令和6年8月16日(金曜日)
内容
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健康増進普及月間キャンペーン in Yonago の開催について
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幹事記者:
それでは、市長定例記者会見を始めます。市長、お願いいたします。
市長:
本日は私から皆様に3点、お伝えしたいことがございます。
【資料】 米子市認定伝統芸能制度の創設について ( 111キロバイト)
まず1点目ですが、米子市認定伝統芸能制度の創設についてお知らせをしたいと思います。
本市にもいろいろな伝統芸能がありますけれども、一定の基準を満たした団体等に対しまして、米子市認定の伝統芸能制度を創設することといたしました。
本制度の概要につきましては、お手元の資料に書いてございます。目的といたしましては、米子市の歴史文化を象徴する伝統芸能を市が認定することで、担い手となっている団体の活動をさらに活発化させ、発展を支援することでございます。
認定基準としましては、1点目が米子市を拠点に活動していること、2点目が市民の認知度が高く、郷土との関わりがあること、そして3点目が、活動がおおむね50年以上継続していて、今後も活動の継続性が見込まれることとしております。特に3点目の「50年以上継続している」というのを明確な基準として、多くの皆様にお知りおきいただけるとありがたく思うところでございます。
現時点において認定を予定している芸能につきまして、以下2点、お知らせをしたいと思います。一つ目は、米子がいな太鼓でございます。昭和49年に発足をいたしまして、今年ちょうど50年の節目となるところでございます。
もう一つは、米子歌舞伎でございます。これは、古くから出雲伯耆街道に受け継がれてきた伝統芸能の一つでありまして、昭和26年に結成しており、既に50年以上が経過しております。このたびこの制度の創設にあたって、認定の対象としたいと考えております。
資料3番、この活動団体への対応についてお知らせをしておきたいと思います。認定書の交付予定でございますが、まず米子がいな太鼓さんにつきましては、50周年の記念式典が10月6日に開催される予定でございまして、その場において認定書を渡したいと思います。また、米子歌舞伎さんにつきましては、今年度の発表会が10月20日に米子市公会堂で予定されておりますので、その場において認定書の交付をさせていただきたいと思っております。
それから、認定ロゴを作っていきたいと思っております。資料にはイメージ図を載せておりますが、最終的には手書きで作り上げたいと考えてございます。
そして最後、今後の認定追加についてでございますが、市の調査に加えまして、基準を満たす芸能団体などからの推薦がありましたら、必要に応じて市が認定を行ないたいと思っております。
この件については、以上とさせていただきます。
【資料】 健康増進普及月間キャンペーン in Yonago の開催について ( 104キロバイト)
二つ目のお知らせでございます。健康増進普及月間キャンペーンin Yonagoの開催についてでございます。
国が推進しております健康増進普及月間の9月に、米子市としてどのようなキャンペーンをしていくのか、そのお知らせでございます。
目的は、生活習慣病の予防や、本市で力を入れておりますフレイル予防の周知や実践などを通じて、市民の皆様に健康増進を図っていただこうというものです。
キャンペーンの概要は、資料2番に書いてございます。第1弾といたしましては、まるごうの米子南店にご協力をいただきます。内容は塩分味覚チェック、これは試験紙をなめていただいて、塩味を感じるかどうかをチェックするものでございます。それからベジチェック、これは野菜の摂取が十分かどうか、連携協定をしております明治安田生命さんに実施いただくものでございます。それから、以前に紹介しましたフレ飯という、フレイル対策用の食事のレシピ紹介をさせていただきます。
第2弾は、米子市役所で、ご覧の日付で行なう予定としております。内容は、先ほどの3点に加えまして、フレイルチェックもする予定としております。
第3弾は、同じく9月19日ですけれども、今回初めてMEGAドン・キホーテ米子店で開催することといたしました。内容は、ストレスチェックというものを予定しております。資料3番に、今年の新たな取組について記載してあります。MEGAドン・キホーテを会場に追加した目的としては、特に若い世代にアプローチしたいということもあります。今回お店の協力もいただきまして、このたびMEGAドン・キホーテでも開催することが可能となりました。
参考までに、過去5年のがん検診受診率の推移を載せておりますので、ご覧をいただければと思います。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
【資料】 「教育支援センター~ぷらっとホーム~」について ( 122キロバイト)
最後、3点目でございますけれども、「教育支援センター~ぷらっとホーム~」についての経過報告をさせていただきたいと思います。
令和4年8月に開所しました教育支援センター「ぷらっとホーム」、これは公立版のフリースクールでもあります。本市として、不登校の児童生徒への対応をするために設置をした施設でございます。
取組の内容といたしましては、学習支援から始まりまして、創作体験活動、地域での学習、そして今年度からはスクールカウンセラーによる面談も行っております。また、中学生への対応として、進路説明会も行っております。様々な支援や、体験活動などを通じまして、児童生徒が学校に行きづらかった部分をいろんな形でサポートし、成果につなげる取組を進めてまいりました。
資料2番、利用児童生徒の内容でございますけれども、令和4年、令和5年に、それぞれ利用した児童生徒の人数を載せております。また、中学校3年生の進学率、これは高校に進学した率でございますけども、いずれも100%ということで、進路の保障はできているということが言えると思います。
そして、重視していることの一つでありますけれども、学校復帰をする児童生徒も、それなりの数字が出てきているということでございます。令和4年度が15名、それから令和5年度が20名ということでございます。「ぷらっとホーム」といたしましては、この数字を、より伸ばしていきたいと考えてございます。
資料3番につきまして、内容について少し補足説明がございます。コロナ期間中に児童生徒の不登校が増えてきたんですけれども、コロナ明けにさらに増えている傾向がございます。そうしたことによりまして、やはりこの「ぷらっとホーム」が果たす役割というものは大変大きくなっていると認識をしております。そこで、本市といたしましては、ハードとソフトの両面におきまして拡充を図ってきております。
まず1つ目として、支援員につきましては、開所当時は3名でスタートいたしましたが、現在、令和6年度は7名の体制としております。それから利用教室の整備と、トイレの改修も予定しております。
資料4番のその他でございますが、この教育支援センター「ぷらっとホーム」だけでなくて、市内に2つの小学校と9つの中学校に設置をしております校内サポート教室と連携しながら、児童生徒の不登校の段階に応じて支援していく体制を、より充実させていきたいと思っております。
校内サポート教室というのは、名称のとおり、学校の中にあるサポート教室でありまして、なかなか通いづらい児童生徒にはまずそこに通っていただくなどしていただき、それもなかなか難しいという児童生徒には「ぷらっとホーム」を紹介するというような形で、段階を追って対応していけるように、これからもサポートの充実を図っていきたいと思っております。
この話題については以上とさせていただきます。
以上、3点をお知らせいたしました。
幹事記者:
では、各社、質問があればどうぞ。
まず、1点目の米子市認定伝統芸能制度の創設について、質問がある社は手を挙げてください。
記者:
このタイミングでのこういった認定伝統芸能制度の創設というのは、何か理由があれば教えていただきたいです。
市長:
まず、米子がいな太鼓さんが50周年を迎えるということ自体は数年前から意識をして、また団体としても準備をしてこられたことでありました。しかしながら、米子市において、例えば50年を超える活動を続けてこられた団体に対して、顕彰する方法ですとか、さらに発展していってもらうための、団体の皆さんの励みになるような認定制度というものがありませんでした。
ほかには無形民俗文化財というのがあります。古くから地域に伝わる、伝統芸能も含む、無形のいろんな活動について認定する制度はあるんですけれども、こちらの認定基準というのがなかなか分かりづらいものがあります。審議会を通じて認定をする仕組みになっているんですけれども、具体的に何年経ったらとか、そういう基準ではないところがあります。
より分かりやすく、多くの皆様に納得いただける基準で、そして団体の皆さんにとっても、これを一つの節目としてさらに頑張っていこうと思ってもらえるような、そんな認定制度が必要だというところで、このたびの米子市認定伝統芸能制度というものをつくりました。顕彰するとともに、これからの活動の励みにしていただこうというところでございます。
ちなみに、淀江のさんこ節さんにつきましては、無形民俗文化財の指定を受けておりますので、これは対象外となります。今回はがいな太鼓さんと米子歌舞伎さんが該当するということで認定をさせていただこうというところでございます。
記者:
ありがとうございます。
この認定を受けることで、例えば市の持っているような公共施設を練習のときに無料で使えるとか、そういった何かプラスアルファはありますでしょうか。ロゴを使えるというところ以外での何か恩恵というか、担い手をどんどん増やしていくための手助けになるようなものはあるのでしょうか。
市長:
現在、認定を取ったからこうなるというようなものは考えておりません。既に、がいな太鼓さんにつきましては、練習場所の確保について、市としても協力をさせていただいております。また、米子歌舞伎さんにつきましては、既にかなり自立的にしていらっしゃいますけれども、実は昭和26年の結成した当時は、米子市役所の職員が中心となって米子歌舞伎を興したというような過去もございます。我々といたしましては、そのときの状況に応じて、こうした米子市の伝統芸能が末永く親しまれるように、可能な支援というものはしていきたいと思っております。
記者:
市町村独自の伝統芸能に絞った認定制度というのは、県内でほかにあるんですか。初めてですか。分かれば教えてください。
文化振興課長:
県内では、伝統芸能に絞った制度というのは、調べる限り、ないものと認識しております。
記者:
2点お聞きします。市の団体で、この認定基準に該当する団体というのは、この2つ以外幾つぐらいあるのかということと、いつぐらいから米子に歌舞伎というものが存在しているのでしょうか。
市長:
まず最初のご質問ですけれども、現在、市として把握している、この認定基準に該当する団体は、ないと認識をしております。
もう1点の質問につきましては、事務方からご説明します。
文化振興課長:
歌舞伎について、具体的に何年の歴史があるかというのは把握しておりません。米子にも歌舞伎の伝統があったという言い伝えはありますけれども、具体的に会をつくって活動を始めたのが昭和26年で、現在で73年ということになります。
記者:
淀江さんこ節などの無形民俗文化財との差別化については、どのように考えられているでしょうか。
市長:
例えばこの認定を受けた、がいな太鼓さんや米子歌舞伎さんが、いつの日か無形民俗文化財の指定を受けたならば、その時点でこれは外れるということになります。その時点というのがいつになるかは読めませんので、最終的には、その取扱いはそのときの市政が考えるのかなと思います。
記者:
この新しくできた制度と、無形民俗文化財の制度の違いといいますか、認定基準といいますか、どこに違いがあるのかというのを改めて教えていただけますか。
市長:
この米子市認定伝統芸能制度につきましては、お示ししました3点、明確な基準をもって認定されるという形を取りたいと思っております。特に、50年という明確な基準がありますので、それ未満のところは認定されないということもはっきりとしております。
一方、無形民俗文化財につきましては、これは審議会がございまして、審議委員さんの審議の中で決まっていくということでございます。米子がいな太鼓さんや米子歌舞伎さんについても、本当はそちらのほうでできればよかったなと思いつつも、どうも難しいということがありましたので、やはり何か顕彰する仕組みは欲しいなというところで、このたびの制度の創設に至ったというところでございます。
記者:
ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかありますでしょうか。
ないようですので、続いて健康増進普及月間キャンペーンin Yonagoの開催について、各社、質問をお願いします。(質問なし)
では最後に、「教育支援センター~ぷらっとホーム~」について、各社、ご質問をお願いします。(質問なし)
では、そのほかの質問があればお願いします。
記者:
米子バイオマス発電所についてですけれども、先月の下旬に、市民の方々が米子市、市長宛てに健康被害の実態調査を求める要望書を提出されました。その受け止めと、今後の対応、実態調査の実施の是非について、お願いいたします。
市長:
事業者さんと話合いをしながら、どのような形で調査をするかなど、詳細を詰めて対応したいというふうに思っております。現時点において、その具体的な手法など、特に決まったことはございません。
記者:
調査は行っていく方向での事業者との話合い、という捉え方でよろしいでしょうか。
市長:
はい。具体的な調査方法が決まらない中で、何とも言いようがないところはあるんですけれども、そのような要望をいただきましたので、この要望に対しては適切に対応したいというふうに思っております。
記者:
この前、経済部長からも、協議会を通じて事業者と相談したいというような話がありました。いつ頃、事業者との話合いをして、検討していくのか、予定はいかがでしょうか。
市長:
具体的なスケジュールを私は把握しておりませんので、後ほど事務方から回答させます。
記者:
例えば年内とかこの秋とか、そういうスケジュール感ですか。
市長:
もちろん早いほうがいいとは思っておりますけども、今、おそらくその辺も含めて話合いをしていると思います。スケジュール調整ですとか、具体的なところは決まっていないと思います。
記者:
爆発火災以前から、周辺の人たちの生活、健康被害ということが水面下にあったということについて、どんなお考えでしょうか。
市長:
火災及び爆発火災につきましては、今、原因をかなり究明しつつあるというふうには聞いております。原因の究明とともに、それに対する対策というものがしっかりと図られるかということが大変重要だというふうにも思います。特に米子バイオマス発電所の爆発火災につきましては、たまたま、けが人等、人的被害はありませんでしたし、周辺の物的被害もなかったということではありますが、これは一歩間違えれば大きな人的被害が出うる事象だったというふうに思っております。また、こういうことが頻回しているということ自体が、周辺の住民の皆さんにとっては非常に不安だというふうに思いますので、事業者に対しては原因究明とともに、その対策についてしっかりと施していただくように、重ねて意見を申し上げたいと思います。
記者:
市長自ら、現地がどういう状況なのか、現地調査をする予定などはありますか。
市長:
今のところ、現地を見る予定というのはありません。これは米子だけでなく、ほかの場所でも火災ないしは爆発火災が起きておりますので、事業者と中部電力と専門家は、ある程度共通する原因があるのかなというふうににらんでいます。他のそういった施設の状況なども含めて、米子バイオマス発電所の安全性というものをいかに図れるのか、その辺りをきちんと検証していきたいと思っております。
記者:
健康被害という面では、市長としてどう捉えられていますか。
市長:
健康被害は、爆発火災等とはまたちょっと違うのかなというふうには思います。いわゆる騒音、音のレベルとの相関の中で、どのように考えていくべきなのか、それについては、これからも話合いをしていきたいというふうに思っています。
担当課から、今後のスケジュールについて回答いたします。
商工課課長補佐:
9月4日に地域協議会を行なう予定というのは決まりまして、そこで話合いをさせていただく予定にしております。
市長:
9月4日に地域協議会を開催し、スケジュールも含めて話合いをするというところまで、今決まっているということでございます。
記者:
地域協議会というのは、事業者との話合いではなく、その手前の話ですか。
市長:
地域の皆様で組成した協議会がございますので、そこでまずは話合いをしていくという、そこまでの予定が立っているというところでございます。
記者:
一応、確認です。米子市と地域とで協議会をして、その次に事業者との話合いに行くという流れでよろしいですか。
商工課長:
協議会は、市と地元ではなくて、事業者と地元住民の方で組成された協議会ということになります。
記者:
では9月4日に、住民との話合いの場を設けるということですか。
商工課長:
そこでのテーマの詳細は今まだ出ておりませんけれども、そのような話になる可能性もあるというところでございます。
記者:
事業者も来られて開かれるということですね。健康被害についても話を聞く予定ということですね。
商工課長:
そうです。
記者:
どのようなことを協議会の中で対応していく予定ですか。
商工課長:
協議会には事業者も入っております。健康被害等の実態調査の申出もございましたので、その辺り、どういう対応をしていくかというような話も出るかと思います。
記者:
そういう話合いをしていく、検討するということですね。ありがとうございました。
記者:
市長、言葉を補うようで申し訳ないですが、先ほど、頻回とおっしゃいましたが、頻繁の頻に回数の回、度々起こしているという意味ですね。
市長:
そうです。
記者:
はい、分かりました。
幹事記者:
そのほか、何かご質問ありますでしょうか。(質問なし)
では、以上で定例記者会見を終わります。ありがとうございました。
市長:
どうもありがとうございました。
掲載日:2024年9月2日