市長から
- だんだんバスICOCA導入とバス運賃無料DAYの実施について
- 第3回「よなご公共交通ふれあいフェスタ」の開催について
- 駅前通り実証実験~YONAGO STREET WALK~の実施について
- 鳥取県初「おくやみ手続きナビ」を導入します
- 映画『ルート29』パネル展を実施します
- 「絶景の城米子城から望むダイヤモンド大山観望会」の実施等について
質疑
幹事記者:
それでは、米子市長定例記者会見を始めます。市長、まず説明をよろしくお願いします。
市長:
おはようございます。
本日、私から6点、皆様にお知らせをさせていただきます。まず、1点目でございますけれども、だんだんバスICOCA導入とバス運賃無料DAYの実施についてでございます。
【資料】だんだんバスICOCA導入とバス運賃無料DAYの実施について ( 111キロバイト)
かねてより、市内のバスにICOCA導入を進めるための検討を重ねてきました。このたび、だんだんバスについて導入の運びとなったというところでございます。
ICOCAは、いわゆる交通系のICカードでありまして、JR西日本が発行しています。全国の、例えば関東圏など、ICカードを使っているエリアにおいては相互に使用することが可能となっております。
運用開始日は10月28日月曜日でございます。利用可能なカードの種類は資料のとおりです。JR西日本のみどりの窓口で購入することができますし、スマートフォン向けのアプリでICOCAを利用することもできます。チャージはコンビニエンスストアなどで可能となっております。
そこで、運用開始日の10月28日につきましては、私がデモンストレーションをさせていただこうと思っております。午前9時29分に天満屋を発車するだんだんバスに私が乗車いたしまして、午前9時38分にふれあいの里に到着する際、ICOCAで決済をします。また、これに合わせて、ICOCA導入のキャンペーンをさせていただく予定としております。ICOCAのカードは1枚2,000円で販売していますが、この中身は乗車券が1,500円で、500円はデポジット、預り金になっております。11月1日から、500円分を米子市で助成をし、1,500円で購入できるようにします。数が限られておりますけれども、資料(6)にある場所で販売をさせていただきたいと思います。
それと、期間限定のWESTERポイントの付与もございます。
裏面に行きまして、ICOCAを使用した買い物や飲食をされますと、ポイント還元のキャンペーンもやっているところでございます。
それから、11月と12月の地ビールフェスタにつきましては、だんだんバスかJRをICOCAで利用し、地ビールフェスタのチケット1,000円以上をICOCAで購入した方を対象として、200ポイントの還元を行う予定としております。
ICOCA導入については以上でございますが、もう一つ、あわせて、バスの無料乗車日を企画いたしました。企画名としましては「バスでGO!運賃無料DAY」と称しておりますが、これは先般、日本海政経懇話会のほうで、藤井聡先生、京都大学の大学院の先生と私も対談させていただいたんですけども、その際に、全国で公共交通の利便性向上の取り組みをしている中で、ある程度思い切ったことをしないと、なかなか乗ろうということにはならないよというお話がありまして、市役所内でいろいろ協議をしまして、限られた予算をどれだけ有効に使えるかという勝負ではあるんですけども、単に期間的に区切って無料デーをするのではなくて、実施日には、例えば10月27日は「農と食のフェスタ」がありますし、11月10日も「よなご公共交通ふれあいフェスタ」などがあります。こうしたイベントに合わせて無料デーを企画することによって、そこに行く動機づけと、公共交通に乗る動機づけを何とか重ねてみようかということでやってみたいと思っております。
対象路線ですけれども、ご覧のとおりでございます。これは、だんだんバスのような循環バスだけでなくて、路線バスも対象となっていますが、一部、アスタリスクのところに書いておりますけれども、対象外のところもございます。
今後についてでございますけれども、10月23日頃の市内の新聞折り込みをご覧いただくようにお願いしたいと思います。キャンペーンについてのチラシもお付けしておりますので、ご参照いただきたいと思います。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
続きまして、第3回「よなご公共交通ふれあいフェスタ」の開催についてのご案内でございます。
第3回「よなご公共交通ふれあいフェスタ」の開催について ( 83キロバイト)
この公共交通ふれあいフェスタ、今年で第3回になりまして、今年のイベントテーマは「のって、わかって、またのって」です。一度乗っていただいて、感じていただいた利便性、意外と使えるなとか、いろんな感想があると思うんですけども、その辺を理解していただいて、また乗っていただくように、これを企画をしているところでございます。
日時は、11月10日の日曜日、午前10時から午後3時までとなっております。
場所は、例年どおり米子コンベンションセンター及び周辺エリアで実施をいたします。
今年の見どころといたしましては、そこに書いてございますとおり、例年どおりのバス・タクシーの車両展示、これ、お子さんたちに大変人気でございますし、ミニサンライズ号の乗車体験、これは全員が乗れないぐらい、いつもご希望者が殺到するイベントでもございます。あとは路線バスミステリーツアーなど、様々な企画を用意してございます。
丸印が打ってあるところ、JR運転士・車掌シミュレーター体験など、様々な乗り物に関するイベントを準備して、企画してお待ちしておりますので、多くの皆様にお越しいただきたいと思います。これもチラシを付けておりますので、詳細につきましてはそちらもご参照いただきたいと思います。
この話題は以上とさせていただきます。
続きまして、駅前通りの実証実験~YONAGO STREET WALK~の実施についてのお知らせでございます。
【資料】駅前通り実証実験~YONAGO STREET WALK~の実施について ( 1.36メガバイト)
かねてより、米子の歩いて楽しいまちづくりをいかに進めていくのかという中で、全国的にも比較的大きな都市を中心に、駅前の目抜き通りの交通体系について、より一層歩行者が歩きやすい道路づくりをしている実情がございます。これはヨーロッパなんかでは当然のようにやってるんですけども、日本でも大都市中心に、最近では人口30万人レベル、例えば松山市だとか三重県の四日市市だとか、そうしたところでも取り組みが始まったり、もう既に出来上がったりだとかしているんですけども、米子においても駅前通り、ここを3車線にして歩道を広げて歩きやすい道を造ってはどうかという提言を地元の米子商工会議所青年部からいただいているところなんですが、それを実施する前に、やっぱりその実証実験を一回やってみて、どういう課題があって、また、どういう効果があるのかを確かめようということで、このたびの企画となっているところでございます。
目的は、今申し上げたようなことと、実施場所ですけれども、資料の2番のところに書いています。駅前通りのグリーンリッチホテル前と、それから駅前通り第1駐車場前、これ地図が裏面の、交通規制のところを見ていただいたほうが分かりやすいかと思います。前後しますけど、内容といたしましては、にぎわい空間の創出・演出ということで、ご覧のイベント、企画などを同時並行でやって、集客の一助にしたいと思っております。
2番のところで、交通量の調査などをいたしまして、効果や課題というものを把握したいと思っておりますし、アンケート調査によって、どういう感想があるのかということも把握したいと思っております。
実施の期間ですけれども、令和6年11月9日の土曜日から11月10日の日曜日、ご覧の時間となっておりますが、11月8日の金曜日にプレイベントを打ちたいと思っております。交通規制の場所についてはご覧の地図のとおりなんですけども、期間としては11月8日の午前9時から11月11日月曜日の午後4時までとなってございます。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
続きまして、鳥取県初となりますが、「おくやみ手続きナビ」の導入についてのご案内でございます。
【資料】鳥取県初「おくやみ手続きナビ」を導入します ( 424キロバイト)
実施時期は11月1日からなんですけれども、おくやみ手続について、スマートフォン、あるいはパソコンで分かりやすくご案内できるシステムをウェブにてご紹介できるようにしたいと思っております。
どうしてもご親族、ご家族がお亡くなりになったときの役所の手続というのはたくさんあったりとか、それから家族の状況によってはいろんな手続が複合的に発生したりだとかするもんですから、何度も何度も役所に通ったりして本当に大変だというご意見もいただくところでございます。
裏面に参考として書いておりますけれども、本市におきましては既に、おくやみコーナーを設置して、1か所で手続が済むような窓口のシステムといいましょうか、しつらえをしているわけでございますが、このたびの「おくやみ手続きナビ」は、そこに来るまでにウェブにて簡単な質問に答えていただくと、簡単な質問というのは、例えば家族がどういう状況なのか、年齢や家族構成などによって死亡した際の手続が変わってきますので、そうした質問に回答していただくと、その方の状況に合わせた必要な手続が把握できるように、一覧でぱっと見ることができるようになるということで、市役所に来られる際には書類をそろえて、このおくやみコーナーなどに来ていただければ手続ができるような、その一助となるようなウェブのサービスでございます。
ちょっと字が小さいんですけれども、皆様のお手元の資料にも、その画面の例というものが載っております。必要であれば、これはまた担当課のほうにお尋ねいただければと思います。
導入時期といたしましては、11月1日からとしております。
先ほど申し上げたとおり、裏面に、参考までに、既に実施をしている死亡した際の手続の利便性向上の取り組みについて記載しておりますので、参照していただければと思います。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
続きまして、5点目ですけれども、映画「ルート29」パネル展の実施のお知らせでございます。
【資料】映画『ルート29』パネル展を実施します ( 600キロバイト)
既に報道にも載っておりましたけれども、鳥取県内で撮影が行われました映画「ルート29」が11月8日に全国公開されるのに合わせまして、資料の2番に書いてございますが、米子市内でも3か所でロケが行われました。その際のロケ地での映画シーンの写真ですとか映画のポスターなど、あるいは主演をされておられる綾瀬はるかさんのサイン色紙などをパネルに貼り付けて展示をするということで、皆様にお知らせする次第でございます。
展示場所は、本庁舎1階の東側の玄関の前です。ご覧の内容となっておりますので、よろしくお願いいたします。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
最後、6点目ですけれども、今年も、大分恒例となってまいりましたけれども、秋のダイヤモンド大山の観望会のお知らせでございます。
【資料】「絶景の城米子城から望むダイヤモンド大山観望会」の実施等について ( 454キロバイト)
観望会自体は、10月19日の土曜日と20日の日曜日、2日間、ご覧の時刻でやらせていただくこととなっております。
一応、一番真ん中に来るのが10月22日と言われてまして、その前後であればいいんですけれども、土日となると、この2日間ということで、観望会はこの2日間にさせていただくというところでございます。
ただ、今年はどうも明後日あたりが雨の予報になっておりまして、ちょっと厳しいのかなというような予想を立てております。20日は曇りとか、曇り後晴れだったか、晴れ後曇りだったかちょっと忘れましたけども、これもちょっと、若干微妙な感じかなと思っておりまして、果たしてどうなるのかなというところでございます。
観望会の内容といたしましては、記念品の配布ですとか武者隊による演舞などはございますけれども、米子城だんごの販売につきましては、20日だけに、これは雨を予測して19日は販売しないということを既に決定しておられますので、併せてお知らせをしたいと思います。
このダイヤモンド大山ですけれども、米子城跡から見えるダイヤモンド大山がおおむねこの日だということでありますが、市内あちらこちらから見られるということでもございますし、若干ずれますけども、ダイヤモンド大山ウィークと称して、少し長めの期間を取って、登城路にはランタンを設置して、朝早く、日の出前の暗がりの中から登りますので、危険のないように配慮したいと思います。
資料の裏面の4番を先に申し上げますと、ダイヤモンド大山を市内いろんなところから少しずつ日にちをずらして見ることができるご案内を載せてございます。
前後しますが、3番ですけども、「ダイヤモンド大山くん」という新しいキャラクターを創設いたしました。これは、ダイヤモンド大山をより多くの人に親しんでいただきたいということで、職員が考案しました。ぜひこれからは、この「ダイヤモンド大山くん」がダイヤモンド大山の、あるいは米子城のことなど、いろいろと案内をしてくれますので、よろしくお願いしたいと思います。
「ダイヤモンド大山くん」のいろんな説明はご覧のとおりでございます。口癖が「ダイヤモンドだね~」というところで、ちょっと聞いたことがある方もいらっしゃるかも分かりませんけども、そういうような状況でございます。
この話題については、一旦以上とさせていただきまして、全ての話題についてお話をさせていただきました。ありがとうございました。
幹事記者:
ありがとうございます。それでは、各項目ごとに質問をお願いいたします。
1つ目のだんだんバスICOCA導入とバス運賃無料DAYについて、質問のある方は挙手をお願いします。
記者:
今、市内の循環バスで、ICOCAを導入されてる市町村は、ほかにありますか。
市長:
鳥取市が「くる梨」に導入をされています。
記者:
県内で、ほかはないですか?
交通政策課長:
県内では鳥取市だけです。
記者:
このバス無料DAYについてなんですけど、実施された後に効果の検証であったりとか、そういう調査というのは予定されているんですか。
市長:
はい。どれぐらいの方が無料DAYに合わせて使っていただけたか、通常よりもどれぐらい増えたのかと、そのあたりについては効果を検証したいと思っております。
記者:
すみません、あと加えてなんですけど、これはどなたでも利用できるということで、市民の方以外も無料で乗れるっていうことでよろしいですか。
交通政策課長:
はい。こちらにつきましては、バスそのものを無料にしますので、当然ですけど、観光で来られた方なんかにも乗っていただきたいですし、全ての方が対象です。
幹事記者
分かりました。そのほか、いかがでしょうか。
記者:
これは全ての路線が対象ということなんですか。
交通政策課長:
チラシにも書いてありますけど、米子駅発着の日交さんと日ノ丸さんの路線バスは全て対象となっております。一部、対象外の路線としては空港連絡バスですとか、あと大山町内だけ走ってる路線というのは、米子市ではありませんので、ここは対象にしておりませんけど、米子駅発着の約45系統ぐらいあると思うんですけど、それ全てを無料という対応です。
記者:
分かりました。
幹事記者
そのほか、いかがでしょうか。
じゃあ、次の公共交通ふれあいフェスタについて、質問のある社は挙手をお願いします。
よろしいでしょうか。
それじゃあ、その次の駅前通りの実証実験について、ご質問のある社は挙手をお願いします。
記者:
いくつかお伺いしたいんですけども、まず、この取り組みなんですけども、予算はお幾らぐらいな想定をされていますでしょうか。
市長:
ちょっと今、資料がございませんので、後ほど皆様にペーパーでお配りさせていただきたいと思います。
記者:
ありがとうございます。
続いて、改めての質問にはなってしまうんですけども、こちらの取り組み、歩いて楽しいまちづくりをめざすという位置づけだと思うんですけども、車が中心の米子市で、公共交通機関や歩行者を中心としたまちづくりをめざされる理由というところを、お伺いできたらと思います。
市長:
大きくは、やはり公共交通がある程度便利に使えるまちでないと、この先、生き残っていけないと思っておりまして、できる限り公共交通が使える場所については使っていただこうと。特に駅前というのは、公共交通にとって便利な場所でもありますので、そういった観点でこの事業を実施するんですが、そこに米子市として、歩いて楽しいという要素を入れているのは、単に乗りましょうとか、どんどん乗ってくださいと働きかけても、なかなか公共交通に乗るきっかけとか動機づけというのがないもんですから、楽しいという要素をいかに織り込みながら、この目的を果たしていくのか。その際に、この駅前の通りを思い切って車線を減らしていく、この取り組みは、大都市を中心に今行われておりまして、例えば福岡市とかもやってたと思うんですけども、100万人都市クラスでもやります。それから、最近は、30万人クラスの都市の松山市では、完成しております。四日市市も30万人クラスだと思いますけども、これはこれからやると思います。やはり駅前は歩く人にとって、もう少し歩きやすい場所にしていこうという取り組みを中堅どころの都市も今始めております。
国交省の方に聞くと、15万人ぐらいの規模の都市でやるのは米子が初めてじゃないかって言われてますけども、我々としても、やはりそれは、駅前の通りを単に通過するだけの場所じゃなく、ちょっと滞留して、滞在して、食事などをしながら楽しく過ごせる場所というのをつくっていこうということで、このたびの実証実験をさせていただくというところでございます。これが大きな狙いでございます。
記者:
今回、実証実験される中で、どういう結果が得られたら3車線化を決めていこうと思われていますか。
市長:
ここは県道ですので、県の皆さんと、その結果についてはしっかりと協議をしたいと思っておりますが、まずは3車線化してみたところで、来られた方々が、何か空間としていいよねっていうふうな感想を多くいただけるのかどうかっていうのは非常に重要なポイントだと思っておりますし、また、このたびいろんな事業者さんにも協力していただくんですけれども、事業者さんから見ても、やってよかったなと。例えば集客に効果があったなとか、いろんな、よい影響が得られるのかどうか、これをもって実証実験の結果を評価していきたいなと思っております。
記者:
ありがとうございます。
実際に、もし仮に3車線化を実行するとなった場合に、今、米子市として考えられてる懸念点、課題というのは、市民の方の感想のほかに、何かございますでしょうか。
市長:
今まで4車線でやってるところでございますし、特に商工会議所交差点から米子駅に向かっての流れについては、時間帯によっては、特に右折に関して渋滞が発生しやすい場所です。ですので、これを3車線にするということで、より一層渋滞がひどくなる可能性というのはあると思っています。そのときに、やはりドライバーから、何でこんなことをやるんだというような苦情をいただくことは、ある程度想定をしているところではございます。ここはやはり市民の皆様の理解が必要なところで、あくまでやっぱり歩いてる人にとって歩きやすい道を造るということにどれだけの理解をいただけるのか、これ、逆に言うと、これまでの道造り、道路造りというのは、車のための道路を一生懸命造ってきた。どこかで渋滞が発生すると、その渋滞を解消するために、また新たな道路を造っていく、こういう道路造りが今までだったんですけども、市内のそうした目抜き通りなどは、車にとっては確かに、これからは渋滞が発生しやすい箇所になるかもしれないけども、それでも歩行者にとって歩きやすく楽しい場所にしていけるのかどうか、こうした理解がどれだけ得られるかということは、我々米子市としてもいろんな形で説明を重ねていきたいと思っております。
記者:
ありがとうございます。
記者:
すみません、私もちょっと確認不足なんですけども、駅北整備の工事が終わるのは12月でしたっけ。
市長:
駅北広場の工事は、今後も継続して実施して参りますが、現在の規制は年末までを予定しております。
記者:
終わった場合には、今規制されているタクシーとか車の乗り入れというのは、ある程度は可能になるものなんですか。
市長:
北口の場所にタクシーは発着できるようにします。
記者:
じゃあ、南口の発着もできる。
市長:
南口も、できます。
記者:
じゃあ、そこまでの大きな規制までは至らんわけですよね。完全に何かもう……。
市長:
そうですね、はい。完全に排除するということは全くなくって……。
記者:
車がどうかなと気になってたもんですけど、それはない。
市長:
北口の整備は、あくまでバリアフリーだとかエレベーターの改修だとか、今使いにくくなっている駅の北口のいろんなロータリー、これを改修して、より使いやすいものに変える工事ですので、例えばバリアフリーにつきましても、意外と勾配がありまして、車椅子にとっては結構厳しい状況があるので、なるべく勾配をならしたりだとか、ちょっと幅を広くしたりだとか、タクシーの発着場所も、より分かりやすくしたりだとか、そういう改善をする工事をしてます。あと、屋根も今、全部やり替えています。
記者:
なるほど。じゃあ、完全に駅の南だけがタクシーの乗り入れ可なんて思ってる人もいないことないんですけども……。
市長:
それは誤解ですね。
記者:
じゃあ、駅の北のほうは、工事の終了後はタクシーも乗り入れできるんですね。
市長:
はい、使えるようになります。
記者:
南も北もね。
市長:
はい。
記者:
はい、ありがとうございました。確認です。
幹事記者
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
じゃあ、続いて4点目の鳥取県初「おくやみナビ」の導入について、質問のある社はお願いします。
記者:
まず、この導入にあたっては、何かこういう要望があったのか、あるいは窓口で迷ってる人が多いという反応を見て独自に考えられたのか、どっちですか。
市民二課担当者:
もともと、「おくやみハンドブック」を作っていましたので、それが、さらに便利になるということで、協定させてもらっている鎌倉新書さんからのご案内もありまして、進めようという運びになったということです。
記者:
市の発想ということですか。
市民二課担当者:
そうですね、はい。
記者:
さっきもあったんですけど、これ、どこか、参考にした県外の自治体のフォーマットがあるんですか。
市民二課担当者:
はい。フォーマットは、協定元の鎌倉新書さんが作られてるものでして……。
記者:
そしたら後で、このデモ画面、接写できますか。
市民二課担当者:
はい、テスト画面ですが、パソコンで見れます。
記者:
質問終わってから、市長にまた改めて、狙いとか、ぜひということを聞かせてください。以上です。
市長:
はい、分かりました。
記者:
こちらの「おくやみナビ」の確認で、あくまでこの必要な手続の内容や持ち物を紹介してくれるということで、手続自体は、このおくやみコーナーに行かないとできないということですか。
市民二課担当者:
はい、「おくやみ手続きナビ」で全て終わらせるということはちょっとできないので……。
記者:
例えばネット上からおくやみを申請するっていうわけではないと。
市民二課担当者:
またそれとは別に、ネット上で、おくやみコーナーの予約というのはできるんですけれども、「おくやみ手続きナビ」からそのまま進むということは、できない状態です。
記者:
手続自体は、実際に庁舎に来て、このおくやみコーナーでするということなんですか。
市民二課担当者:
そうですね、はい。おくやみコーナーは3日前までにご予約が必要になるので、お急ぎの場合は、どの担当課に回っていただくかというのをお伝えするというようにしております。
記者:
県内初ということなんですけど、例えば島根県とか近隣の県で同様な取り組みをやってるとことかってありますか。
市民二課担当者:
島根県の浜田市さんは、同じ「手続きナビ」をされてます。それ以外は、山陰地方ではないです。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
幹事記者
そのほか、いかがでしょうか。大丈夫ですか。
じゃあ、続いての映画「ルート29」パネル展実施について、質問のある社は挙手をお願いします。よろしいですか。
じゃあ、最後の絶景ダイヤモンド大山観望会の実施について、質問のある社は挙手をお願いします。よろしいですか。
それでは、それ以外で何か質問のある社がありましたらお願いします。
記者:
確認です。島根原発2号機が再稼働ということで、12月に向けて予定されておりますけども、境港市、米子市は30キロ圏、鳥取県と境港市と一緒に意見書ということで提出なさいましたけども、特に米子市として一番求めた意見というのはどういう意見であったのか。それは近く、13年ぶりですか、島根原発2号機再稼働になりますけれども、その辺について所感といいますか、安全を求めることになると思うんですけども、一言お願いいたします。
市長:
一緒に提出させていただいた書類は、既に把握されてることと思います。米子市としても、その内容について、特に安全面はこれからもしっかりと配慮をしてほしいということが一番だと思っておりますし、それから、度々申し上げてることですけども、我々の安全活動についても、それなりの予算をかけてやっているので、これは中国電力というわけではないですけども、国に対しては、そうした財政面での配慮をするようにということは、要望として申し上げているところでございます。
記者:
それと、2号機の再稼働に向けての市長の、何か言葉があったら。
市長:
2号機の再稼働の最終的な日付とか、そこまではまだ聞いておりませんけれども、これまで様々な場面でそれぞれの局面において説明を伺い、我々としても納得をし、そして議会でも様々な意見をいただきながら、今ここまで来ておりますので、私としては、適切な手続を踏んで、今ここにいるという感想を持っています。
したがいまして、今後においても、再稼働をされるんであろうと思っておりますけれども、我々の関心としては、やはり安全にこれを運営していただくということになりますので、そこについては抜かりのないようにお願いをしたいと思っております。
記者:
平井知事の意向としても、とにかくいろんな場面で意見を言っていくんだということがあったと思います。それは安全、安全とどこまで言い続けるかということになってくると思うんですけども、物理的な構造は変わらないわけですから、そういう面で、その辺の意見を常に言っていくというお立場というか、その辺の何か、抱負がありましたら。
市長:
我々も、それが一番大事なことだと思っております。地元であれば、これは経済面とか、様々な効果はあるわけですけれども、周辺市になりますと、そうしたものがないわけでありますので、専ら関心は安全であるということですので、様々な場面、局面においては意見を言っていきたいと思っておりますし、我々で気づいた物事があれば、当然これは中国電力側に問合せをして、適切な回答をいただけるようには、これからもしていきたいと思っております。
記者:
それはあくまで、今回、意見書を提出なさった境港市、県と一緒にという形での……。
市長:
基本は一緒にだと考えておりますし、単独でやることがあるかどうかというのはちょっと、現時点においては想定はしておりません。
記者:
基本は、ですね。
市長:
はい。単独で何かを、米子市だけで何かするかっていうのは、現時点においては想定はしてませんけれども、これは物によって、米子市単独で言わなければいけないことがあれば、それは当然そういった対応もさせていただくというふうに思います。
記者:
じゃあ、基本は3者で、ですね。
市長:
基本はそうですね。基本的には3者でしっかり。
記者:
改めて、国に対しての要望ってこともあると思うんですけど、それについては何かありますか。
市長:
中国電力は中国電力として、決められた、所定の安全対策というものをしっかりやっているわけですけれども、国はそれを監視し、そして必要なバックアップをする立場でもあります。また、周辺市にとっては、住民避難訓練をはじめとする避難行動については、我々は地元で当然頑張っていくわけですけれども、例えば新たな知見があれば、それは的確に、適切に、適時に教えてくれるように、これは国に対してお願いをしているところであります。したがいまして、国については、我々が安全を図っていく活動をしっかりとサポートしていただきたいということでありますし、そのために必要な予算面での措置というものも、今はほとんどないわけですので、これは絶対的にお願いをしたい部分でもあります。
記者:
あとは、避難の実効性ですね、それを国に求めること、何かありますか。
市長:
はい。避難の実効性というのは、現時点において一定確保されていると認識はしておりますが、これからさらに、これをより一層よいものにしていかなければいけない、深めていかなければいけないと思っております。そのことについても、引き続き努力を重ねていく部分がございますので、これについては、地元はもちろん頑張りますけれども、中国電力、あるいは国にもしっかりとサポートいただきたいと思っております。
記者:
そこもやはり、ある程度一定の予算の措置も期待したいわけですか。
市長:
もちろんです。そこら辺にも、我々も職員を動員をしたりとか、様々予算かかっておりますので、それについての何らかの措置はあってしかるべきじゃないかと思っております。
記者:
いろいろ伺いましてありがとうございました。
記者:
今のお話に関連してお尋ねします。
先ほど直前に出ました避難の実効性については、市長は一定確保できているというふうな話をおっしゃってました。それって、どういうことに基づいて、根拠でおっしゃっているのかということと、それと、まだまだ努力していくことはあるとおっしゃってました。それは具体的にどんな努力が今後まだ必要になるかということについて、2点教えてもらえますか。
市長:
まず、我々として住民避難計画をつくって、それに基づいて訓練をしております。そのことについて、国の評価もいただいておりまして、一定の実効性は確保されているという意見もいただいております。我々としても、良いと思ってやっているわけですけれども、それについての一定のお墨つきもいただいているということが、まず最初のご質問に対する回答になります。
ただ、やはり不安というのは、いくらやっても消え切れないものがあります。そのためには、その不安を一つでも解消するように、より一層訓練を重ねていくことだとか、あるいは知識としても、通常の災害と何が違うのかと、地震が起きた、水害が発生した、こういう災害と原子力災害、何が違うのかと。特にポイントとなる最初の屋内退避、これは何でするのかとか、その辺りのことについて、知識としても、より一層深めていきたいと思っております。まずその辺りは、まだまだやる余地はあると思っております。
幹事記者
そのほか、いかがですか。よろしいですか。
秘書広報課職員:
すみません、先ほどご質問いただきました駅前通り実証実験の予算につきまして、担当課からお答えさせていただきます。
都市創造課長:
先ほど実証実験の予算のご質問をいただきまして、回答できませんでして申し訳ありませんでした。
ただいま確認いたしまして、実証実験にかかる事業費は2,343万円、こちらの事業費で実施をしているところです。以上です。
記者:
具体的に、何にかかる経費って見たらいいですか。
都市創造課長:
空間をつくるための材料費ですとか、あと交通量、先ほど市長が申しましたように、渋滞がどうなるかというような状況を調べる費用ですとか、そういったこと、もろもろ一式、その事業費の中に含んでおります。
記者:
1点お伺いしたいんですけど、そちらの予算の中に、県ですとか国からの補助というのはどの程度入っておられるんでしょうか。
都市創造課長:
事業費の半分が国から出ております。プラス、鳥取県さんから100万円、事業費として補助をいただいているところです。
記者:
聞き間違えもあるんで、後で紙で配っといてもらったがいいな。
都市創造課長:
分かりました。また改めて紙にしてお渡ししたいと思います。
記者:
それでは、いいですか。
「おくやみ手続きナビ」について、導入の狙いと、それからこういうふうに利用してほしいという、順番に質問しますので、テレビの向こうの市民の方に呼びかけをお願いします。
まず、この「おくやみ手続きナビ」ですが、どういう狙いで導入されたんですか。
市長:
鳥取県初となります「おくやみ手続きナビ」でございますが、ご家族、あるいはご親族がお亡くなりになられたときの役所の様々な手続、これはなかなか煩雑なものがございまして、中には何度も役所を往復していただくような状況もございます。従来から米子市では、おくやみコーナーを設けておりまして、皆様には分かりやすく、1か所で手続が済むような工夫をしておりますが、このたび設置させていただきます「おくやみ手続きナビ」、これはウェブ上のものではございますけれども、これをページを開いていただいて、簡単な質問をしていただきますと、その手続に必要な書類等が、その方に合った形で、分かりやすくお知らせすることができるようになりました。これによりまして、一層、ご家族、ご親族がお亡くなりになった際の手続が分かりやすく、そしてできるだけ早く終われるように工夫がされておりますので、ぜひ使っていただければありがたいと思います。
記者:
ありがとうございました。
幹事記者:
よろしいですか。
じゃあ、すみません、以上になります。ありがとうございました。
市長:
ありがとうございました。
掲載日:2024年10月29日