6月定例会議案説明会見(令和6年6月7日)

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6月定例会議案説明会見(令和6年6月7日)

令和6年6月7日(金曜日)

内容

  • 令和6年米子市議会6月定例会議案説明

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【資料】

リンク・新しいウィンドウで開きます 資料1 令和6年米子市議会6月定例会議案 PDFファイル 158キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 資料1別紙 報告第6号及び第7号説明資料 (PDFファイル 94キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 資料2 令和6年度6月補正予算の概要(先議分) (PDFファイル 35キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 資料3 令和6年度専決処分の概要PDFファイル 22キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 資料4 令和6年度6月補正予算の概要 (PDFファイル 92キロバイト)

 

幹事記者

定刻となりましたので、令和6年米子市議会6月定例会議案説明会見を始めます。それでは市長、説明をよろしくお願いします。

 

市長:

私からは、6月定例会に上程いたします議案のうち、補正予算の概要につきまして皆様にお話をさせていただきたいと思います。

まず、資料2ですが、補正予算のうち先議分についての資料です。開会日に、先に議決をお願いをする議案で、歳出、歳入ともに3億1,800万円の補正額となっております。脱炭素先行地域づくり事業として、太陽光発電のPPA事業者が行なう水道施設への太陽光発電設備及び大規模蓄電池の設置に対して補助金を交付するものでございます。これは本市が境港市などと一緒に選定された脱炭素先行地域としての事業にあたります。

続きまして、資料3でございますが、こちらは専決処分の概要となっております。駐車場事業特別会計につきまして、補正額4億3,460万1,000円の繰上充用金を計上するものでございます。この4億3,400万円余というのは、過去からの繰越赤字でして、これを補填をするために、このたび専決処分をするものでございます。ちなみに、令和5年度は単年度で7,000万円余の黒字となっておりますので、徐々に過去の赤字を解消しつつあるというところを申し添えたいと思います。

続きまして、資料4は、6月補正予算の概要でございます。歳出、歳入ともに5億6,103万円の補正額となっております。内訳につきましては、資料4の2ページにございます。主なところを説明させていただきたいと思います。

まず、総務費の自主防災組織育成事業ですが、防災資機材として除雪機2台分の160万円を計上しております。

中海・宍道湖・大山圏域市長会ですが、境港に就航予定のイースタンドリーム号の運航経費への助成金として、150万円を計上しております。これは本市単独ではなく、中海・宍道湖・大山圏域市長会と鳥取県とで協調して助成をするものの本市負担分になります。

コミュニティ組織支援事業でございますが、これは3団体に対する各種支援、備品整備の補助金となっております。例えば、プロジェクターやステージ、ボッチャセットなど、地区の様々な地域活動に必要な備品について助成するものでございます。

次に民生費ですが、原油価格・物価高騰に伴う生活支援事業ということで、3,533万3,000円を計上しております。これは、県と協調して行っている物価高騰対策でございます。

衛生費ですが、新型コロナワクチン接種事業につきましては3億7,835万円を計上しております。過去からコロナ対策としてやってきたものですが、その今回分として、新型コロナワクチンの定期接種の実施をするものでございます。

続きまして、農林水産業費ですが、雪害園芸等施設復旧対策事業として149万7,000円を計上しております。これは、今年1月に降った大雪で被害を受けた施設園芸ハウスの復旧経費への助成ですが、金額が確定いたしましたので、この時期に計上させていただくものでございます。県と協調して助成をするもので、本市の負担は全体の3分の1となってございます。

イネカメムシ防除体制構築緊急支援事業としては、1,008万円を計上しております。これは、増えているイネカメムシの一斉薬剤防除費用の助成をするもので、県と協調して行なうものでございます。

次に商工費ですが、エネルギー・原材料価格高騰対策資金利子補助事業ということで470万円を計上しております。

次に土木費ですが、道路維持補修事業として5,028万円、橋りょう補修事業として3,240万円、それぞれ市道の舗装や橋りょうの補修のための事業費となってございます。

次に教育費ですが、義務教育学校整備事業として3,200万円を計上しております。これは、美保地区で進めております義務教育学校を整備するための、土地造成に続く排水施設の事業でございますが、その設計費用となっております。

こども元気!体力向上事業としては、500万円を計上しておりますが、これは先般、大山どりグループであります但馬どりさんから頂きました企業版ふるさと納税を活用した事業となってございます。

私からは以上でございます。補足につきましては、総務部長から説明をさせていただきます。

 

総務部長:

市長が6月補正予算の主な事業についてご説明いたしましたので、私からは、6月定例会に関する全体的なことについてお話をさせていただきたいと思います。

6月定例会に上程いたしますのは、条例が6件、単行議案が2件、専決処分が2件、補正予算が2件、報告が9件でございます。あわせて21件の議案をお願いすることとしております。

まず、議案第70号の条例について説明をさせていただきたいと思います。

これは、米子市東保育園を移転した後、令和7年4月1日から幼保連携型認定こども園に移行して、米子市東こども園として運営するために改正する条例でございます。今、博労町三丁目にある東保育園を、啓成小学校の敷地内に移転し、認定こども園として設置するためのものでございます。

6月定例会につきましては、一般会計及び企業会計の繰越計算書についても併せて報告をすることとしております。

予算については、先ほど市長がほとんど説明をいたしましたが、そのほかとしては、消防費の消防団装備資機材整備事業として63万3,000円と、少年消防クラブ防災教育事業として35万7,000円を計上しております。これは、消防団あるいは消防クラブ活動に必要な資機材の整備費として、このたび補正するものでございます。どちらも自治総合センター、いわゆる宝くじの収益事業の中から事業採択をいただいて実施する事業ということとなっております。

私からは以上でございます。

幹事記者:

それでは、まず議案について質問のある社はどうぞ。

記者:

イネカメムシの一斉薬剤防除費用の助成について、詳細を伺えますでしょうか。

市長:

対象品種といたしましては、きぬむすめ、それから飼料米、約480ヘクタールが対象となっております。助成額の詳細といたしましては、防除の委託費が10アールあたり4,000円となっております。県が3分の1、市が6分の1を助成することになっております。

農林課長:

あとは、別枠でNOSAIさんが6分の1を助成されると聞いております。

市長:

イネカメムシが今年は越冬をして、この時期でも既にかなり多いということです。これを放置しておりますと、出来上がる米の品質が非常に落ちるということで、早い時期に防除しようと助成体制を構築したところでございます。

記者:

昨年は、南部町で被害が出ていました。今年は既に、大山町で予算が出ていると思うんですけれども、具体的に何か米子市での被害状況というのがあるんでしょうか。

農林課長:

昨年、南部町を中心に被害が拡大しまして、米子でも尚徳・成実地区で被害が広がっておりました。当初は、尚徳・成実地区を対象にしておりましたが、市内全域、ひいては西部管内全域で防除が必要であるということで、変更になりました。

市長:

一部だけで防除しても、やはりどこかで広がっていくということがあります。昨年は南部町でしたが、地続きの米子でも被害が確認されましたので、しっかり防除しようという意図でございます。

記者:

市長としても、早めに、というところでしょうか。

市長:

そうですね。やはり早く防除しないと、秋に収穫される米が非常に良くない品質になってしまいますので、ここで対応しようというところでございます。

記者:

ありがとうございます。

記者:

確認ですが、今年に入って、イネカメムシの被害というのが米子市の農家さんで既に情報が上がってるとか、そういう具体的な話はあるんですか。

農林課長:

イネカメムシは稲の穂につきます。今はまだ穂が出ていない状態なので、被害の確認はできておりません。今後、すくい取りや吸着マットの設置で状況を把握していきたいと県も言っていましたので、その状況を観察しながら対応に努めていきたいと思っております。

幹事記者:

ほかに質問はよろしいですか。

では、議案以外で何か質問のある社がありましたら、お願いします。

記者:

5月末に米原でメガドンキの米子店がオープンしました。今後のまちづくりにおいても非常に重要な施設になると思うんですが、改めて今回開店されたことへの受け止めだったり、当日も600人以上の方が並んで非常に盛況だったということで、今後の期待感というところも含めて、お言葉をいただけますでしょうか。

 

市長:

米原のメガドンキが開店した場所は、中心市街地の範囲の中では一番端のようになりますが、本市の中心市街地の一角をなす場所となっております。そうした場所に、もともとホープタウンがあって、地域の皆さんのいろいろな買物の利便に貢献してきたわけですけれども、それがなくなりまして、いろいろと不便を感じていた地域の皆様がいらっしゃったのも事実でございます。1階の生鮮食品の売場も含めたメガドンキの店舗ができたということで、地域の活性化に資するものだと認識しております。具体的には、1階の生鮮売場の食材は比較的多くの地元食材を扱っていただいておりますので、そうした意味でも非常にありがたいことだと思っております。

先般開店して以降、地域の皆様のみならず、比較的遠くからもいらっしゃったという話は聞いております。開店は平日でしたので、先日の土日が実質的な初めての週末ということで、非常にお客さんが多かったと聞いております。現時点においては非常に順調にお客さんが入っていらっしゃるのかなという印象を受けております。

記者:

境港と米子を結ぶ高規格道路のことでお伺いします。市長が期成同盟会の会長もされているということで、3月には勉強会もありまして、5月には斉藤大臣への要望というのがありました。改めて会長として、その意義というか、整備の必要性についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

市長:

まず、鳥取県西部におきまして、境港の整備が充実してきております。岸壁の整備が進みまして、貨物と客船とを分けて停泊ができるような立派な港が完成しました。本来であれば、そうした港をもっと利用してほしいわけですけれども、そこまで至っていない大きな理由が、陸路が脆弱だからという指摘を受けております。荷物を運ぶのに国道431号線は平日朝夕のラッシュ時はもちろん、休日も渋滞が恒常化しております。ここにトラック輸送をかけますと非常に効率が悪い状況であるために、荷主さんや運輸業者さんにも、境港を十分に使っていただける状況にないという実態がございます。仮に米子と境港を結ぶ高規格道路ができますと、その辺りのウイークポイントが大きく解消されることになります。ひいては鳥取県西部全体の今後の企業誘致をはじめとする産業振興に大きく寄与するものだと考えて、この整備に向けての推進活動をしております。そのほかにも、観光面において、境港には客船が多く停泊しますので、オプショナルツアーのツアー造成などもよりしやすくなります。また、避難路の拡充ということで、今の431号線や、内浜産業道路以外にも、もう一本、しっかりと避難ができる道路があれば、防災面においても大きく貢献するであろうと認識しております。これは必要な道路であるということで要望活動を続けているところでございます。

記者:

分かりました。ありがとうございます。

幹事記者:

ほかに質問ございますか。

記者:

先ほどのメガドンキの話についてです。今後、市として何らかの施策や、交通のことも含めて、もし付随して考えていることがあれば教えてください。

市長:

道路渋滞については、一定程度発生していると認識をしております。近くには踏切もありますので、その周辺というのは一定程度渋滞が発生していると、周辺の事業者さんから話を聞いております。

当然これらは我々として想定していることですが、住宅密集地ですので、例えば道路の拡幅というのも非常に困難な場所となっております。したがいまして、その辺りはなかなか打ち手がないというところではありますが、例えば高校生などは境線を利用して後藤駅を降りて、そこから行かれるような流れもあると聞いております。ほかには観光で来られる方ですとか、市外や県外など、ある程度遠くから来られる方につきましては、可能であればJR、公共交通を利用してお店に行くことを促すなど、可能なところで手を打ちたいと思っております。

記者:

お店でも開店日に店長さんが取材対応されて、公共交通を使ってくださいと呼びかけていました。現実問題としては、車に乗る人が多くて、JRで後藤駅を使うというのはなかなかそんなに多くないという印象があります。今後になると思いますが、公共交通利用促進という意味で、何かアイデアとして考えていることがあればお聞かせください。

市長:

米原のメガドンキのためにということですと、現時点での考えはありませんが、境線をどうするかということについては、米子市と境港市で連携して、踏切問題や今後の乗降客を増やしていくための促進策を、これから考えていくことにしております。本市と境港市で作った勉強会にはJRや鳥取県も入っているんですけども、そういったところとも連携をしながら、解決に当たっていきたいと思っております。

記者:

分かりました。

幹事記者:

ほかに質問ございますか。(質問なし)

では、会見を終わります。どうもありがとうございました。

市長:

ありがとうございました。

 

掲載日:2024年6月24日