令和6年8月27日(火曜日)
内容
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令和6年米子市議会9月定例会議案説明
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<米子市関係人口連携プロジェクト実証実験>梨づくりの担い手が米子に来てくれます!
【資料】
資料1 令和6年米子市議会9月定例会議案 ( 140キロバイト)
資料1別紙 議案第83号関係資料 ( 1151キロバイト)
資料2 令和6年度9月補正予算の概要 ( 128キロバイト)
資料3 令和6年度米子市下水道事業会計補正予算( 226キロバイト)
幹事記者:
定刻となりましたので、米子市議会9月定例会議案説明会見を始めます。それでは、市長、お願いします。
市長:
本日は、9月定例会に上程いたします議案につきまして、皆様にお知らせをしたいと思います。
私からは、9月補正予算についてご説明をした上で、細かい点等につきましては、所管の部長からご説明をさせていただきたいと思います。
お手元にあります資料2をご覧いただければと思います。令和6年度9月補正予算の概要と、その中身でございます。
まず、歳出の総額といたしましては、6億5,003万1,000円の補正額となってございます。これは合計額でございます。
2ページと3ページに、補正予算の個別の事業の内容が記載してございます。ポイントを絞ってご説明をしたいと思いますが、まず、2ページの上から2番目の財政調整基金積立金についてです。これは昨年度の剰余金の処分ということで、剰余金のうち約半分の2億7,700万円を計上させていただくというところでございます。
その下、公共交通利用促進事業は428万7,000円ですけれども、米子市内を走るバスの運賃無償化を行って、利用の促進をしていこうというところでございます。どの日に実施するかについてはもう少し検討をしたいと思います。乗っていただくということは大変重要で、まずはどのように体験していただくのかというところが大きなポイントだというふうに思っておりますので、このような事業を考えたところでございます。
その下の、よなご共創型交通プロジェクトは297万6,000円ですけれども、ようやく米子市内も交通系ICカードとして、JR西日本さんが発行しておられるICOCAの利用が可能になります。導入時に利用促進のキャンペーンを行うということで予算を計上しております。キャンペーンの中身につきましては、またそのときに説明をさせていただこうと思います。
その下、脱炭素先行地域づくり事業は1,646万8,000円ですけれども、米子市の場合は荒廃農地、いわゆる耕作放棄地への対策として、太陽光パネルを設置する事業を実施していくところでございます。太陽光パネルを促進していくという脱炭素の対策のみならず、使っていない農地の有効利用ということを併せて行う事業でございます。
その下、置き配普及促進事業100万円は、宅配便等の事業者の皆さんの再配達をできるだけ少なくするために、置き配ボックスを購入していただくことを促す施策でございます。
その下の、安心・安全な街灯り推進事業は1,085万5,000円ですけれども、防犯灯設置促進ということで、これはかねてより、時々、議場で質問をいただきます。市内で夜に大変暗い箇所には街灯をつけてもらえないかというような案件でございますけれども、各自治会の協力を得て、一回、全市的に必要なところをチェックしていただいて、上がってきた案件につきまして、補助を手厚くして防犯灯を設置していくというところでございます。
次に、農林水産業費の中心経営体農地集積促進事業ですけれども、これは圃場の整備をしまして農業をしやすくするという事業でございます。
資料の一番下の、米子城跡及び米子グルメを活用した誘客促進事業が1,188万円でございますけれども、これは、国の募集事業に応募しましたところ、採択をされたというところです。米子城に来られる方に、米子城からの眺めなどを見ていただくのみならず、近くで、あるいは公共交通等で移動していただいて、米子のグルメを食していただく。経済付加価値の上がる観光体験になるように、本市として取り組むつもりでございます。
3ページの一番上、JRと連携した観光誘客推進事業500万円でございます。これは、来年予定されております大阪・関西万博の開催に合わせて周遊ツアーを行うものでございます。事業は来年度ですけれども、実行委員会が組成されますので、そこに対する負担金として、本市は500万円を負担することとなっております。
その下、土木費の空家等対策事業が817万3,000円ですけれども、これは、国のデジタル田園都市国家構想交付金の採択がございましたので、国費2分の1を使って、合計817万3,000円でシステムの導入をするというところでございます。
そして、その下の特定空家等除却補助金につきましては、当初予算で1,200万円の計上がございましたけれども、今回、追加4件分として480万円を補正で追加するというところでございます。
その下、消防費の非常備消防費が495万4,000円でございますけれども、米子市消防団の夜見分団が、10月に宮城県で開催される全国大会に出場することが決まりましたので、その出場するための経費を計上しております。
その下の消防団装備資機材整備事業は382万6,000円ですけれども、消防団の方々が災害時に救助活動を円滑にできるように、救助用半長靴の配備のため、このたび計上しております。
その下、教育費の新体育館整備事業が967万3,000円ですけれども、これは米子アリーナに設置いたします非常用発電設備と、防災備蓄倉庫の整備に向けた基本設計の予算でございます。なお、来年度以降の整備については国費で行うものでございます。
ポイントとなるところについて、私からは一旦、以上とさせていただきます。
続きまして、総務部長から、他の予算等につきましての説明を行います。
総務部長:
それでは、市議会9月定例会の提出議案について、市長からは補正予算の主な部分をご説明しましたので、私からは、その他の部分や議案について、少し説明をさせていただきたいと思います。
9月議会は、決算認定をお願いする議会でもございます。一般会計、特別会計、企業会計の決算に関する議案を5件と、財政の健全性に関する報告を2件することとしております。
それでは、資料1をご覧いただきたいと思います。9月定例会に上程いたします議案は、条例が5件、単行議案が6件、補正予算が3件、決算認定が5件、報告が7件の計26件をお願いするものでございます。
資料1の、一番最初の議案第79号では、上下水道事業について、組織体制を統合し、事業の効率化並びに災害対応の強化及び持続性の確保を図るために、組織の整備を行うための上程をさせていただくこととしております。
上下水道の組織統合を円滑に行うために、まず今回、第1ステップといたしまして、上下水道局という入れ物をつくりまして、令和7年4月に下水道事業の地方公営企業法の全部適用に向かって完全な統合を完了させるということを予定しております。そのために議案第79号ということで、今回、上げさせていただいております。
次に、議案第84号から議案第87号まで4件の議案は、いずれも、し尿及び浄化槽に係る汚泥の処理に関する事務の委託に関する規約を定める協議についてということでございます。日吉津村、大山町、南部町、そして伯耆町と、それぞれ当該事務を受託するために規約を定める協議を行うものでございます。
これは、現在、4町村のし尿処理につきましては、西部広域の米子浄化場で処理をしております。浄化場の老朽化に伴いまして、今、再構築事業に取りかかっております米子市下水道部の内浜処理場で新たに処理ができるようにするために、このたび協議を行うということで上げさせていただくものでございます。実際の受入れは、内浜処理場の受入れ施設の整備が完了いたします令和14年度以降ということを予定しているところでございます。
主な議案につきましては以上でございます。
それと、予算について少し付け加えさせていただきますと、このタイミングで真に必要な、国、県の補助事業と連動したもの、それと交通基盤、歩いて楽しいまちづくりというようなテーマのもの、それと稼げる経済圏の再構築というようなテーマのもので予算を計上させていただいております。
この中で、災害復旧費ということで500万円を計上させていただいておりますが、今年7月に集中豪雨によりまして被災いたしました農地ののり面、こちらの復旧事業を行うものでございます。国等の財源も活用させていただきながらの事業ではありますけれども、このたび500万円ということで計上させていただいております。
予算につきましては、市長から説明させていただきましたので、これで終わらせていただきたいと思います。
市長:
続きまして、下水道部長からもご説明させていただきます。
下水道部長:
それでは、資料3をご覧ください。議案第92号、令和6年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第1回)についてでございます。
補正の内容といたしましては、クリーンセンターにおいて再生エネルギーにより発電した電力のうち、余剰電力の一部を自己託送により下水道の内浜処理場及び皆生処理場に供給することで生じた当該施設の運転等に要する電気料金の削減相当額を一般会計に繰り出すための増額補正を行うものでございます。
そのほか、公金振込手数料の改定による振込手数料の増額補正と、それに伴います消費税及び地方消費税還付金の増額補正を行うものでございます。
説明は以上です。
秘書広報課職員:
続きまして、市長より1件お知らせをさせていただきたい項目がございます。
【資料】
<米子市関係人口連携プロジェクト実証実験>梨づくりの担い手が米子に来てくれます! ( 363キロバイト)
市長:
皆様に資料をお配りさせていただきましたが、米子市の関係人口連携プロジェクトの実証実験についてお知らせをさせていただきたいと思います。
タイトルは、「梨づくりの担い手が米子に来てくれます!」と掲げてございます。例えば県外、市外から観光で来られたとか、あるいはふるさと納税をしたことがあるとか、米子市と何らかの関係を持った方と関係を維持しながら、今、様々な情報提供をしているところでございます。
その具体的手法としましては、企画の趣旨の中段に書いておりますけれども、米子市ふるさとメルマガというのがございます。7月26日時点ですけれども、読者が1万6,892名となっております。それから米子ヨネギーズクラブというのがございまして、これは米子市のファンクラブなんですけども、現在、会員数が1,300名ほどでございます。そうした方々に、今回は米子市内にあります梨農家さんのいろんなお手伝いをしてもらえないかということで呼びかけましたところ、合計7名の方から手が挙がりました。(7名のうち、4名を参加者として決定)
日時としては、9月1日日曜日の午前9時頃から、2名の方に来ていただいて作業をしていただくということを今回、企画いたしました。
残りの2名の方は、実は8月22日に実施済みでございます。こちらの2名につきましては、非常にいい形で、収穫作業などを手伝っていただいたということでありましたので、ぜひこれは皆様にもお知らせして、当日の風景などを取材していただけたらと思いまして、このたびお知らせをした次第でございます。
資料の(3)番、参加者はご覧のとおりでございます。県外在住の40代の女性と、市内在住の30代男性の2名がこのたびいらっしゃることとなってございます。
米子の梨が好きとか、関わりたいというような理由で応募をいただきました。その方々に対する報酬というのはほとんどないんですけれども、おそらく梨農家さんから梨をプレゼントされるものと思いますし、米子市といたしましては、本当にわずかなんですけれども、500円分のJ-Coinポイントをお渡しすることとなっております。
当日のスケジュール、あくまで予定でございますけれども、梨の収穫、運搬、それから計量などをやっていただくこととなってございます。
取材の内容につきまして、お願い事項は、ご覧のとおりとなってございます。
ただ、(3)番のその他にも書いてございますが、9月1日の天気がどうなのかなというところもございます。29日、30日に台風10号が最接近する見込みとなっておりまして、その後のタイミングになります。今、梨農家さんは収穫を急いでおられます。これは台風対策で、風で落ちてしまわないようにということですので、9月1日の時点でどのような状況になるのかというのは、今の時点では分からないところがございます。これはまた随時、必要な情報については皆様にご提供するようにいたします。
この話題については、以上とさせていただきます。
最後、次第にはございませんけれども、ペーパーなしで、1つお知らせしたいことがございます。
市内のスーパーや量販店などでお米が非常に不足しているという件は、新聞報道などでもしていただいたところでございます。全体の供給量は農水省にも確認を取っておりますけれども、決して不足しているわけではございませんが、8月に南海トラフの件でいろいろな対策というものを国民に呼びかけた際、特に太平洋側を中心に、お米の備蓄をされる方がいらっしゃいました。これ自体は決してとがめられることではないと思うんですけれども、ただ、その影響もありまして、もともと供給量が今年は少なかったところ、店頭でなかなかお米を買い求められない状況が発生しております。米子市にも、あるいは私にも、いろんなところからどうなってるんだというような問合せが来ております。
繰り返しになりますが、供給量自体は決して少ないわけではなく、十分に行き渡る量があるはずなんですけれども、非常に心配された方が、店頭で普段買い求める量よりも多めに買っていかれることなどによりまして、普通に買物しようとする方が買えない状況というのが出ているというふうに認識をしております。
改めて、まずはお買い求めになる際には、必要な量を買っていただければ大丈夫ですという意味での冷静な対応をお願いしたいと思います。供給の予定ですけれども、9月の中旬に新米の供給が始まるということは、JA鳥取西部さんに確認をしております。9月の何日かというところはまだ分かりませんが、JA鳥取西部さんでも、現下の状況というのは認識しておられまして、できるだけ早く供給するように努力をするというお話をいただきました。9月中旬というのがどれだけ早まるかというのは、現時点では分かりませんけれども、そのような状況がございますので、皆様にお知らせをしたいというふうに思います。
私からは以上です。
秘書広報課職員:
それでは、続いて質疑応答のお時間としたいと思いますので、幹事社よりお願いいたします。
幹事記者:
まず議案について質疑がある方、挙手をお願いします。
記者:
補正予算の、置き配の促進事業についてです。宅配業者の方の負担を減らす狙いだと思うんですが、市としてこの置き配を促進させる狙いというのはどういったところにあるんでしょうか。
市長:
都会では、置き配ボックスというのを設置することによって、不在時にも宅配ができるような仕組みを整えていると聞いております。米子市内におきましては、集合住宅においては、一部、そういったものを設置するようなところもあるようですが、まだ全体としては足りていないという状況があります。一方、一戸建ての家につきましては、家の配置にもよると思いますけれども、玄関の先に置いておかれたりとか、そういう状況はあるようでございます。それによって全く困ってない部分もあれば、一方で、再配達が必要な状況もあるというふうに聞いております。宅配の事業者さんから、市でもそういった置き配ボックスの設置を促進してもらうような策が打てないだろうかという要望をいただきましたので、このたび、金額としては決して大きくはありませんけれども、こうした置き配ボックスがあるということをお知らせするとともに、一部補助金も用意して促進を図っていきたいというふうに認識をしております。
記者:
ちなみに、対象のボックスの個数やサイズは決まっていますか。
環境政策課長:
事業化しますのは、100件までということを考えております。大きさにつきましては、県との共同事業でございますので県が規定しております。縦、横、高さの3辺の長さの合計が100センチメートルの物品を収納することが可能なものということにしております。
記者:
例えば、一戸建てとか集合住宅とか、対象は何か決められているんですか。
環境政策課長:
そういったものは決めておりません。
記者:
他の市町村で実施されるところは、今のところありますか。
環境政策課長:
日吉津村が昨年度から開始しております。ただ、それ以外の町村については、動きがあるとは伺っておりますけれども、現時点で、それが予算化されたかどうかということまでは、私どもでは把握しておりません。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
幹事記者:
ほかにありますでしょうか。
記者:
補正予算に関する内容で、公共交通利用促進事業について質問します。米子駅発着バスの運賃の無償化に関することなんですけれども、現状、まだ大まかにというところだとは思いますが、観光客向けなのか、それとも市民向けなのかなど、何か方針が決まっているようでしたら、教えていただければと思います。
市長:
どちらかといいますと市民向けでございます。狙いとしては、使ってみられた方については、「結構便利だね」「意外と便利だね」という感想をよくいただいておりますけれども、最初の1回を乗るというところが大きなハードルになっていますので、そのきっかけづくりを何とかしたいなというのがこの事業の狙いです。
いろいろとやり方を考える中で、例えば1週間、そういったウイークをつくろうかという話も案としてはありましたが、なかなかそれだと、乗っていこうという動機づけとしては弱いのかなと思いました。例えば何か中心市街地で行きたくなるようなイベントがあるときに合わせてバスを無料にしたほうが、そこへ行くためにバスを使うという動機づけになるのではないかと考えました。7日間分を想定した予算420万円をどの時期に当てていくか、どんなイベントがあるのかを精査した上で、改めて実行するタイミングで皆様にお知らせをしたいというふうに思います。
記者:
ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかありますか。
記者:
補正予算に関して、米子城跡及び米子グルメを活用した誘客促進事業についてです。運転資金の一時貸付けとあるんですが、もう少し具体的にイメージがあれば教えていただきたいです。どのような事業で、どういう補助をされようとしているのか。
観光課長:
観光庁の補助金を使うものなんですけども、補助金自体は事業終了後の3月に入ってくるものになります。補助金が入ってくるまでの間、観光協会の運転資金について、貸付けをするというものでございます。
記者:
どのような事業をするかというのは、もうそれは観光協会にお任せということですか。
観光課長:
いえ、米子市も関わりながら行います。事業の内容につきましては、米子城跡とか米子グルメを活用したツアー造成、それから観光プロモーションなどを実施しまして誘客を図っていくというものでございます。
市長:
今、米子城とその周辺の飲食店などのマップを作っているんですけれども、こうしたものをより一層ブラッシュアップしながら、米子城跡の景色を見に来られた方が、その前後に飲食をしていただける、場合によっては宿泊などもしていただけるように、これからより一層磨き上げていきたいという狙いでやる事業でございます。
幹事記者:
そのほか、議案についての質問はありますか。
記者:
特定空家等除却補助金についてです。480万円は4件とおっしゃいましたけども、特定空家で解体する家に1件あたり120万円の補助を出すという捉え方でよろしいでしょうか。
市長:
そうです。
記者:
120万円というのは、1件に対しての支援としては、これまでのマックスですか。
市長:
そうです。おそらく、解体するのにはそれ以上のお金がかかるんですけれども、そのうちのマックス120万円までを補助の対象とするものです。
記者:
先着みたいな感じですか。
市長:
そうなります。
記者:
インセンティブを図るということですね。
市長:
はい。当初予算で1,200万円を積みまして、10件、既に応募がありました。足りなくなったところで今回、4件ほどの補正をするというところでございます。
記者:
今後も120万円というのは維持していくことになりますか。
市長:
来年度以降については、また来年度に向かって考えますけれども、この事業がどの程度有効だったかという検証はしなければいけないと思います。
記者:
これまでも1件につき120万円くらいは補助されていたのでしょうか。
住宅政策課長:
これまでも1件当たり120万円の補助をしております。
記者:
自治体によって補助する額は違いますよね。
住宅政策課室長:
はい。額についてはそれぞれの自治体で設定されています。本市の場合は上限が120万円ということです。
記者:
ありがとうございました。
記者:
空き家のことで、追加で聞きたいことがあります。対策事業の、一元管理システムの導入というのは、具体的にどういったシステムなのかというのと、導入することでどういう利点があるのかというのをご説明いただきたいです。
住宅政策課長:
現在は、エクセルやワード、写真ソフト等を使って、管理をしています。これからは、一元管理システムに、現地写真や地図情報、空き家の所有者、相続関係なども全部取り込んで、その後の指導通知なども一元のシステムでできるようにしていこうというものでございます。
導入することで業務の効率化や指導通知のスピード向上、それと空き家等の管理の適正化を図って解消につなげていきたいというふうに思っております。
市長:
これまで空き家の件数につきましては、推定値で大体4,700戸と把握をしておりました。現在、個別に一件ずつ精査をした上で空き家の件数を把握しようとしています。これは今年度中に終わる見込みです。そこで集まったデータを、今はいろんな仕組みを使いながらそれぞれで管理をしていますが、一元管理をすることによりまして、例えば担当者が替わってもシステムを見れば今までの履歴などが分かるというように、システムになることによって業務の効率化をしていきたいというふうに思っております。
記者:
分かりました。
幹事記者:
そのほかありますか。よろしいですか。(質問なし)
では、続いて、関係人口活用プロジェクト実証実験について質問がある社はお願いします。
記者:
今回は梨農家で実施されているんですが、ほかの農作物とか、ほかの事業とかに広げるという構想などありましたら教えてもらえますか。
市長:
そもそも関係人口を増やしていこうということ自体は、いろんな自治体がやっていらっしゃると思いますが、増やすことそのものを目的にするのはおかしいと思っております。増やした上で、その関係人口に入っていただいた皆様と、いろんな形でのつながりを保ち、深めていきたいと思っています。今回は、深めていくということの一環で、このプロジェクトを思いつきましたが、今ちょうど収穫時期に入っている梨は、後継者不足というのが非常に課題となっています。しかしながら、米子市といたしましては、夏から秋にかけての果樹のおいしさというものを後世につないで残していきたいというふうに思っています。そこで、関係人口に入っていただいている、メルマガを読んでいらっしゃる方々に、「お手伝いをしてくださる方いませんか」ということで呼びかけたところ、手が挙がったのが今回参加していただく方々でございます。
今回、実証実験と銘打っておりますけれども、こういうやり方がうまくいくのであれば、ほかの農作物でも課題解決に関係人口の方々がいい形でマッチングできるのかとか、場合によっては、最終的に移住定住に結びつかないかというようなことは、より一層、やり方を工夫しながら広げていきたいという狙いは持っております。
幹事記者:
ほかに質問はありますか。(質問なし)
では、そのほかの内容で質疑などあればお願いします。(質問なし)
特にないようですので、これで会見を終わります。ありがとうございました。
市長:
ありがとうございました。
掲載日:2024年9月25日