処置が必要と思われるブロック塀が認められているという状況です。この17件につきましては、さらに今後の調査の過程で増える可能性もあるということを申し添えておきたいと思います。

記者:
すみません、あわせて小・中学校の11校の内訳ってどうなってますか。

市長:
まず、建築基準法に不適合なもの、これは小学校が23校中8校、それから中学校が11校中3校、合わせて11校です。ただし、調査の過程で建築基準法のみならず劣化等の損傷が認められるものが、これは数字がかぶるんですけども、やはり小学校で8校、中学校で3校ございまして。

記者:
これは、その8校は全く同じ。

市長:
いや、違います。何らかの処置が必要と思われるものは重複を含めて14校になります。いわゆる建築基準法に適合していないものが11校、それは小学校8校と中学校3校。それで、その調査の過程で劣化が認められたものが、これは数字が重複しますけど、やはり小学校8校、それから中学校3校ございまして、重複がないところを加えた計14校につきましては何らかの処置が必要であると。基本的には撤去なんですけれども。

記者:
建築基準法に不適合なものというのは、いわゆる、今回もニュースになっていますけど、(塀の)高さのところ。

市長:
基本、高さですね。

記者:
基本は、もうそういう理解でいいですか。

市長:
はい。昭和56年に最終の建築基準法の改正がありまして、基本的にはそれ以前の措置だと認識をしておりますけれども。

記者:
小学校の部分はとりあえず調査が完了してるということなんですけども、これは7月の補正に組まれるんですか。

市長:
急ぐ部分がありますので、できるところからやるという意味で、まず予備費で対応します。一度に全部はなかなか物理的にできない部分がありますので、期間を見て7月補正でも当然対応させていただくということ。それと、公共施設の部分について、そういう順番といいましょうか、やり切れなかった部分につきましては当然来年度の当初予算と、要は3段構えで考えていきたいと思っております。予備費、7月補正、それから来年度の当初予算。場合によっては、次、9月議会、12月議会もありますので。

記者:
あくまで緊急性を。

市長:
ええ、それは緊急性に応じて順次対応していきたいと思っております。

記者:
すみません、あわせてですけど、今現在、そういった状況で、小・中学校の現場で何か施設が使用を制限してるとか、そういったのというのはあるんですか。

市長:
ちょっとそこは教育委員会に確認をして、後ほど回答させていただきます。

記者:
お願いします。
(補足:立ち入り制限はしていないが、該当箇所に三角コーンを立てて、注意喚起をしている。)

記者:
公共施設の調査って、何日時点の分になりますか。28日現在でまだ終わってないということでいいんですか。

市長:
そうですね、442施設ございますので、まだ全部は終わっていません。

 

市議会議員選挙について

記者:
ちょっと話が変わるんですけども、この間、市議選が投開票終わりまして、新しい顔ぶれになる。今回の選挙戦を通じて、ちょっと低調ムードが漂ったのかなと、投票率にもあらわれていますけども、そのあたり、市長のほうからは、どのように今回の市議選を見られたのかなと。

市長:
まず投票率については、確かに前回よりも下がったということは、一つ大きなポイントだったと思っておりますが、これは市議選にかかわらず、市長選もそうだと思っておりますけれども、4年間の活動といいましょうか、選挙のときだけではなくて、4年間でやはり関心を持ってもらう努力を、これは執行部側も、あるいは議会側もお互いしなければいけないだろうなというふうに思います。つまり、選挙が始まる前後から一生懸命アナウンスをしていっても効果は限られると思います。やはり普段から、日ごろからどのような活動をし、市政発展のために貢献をしているのかということをできる限り広く市民の皆様に知っていただく努力をしていかなければいけないなというふうに思っております。

記者:
今回の市議の顔ぶれですが、共産党さんが3議席に増えられたとか、今回の特徴をどのように捉えられていますか。

市長:
確かに勇退をされた議員さんの後継者がないという、これはまさに報道のとおりではなかったかと思っております。いろんな形で次から次へと、次は自分だと思って出ていただく、あるいは地域なり団体なりが推薦をしていく、そういう候補者が出るような土壌というものは、いずれにしてもつくらなければいけないだろうなとは思います。顔ぶれにつきましては、これは私から特に言うことはございません。どのような顔ぶれであろうとも、市民の皆さんが選んだ議員さんたちで、次のこれからの4年間をしっかりと、議会を通じて議論をして、お互いに市政の発展に取り組めたらいいなというふうに思っております。

記者:
わかりました。

幹事記者:
そのほかいかがでしょうか。じゃあ、市長、ありがとうございました。

市長:
はい、ありがとうございました。