12月定例会議案説明会見(令和5年11月27日)

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12月定例会議案説明会見(令和5年11月27日)

幹事記者

定刻となりましたので、令和5年米子市議会12月定例会議案説明会見を始めます。

まず市長、案件について説明をお願いします。

【資料】リンク・新しいウィンドウで開きます資料令和5年米子市議会12月定例会議案

【資料】リンク・新しいウィンドウで開きます資料令和5年度12月補正予算の概要

【資料】リンク・新しいウィンドウで開きます資料令和5年度米子市水道事業会計補正予算(補正第2回)について

【資料】リンク・新しいウィンドウで開きます資料令和5年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第1回)について

市長

おはようございます。

本日は、来週から始まります12月定例会に上程をいたします議案について、皆様にお知らせをしたいと思います。

私からは、特にその中から一般会計補正予算を中心に皆様にお話をします。

皆様のお手元に資料があるかと思いますが、資料2が補正予算の概要となってございます。

1ページ目ですが、一般会計補正予算(補正第6回)は、合計113,400万円余の補正の総額となってございます。歳出・歳入の内訳につきましては、ご覧のとおりでございます。このページには、前年度比較と、特別会計の補正予算についても記載しております。

2ページ目でございますが、一般会計補正予算の主な内訳になっております。ポイントとなるところを私からお知らせをします。

まず、上から1つ目と2つ目の地域産品PR事業と、がいなよなご応援基金積立金ですが、いずれもふるさと納税に関わる補正予算でして、当初見込んでいた実績値を上回る予想となったため、これを補正するものです。地域産品PR事業というのは、いわゆる返礼品に対応するものです。また、基金積立は、米子市にいただいたふるさと納税金額を基金に積み立て、今後取り崩しながら使っていく、その準備ということで基金積立てとなってございます。

当初14億円で予想していたところ、17億円の見込みになるというところを皆様にお伝えをしたいと思います。

少し飛びまして、民生費の中の医療助成につきましては13,700万円の補正予算を組んでいます。これは、コロナ明け後、様々な感染症が子供の中ではやり、当初の見込みよりも実績が増えることにより、実績見込みで補正予算を組んでいるものです。

さらに飛んで、商工費の商工業振興資金貸付事業の21,600万円余ですけれども、当初見込んだものよりも、県との協調融資については、より多く使用されるというところで、実績見込みが増加することにより補正予算に計上したところでございます。

それから、さらに下がって、下から2番目の教育費の中の義務教育学校整備事業につきましては、ご存じのとおり、美保地区におきます新たな義務教育学校の設置の前段階となります、いわゆる土地の買収等に関しまして、農地がございますので、それに関わる経費となっております。

3ページ目ですが、繰越明許と債務負担行為はそれぞれご覧のとおりでございます。債務負担行為につきましては、24,210万円となっております。また、債務負担行為の中の令和6年度年間維持補修につきましては、一番下の表になりますけれども、合計が23,200万円となってございます。

最後、4ページ目となりますけれども、その他の債務負担行為についてです。上から3番目に元町パティオ整備事業として3,300万円を計上しております。これは、パティオ広場と一般的に呼んでおりますが、正式名称は元町パティオと言い、元町商店街の一角にあります広場のことです。そこで地元の皆さんがいろいろと工夫をして、毎月あるいは毎週のように市場やイベントが開催されております。ただ、青空で開催されていますので、天候によってイベントの成否が、ある程度左右される部分がございます。かねてより何らかの屋根が必要ではないか、地元の皆さんと協議を進めていました。協議がある程度調いまして、全体に屋根をかけるのではなくて、一部に屋根をかける形で、イベントが開催しやすいよう整えていきたいと思っております。それに関わる事業費となっています。中心市街地につきましては、歩いて楽しいまちづくりの一環として、様々なソフト事業も含め行っているところですが、その一環で今回、元町パティオにつきまして、このような事業費を計上いたしております。

特別会計の中身は、既に新聞等で報道された事項も含めて、ご覧のとおりとなってございます。

12月補正の最初に出す補正予算はこのとおりでございますが、現在、ご存じのとおり、国が経済対策について、最終のまとめ段階に入る時期でございまして、本当は12月補正に間に合わせたかったのですが、そこの数字がはっきりしませんので、改めて経済関係の補正については検討をしています。

したがって、今回皆様にお知らせする内容には、戦略的なものはあまり入っていないと見受けられると思いますが、国の補正予算がはっきりしたところで、もう一つ市としても地域に対する経済対策を含む補正予算を考えたいと思っております。これにつきましては、まだ調っておりませんので、今日の時点では発表できないというところです。

私からは以上としまして、残りの部分等々につきましては、各担当部長から説明をさせていただきます。

総務部長

それでは、市長から今回の補正予算の主な事業について説明をいたしましたので、私から、今回、議会に上程いたします条例と、その他の補正の内容について少し説明をさせていただきます。

資料1をご覧いただきたいと思います。件数としましては、条例が6件、単行議案が5件、補正予算が6件、報告が6件の計23件を議会に上程する予定としております。

各条例の案件名については資料記載のとおりですので、読み上げは一部割愛させていただきますけれども、議案第91号、議案第92号、議案第93号は人件費関係の議案でございます。

まず、91号については、人事院勧告に基づく一般職の国家公務員の給与改定に準じまして、本市の一般職の職員と任期付職員について、期末手当、勤勉手当の支給割合を引き上げるとともに給料表を改定するものです。

次に議案92号は、特別職の国家公務員における期末手当の改定に準じまして、本市の特別職の職員及び教育長の期末手当の支給割合を引き上げるほか、給料及び報酬の額を改定するとともに、常勤の特別職の職員に対しまして通勤手当を支給するための改正でございます。

それと、議案第93号の条例ですが、会計年度任用職員に対しまして勤勉手当を支給することとするため、このたび改正をするものです。

ほかには議案第95号の条例ですが、小学校の授業の休業日におけるなかよし学級の開所時刻を30分繰り上げるようにするため、改正をするものです。

条例の主な内容については以上です。ほかにも上げておりますけれども、資料をご確認いただければと思っております。

次に、予算についてございますが、資料2をご覧ください。総務費として、上から3つ目に鳥取県西部総合事務所新棟・米子市役所糀町庁舎整備等事業といたしまして1128,000円を計上しております。こちらは、糀町庁舎の整備は終わっておりますが、本事業の整備事業の割賦払い(分割払い)に使います基準金利が確定したことに伴い、所要の経費を補正するものでございます。

それと民生費で、子どもの居場所づくり事業といたしまして200万円を計上しております。これは、子供食堂の立ち上げ経費を助成するものでして、立ち上げ件数の増加によりまして今回補正をさせていただくものでございます。

それと衛生費で、し尿処理費といたしまして4242,000円を計上しております。これは、来年度から実施いたします、し尿収集業務の委託化に向けたシステム構築の準備等を行うため補正をさせていただくものです。

あとは、商工費で「米子の食文化」魅力発信事業といたしまして50万円を計上しております。これは、来年の3月に牛骨ラーメンを含むラーメンを中心としたフードイベントが開催される予定となっておりますので、その開催経費の一部を負担することにしたものでございます。

最後に人件費としたしまして、資料の一番下にまとめて書いております。一般会計、特別会計の負担部分も含めて17,2261,000円を計上しております。これは冒頭、条例のところでも申し上げましたが、令和5年度の人事院勧告に基づく給与改定及び人事異動等による人件費の実績見込みに基づくものです。

先ほど市長から説明がありました3ページの繰越明許ですが、市道安倍三柳線改良事業ほか2事業を翌年度に繰り越すというような設定をしておりますし、債務負担行為といたしまして前倒し分、いわゆるゼロ市債という形で事業の平準化を図ることを進めております。前倒し分といたしまして約24,000万円、加えて年間維持工事の部分といたしまして23,200万円ほどの債務負担行為を設定させていただいております。

その他の部分といたしましては、先ほど元町パティオの例を市長が申し上げましたとおり、4件の債務負担行為を新たに設定させていただいております。

私からは以上です。

水道局総務課長

続きまして、水道局から議案第106号、水道事業会計の補正予算について、資料3で説明いたします。

本件は、予算第5条の債務負担行為について、米子市下水道工事の入札不調に伴う発注遅延及び防衛補助事業の発注により追加するもの、また、境港市下水道工事の発注増加による配水管布設替工事の増加及び水質検査棟建設事業の材料費等の高騰により限度額を補正するものです。説明は以上でございます。

下水道部長

次に、資料4をご覧ください。下水道部から、議案第107号、令和5年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第1回)の概要についてご説明いたします。

まず、予算規模ですが、収益的収入を3,000円の増額、収益的支出を1684,000円の減額、資本的支出を6161,000円の増額といたしております。これは、人事院勧告に基づく給与改定及び職員の人事異動等による実績見込みにより補正を行うものでございます。

次に、債務負担行為の追加でございます。令和6年度事業前倒し発注分といたしまして、伯仙地区農業集落排水施設汚泥引抜ポンプほかインバーター更新工事につきましては、工事発注時期の平準化や早期完成を図るため、令和6年度に実施予定の工事を、本年度から着手できるよう設定するものです。

また、令和6年度に年間を通して維持補修いたします下水道管路施設修繕工事につきましては、業者選定や契約事務の前倒しを図るため設定するものです。

説明は以上です。

幹幹事記者

では、説明していただきましたので、各社、質問があればよろしくお願いします。

まず資料1の議案からお願いします。

幹記者

なかよし学級というのはどういったものでしょうか。

総務部長

なかよし学級についてですが、放課後児童クラブのように、市が公立で設置している、学校が終わった後の子供の居場所のことです。多くの場合は、学校の近くや学校の中に併設され、子供の居場所づくりとして市として設置をしている施設です。

子供さんたちが学校が終わった後、そちらでしばらく過ごされ、それから迎えに来られたり、あるいは帰られたりする形で利用されています。

幹記者

放課後児童クラブとは何が違うのですか。

総務部長

放課後児童クラブは、民間が行われているものを指しますので、公立の場合はなかよし学級というネーミングをつけております。

幹幹事記者

各社、他に質問はありませんか。(質問なし)

では、次の資料2について質問がありましたら、各社、お願いします。

記者

債務負担行為のところに上がっている元町パティオの整備事業についてですが、先ほど市長がおっしゃいましたが、もう少し具体的に、誰がどういった形のものをいつ整備して、それに対し市はどう支援するのでしょうか。債務負担行為については、少しなじみがないものですから、そのことも含めて、もう少し詳しく教えていただけますか。

市長

まず、これは公共空間になりますので、米子市が整備をいたします。どのようなものになるかは、イメージパースを後で提供いたします。

もともとパティオ広場では様々なイベントが開催されるようになっているのですが、特に雨が降りますと、やはり集客にも大きく影響したり、そもそもイベントブースを運営する皆さんが少しぬれたりと、天候に左右されてしまうことが一つのウィークポイントでした。

できるだけ天候に左右されないイベントスペースを、あの場所につくりたいということで、当初は開閉式の屋根や、あるいは全面を覆う方法といった様々な検討をした中で、やはり青空の部分は残したいということで、各ブースを設置するような場所やステージ部分にだけ屋根がかかるようなイメージで進めようと、地元の皆さんと話が決まったというところです。

主体は米子市が実施するものですが、債務負担行為となっていますのは、年度がまたがるという意味でありまして、12月議会の段階で予算案は提出するのですが、実際の事業は令和6年度にかかるということで、債務負担行為をこの時点で設定しております。

記者

地元からそういった屋根をつけてほしいと要望があり、今回、実際に一部に屋根をつけるということを、市として決めたということだと思います。

一部に屋根をかけるという決断をしたことについて、市長のコメントをお願いします。

市長

歩いて楽しいまちづくりを進めていく中で、中心市街地で人々が楽しいと感じてもらえるようなイベントが、単発ではなく毎週のように、ある程度断続的に行われる状態をつくり出すためには、やはり最低限の施設整備は必要であると考えています。

そうしたところ、地元では、やはり雨の日の対策が大変であるということでした。対策というのは、出店するブースそのものもですし、集客にも苦戦しやすいということも含まれます。

できるだけ天候に左右されずイベントが運営できるような仕掛けという意味で、屋根をある程度かけていくということを、決断をした次第でございます。

記者

元町通り商店街は、去年も市長も出られたと思うのですが土曜夜市など、イベント開催を含めて、かなりにぎわいづくりに力を入れてらっしゃいます。そういった商店街のにぎわいづくりを支援したいという思いの部分についてコメントいただけますか。

市長

商店街は今、若い方々を中心に、イベントを開催されたり、あるいは空き店舗を改装して新たな店舗を出されたりと、様々な動きがコロナ禍であっても活発になってきていました。米子市としては、この動きを確実なものにするためにも、一つ一つのイベント支援もあるのですが、公共施設の整備としてイベントのしやすい空間をつくることで、さらにこうしたイベントが活発に開催され、多くの人々があの場所に行ってみたいと思ってもらえるような地域づくりを、市として手助けしていきたいと考えました。

記者

先ほどの元町パティオの整備は令和6年度中に完成するのでしょうか。

市長

そのとおりです。令和6年度中の完成を目指します。

令和5年度中の計画はありますか。

商工課長

令和5年度中には業者決定をしたいと思っております。ハイシーズンである土曜夜市がある時期までには、できるだけ完成をさせたいという思いでおりますが、まだ業者や工期が決まっておりません。そういった部分を地元の皆さんとお話をしている段階です。

記者

スケジュール感はこれからだけれども、来年度中には完成をしたい。それが早まるかもしれないし、遅くなるかもしれないということでしょうか。

商工課長

はい。できるだけ早く整備をしたいと思っております。

記者

屋根の高さがどのくらいだとか、もう少しイメージが分かるものがありますか。

商工課長

はい。今持ってはおりませんので、後ほど提供いたします。

市長

現時点で営繕課でイメージ図を作っております。それは後ほど皆様に提供したいと思います。

その図のとおりになるかは、最終的には事業者を選定し、そして設計をし、図面が決定しますので、あくまでもイメージでこういった感じとなる、というものを皆様にお配りをいたします。

記者

債務負担行為の3,300万で、設計から工事まで全て行うイメージでよろしいですか。

商工課

はい。

記者

一般会計の商工費に上がっています新規事業で、JRと連携した冬季誘客支援事業について、詳細が分かれば教えていただけますでしょうか。

市長

これは、参加された方がサイコロを振り、行く場所が決まり、それを楽しむというJRのキャンペーンでございます。それに対して本市としても米子滞在分について支援をする事業です。

記者

米子滞在の宿泊費ですか。

観光課長

詳細についてはJRと調整中でございます。JRから121日にプレスリリースをされますので、そこで詳細が明らかになると思っております。

記者

米子市として行われることについて、今ここでお話しになれることがあれば教えていただきたいんですが。

観光課長

お話しできる点としましたら、市内宿泊者への利用者特典というところまでです。

記者

利用者特典ですね。

観光課長

はい。あとは調整中です。

記者

期間はいつ頃ですか。

観光課長

期間も現在調整中でございます。およそ1月、2月頃になろうと思います。

記者

子どもの居場所づくりの事業についてですが、担当課はこども政策課だと思うのですが、申請事業者が増加したと記載されています。具体的にどういった事業者が、いつ頃どういった新しい居場所をつくるのか、決まったものがあれば教えていただきたいです。最近、我々として何かニュースになっていないような気もしおりますので。

こども政策課長

今年度は既に3か所準備されておられる事業所がありまして、1つは工事にかかっているところもあります。このたび1か所、追加で事業を実施したいというところがございまして、今回、1件分の予算を補正するものでございます。

居場所づくりの中身といたしましては、この追加の1件を含めた4件が、いずれも子供食堂を運営される予定となっております。

記者

その1件分が増えたので、補正を出されたということですか。

こども政策課長

そうです。

記者

ふるさと納税についてですが、結果、3億ぐらい増えています。なぜここまで増えたのか分析についてどう考えておられますか。

市長

9月にふるさと納税制度の見直しがありました。経費の配分等についての見直しがあったのですが、本市はもともと、その見直し以前とあまり変わらない状態でふるさと納税を行っておりましたので、言ってみれば相対的に魅力が増したのではないかと思っております。全国的には今回の改正で大きく影響を受けた市町村があると聞いておりますが、本市はあまり影響は受けず、相対的に魅力が高まったことが理由ではないかと思っております。

幹事記者

ほかに質問はよろしいでしょうか。(質問なし)

では、続いて資料3について質問はよろしいですか。(質問なし)

では、資料4について質問があればお願いします。(質問なし)

では、発表資料事項についてはこれまでとして、その他、各社ご質問等がありましたらお願いします。

記者

別件にはなりますけれども、かねてより、いろいろと耳にしていましたがホープタウン跡に、大手であるメガドンキが進出するという動きが出ております。まず受け止めと、今後の中心市街地をはじめとするまちづくりへの期待を伺います。地域一帯の高齢者が、買物が不便でしたので、その解消への期待はありますか。

あと、非常に特徴的で、若者の人気もある、これまでにないスタイルの商業施設となります。米子に欲しかった性質もあると思うのですが、そのあたりについてもお願いいたします。

市長

旧ホープタウンがある場所は、米子の中でいきますと中心市街地の一角をなす場所でありまして、ホープタウンが閉店して以降、何らかの商業施設が待望されていたところ、このたびメガドンキが進出するという発表がございました。特に若者に訴求力のある商業施設だというふうに聞いておりますので、非常にその辺りは楽しみであります。

同時に、周辺にはJR後藤駅があり、米子の中でも有数の人口集積地でもあります。そこにホープタウンがなくなってからは、買物をする場所が遠くなってしまったことがありました。このメガドンキの中には生鮮食品等が手に入るスーパーの機能が含まれると聞いておりますので、周辺の皆様にとりまして利便性は大きく高まるだろうと、一つ、安心をしているところです。

もう一つ言えば、やはりJR後藤駅のすぐ間近というところで、今まさに米子市は歩いて楽しいまちづくりを進めております。当然車で買物に来られるお客さんは多くいらっしゃると思いますが、一方で、鉄道を使って買物に来られる流れも、ある程度つくることができないか模索をしていきたいと考えています。これはJRさんとも話をしながら、本市としてどういうことができるのか考えたいと思っております。

もともとホープタウンが営業中に、そういったことを構想しようと動きを取っていたのですが、閉店して以降、少々その動きは止まっておりました。

しかし、繰り返しになりますが、後藤駅周辺は米子の中でも有数の人口集積地になりますので、そうした皆様が歩いても買物できるし、また、駅のすぐそばということもありますので、公共交通を使って来店される方をどう増やしていけるのか、本市としても模索をしていきたいと思っております。そういった意味で、楽しみな案件だと受け止めております。

記者

様々なデパートや、郊外型のドラッグストアなど、いろいろスタイルがありますけれども、新しいスタイルの商業施設ということで、新たな商都の魅力といいますか、復活みたいな期待はありますか。

市長

はい。今までにない業態でありますし、先ほども申し上げましたように、やはり若い人たちにとっては行ってみたくなるような場所であるとも認識しております。

したがって、米子の商業施設にとって、新たな業態が進出することは、大変楽しみでもありますし、中心市街地の一角を成すあの場所が、改めて盛り上がっていけるように、本市としてもできることはしていきたいと思っております。

記者

かなり大規模な商業施設であることも魅力だと思うのですが、デパートなどが点在する中で、商業地図における新たなせめぎ合いも出てくると考えられます。その辺はどう受け止められていますか。

市長

米子の中の商業地図に影響を与えるということは、ある程度間違いないと感じておりますが、一方、地場産業といい形でコラボレーションをしていただいて、共存共栄が図れる仕組みを一緒に模索できれば大変ありがたく思っております。

やはり大きな仕入先なども全部外からということになりますと、地場産業、これは一次産業も含めて、やはり新たな衰退を招くことにもなりかねません。例えば生鮮食品を入れていただくということであれば、地場産品を入れていただくなど、地域とできるだけ共存共栄の形を図れるようなことを望むところでございます。

記者

概ね歓迎ですか。

市長

もちろん歓迎しております。

記者

先週もマチミチstudy現地勉強会in米子が開催されるなど、歩いて楽しいまちづくりを進めておられますが、市長にとって現在地と、今後に向けた展望、課題認識について3点伺ってよろしいでしょうか。

市長

現在地としては、まだ緒に就いたばかりというところです。米子駅の改修が終わりまして、729日に新たにオープンしたのと同時に、市内のあちらこちらでウォーカブル事業としてハード整備を推進しておりますが、一方で、やはりソフト事業と相まって、これらは少しずつ進ちょくをしていくものだと考えております。

今回、パティオ広場の屋根の整備を、予算の債務負担行為として上げていることもその一つですが、やはり中心市街地を中心として歩く動機づけとして磨くには、まだまだ不十分であると認識しています。

したがって、例えば今回、メガドンキがJR後藤駅のすぐ向かい側の位置にある旧ホープタウン跡にでき、車での来店が当然想定されますが、一方で、JR後藤駅を利用されるお客さんもできるだけ増やしていくことで、歩いて楽しいまちづくりに一層磨きがかかると思っております。

そうした積み重ねてによって、少しずつ成果が出てくると考えていますので、まだまだ現時点においては緒に就いたばかりであり、これからはソフト事業とも相まって進めていきたいと思っています。

幹事記者

各社さん、質問はよろしいでしょうか。(質問なし)

なければ、これで終了いたします。

市長

ありがとうございました。

掲載日:2023年12月13日