市長定例記者会見(令和4年5月13日)

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市長定例記者会見(令和4年5月13日)

令和4年5月13日(金曜日)

内容

  • 障害者手帳アプリ「ミライロID」の導入について

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の取り組みについて

  • 米子駅南北自由通路の通称名の公募及び工事進捗の情報発信について

  • 米子市出身・K-1ファイター武尊(たける)選手への応援メッセージについて


幹事記者:
開会にあたりまして、米子駅南北自由通路等整備事業の概要について、各社に資料の送付を担当課に依頼しています。資料は用紙1枚程度のもので本日の午後3時をめどに送ってもらいます。お急ぎの方はホームページをご覧くださいとのことです。

市長:
本日は皆さんに4点お知らせがありますので、順次申し上げたいと思います。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます障害者手帳アプリ「ミライロID」の導入についてPDF 684キロバイト)

 

まず、1点目です。障害者手帳アプリ「ミライロID」についてのお知らせです。

障害者手帳は、各対象となる方にそれぞれ交付をしています。手帳の提示により、市内はもとよりさまざまな施設で、減免の措置などを受けられるなど、いろいろな利用方法があります。

しかし、中には障害者手帳を提示することに少し精神的な負担を感じられる方もいらっしゃいます。今、多くの方がスマートフォンを持ち歩く時代になっておりますので、そのスマートフォンで障害者手帳の情報を提示できるのが「ミライロID」というアプリでございます。

本市としても導入することによりまして、各障がい者の方々の利便性の向上を図りたいと考え、この「ミライロID」を導入することにいたしました。

対象となる方は、資料の2に記載しております。

また、資料の3の方法についてですが、「ミライロID」アプリをダウンロードいたしまして、登録をすると使用できるようになります。

1つポイントといたしまして、障がい者本人のスマートフォンのみならず、介助をされる方のスマートフォンでも登録が可能となっています。登録可能なのは手帳1つにつき1人に限りますが、例えば保護者の方や後見人の方といった介助をする方のスマートフォンでも登録ができます。

減免が受けられる市有施設でございますが、資料のとおり、市有施設の中で、料金が発生し、減免が受けられる施設は全て「ミライロID」の利用対象としております。また、市有施設のみならず、民間の施設の入場等については、障害者手帳の提示により何らかの減免等が受けられる施設には、市から利用拡大に向けた働きかけを今後行なっていきたいと思っております。

本日より運用開始をする予定となってございます。資料にチラシを添付していますので、ご覧いただければと存じます。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きますDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みについてPDF 369キロバイト)

 

続きまして、2点目、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の取り組みについてのお知らせでございます。

まず、資料の1に記載してございますが、本市におきまして、米子市DX推進計画を策定いたしました。デジタル技術を利活用して、住民の皆さんの利便性の向上とともに、私たち市役所職員の行政事務の効率化を図り、もって社会全体の人材不足・人手不足に備える狙いでございます。

資料の2に記載しておりますが、このDXもさまざまな分野や種類がございますので、部会を6つ設け、それぞれの専門部会を中心に、DXをそれぞれ進めていきながら、全体の統制を図っていくということでございます。

これまで既に行なってきた取り組みでございますが、一つの事例といたしまして、先行して生活保護などを扱っている福祉課においてケースワーカーに係る業務プロセスの見直し、またRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入などを行ないました。これにより年間の時間外勤務時間を半減することができました。資料に記載しておりますとおり、平成31年度に約6,000時間であった時間外勤務時間が、令和3年度は3,200時間になりました。

これは、単純に時間外勤務時間が半分になっただけに限らず、さらに住民との相談業務等にかける時間を増やし、半減したということです。業務の効率化と住民サービスの向上が図られたと認識しております。

資料の4に令和4年度の動きを記載してございます。保育園業務のICT化を進めるということと、さまざまな税や料の決済につきましてもキャッシュレスを一層進めていくということがございます。
また、先般開設いたしました重層的相談支援センターにおける相談情報共有システムも導入し、DX化を進めていこうと考えております。

加えて、昨年10月にスマート窓口を開設し、主に子育て関連の手続についてこのスマート窓口で一括エントリーができる仕組みをつくりました。今年度10月におきましては、国民健康保険や後期高齢者医療など、福祉分野における手続につきましてもスマート化を図る予定としております。

さらには、庁内におきましても、電子化などを進めまして、効率化を進めていくこととしております。
最後に、マイナンバーカードの普及促進につきましては、資料に記載の方法などにより図っていく考えでございます。
この話題は、一旦以上とさせていただきます。


【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます米子駅南北自由通路の通称名の公募及び工事進捗の情報発信についてPDF 88キロバイト)


続きまして、3番目ですが、米子駅南北自由通路の通称名公募についてお知らせいたします。

まず、1点目ですが、南北自由通路は現在工事中でございまして、令和5年8月に完成する予定となっています。完成した暁には、自由通路に通称名をつけ呼んでいこうと考えています。ご覧の募集期間、応募方法、また応募資格等によりまして、選考をしていく予定としております。

ぜひ多くの皆さんから、これはと思われる通称名を応募していただき、南北自由通路のオープニングに併せて、愛着が湧くような名称をつけていただけたらと思っておりますのでお願いいたします。
2点目に移りますが、この南北自由通路の工事の進捗状況について、ホームページで発信をしていくというものでございます。

現在、旧駅ビルはかなり解体され、自由通路が見えるような状況ができております。ただ工事現場は柵で囲ってあることもありまして、工事の進捗が見えにくくなっております。

今回、JR米子支社に許可をもらい工事現場を撮影させていただいて、変わりゆくまちの姿を記録にとどめ、途中経過も含めて南北自由通路の工事・進捗状況を発信しようと考えております。単に工事状況を発信するだけではなく、もし鉄道車両が停車しているような状況があれば、一緒に写真に収めるなどしながら情報発信に努めたいと思っております。

この話題は、一旦以上とさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます米子市出身・K1ファイター 武尊(たける)選手への応援メッセージについてPDF 162キロバイト)

 

4点目ですが、米子市出身のK-1ファイター、武尊選手への応援メッセージについてのお知らせでございます。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、武尊選手は来月6月19日に、団体の異なるRISEの世界フェザー級王者であります那須川天心選手と対戦することが決まりました。

以前から注目されていましたが、具体的に日程も決まり、世紀の一戦と言われています。既に東京ドームで開催される当日の席はチケットが完売しておりますし、リングサイドの席には驚くような高額の値段がついてると小耳に挟んだところでございます。

そこで、米子市として地元出身の武尊選手がこの世紀の一戦に挑むに当たりまして、地元を挙げて応援したいということで、5月14日から5月23日の期間、JU米子タカシマヤの1階の入口にメッセージボードを設置いたしまして、寄せ書きのような形で応援メッセージを書き込んでいただこうと考えています。

この応援メッセージは、できましたら武尊選手にお届けをするという予定にしております。
さらに、既に発行しております広報よなご5月号では、武尊選手のインタビュー記事などの特集も掲載しておりますので、併せてご覧をいただければと思っております。

地元を挙げて、武尊選手の活躍をしっかりと応援したい思っておりますので、ひとつ皆さんにもご興味、ご関心をいただければと考えております。

私のほうからは以上とさせていただきます。


幹事記者:
データ的なことや数値的なことは、各課の担当者がお答えされるようなので、市長には政策判断的なことを中心にお答え願えればと思います。ただし、数値そのものが政策判断に関わるような場合は、その限りではありません。

それでは、順番に伺います。
まず、障害者手帳アプリ「ミライロID」について質問のある社はお願いいたします。
(質問なし)

次に、DX推進本部の立ち上げについて質問のある社はお願いいたします。
(質問なし)

次に、米子駅南北自由通路の通称名公募について質問のある社はお願いいたします。

記者:
自由通路には名称の銘板、プレートのようなものを設置するような格好になるんでしょうか。

都市整備課長:

今のところ、エスカレーターの前などに設置する計画にしております。「JR米子駅」という看板も設置予定ですが、その下に(自由通路の名称の看板の)設置を計画しております。

 

記者:

米子駅南北自由通路の整備事業について伺います。JRの支社機能の再編が計画されております。先般ダイヤの縮小も行なわれました。コロナ禍で当然人員も減っております。こういった逆風の中で、今この事業を進め、完成させる意義というのはどこにあるでしょうか。

 

市長:

もともと、この事業は平成の初頭から構想が持ち上がったものです。公共交通を、もう少し多くの市民の皆さんに利用していただきやすいまちをつくることが事業のコンセプトです。

鉄道が走る大半の都市の主要駅につきましては、必ずその駅あるいは駅舎、線路により、まちが東西なり南北に分断される現象が起きます。これをどちらからでも入れるようにして、利用しやすくすることは、まちづくりの基本となります。
米子市におきましては、駅南側を「駅裏」と呼ばれる地元の方々がいらっしゃいます。この「駅裏」という呼称が存在していること自体、まちづくりが未完成である、あるいは不十分であることの証左であると言えます。これを解消し、より一層利便性を上げるためこの事業を実施することが第一義の目的でございます。

ただ、時代の流れとともに、ご指摘のように鉄道利用客の減少が起きておりました。新型コロナウイルスによって一層拍車がかかったものと考えております。まさに今、JR西日本が各路線ごとの収支を公表されるなど、さまざまな議論が始まっていると認識をしております。

そうした意味においては、米子市は先行して時代を見越した施策を取ってきました。その一つに米子駅の南北自由通路の整備事業があります。支社再編の問題などは確かに存在しますが、それ以上に私たち米子市民がもう少し公共交通を便利に使えるまちであるため事業を行なうことに、意義を強調したいと思っております。

 

記者:

市長の思いを踏まえまして、こういったイメージの応募を歓迎する、ということがありましたらテレビの視聴者向けにお願いいたします。

 

市長:

南北自由通路の通称を公募するに当たり、今のところ制約なしで公募しようと考えております。自由通路を橋と捉えて「〇〇橋」という形でもいいと思いますし、通りと捉えて「〇〇通り」と名称を考えていただいても結構です。

どんな名称でも応募していただけるとありがたいですが、今後何十年と長く使っていくものでございますので、奇をてらっていないなじみやすい名称や、歴史の流れに堪えられるような名称を望んでおります。別途選考委員会をつくって選考をいたします。多くの皆さんの応募を期待いたします。

記者:
倉吉駅にも南北通路がありますが、県内で通称名がある例がありますか。

 

都市創造課長:

事例等いろいろ調べましたが、県内では確認できておりません。

市長:

補足いたしますと、米子駅の場合は、通常使っているホームと、さらにその後ろにヤードの線路があります。そのため自由通路の距離が非常に長いというのが大きな特徴です。

ですから、橋や通りのような構築物と似たような形となり、他の駅と違う特色があると思いますので、そこに何か名称があったほうがよいのではないかと考え、このたびの通称名の公募に至ったということでございます。

 

幹事記者:

この件でほかに質問のある方は。

では次に、K-1ファイター武尊選手への応援メッセージについて質問のある社はないでしょうか。

 

記者:

メッセージ記載ブースには、メッセージボードのようなものが設置されるのでしょうか。

 

秘書広報課担当者:

(実際にメッセージを記載する横断幕を掲示)

こちらのほうに用意しております。JU米子タカシマヤ1階に設置して、ペンで寄せ書きのように書いていただくイメージです。

 

記者:

壁などに貼り付ける感じでしょうか。

 

秘書広報課担当者:

メッセージを書くときは机に置いて書いていただきます。

 

記者:

広い大きなテーブルに貼り付けておく感じですね。

 

秘書広報課担当者:

はい。
 

記者:

横断幕は1枚だけでしょう。

 

秘書広報課担当者:

複数枚用意しております。

 

記者:

メッセージがいっぱいになったら交換するのですね。

 

秘書広報課担当者:

はい。補足ですが、明日、実際に伊木市長が、武尊選手が米子時代に通っておられた米子ジムの富村代表と一緒に、第1号のメッセージを記入いたします。資料にも記載しております。ぜひ併せて取材いただければと思います。

 

記者:

改めてですが、武尊選手がよく言われる特徴が、にこにこしながら「ガチンコ」の殴り合いをするというところなんですけれども、市長から見て、天才と呼ばれる那須川選手とのどういう戦いぶりを期待したいでしょうか。

 

市長:

相手の那須川選手はいわゆる天才と呼ばれるとおり、本当にすばらしい選手であるということはよく存じております。ただ、武尊選手は大変な努力家で、非常に対戦相手を研究をし、そしてチャンスと捉えたら一気にラッシュをかけるところに大きな強さと魅力があると思っております。

今回の戦いもしっかりと那須川選手の癖や、動きの所作、フォームなどを見切って、しっかりと中に入って打ち込んでいただきたいと思っております。そのような勝ち方が大きくイメージできるのではないかと思っております。

記者:

世紀の一戦の日は何か、観戦をするイベントはあるのでしょうか。市役所のテレビで皆さんが見守るとか。

市長:

いわゆるパブリックビューイングにつきましては、興行イベントのため放送権があり非常にハードルが高いと思っております。当日どういう形で観戦するかは検討中でございます。

記者:

そういったことが決まりましたら、また教えてください。

市長:

承知いたしました。

幹事記者:

この件でほかに質問はありますか。

では、この機会4項目以外にに市長に何か質問がある社はお願いいたします。

無いようです。それでは市長、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

市長:

ありがとうございました。

掲載日:2022年5月27日