市長定例記者会見(令和4年4月6日)

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市長定例記者会見(令和4年4月6日)

令和4年4月6日(水曜日)

内容

  • 米子市ふれあいの里総合相談支援センターの開設について

  • ヌカカ対策事業について

  • もっとよなごを元気に!飲食店応援キャンペーン第2弾【4月11日開始】

  • 史跡米子城跡におけるサイン類整備に向けた取り組みについて


幹事記者:
それでは、定刻になりましたので、市長からお願いします。

市長:
本日は、私から皆さんに4点のお知らせを申し上げたいと思います。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きますれあいの里総合相談支援センターの開設についてPDF 1.08メガバイト)

 

まず1点目です。米子市ふれあいの里におきまして総合相談支援センターの開設を411日に予定しております。

近年、福祉の課題は複雑化・複合化しているため、この総合相談支援センターの開設につきましては、議会を始め様々な議論が交わされておりました。個々の相談を個別のセクションで対応していると、効率よく支援に結びつけることや問題の解消が困難になりますので、効率よく、かつ効果的に解決していくために、総合相談窓口という形での開設に至ったところでございます。

配付しております資料のとおり、当センターは6つの機能を有しています。分野にとらわれない相談受付を行なう、いわゆる「福祉のよろず相談」のような機能を最も重視しているところでございます。福祉の中でも高齢化や貧困の問題、あるいは障がいのあるかたの支援といったさまざまな相談がありますが、例えば、高齢で貧困でかつ障がいのあるかたを、それぞれのセクションで対応するのではなく、複合的に一つの窓口で対応できるようにするというのが当センターの大きな理念でございます。

開設日は、411(月曜日)となっておりまして、開設場所及び時間は資料に記載のとおりでございます。そして、開設日に併せて開所式を開催したいと思っておりますので、取材などをしていただければうれしく存じます。

最後に、総合相談支援センターという呼び名に愛称をつけたいと思っております。愛称の募集は要領に基づいて行ないます。締切日は418(木曜日)、受付方法等につきましては資料のとおりになっております。これを機会に、この総合相談支援センターのよき愛称を皆さんで考えていただければと思っております。

この項目については以上とさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きますヌカカ対策事業についてPDF 2.5メガバイト)

 

2点目、ヌカカ対策事業についてでございます。

ヌカカとは、地元では干拓虫(かんたくむし)とも呼ばれておりまして、主に弓浜半島の弓浜地区において発生が認められています。ヌカカの体長は蚊よりも小さいですが、かまれると非常にかゆく、しかもかゆみが長く続くといった健康被害があり、毎年この5月から7月にかけての時期に発生しています。

平成27年度から米子工業高等専門学校に調査研究を依頼いたしまして、その結果、主に荒廃農地、つまり荒れ地がヌカカの大きな発生源の一つになっていること、またそれに対する対策として、石灰散布や除草、耕うんといった土壌対策が有効であることが分かってきました。

ここ数年は、この調査結果に基づく実証実験を行なってまいりましたが、いよいよ対策が効果的であると分かってきましたので、今年度から弓浜地区各自治会の協力を得て、石灰散布を積極的に進めていく事業に乗り出したところでございます。

周知啓発の方法についてですが、ユーチューブで「よなご環境Ch.(チャンネル)」を開設いたしまして、ヌカカ被害の予防方法や発生抑制対策、これから進める事業の内容についてなど動画で解説していきます。

ヌカカに関すること以外にも、環境に関する情報などをおおむね月1回程度発信していく予定で、本日午後1時30分に公開をしたところでございますので、ご覧いただければと思います。

そのほか、ヌカカ対策に係るチラシを弓浜地区に対して各戸配布をしているところでございます。

石灰散布についてですが、417(日曜日)を皮切りに、ドローンを使用した検証試験も行ないながら、最大15ヘクタールの荒廃農地に石灰散布を予定しております。具体的な実施場所等につきましては、お手元の資料に記載のとおり、夜見町330-3付近です。あかしやや弓ヶ浜体育館がある辺りで実施予定にしておりますので、よろしければ取材をしていただければと存じます。

ヌカカ事業については、一旦これで以上とさせていただきます。


【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きますもっとよなごを元気に!飲食店応援キャンペーン第2弾【4月11日開始】PDF 287キロバイト)


3点目ですけれども、新型コロナ対策の中で重要な経済対策のうち、特に新型コロナによるダメージの大きな業種・業態である飲食店に対しての応援キャンペーンについてです。

昨年の夏から秋にかけて第1弾のキャンペーンを行ないましたが、「もっとよなごを元気に!飲食店応援キャンペーン第2弾」ということで、411(月曜日)を開始日として、実施していくこととしております。

411日は、鳥取県が発出しております「リバウンド防止特別月間」や、「特措法に基づく感染防止対策徹底の要請」が現時点では明ける見込みとなっております。これが予定どおり明けるかどうかは現下の感染状況にもよるとは思いますが、現時点においては410日までが期間になっているため、このタイミングで、ルールを守りながら飲食をしていただこうと考えております。

(補足:48(金曜日)に「特措法に基づく感染防止対策徹底の要請」は430(土曜日)まで延長されたが、飲食店の経済支援のため感染予防策を適切に施したうえでキャンペーンの実施を始めた)

キャンペーンの内容ですが、第1弾よりも支援を増強しております。資料に記載のとおり、第1弾では認証店または協賛店での飲食に対して、1人当たり1,000円以上の飲食で500円の支援でしたが、今回は1人当たり2,000円以上の飲食の場合に1,000円を割り引くという支援のメニューも追加をしました。それに伴い、予算も今回は多めに措置をしております。

当面の間は4人までの人数制限をした上での適用とさせていただきます。県も市も特段の人数制限のお願いをしているわけではなく、あくまで「少人数での飲食を」という呼びかけを行なっているところです。一方で、本支援につきましては、どうしても一定の線引きが必要となりますので、当面4人までという形で実施をさせていただきたいと思っております。

この人数制限については、決して「4人まででなければ飲食は駄目」というメッセージではなく、あくまで本支援については4人までで、「ルールを守った上で飲食をしてください」という趣旨でございますので、申し添えたいと思います。

飲食店利用時のルール、店舗の割引上限については資料の2、3に記載しております。割引上限額は前回に比べ多くなっております。

45日時点におけるキャンペーン参加店舗数は、認証店が200件、協賛店が35件の合計235件となっております。キャンペーンの期間中、随時募集をかけますので少しずつ店舗数が増えていくものと見込んでおります。

キャンペーン開始に合わせ、鳥取県飲食生活衛生同業組合米子支部長の森下氏にお力添えをいただいて、ルールを守った飲食店の利用のRRをさせていただこうと思っておりますので、取材などをお願いいたします。

飲食店に対しての応援キャンペーンにつきましては、以上とさせていただきます。

 

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます史跡米子城跡における案内表示(サイン類)整備に向けた取り組みPDF 96.6キロバイト)

 

4点目ですが、史跡米子城跡における案内表示(サイン類)に向けた取り組みについてお話しさせていただきます。本日はこの取り組みにご協力いただいた米子高専の学生の皆さんにも同席いただいています。のちほど学生の皆さんから説明していただきます。

現在進めております米子城跡の案内表示の設置は、観光に訪れた人や地元の人が分かりやすく現地を周遊するために、非常に重要だと認識をしております。

案内表示の在り方や、形状、統一感を持ったデザインなど方向性、考え方について高専の学生の皆さんのお力を得て、概要がまとまりましたので報告をさせていただきます。

お手元の資料のとおり記載していますので、一旦私からは以上とさせていただき、学生の皆さんに説明をしていただきます。


(米子高専学生から説明)

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます米子城跡サイン類デザインルールブック-報告-PDF 80.5メガバイト)


幹事記者:
それでは、まず一番最初の総合相談支援センターについて、ご質問のある社はお願いします。

記者:
総合相談支援センターの設置は、鳥取県内で珍しかったり、西部地域は初めてだったりするのでしょうか。

福祉政策課長:

鳥取県内・西部地区も含め、総合相談支援センターのような形式は初の試みです。

 

記者:

相談の形式は対面・電話どちらでしょうか。また、相談員のかたは、どういったかたが当たられるでしょうか。2点お願いします。

 

福祉政策課長:

1点目の質問についてですが、当センターはふれあいの里の1階に設けます。当センターの窓口で対面という形で相談も受け付けますし、リクエストがあれば訪問しての相談も受け付けます。また、包括支援センターの機能も引き続き兼ね備えていますので、対面・電話両方の形式で相談を受け付けたいと思います。

2点目の質問ですが、相談員は、まず今まで包括支援センターでお勤めの職員のかたを市の直営にします。加えて市の一般事務職員と、コミュニティソーシャルワーカーといった支援員で構成をしております。また、専門職である保健師も兼務職員として支援に関わっていきます。


記者:
ふれあいの里には、既にこども総本部が入っております。総合相談支援センターでは、子どもの相談は対象にしないのでしょうか。親子の相談はどこで受け付けるのでしょうか。

福祉政策課長:

こども総合相談窓口は、ふれあいの里1階の当センターの真向かいに設けております。基本的に子どもの相談は、こども総合相談窓口で受け付けております。しかし、子どもの相談とそれ以外を別々の窓口で受け付けるのではなく、総合相談支援センターでは当然子どもにも関わりながら、それ以外の隙間の支援が必要な部分も受け付けるという形になります。

 

記者:

相談を個別に受け付けるのではなく、複雑化・複合化している問題をワンストップでふれあいの里で相談ができるという捉え方でよろしいですか。

福祉政策課長:

そのとおりです。

記者:

より良くするという意味ですね。

 

福祉政策課長:

はい

記者:

鳥取県内・西部地区で初の試みということで画期的だと感じます。複合的な社会のニーズに応えるよろず相談ということですが、設置に至った一番のきっかけは何でしょうか。

福祉政策課長:

一番のきっかけは、「米子市地域“つながる”福祉プラン」という、地域福祉計画を策定する中での議論でしたが、計画ではこういった総合相談支援センターを7つの区域ごとに設置する目標を立てました。理由は高齢者・障がいのあるかた・子どもの福祉の問題が複雑化し増加する一方で、これまでの縦割りの体制では解決できない問題の発生や、支援する分野が連携する必要が生じたからです。こういった経緯でセンターの開設に着目いたしました。

 

市長:

おおもとは、厚生労働省の理念で、いわゆる「我が事・丸ごと」地域共生社会という言いかたをされています。これまで厚労省が縦割りであったため、高齢者福祉、障がい者福祉、貧困対策といった支援を行なうにあたり、問題意識として、複合的かつ複雑になっている現状を丸ごと見られるような福祉にしていこうと打ち出されました。

そこで、我々もその理念を基に、プランを作成して、このたびの窓口の総合化に至ったわけでございます。

これと同様ですが、国ではこども家庭庁の議論が続いています。創設を打ち出しておられましたが、完全には発足しておりません。我々としては、こども総本部として先行して実施するということで、国の持っている問題意識を共有しながら、地域としてできることをやっていくことが今回の動きだと理解をしてもらえればと存じます。

記者:
市民から強い要望があったのではなく、国の動きに先んじてという格好ですか。

市長:

我々が先頭に立って現場にいる中で、市民から一元的に窓口をまとめて欲しいという具体的な要望があったかは確認しておりませんが、やはりニーズとして、各問題ごとに異なる窓口へ行き、相談をするのは市民にとっても負担ですし、我々からしても効率が悪かったと存じます。このことを解消するために総合化したということがポイントだと思っております。

 

幹事記者:
それでは、2番のヌカカ対策の関係で質問のある社はお願いします。

 

記者:
17日の石灰散布は取材できるのでしょうか。

環境政策課環境保全担当課長補佐

当日の検証試験は取材可能です。ぜひお越しください。

 

記者:

ヌカカは実際に見ることができるのでしょうか。実物が見えないと報道しづらいのですが、写真やVTRの提供を検討いただけないでしょうか。

 

環境政策課環境保全担当課長補佐:

ヌカカの駆除は、幼虫を駆除するものでして、まだ成虫として発生しているものではございません。石灰散布をすることによって幼虫の数を、発生を抑制するというものです。

ヌカカの画像の提供につきまして、ご相談いただければ対応したいと存じます。

 

記者:

ドローンの石灰散布について、最大15ヘクタールを想定されているということですが、(検証試験を行なう)夜見のエリアで15ヘクタール散布するのか、それとも弓浜部全体で計15ヘクタールなのか、教えてください。

 

環境政策課環境保全担当課長補佐:

発生抑制対策事業を行なう予定の総面積が15ヘクタールでございまして、検証試験を行なう面積は75アールです。

 

記者:

これまで除草・耕うん・石灰散布の3点セットで進めてこられたと思います。ドローンによる石灰散布は、耕うんや除草を一緒にやる場所もあれば、石灰散布だけを行なう場所もあるのでしょうか。

 

環境政策課環境保全担当課長補佐:

事業の主な柱は石灰散布です。石灰散布に併せて耕うん、除草する場所もありますが、セイタカアワダチソウのような立ち入りにくい雑草が生えている場所ですと作業が困難です。そういったところで効率的に作業ができる方法の一つとしてドローンを活用した散布の検討を行なう実証試験でございます。

 

幹事記者:

では、3つ目の飲食店応援事業について質問のある社はお願いします。

 

記者:

資料に書いてありますとおり、1回目のキャンペーンでは支援総額が11,000万円だったとのことですが、今回の第2弾の支援総額はおいくらなのでしょうか。

また、今のところキャンペーンはいつまでを想定されているのでしょうか。まず2点を教えてください。

 

商工課長:

このたびの支援総額ですが、予算規模としましては2億円を計上しております。

これは半額を支援する形になりますので、予算を全部使い切った場合ですけれども、米子市内の飲食店だけで約4億円の経済効果が見込まれるというふうに考えております。

あわせまして、2点目のいつ頃までこのキャンペーンを実施するかということでございますが、今現在の予定としては6月末までを予定しております。

ただ、このキャンペーンも、新型コロナの影響により中断等が余儀なくされる場合もありますので、その辺りは柔軟に考えたいとは思っております。

 

記者:

昨日報道で出ておりましたが、県のほうの飲食関係のかた(補足:鳥取県飲食生活衛生同業組合)が、コロナで引き続き非常に厳しい状況ということで、署名活動も開始されたと聞いております。

その中で、すかさず今日、こういう形で支援策を打ち出されたということは、非常にタイムリーだと思っているのですけれども、改めて市長から、市民に向けてこの第二弾のキャンペーンの抱負をお願いします。

 

市長:

署名活動については、私も、昨日報道でそのことを知りましたので、決してそこでタイミングを見計らったわけではなく、もうリミットだと考え、本キャンペーンに向かっております。リミットというのは、市中の飲食店等の現状を見たところ、もうこれ以上待っていられない状況が来ているのではないかという意味でのリミットでございます。

今のコロナ感染状況ではありますが、飲食に対しては自粛が求められているわけではありませんので、4人という制約はつきますけれども、「ルールを守ったうえでは外食をしていただいていいんですよ」というところをお伝えするためにも支援策が必要だと考えました。米子は特に飲食店が集中しているエリアですので、鳥取県の支援と併せて、地元自治体としてもしっかりやっていくべきだと判断して、このたびの第二弾のキャンペーンを実施いたします。

併せて申し上げますと、命を守るという言い方はよくありますが、我々としましては、そこには感染対策を行なうことは当然として、同時に経済的困窮から人々を救うというところも、非常に重要なポイントだと認識しております。このようなご時世でありますが、こうしたキャンペーンを実施させていただくということをご理解いただければと思っております。

 

記者:

市民に利用されることが重要だと思うのですが、呼びかけをお願いいたします。

 

市長:

これは、キャンペーンを利用していただくことが、応援になります。

今、同時並行で事業者に対する直接支援も行なっておりますが、これはやはり予算の限りもあり、薄く広くという制度にならざるを得ないのが現状でございます。

やはり市民の皆様が飲食店に行っていただき、そこで食事をしていただくという動きが伴わないと、なかなか飲食店の窮状を救うことはできません。あくまで感染対策を取りながら、注意をしながらではありますが、多くの皆さんにキャンペーンを使っていただければと思っておりますし、このキャンペーンが一つのきっかけとなって、改めて飲食店を使う動機づけになればなと思っております。

 

記者:

この度の飲食店関係者の署名活動については、鳥取県からまん延防止措置の発出がなかった中で、国からの支援の格差が生じ、飲食店が相当困窮しているということが発端にあったと思います。その辺について、何かお考えがあればお聞かせください。

 

市長:

まん延防止等重点措置については、全国的に終了しておりますので、この時点で何をということはありません。

ただ、先ほど申し上げたとおり、いよいよもう飲食店にとっては非常に厳しい状況が来ています。廃業寸前、あるいはもう廃業してしまったところもあるわけですので、死活問題です。

やはりもうこのタイミングで、少人数でも飲食ができるんだということをご認識いただけるようなキャンペーンを実施することで、市として直接支援では届かない部分への支援も取り組んでいく、そのきっかけになればと考えております。

 

記者:

緊急策ということですね。

 

市長:

そうですね。

 

記者:

この予算措置ですが、何月予算でどういう形で財政措置するのかということを教えてください。

あと、第二弾ということで、県とは全く関係なく、米子市独自でされているという認識でいいのかを確認したいです。時期も立てつけも含めて、何がしかの県の施策と関連しているのか、それとも全く米子市単独でやっているのかということを教えてください。

 

市長:

まず、予算については、2月の臨時議会で議決をいただいたものです。

議決の時点ではまだコロナウイルス感染拡大が比較的多かった時期でもありましたので、予算の承認はいただいたものの、いつから事業を開始すべきかを検討しておりました。

そしてこのたび、感染が落ち着いたという言い方はまだできないかもしれませんが、実施をさせていただくというものです。

次に制度についてですが、制度自体は、県の支援メニューとは別物にはなります。飲食店の皆様には両方使っていただいて結構ですし、使いやすいほうだけ使っていただいても構いません。

いずれにしても、我々米子市がやる今回のキャンペーンは、お客さんを一定程度お店に入れて、そしてお客さんが使うお金とともに市の支援金が払われるという仕組みです。これをきっかけに、街に出る、飲食店を使うといったことが、感染対策をしながらであれば実施できるということをお示しするためにも必要なキャンペーンと考えております。

 

記者:

資料にある「割引上限 1店舗100万円」というのは、認証店は1店舗100万円の割引を使い切ったら終わりで、また協賛店は50万円を使い切ったら終わりという意味ですね。

 

商工課長:

はい、そうです。

 

記者:

キャンペーン参加店舗数ですが、913件に対して「こういうキャンペーンをやりますから参加しませんか」と呼びかけたら、235店が現時点で手を挙げた、という理解でいいんですね。

 

商工課長:

おっしゃるとおりでございます。

 

幹事記者:

では、4つ目の米子高専さんの米子城案内看板について、質問のある社はお願いします。

 

記者:

今回は、このサインについてのルールなりデザインなりを考えましたという発表で、その看板が実際使われるということではないのですか。

 

高専生:

こちらにあるものは、原寸モックアップであって、サンプルです。デザインのイメージを皆様にお伝えするために今日は持ってきました。

 

記者:

そのサンプルをこれから城跡に持っていって実際置くというわけではないですね。実際にこのものが置かれるのはいつ頃の見通しなんですか。

 

文化振興課長:

先ほどお話しいただいたとおり、これはサンプルということで作っていただきました。

実際には、今回まとめていただいた考え方を基に、今後、米子城の整備検討委員会等にも諮りまして設置について確定していきたいと考えております。

設置の時期、場所については、例えば今年度、園路整備の一部に着手しますので、そういった整備の段階と合わせて、順次設置をしていきたいと考えております。

 

記者:

では、また設置の日が決まりましたら連絡をお願いします。

 

文化振興課長:

はい、またその段になりましたらお知らせいたします。

 

記者:

そうしますと、具体的なデザインというものは、まだ決まっていないということでしょうか。米子城跡ならではのオリジナリティーあふれるような案内標示のデザイン案のようなものがありますか。実際の絵がなくてもいいので、こういったものも検討していますということを教えていただけたら助かります。

 

高専生:

こちらは、私たちがデザインしたものなんですが、これからデザインが変更するかということでしょうか。

 

記者:

例えば動植物についての説明書きを検討中であるとか、そういった具体的な案内標示、看板をお考えなのか教えてください。

 

高専生:

ありがとうございます。例えば鳥であったり、野鳥や植物、米子城周辺にはいろんな動植物が生息しており、現在は、それについての説明表示等ができたらいいと思っています。例えば今、水鳥公園には野鳥の看板が現地にはありますが、劣化が進んでいる関係で、それに代わるような形で野鳥を見に来る方たちに説明ができる表示が作られています。その看板に採用されるイラストを、米子城のために僕たちが考えたデザインにも採用できたらいいと思っています。

 

記者:

この取組を米子高専さんに調査研究を委託された、その理由というのはどういったところですか。

 

文化振興課長:

もともと米子城跡の整備については、米子城跡の保存活用計画や整備基本計画に基づいて順次進めているところですが、それらは米子城整備検討委員会で策定や審議をいただいております。

その委員の中には、本日もお越しである米子高専の小椋先生にも参画いただき、ご指導やご助言をいただいております。そういった経緯も併せまして、いろいろな形で活動されている小椋先生の生徒の皆さんのお力もかりたいということで米子高専さんにお願いをしたという経緯になります。

 

記者:

例えば、これまでにない若い人のアイデアとか、そういうのも取り入れたような、そういう趣旨もあるんでしょうか。

 

文化振興課長:

はい、おっしゃるとおりです。

 

文化振興課課長補佐:

補足いたしますと、既に作年、同じ研究室の生徒さんにより、米子城跡三の丸広場の入り口に米子城跡の総合看板を作っていただき設置しております。

(米子高専生徒による発表資料の)表紙の背景になっておりますのが、現地に設置している看板です。

 

記者:

どのあたりにあるんですか。

 

文化振興課課長補佐:

三の丸広場の入り口の、角のところです。「内堀通り」という看板があります。

 

幹事記者:

米子城案内看板について、他にご質問はよろしいですね。

その他、自由にご質問がある社は。よろしいですか。

では、これで記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

市長:

ありがとうございました。

掲載日:2022年4月20日