6月定例会議案説明会見(令和5年6月9日)

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6月定例会議案説明会見(令和5年6月9日)

令和5年6月9日(金曜日)

内容

  • 令和4年米子市議会6月定例会議案説明


幹事記者:
それでは、定刻になりましたので、市長からお願いします。

市長:
そうしますと、本日、私から、6月議会に上程をいたします議案のうち、予算に関わる部分について説明をさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます資料1 令和5年米子市議会6月定例会議案PDF 212キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます資料2 令和5年度専決処分の概要PDF 52キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます資料3 令和5年度6月補正予算の概要PDF 143キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます資料4 令和5年6月定例会議案説明資料(米子市水道局) (PDF 135キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます報告第4号説明資料(令和4年度米子市繰越明許費繰越計算書について)PDF 94キロバイト)

 

皆様のお手元に資料23があると思いますので、順を追って説明させていただきます。まず、資料2ですが、専決処分の概要についての資料です。ページの中央あたりから具体的な項目を示しております。既に電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業につきましては、58,900万円余を専決処分により手続に入っているところです。

また、子育て世帯生活支援特別給付金事業につきましても、22,000万円余を専決処分により手続に入っております。

一番下の、駐車場事業につきましては累積赤字のことでございまして、今回、補正を含めて56,900万円余の繰上げ充用を計上させていただいるところです。単年度では、令和4年度において黒字転換をいたしましたのでご報告いたします。

続きまして、資料3でございますけれども、補正予算の概要でございます。

全体のバランスにつきましては、歳入歳出補正額4億円余ということで記載しております。

その概要につきましては、主要な部分を私から説明をさせていただきます。

2番目のタクシー事業者燃料高騰緊急支援事業ですが、市単独で実施するものでして、1,000万円を計上しています。タクシー事業者に対しまして、車両1台当たり5万円の補助を交付する案となっております。

2ページ目でございますが、一番上の米子市・束草市交流推進事業につきましては、束草市の市への昇格60周年記念事業が10月初旬に開催予定ということで、招待状が来ましたので、訪問団を組んで束草市に訪問するものでございます。

その下のデジタル活用支援事業につきましては、いわゆるデジタルディバイド(情報格差)を解消する目的のため、必ずしも高齢者に限らずスマートフォンアプリを活用した事業実施に向け窓口相談を設けたいと考えております。これは後ほど説明します「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」とも関連をしております。

少し飛ばしまして、民生費で原油価格・物価高騰に伴う生活支援事業として5,9833,000円を計上しています。既に4月から6月分については実施済みですが、今回計上させていただくのは7月から9月分となっていることを補足させていただきます。

公衆浴場確保対策事業ということで、燃油高騰による費用の上昇分を補う目的で、市内3事業者に対して4253,000円を計上しております。

畜産経営緊急支援事業についてですが飼料価格高騰の影響を受ける畜産事業者に対する補助として、3つの事業者を対象に6574,000円を計上しております。

陸上養殖場の物価高騰緊急支援事業として300万円を計上しております。市単独となっておりますが、市内にあります陸上養殖場も電気等を利用しますので、高騰を受けた対策事業となっております。

商工費のウォーカブルエリアイベント開催応援事業ですが、本市で歩いて楽しいまちづくりを進めていく中で、ウォーカブルエリアにおいて、イベントを開催する事業者に対して、一定限度で補助をする事業でございます。

温水プール運営施設物価高騰緊急支援事業でございますが、市内の温水プールを有するスポーツクラブ等に対し原油価格・物価高騰の支援として400万円を計上しております。

3ページに、「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」として2700万円を計上しております。これは、別添で資料を準備しておりますので後ほど詳しく説明をさせていただきたいと思います。一旦先に進みます。

土木費の項目の2つ目、道路維持補修事業の4,2566,000円ですが、このたび社会資本整備総合交付金の内示を受けまして、新たに追加する事業でございます。

それから、教育費の中のWelcomeアフターコロナ推進事業ですが、各学校ごとにコロナが明けたアフターコロナということで、生徒たち、あるいは学校で何かイベントを開催することがあれば、これを応援するためのものです。内容については、各学校がそれぞれ考え、何か生徒たちの思い出に残るような行事やイベントを支援する予算となっております。

教育費ですが、米子城跡保存整備事業につきましては、米子城跡の伐採木の撤去に関する処分経費を計上しております。伐採木の処分については、かねてから問題点を指摘いただいておりますが、ある程度細かく切り、下まで運ぶ作業に加え、処分費用も含め2,300万円で実行しようということです。

最後の処分については、場合によっては市民の皆様の中で、例えば薪として使いたいといった需要があれば、差し上げられるような形を取りたいと思っております。また改めて皆様にご説明できればと思っております。

次の項目の債務負担行為についてですが、新体育館整備等事業費として1048,000万円余を計上しております。期間は令和6年から令和23年度となっておりますが、体育館の建築に関わる整備経費や運営経費も含めた、いわゆるPFI事業全体の経費となっており、現在見積もることができる全ての経費を織り込んでいます。本年度、いよいよ新体育館は事業者の選定をする段階に入りますので、予算面で承認をいただけるように努力していこうと考えております。

予算の概要については、以上でございます。

新しいウィンドウ・タブが開きます資料 「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」についてPDF 27キロバイト)

別紙資料で「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」について説明をさせていただきます。

これまでも市では様々なコロナにおける経済対策を行ってまいりました。このたびの物価高騰対策は、単に物価高騰対策にとどまることなく、消費喚起を併せて行えればと思い、今回「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」を考えました。

事業概要といたしましては、還元総額を2億円と設定しておりまして、実施期間は8月から還元総額が2億円に達するまでで考えております。還元上限額を1ユーザー当たり幾らにするかは検討中でございます。幾らにするかによって、実施期間等にも影響してきますので、適正な設定をしたいと考えております。現在のところ還元率は20%程度を想定しております。

また、対象店舗につきましては、市内の店舗というところは決まっておりますが、最終的に本事業の趣旨に照らし合わせ、適した店舗に絞っていきたいと考えております。

活用するキャッシュレス決済システムについては、資料に記載しておりますとおり、市内にある程度多数の店舗で利用することが可能なものや、特別に当該システムを改修するための期間や経費が必要とならないもの、ポイントを付与または使用することができる店舗を任意に設定することができるものを条件としています。例えば市内に限る、あるいは市内のこういった事業者に限る、といった設定が可能なシステムであることが望ましいと考えました。

調査したところ、J-Coin Payが該当することが分かりましたので、これを利用してこの事業を行いたいと思っております。条件に合致するシステムは、このJ-Coin Payだけであると認識をしております。財源ですが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当する予定としてございます。

私の説明は以上とさせていただきます。関連する項目について補足をそれぞれ部長から説明をいたします。

総務部長:

市議会6月定例会の提出議案について、市長から、専決の案件と6月補正予算についての眼目と主要な事業についてご説明いたしましたので、私からは主な条例や、その他の補正予算ついて補足説明をさせていただきます。

6月定例会に上程いたします議案は、条例が6件、単行議案が5件、専決処分が3件、補正予算が2件、報告が14件の計30件をお願いすることとしております。

条例について、主立ったところを少々説明をさせていただきます。

まず、資料13ページの条例の制定です。議案第56号ですが、法律の改正を受けマイナンバーカードの電子証明が移動端末設備、いわゆるスマートフォンなどに搭載が可能となったことに伴い、マイナンバーカードをお持ちの方がスマートフォンで印鑑登録証明書のコンビニ交付が可能となるような所要の整備を行うものです。

続いて、6ページの議案第59号の条例です。先ほど市長からもご説明させていただきましたが、米子市民体育館、米子市営武道館、鳥取県立米子産業体育館、これらを統廃合し、市と県が共同して、新たな体育館として米子アリーナを設置いたします。そのための必要な整備を行うということで、市民体育館と東山補助グラウンド、市営武道場、これらを廃止して新たに東山公園内に米子アリーナを設置することとするような内容となっております。

あわせまして、この新しい体育館につきましては、8ページの議案第64号で県から建設や管理運営などの事務を受託するために規約を定める協議を行う議案も提出させていただいております。予算では、債務負担行為の設定をさせていただているところです。

7ページの議案第号63号は指定管理者の指定についてです。米子駅南駐輪場は729日に、米子駅南駐車場は730日にいよいよ供用開始となります。新たに指定管理者を定める必要があり、既に指定しております米子駅の地下駐車場・駐輪場と同一の業者にお願いをすることとしております。

議案の方は以上です。

あと、予算についてですが、市長からの説明でほぼ網羅しております。あとは国や県、あるいは宝くじ関係の事業採択が決まりましたので、自主防災組織の育成事業、宝くじ助成事業補助金といった自主防災組織や自治会への資機材の整備で新たな事業を予算計上しております。

加えて土木費の除雪事業ということで、先ほど市長から道路維持補修事業でご説明をさせていただきましたが、同じく社会資本整備総合交付金の採択の配分があり、新たに除雪機の更新を行うために予算計上をしております。

予算については以上でございます。

水道局総務課長:

続きまして、水道局から議案第66号、水道事業会計補正予算について資料4で説明いたします。

1の債務負担行為限度額ですが、基幹管路更新事業富益4工区において、鳥取県と協議の結果、接続する国道431号自転車道部分も施工することとしたため、限度額を補正するものです。

2の重要な資産の取得の追加についてですが、戸上水源地電気設備更新事業において、令和6年度に予定している送水ポンプ購入に納期が9か月程度かかることから、令和5年度中に発注を行おうとするものです。説明は以上でございます。

幹事記者:

ありがとうございました。

そうしますと、資料ごとに質問を受け付けたいと思っております。

まず初めに、資料1のから質問のある社はいらっしゃいますか。

記者:

議案の数の確認ですけど、報告の14件も入れて30件ということでよかったでしょうか。

総務部長:

はい、そのとおり30件です。

幹事記者:

資料1についてはよろしいでしょうか。

続いて、資料2、令和5年度の専決処分について質問のある社はいらっしゃいますか。(質問なし)

続いて、資料36月補正予算の概要について質問のある社はお願いします。

記者:

別紙に出ております「キャッシュレスで応援!よなごプレミアムポイント還元事業」ですが、コロナ対策はこれまで何度も重ねておられますけれども、今、市民的にも非常に大変になってる物価高騰対策というのは何回目の対策になりますか。

市長:

物価高騰対策自体は、いろんな種類を含めると、本当にたくさん行っております。

記者:

行っておられますよね。コロナ対策の次みたいな感じですね。

市長:

はい。その対象者も様々で、それぞれのカテゴリーの事業者に対し行ったものもあれば、例えばおこめ券の送付のようなものもございます。

記者:

おこめ券もありました。

市長:

市民の全般に対して行う対策もございました。

記者:

おこめ券も物価高騰対策で行ったのですよね。

市長:

はい。物価高騰対策で行いました。

記者:

よなごプレミアムポイントという形でキャッシュレスで還元する事業は、今回初めてですよね。

市長:

はい、キャッシュレスで行う事業につきましては、米子市では初めてとなります。

記者:

困っている方にとっては、キャッシュレスであろうがなかろうが、補填してほしいという現状が考えられますが、なぜ今回はキャッシュレスにこだわったのでしょうか。

市長:

物価高騰対策というのは大きな主眼でして、前回はおこめ券の発送という形で行いました。今回、キャッシュレスで取り組もうとするのは、やはり併せて消費喚起も考慮したからです。

コロナが明けた後、様々な経済活動を支援する意味も含め、消費喚起のためキャッシュレスで取り組む形を考えました。

現在、若い世代では都会を中心に、財布を持ち歩かずスマートフォンだけで買物を済ませる方が大分増えていると聞きます。市内の事業者においても、スマートフォンによるQRコード決済を含むキャッシュレス決済ができる環境をしっかりと整えておくことは、若い人も含めた消費喚起ということにも結びつきます。また、日本円を持たない外国人観光客の方がカード決済を含むキャッシュレス決済を市内の事業者で利用できることは、インバウンド需要においても、一定の需要喚起に役立つであろうと考え、このたびキャッシュレスによる取り組みを考えた次第です。

できる限り市内で消費を促し、還元されるポイントも市内で消費できる形を考えたところ、今までは適したものが見つかりませんでした。ポイントが付与され、使用は全国どこでもできるといったキャッシュレス決済システムはあったのですが、市内で消費をし、付与されたポイントを市内で限定して使うということが可能なシステムはJ-Coinということです。さらにこの決済システムは山陰合同銀行や鳥取銀行が普及に力を入れていると聞いております。こうした事業者の皆さんと力を合わせて、事業を推進できるのではないかと考えております。

記者:

需要喚起にとどまらず、様々な相乗効果を狙っているという捉え方でよろしいですか。

市長:

そのとおりです。相乗効果を狙っております。

記者:

さらなる消費喚起の加速といいますか、時代に即応した形ということでよろしいですか。

市長:

はい、そういうことですね。

記者:

二つ質問いたします。

一つは、物価高騰についてですが、生活支援という側面より消費喚起を狙うとなった場合、市民としては、お金をもらえる、何か補助してもらえると捉えられると思います。

キャッシュレスの方法が分からなかったり疎かったりする、特に高齢者の方に対してどう説明されるのでしょうか。恩恵に預かれない方もいらっしゃると思います。

二つ目ですが、インバウンド需要や若い世代の消費に対応できるように、ということですが、実際、市内の事業者は、キャッシュレス決済に対してどれほど対応できる状態になっているのでしょうか。市内の8割、9割の事業者で対応できるから踏み込んでいるのか、不明確であるが、これから決済環境を整えていく狙いがあるのか教えてもらえますか。

市長: 

まず最初のご質問ですけれども、物価高騰対策では、生活者支援として直接的に何か給付をするものは、今回の予算にも計上されております。今回の事業を通じ、買物をされた方がポイントを貯め、そのポイントで新たな消費をするという意味においては、一定の物価高騰に対する支援を含むと理解をしております。

一方、デジタルということになりますと、なかなか使えない方が出てくることは想定しております。資料32ページにデジタル活用支援事業を併せて予算計上しておりますが、使い方が分からない方のため相談窓口を設ける対策を考えております。

もう一つのご質問ですが、キャッシュレス対応できていない事業者があるのではないか、と申されるとそのとおりでございます。現在、市内の約1,200程度の事業者がJ-Coinの決済の仕組みを持っていると聞いております。ですが、これが十分かと言われると、まだまだ余地があると考えます。

そこにつきましては、J-Coinを普及させようとする銀行で広げていただく努力をしていただき、市と銀行とで力を合わせて事業を進めていこうと考えております。

特に中小零細事業者になりますと、手数料の懸念があり導入が遅れている事情がございます。ただ、そうすると若い人が財布を持たず買物に来てスマートフォンで決済しようとしても、うちはキャッシュレスをやっていません、ということになると売上げ機会を逃すことになります。私も先日、イベントに財布を持たずスマートフォンだけを持ち参加したのですが、キャッシュレス決済ができず購入を断念したことがございました。

これからの時代、キャッシュレス決済を事業者で設けることによって、様々な売上げを獲得する機会を確保していただきたいと思っております。

記者:

確認ですが、およそ市内の何店舗ぐらいを想定しているのでしょうか。

商工課長:

今後増える店舗も加味してという意味でしょうか。

記者:

いいえ、大体どの程度の店舗で利用できるかということです。

市長:

現在は、導入済みの店舗が約1,200件と聞いております。

記者:

その店舗数を対象とするということでよろしいでしょうか。

市長:

この店舗数が多いとは考えておりません。まだ導入しておられない店舗につきましては、キャンペーン開始までにできるだけそろえていただき、使える店舗を増やしていきたいと思っております。

記者:

システムが導入されていれば、店舗の種類関係なくどこでも利用できるのでしょうか。

商工課長:

その部分につきましては今後検討させていただきます。

記者:

食料品を取り扱うスーパーなどに限定したケースもコロナ禍でありましたね。今回もそういった取り扱いであると捉えてよろしいでしょうか。

市長:

事業概要に記載しております対象店舗についてですが、事業の趣旨に照らし対象とするかどうかを検討したいと存じます。どこでも使えれば、確かに消費喚起にはなるのでしょうが、できるだけ地元にお金が落ちるような仕組みを取りたいと考えております。その辺りについては、もう少し検討を重ね、しかるべき時期に改めて皆様に公表したいと思っております。

記者:

いわゆる市内の小売店舗やスーパーなどといった言い方は可能ですか。

市長:

可能です。コロナ期に行った消費喚起策では、疲弊した業種を選んで対象とさせていただいた経過があります。コロナが始まってから消費が上がったディスカウントショップやスーパーなどは対象から外しております。これは地場産業であってもです。

ただ、今回はフェーズも変わっていると認識をしておりますので、どこまでを範囲とすることが妥当なのかを検討した上で、皆様に公表させていただきたいと思っております。

記者:

概略はキャッシュレスで買物をすると、後から使えるポイントがもらえるという仕組みでよろしいですか。

市長:

そのとおりです。

記者:

市内に限定し利用できるJ-Coin Payというシステムを見つけられたということですね。

市長:

はい。

記者:

今後、制度的なところを詰めていかれると理解したのですが、先ほどおっしゃった1,200の事業者が、市内でどれぐらいの割合を占めるのか教えていただけますか。あと、そのJ-Coin Payはキャッシュレス決済の中でトップシェアではないと思うのですが、現在J-Coin Payを使えるユーザーは市内でどれぐらいいらっしゃるか教えてください。

市長:

規模感につきましては分かる範囲でお調べし、改めてお答えいたします。認識しているものは定量的ではなく定性的なものになりますが、1,200の事業者には、必ずしも小売でない、いわゆる()BtoB といったものも含まれると聞いております。そういった観点から申しますと、やはり消費者となる一般市民の方が、直接消費につながるよう買物できる場所ができるだけカバーされていることが望ましいと思っております。そのボリューム感については調べられる範囲で後ほど資料を提供させていただきたいと思います。

一方、ユーザーについてですが、現在、本市内約4,500人がJ-Coin Payのアプリをダウンロードしていると認識しております。これも多いとは思っておりませんので、利用者を増やしていくよう市でも努力していきたいと思っております。

ご指摘のとおりトップシェアではありませんが、利用者を広げる努力は、覚悟をもって取り組みたいと思っているところです。

()BtoB:「Business to Business」の略で、メーカーとサプライヤー、卸売業者と小売業者、元請け業者と下請け業者など、企業間で行われる取引のこと。

記者:

結局、地元にお金が落ち米子で循環させることが大事だと思うのですが、決済システムを採用している地方銀行である山陰合同銀行や鳥取銀行を優先してといくという捉え方でよろしいですか。

市長:

はい。運営主体はみずほ銀行になっておりまして、連携して取り組んでいる事業者として各地方銀行が登録しておられます。山陰合同銀行、鳥取銀行はもちろん採用しておられますし、JAバンクも採用されていると聞いております。

このJ-Coin Payは他の決済システムと違い、地域を限定できるコードがあり事業者ごとにポイント付与を選択することが可能です。つまり本市の事業によって付与したポイントを使われる場所まで限定できることが大きな特徴です。他の決済システムにはない特徴であり、この事業で採用した大きな理由の一つです。

記者:

市内の中でお金を循環するということですよね。

市長:

そういうことですね。

幹事記者:

ほかに質問はありませんか。

記者:

米子城跡の伐採についてですが、いつ頃から撤去を始められるのでしょうか。時期の見通しはありますか。

文化振興課長:

このたびの6月補正予算で計上しておりまして、予算議決いただいた後、手続を踏み夏頃には着手できるかと思っております。

撤去の完了は、現地で実際に木を運ぶ段取りをし、搬出まで行いますので、夏から秋ぐらいまでを見込んでおります。

記者:

秋には完了されるということですね。

文化振興課長:

秋ごろの完了を見込んでおります。

記者:

分かりました。

記者:

伐採木についてですが、先ほど市長は、事例として薪としての利用を挙げられましたが、市から利用についてのアイデアがあったら教えてもらえますか。

市長:

現時点においては、業者に引き取っていただき焼却処分を検討しております。薪ストーブを使われる方が比較的いらっしゃると伺っておりますので、米子市民だけに限定せず引き取っていただける方にお譲りできるよう整えたいと思っております。

まだ具体的な需要を把握できておりませんが、私の方でも3人程度の方から、薪として使えれば引き取る人はいるのではないか、と意見をいただいております。今後検討した上で、改めて公表させていただきます。

記者:

伐採した樹木の樹種について教えてください。桜なども含まれているのでしょうか。

文化振興課長

このたび伐採した樹木の樹種は、イヌシデやスダジイです。桜は含まれていません。イヌシデは薪には適さない樹種になります。

記者:

スダジイが主になりますか。

文化振興課長:

そうですね。

記者:

いずれは桜も伐採するのでしょうか。

市長:

桜は現在切る予定はありません。

記者:

米子城の樹木伐採の件は、市民からの関心も非常に高いので、実際に作業をされるところを取材をさせていただければと思いますが、いかがでしょうか。

市長:

予算案が通りました後に、具体的な時期を皆様にお伝えするようにさせていただきたいと思います。

記者:

夏頃から着手ということですが、それまでには処分の方法も固められるのでしょうか。それとも、継続的に検討されるのでしょうか。

市長:

できるだけ早く決定したいと思っております。この予算の2,300万円には、伐採木のある場所で細かく切り刻む費用と、下に降ろす運搬費用、最後に処分費用と、処分に関わる経費が全部交ざっております。我々にとっても引き取っていただける部分がたくさんあると、その分だけ処分費用が減りますので、ぜひ取り組みたいと思っておりますし、できるだけ早く公表できるように努力したいです。

記者:

その希望者は市民に限らず、例えば市外でアウトドアをされる方も含まれるのでしょうか。

市長:

どのぐらいの方が希望されるのか分かりませんし、勝手に持って帰っていだだくような方法を取ると、かえって混乱を招くかもしれません。募集の仕方についても少し検討し、ある程度取りに来られる方を把握したり、一定の期間を設けることなどを考えています。

記者:

ちょっとしたイベントのような形でしょうか。

市長:

イベントになるかどうか分かりませんが、持って帰っていただけるようにしたいと思っております。

記者:

押しなべて希望者に、ということでよろしいですね。

市長:

そうですね、希望者の把握をしつつ、適切にお渡しできるようしたいと考えております。

記者:

少なからず市民は対象にされると思うのですが、その他の方は今後調整されるのでしょうか。

市長:

はい。

記者:

独り歩きしないようにということですね。

市長:

はい。

記者:

伐採木は現在、城山の中腹に置かれたままになっています。その場所で切って下まで降ろし、その後処分されるということですが、例えば城山から下ろした後、どこかに置くことは想定しておられますか。

市長:

三の丸広場の脇ですとか、ある程度置いても支障のない場所に集め、そこに取りに来ていただこうかと考えております。車で取りに来られる方が大半だと思いますので、あまり駐車場から遠くない場所を想定しております。

記者:

景観など支障のない範囲に一時的に置くということですね。

市長:

そういうことです。一時的に置いた上で、取りに来ていただく形が良いのではないかと思っております。

記者:

夏から秋ぐらいに、というお話ですが、先日の現地説明会のときは年内と伺っておりました。景観もよくなるということで朗報ではあると思うのですが抱負を一言お願いします。

市長:

この米子城跡の整備につきましては、様々な形でご意見もいただいております。このたび、特に伐採木により景観が損われているというご意見に対し、6月議会において2,300万円の事業費を計上し、伐採木の置いてある場所である程度の大きさに切り、それを下ろし処分をさせていただくことを考えております。処分につきましては、今後、具体的な方法は考えますが、市民の皆様、あるいは周辺地域の皆様で薪ストーブに使いたいという方がいらっしゃれば、活用いただける形を取りたいと思います。城山そのものの景観をある程度維持し、市民の皆様のお役にも立てるような形に収めたいと思っております。

記者:

大きな作業だったと思うのですが、景観を良くするという意味で一言お願いします。

市長:

米子城跡につきましては、例えば下から見上げた景観や登城路を歩いている途中の景観など様々な場所での眺望を良くするため、これからもご意見をいただきながら、皆さんが親しめる城山にしていきたいと思っております。

幹事記者:

そのほか、資料3の部分で質問はありませんか。(質問なし)

では水道局からの資料4について質問のある社はいらっしゃいますか。

記者:

報告第4号説明資料について伺ってよろしいでしょうか。

確認なのですが、米子駅南北自由通路等整備事業費の16億円については、その後、予算の変更はないですよね。

市長:

それはありません。

幹事記者:

ほかには、よろしいですか。(質問なし)

では、本日市からの提供資料以外で伺いたいことがある社はお願いいたします。

記者:

いよいよ729日に米子がいなロードが供用されます。いろいろ話題は広がってきてると思うのですが、一部メディアでは松江駅でSaucy Dogというバンドの曲が発車ベルに採用されたと報じられました。米子駅でも同様にOfficial髭男dismの曲を採用することを検討されたりですとか、可能性はいかがですか。

市長:

米子駅の発車のベルをOfficial髭男dismの曲を使ったものにしたらどうか、というご意見を先般いただきました。これにつきましては、実現できるのか検討したいと思います。著作権の問題等もありますし、適切な形でクリアできるのか、また、費用がどれぐらいかかるのか、JR西日本でどういった形にしていただけるのか、まだ何も話をしておりませんので一つ一つ丁寧に実現に向け検討していきたいと思っております。

記者:

市長ご自身としても、ボーカルの藤原聡さんは後輩にあたります。盛り上げることができるツールになると思います。

市長:

そうですね、Official髭男dismのメンバー、ボーカルの藤原聡さん、ドラムの松浦匡希さんは米子市出身でありますし、地元ゆかりのバンドが、日本の頂点に立っていることは米子市民にとりまして誇りとするところであります。そうしたOfficial髭男dismの音楽を私たちの身近なところに、具体的には米子駅の発車のベルに使えるということが、もしできるのであれば、何とか向かいたいという気持ちは持っております。

記者:

729日には当然難しいでしょうか。

市長:

それはやはり難しいと思います。

記者:

年内にも向けて追ってみたいとお考えですか。

市長:

時期的なものも含めて、しっかりと調整が必要だと思います。

記者:

年内ですとか、そういったこともまだ言えない状態でしょうか。

市長:

全く目途が立っておりませんので申し上げられません。

記者:

そういったことを検討はしたいとお考えですか。

市長:

しかるべき機関に対して、どういった手順を踏み実現するのか調べた上で検討いたします。また、相手方に迷惑がかかってはいけませんので、Official髭男dismや事務所の方にしかるべきタイミングで相談をさせていただけたらと思っております。

記者:

それは、がいなロードも併せて米子駅新時代に向けて、その後の盛り上げの援護射撃になれば良いという捉え方でよろしいですか。

市長:

はい、もちろんです。市民の皆様、あるいは米子市にお越しになった方が気持ちよく駅を使っていただける一環として、我々の誇りであるOfficial髭男dismの音楽が使えるのであれば、これは非常にうれしいことだと思います。

記者:

松江駅ではああいう形でやっておられるみたいなことも。

市長:

松江駅のことは存じ上げませんが、色々な駅でそういった取組があると聞いております。

記者:

曲の検討も併せてですね。

市長:

はい。

記者:

ありがとうございました。

幹事記者:

よろしいでしょうか。これで会見を終わります。どうもありがとうございました。 

掲載日:2022年7月25日