7月定例会議案説明会見(令和4年7月7日)

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7月定例会議案説明会見(令和4年7月7日)

令和4年7月7日(木曜日)

内容

  • 令和4年米子市議会7月定例会議案説明

  • 米子市ふれあいの里総合支援センターの愛称の決定について 


幹事記者:
それでは、定刻になりましたので、市長からお願いします。

市長:
距離を取っていることと、聴覚障がいのかたへの配慮のために、マスクを外させていただきます。
本日は、7月定例会の議案について、私からは補正予算のうち主要なものについて説明いたします。また、後ほど1件お知らせがございます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます資料1 令和4年米子市議会7月定例会議案PDF 192キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます資料2 令和4年度専決処分の概要PDF 58キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます資料3 令和4年度7月補正予算の概要PDF 188キロバイト)

新しいウィンドウ・タブが開きます報告第5号説明資料PDF 110キロバイト)

 

まず、7月補正予算の主要なものについてお話をいたします。資料3をご覧ください。

令和4年度7月補正予算の概要についての資料でございます。事業名の先頭に※が記してあるものが新規事業となっております。それも含めまして、私から説明をいくつかさせていただきたいと存じます。

最初に、総務費の中の公共交通フェスタについてでございます。現在11月に公共交通フェスタの開催を予定しており、鋭意、企画・立案をしているところです。

かねてより本市は公共交通の利便性向上のためにさまざまな検討を行ない、施策を打ってきたところでございますが、今年度は利便性が少しずつ向上してきた中で、公共交通に少しでも親しんでもらうために、一度は乗ってもらおうという趣旨で、JRやバス運営会社の皆さまと協力しながら公共交通フェスタの開催を予定しております。

続きまして、鳥取大学医学部附属病院とのまちづくり連携事業として100万円を計上しております。かねてより鳥取大学医学部附属病院の病棟が老朽化していることから、いずれは建て替えが必要であるわけですが、いよいよ鳥取大学で建て替えに向けて動き出しておられます。米子市といたしましても、しっかりと対応するために、準備費や調査研究費といった趣旨で予算を計上させていただいております。

民生費の高齢者スマートスピーカー活用実証事業について4376千円を計上しております。これは国のデジタル田園都市国家構想という岸田内閣の目玉施策の一つを、本市においても実践するものでございます。金額は437万ほどではございますが、予算内でAIスピーカーを75歳以上の高齢者宅に置き、見守りについて活用したいと考えております。また、AIスピーカー自体には他にもさまざまな機能がついておりますので、見守りへの活用のみならず多様な使い方についての検討も含めた実証事業となってございます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます今夜はもう1軒!2次会利用促進応援事業(ナイトタイムを応援!セット割事業PDF 13.6メガバイト)

 

続いて、商工費の今夜はもう1軒!2次会利用促進応援事業についてでございます。これまでもコロナ対策としてさまざまな経済支援策を行なって参りました。今回の補正予算では、その利用実績に基づく支援金額の補正が主な内容になっておりますが、本事業では、これまでなかなか手が届きづらかった部分や支援が難しかった業態を対象に支援をいたします。

1つ目は、駅前や朝日町などのエリアに主に集積している、二次会などで利用される飲食店に対し支援を行ないます。2目はタクシー事業者、特にドライバーさんに対する支援を行ないます。

支援する条件を、午後8時以降に飲食店を利用される場合に対してと、帰りにタクシーや運転代行を利用される場合に対して、それぞれ500円ずつ合計1,000円の割引を行なうスキームになっております。

タクシーの利用については、例えば午前中の病院への送迎などの需要はかなり戻ってきているものの、やはり夜の時間帯の需要が戻らないと伺っております。今回の補正予算のうち、タクシー事業者に対しては原油高騰に伴う燃料補給の支援を行ないます。しかし、タクシードライバーの大半が歩合の給与制となっているため、会社に対する支援だけでなくドライバーに対する支援も行き届くように、このような事業を考えております。

資料に具体的なスキームを記載しておりますので、何かございましたらご質問いただければと存じます。

次に、教育費の米子城・魅せる!プロジェクトについてです。4676,000円を計上しています。これは今年の元日にNHKで放映されました「最強の城スペシャル」の中で、米子城跡が絶景を評価されまして、番組で日本最強の称号をいただきました。これに伴って、2月にイベントを行ないましたが、今度は1020日前後に改めて城山からダイヤモンド大山が観望できる時期が参りますので、それに合わせ、ツアーを企画いたします。

ポイントとして、このダイヤモンド大山をPRしていくことはもちろん、他の観光にもつながるようにと考えております。仮に前後3日間が悪天候だと、ダイヤモンド大山が見られない場合もございます。それで落胆するようなことであってはいけませんので、あくまで米子市のさまざまな観光コンテンツの中の一つにダイヤモンド大山もあるといった形でPRしていこうと考えております。そのような形で、元日に得たこの最強の城という称号をしっかりと生かしたいと思っております。

全体としまして、新型コロナウイルス感染症に係る感染対策や経済対策も計上しておりますし、また今回、原油高騰等に伴います物価対策というものも補正予算に織り込ませていただいております。

私のほうからは、一旦、以上とさせていただきます。

 

総務部長:

続きまして、このたびの7月定例会議案についての概要、主に資料の見方という形になろうかと思いますが、若干補足説明をさせていただきます。

まず、資料1をご覧ください。このたびの議案ですが、合計21件でございます。内訳は条例が5件、単行議案が1件、専決処分が3件、補正予算が2件、報告が10件でございます。

まず、資料1の中の予算以外の議案で主なものとして特に申し上げたいのは、議案第55号の米子境港都市計画地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。中島一丁目地区の地区整備計画区域及び河崎中央地区地区整備計画区域につきまして、いずれも市街化調整区域ですが、条例による建築物の制限について改正することを掲げております。

また、主なものといたしましては、財産の取得に係る議案第59号でございます。こちらは米子駅南北自由通路等整備事業用地といたしまして、米子市弥生町及び目久美町の5,950.42平方メートルの面積の土地をJR西日本から取得しようとするものでございます。令和471日に仮契約を済ませておりますが、議会の議決を経て本契約をするための議案でございます。

次に、予算関係について補足をさせていただきます。資料2をご覧ください。

こちらの補正予算の新規事業2件についてでございます1件目は全国的な動きではございますが、原油価格・物価高騰に伴う生活支援事業といたしまして、生活保護世帯等に対しまして1世帯当たり7,000円の一時金を支給するものでございます。2件目は子育て世帯生活支援特別給付金事業といたしまして、児童扶養手当受給者世帯などに対しまして児童1人当たり5万円の生活支援特別給付金を支給するものを既に専決処分をして、事務を進めているところでございます。

続いて、資料3をご覧ください。こちらで主に物価高騰や価格高騰への対応について申し上げます。タクシー事業者燃料高騰緊急支援事業として1,000万円計上しておりますが、これはタクシー事業者に対しまして燃料価格に係る経費を補助するものであります。また、公衆浴場確保対策事業として102万円を計上しておりますが、これは公衆浴場事業者に対しまして燃料高騰に係る経費を補助するものでございます。

それから、農林水産業費になりますが、酪農経営緊急支援事業といたしまして1716,000円を計上しております。酪農事業者に対しまして飼料価格の高騰に対する経費を補助するものでございます。

さらに、学校給食運営事業として、学校給食輸送業務の委託者に対し、契約時の燃料価格との差額分を増額補正し補助いたします。

また、同様に学校給食費物価高騰対策事業において1,000万円計上しております。学校給食会に対しまして、食材費の高騰分を補助することによって、各ご家庭の負担を低減するものでございます。

私からはこのたびの議案の説明は以上とさせていただきます。続いて、下水道部から補正予算の説明をさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます資料4 令和4年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第1回)についてPDF 13.6メガバイト)


下水道部長:

引き続き、下水道部のほうから説明をさせていただきます。資料4をご覧ください。

資料には議案第61号 下水道事業会計補正予算に係る概要を記載しております。

下水道事業会計第1回の補正予算といたしまして、資本的収入及び資本的支出をそれぞれ3,2122,000円の増額としております。これは鳥取県が実施します精進川の河川整備による福留橋の架け替えに伴いまして、橋に添架しております本市の農業集落排水の管路施設を一時的に移設する工事を行なうものでございます。なお、本事業の財源につきましては、鳥取県からの補償費を充当することとしております。

以上が今回上程いたします補正予算の概要でございます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます米子市ふれあいの里総合相談支援センターの愛称決定についてPDF 13.6メガバイト)



市長:

続きまして私からお知らせが1件ございます。米子市ふれあいの里総合相談支援センターの愛称の決定についてでございます。

資料をお配りしていますが、今年の411日に米子市ふれあいの里において総合相談支援センターを開設をいたしまして、同時にこのセンターの愛称の募集をしておりました。合計208件の応募がございまして、選考の結果、愛称を「えしこに」に決定させていただきました。応募されたかたは米子市在住のかたでございます。

決定の理由といたしまして、「えしこに」というのは、米子弁で「いい具合に」という意味があり、「えしこにしといてや」(いい具合にしといてね)というよう使い方がされています。

総合相談支援センターは複雑かつ複合的な福祉の課題を取り扱う性質があります。相談に対し、的確にひとつひとつ対応していかなければいけない組織ですので、「えしこに」というネーミングは、非常にこのセンターの趣旨に合致しているのではないかと存じます。4文字で音の響きも良く、短くて呼びやすいということも理由にあります。

加えて、この「えしこに」という方言を若いかたはだんだん使わなくなってきていますので、方言を大切にする意味でも、このたび「えしこに」の命名させていただきました。

 

幹事記者:
では、各社まず議案の質問をお願いします。

 

記者:

補正予算の議案の件についてです。米子城の魅せる!プロジェクトの話が市長からありました。内容は大体分かるので、コメントを追加でいただければと思います。米子城が盛り上がりを見せる中、ダイヤモンド大山を契機にこれから観光コンテンツとして売り出していきたいという趣旨と受け止めましたが、米子城を首都圏に売っていく意気込みと、2月はダイヤモンド大山が見れませんでしたが、10月こそはという市長ご自身の思いを伺いたいと思います。

 

市長:

今年の元日にNHKで放映されました「日本最強の城スペシャル」という番組の中で、米子城が最強の城の称号をいただいたという経過がございました。私たちは、それをきっかけとして、今年の220日・21日にこのダイヤモンド大山を眺望できるイベントを企画をしたのですが、天候が悪く見られなかったという現状がございました。今度、米子城からダイヤモンド大山を見られる時期は1020日前後になります。

事業の目的として、一つにはダイヤモンド大山というなかなか見られない光景を、できるだけ多くの人に一緒に見ていただくということがあります。一方で、天気にも左右されるイベントになりますので、もし仮にダイヤモンド大山を見ることができなかった場合、せっかく観光に来られたかたに残念な思いのまま帰っていただくのは、あまり良くないだろうと考えております。ダイヤモンド大山の眺望を、あくまで観光コンテンツの一つにしつらえ、仮に悪天候だった場合でも、他のコンテンツでも十分この地域を楽しめるということを観光客のかたに味わっていただけるよう、現在準備を進めているところでございます。

このたびのプロモーションでは、首都圏や関西圏の空港電車内の広告などを利用して、米子城跡から見えるダイヤモンド大山をしっかりとPRしていきたいと思っております。もちろん今回だけではなく、これから先もこうした取り組みを続け、断続的にブランディングを図っていきたいと考えております。

 

記者:

鳥取大学医学部のまちづくり連携事業について市長に伺います。

新病院建設推進委員会に参画して、新病院建設と連動した市のまちづくりの検討を行なうための調査研究の経費として今回100万円が計上されていますが、その委員会の中で市はどういった立ち位置になるのか、もう少し詳しく教えてください。

 

市長:

今想定しておりますのは、委員会のメンバーに本市の伊澤副市長を置き、市として鳥取大学医学部附属病院の次期病棟の建て替えにつきまして、全面的に支援をするスタンスで臨みたいと思っております。

もちろん病院の中身など具体的な内容については、医学部ないしは附属病院で考えていただくことではありますが、病院の立地やまちづくりに関連することに関しては市としましてもしっかりと関わりを持ち、意見を申し上げたいと思います。新しくできる病院が市民や周辺の住民の皆さまにとって、親しみを持って出かけることのできる病院に一緒にしていきたいと考えております。

 

記者:

今夜はもう1軒!2次会利用促進応援事業についてです。各店舗に50枚配布されますが、1人が何回でも使用できるのでしょうか。

市長:

お店単位で11回となります。1日に2回使うことがあるか不明ですが、基本的にそのお店で飲食を行ない、同時にお店からタクシーないし代行業者を呼んでいただく流れとなります。そのことをもってお店に500円、タクシーに500円ずつの割引を付与させていただくという仕組みとなっています。

各店舗には初回50枚を配布いたします。お店によって使用頻度が異なることも想定しておりまして、最大100枚の追加配布も考えております。200店舗掛ける100枚で、予算に計上しております。

記者:

飲食店から、午8以降に来店されてかたに割引券を渡し使用してもらうということですか。

市長:

そういう想定でございます。

 


 

記者:

91日からの実施ということですが、新型コロナウイルス感染症が再拡大している中、見極めながらスタートするということでしょうか。

市長:

はい。そのとおりです。コロナ対策を前提に事業を進めて参りますので、9月前の感染状況によって、事業の実施を見極めたいと思います。一方で、現在飲食店で感染対策に取り組んでいただいておりますので、一定の感染対策をしっかりと施した上ならば、認証店という制度がある以上、ある程度は実施したいと思っております。

 

記者:

一応、9月からのスタートですが感染状況を見極めて判断するという認識ですね。

市長:

おっしゃるとおりです。

記者:

あと、予算では2,1858,000円となっていますが、1858,000円は割引券の印刷代でしょうか

 

 

市長:

印刷代と事務費が含まれています。

 

記者:

はい、分かりました。

商工課長:

補足でご説明させていただきます。

1日での複数回の利用についてですが、例えば駅前で20時以降に飲食店を利用されたかたが朝日町へ移動にタクシーを使われ、その後、朝日町で飲食店を利用しご自宅にタクシーで帰られる場合、条件に該当するようであれば、2回割引が適用されます。こういった場合は同じかたが同じ日に2回利用されることが想定されます。

 


 

記者:

はしごをしても使える、3次会でも使えるということですか。

商工課長:

おっしゃるとおりです。条件に合致していれば適用されます。


幹事記者:

議案についての質問はよろしいでしょうか。

それでは米子市ふれあいの里の総合相談支援センターの愛称について質問はありますか。

記者:

「えしこに」という愛称に込めた思いは分かりました。市民のかたへ、ぜひ利用いただくよう市長から呼びかけをお願いできますか。

 

市長:

4月に開設をいたしました米子市ふれあいの里の総合相談支援センターでございますが、このたび多くの皆さまからのご応募いただき、愛称を「えしこに」とさせていただきました。

「えしこに」は米子弁で「いいように」という意味がございます。ぜひこの総合相談センター「えしこに」を利用していただきまして、さまざまな福祉的課題を一緒に解決していきたいと思います。どうぞ末永く、愛称も含めてご愛顧いただければと存じます

 

記者:

この「えしこに」は、看板の設置や冊子への掲載を考えておられますか。

福祉政策課長:

本日、(すでに設置している看板に)シールで貼り替える作業を、午後4時から5時のあたりで予定しております。明日からは「えしこに」という愛称を入れた看板が、ふれあいの1階のセンター前に掲げられます。


記者:

(ふれあいの里の)玄関にある看板に、「えしこに」というシールを貼るんでしょうか。

福祉政策課長:

そうです。看板自体にシールを貼り、替える形となります。

記者:

看板にシールを貼って。

福祉政策課長: 

はい。両方の看板の張り替えをいたします。

幹事記者:

他の質問はよろしいでしょうか。

記者:

議案とは関係はないのですが、市長がせっかくおいでになっているので、市民の関心事を伺えたらと思います。

新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。昨日、山陰の両知事の会談もありましたが、本日は鳥取県は過去最多(の感染者数)を更新しまして、2日連続過去最多更新ということになりました。とりわけ米子保健所が非常に多くなっていますが、市長の受け止めと、今取られてる対策についてお伺いできますか。

市長:

6月下旬から特にこの数日間、県西部において米子市を中心に感染者数が増えてきている現状がございます。感染経路は完全につかめておりませんし、我々の情報も乏しいわけですが、恐らく島根県内とも生活圏を一緒にしておりますので、往来の中で感染が広がってきたのではないかと思っております。

今、第7波という言い方がされていますが、新型コロナウイルスはオミクロン株の変異種BA.5に置き換わり始めています。現在のところ重症化される患者さんはいないと受け止めておりますが、感染すれば発熱などの症状も出て、指定感染症法上約10日の自宅療養、濃厚接触でも最大7日の自宅待機が必要になります。感染が広がるとやはり社会経済活動に一定の影響を及ぼすであろうと心配しているところです。

米子市といたしましては、やはり引き続き基本的な感染対策の徹底を呼びかけているとこでございます。また、特に強調して申し上げているのはいわゆるエアロゾル感染です。ある一つの空間で大量に感染者が出るのは、もちろん飛沫あるいは接触感染もあると思いますが、いわゆる空気を通じたエアロゾル感染が大半であろうと思っております。

このエアロゾル感染を防ぐためには、やはり室内の換気が大切です。特に今は暑い時期ですので、冷房を効かせている中、換気をお願いするのはなかなか心苦しくはあるのですが、室内の空気を定期的に入れ替えることによって、室内での集団感染を一定程度防げるだろうと思います。

ここが一つの踏ん張りどころだと思っております。市民の皆さまにおかれましてはこれまでと同様の感染対策の徹底と、エアロゾル感染の防止を念頭に置いて日常生活でも感染対策をお願いしたいと思います。

記者:

ありがとうございます。 補足で、今おっしゃった中で、BA.5への置き換わりとエアロゾル感染が目立つという話は、データ的な根拠があるのでしょうか

市長

まず、BA.5への置き換わりについては、これは県の保健所の調べによりますので、市で情報を持っておりません。

エアロゾル感染については、私の実体験によるものです。私自身も感染した経路についてははっきりしておりませんが、接触感染あるいは飛沫感染については非常に気を付けて対策をしておりました。

しかし、それでも感染してしまった原因は、やはり同じ空間にいたという理由以外になかなか考えづらいと思います。エアロゾル感染と空気感染とは正確には少し異なりますが、一定時間ウイルスが空中に浮遊したタイミングで吸ってしまうことが集団感染の原因ではないかと考えます。集団感染した人が、皆それぞれ隣り合わせで飛沫感染をしたと仮定するのなら、このような感染人数にはなかなかならないと思います。

ですので、まとまった感染を防ぐためには、飛沫感染の防止とともに、エアロゾル感染をしっかり防ぐ対策、一言で言えば換気が重要になります。それをしていただくことが必要ではないかと思うところでございます。

記者:

現状、新型コロナウイルスの感染者が多い中で、9月から飲食店を応援するキャンペーンを考えておられるということですが、急速に感染が広がることを心配しつつも、市長の考えとしては、米子市は飲食店が多いのでコロナ対策をしつつ経済を回すことが重要だというお考えでよろしいですか。

市長:

おっしゃるとおりです。いかに感染対策と経済社会の対策を両立するかは、変わらず非常に大切なポイントです。ただ、今年4月から飲食店応援キャンペーンを実施してきましたが、飲食店で全く感染が出ていないということではありません。何とか経済を回しながら、現在に至っているわけでございます。

ただ一方で、2次会で利用されるような店舗については、本当に壊滅的なダメージと言っていいほどの影響を受けておられます。また、タクシードライバーさんにつきましても、やはり夜の需要がほぼなくなっている現状においては、非常に厳しい状況であると認識をしております。

そこで、今回の支援策を考えたわけでありますが、当然感染対策との両立が大切です。先ほど記者のかたから質問もありましたが、感染状況によっては91日のスタートをどのようにするか検討したいと思っております。私の思いは冒頭申し上げたとおりでございます。

幹事記者:

そのほかよろしいでしょうか。では記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

市長:

ありがとうございました。

 
掲載日:2022年7月25日