国登録有形文化財 米子専門大店

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国登録有形文化財 米子専門大店

米子専門大店(よなごせんもんだいてん)

道笑町の三叉路に建つビルで、大正13年(1924)ころに村岡産業が米子で最初の貸ビルとして建てた建物です。当初は三井物産と米子銀行が借りていました。その後、協同組合米子専門大店の事務所として使われていました。現在も、貸ビルとして利用されています。

設計者の原八十吉は米子を中心に商業施設の設計を行っています。鉄筋コンクリート造り3階建、平面は不整四角形で上部に菱形の浮き彫りをつけた付け柱をもつ石造風の外壁です。アーチ形の入口、縦長の上げ下げ窓があり、米子銀行の記章をつけた山形の手すり壁、のこぎり型の歯飾り、幾何学的渦巻き模様などの装飾的な特徴がみられます。

掲載日:2021年2月1日