国登録有形文化財 旧日野橋

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国登録有形文化財 旧日野橋

旧日野橋(きゅうひのばし)

日野川に初めて本格的な木造橋がかけられたのは明治21年(1888)ですが、大正12年(1923)の洪水で流されてしまいました。そのため、日野川をまたぐ全長365.8m、幅5.8mの現在の旧日野橋が、約2年の工期をかけて昭和4年(1929)に完成しました。2本の円柱をつないだコンクリート橋脚5基に6連の三角形組合せの骨組みを曲弦材(きょくげんざい)でつなぎ、垂直の間柱(まばしら)をいれる「曲弦トラス」という構造で、各連のつなぎ目に半円アーチをくりぬいた曲線型の橋門(きょうもん)梁(はり)を渡しています。親柱には四角い切石積みの花崗岩(かこうがん)が用いられています。道路のトラス橋としては県内で最大、最古の橋です。

大山を背景とする白い旧日野橋の姿は、米子を代表とする景観として、地域の人々に親しまれています。

旧日野橋

掲載日:2022年2月4日