米子市循環バス「だんだんバス」新設コースの実証運行について
Y-MaaS実証実験による「わいわいパス」の発売について
「宝くじスポーツフェアはつらつママさんバレーボールin米子」の開催について
上淀廃寺跡彩色仏教壁画発見30周年記念事業について
幹事記者: 定刻となりましたので、市長からお願いします。 市長: 本日は、私から3点の報告をさせていただきたいと思います。 距離を取っておりますので、マスクは外させていただきます。 まず1点目ですが、だんだんバスの実証運行とY-MaaSの実証実験についてのお知らせでございます。 最初に、だんだんバスの新設コースの実証運行についてお話をさせていただきます。 【資料】 米子市循環バス「だんだんバス」新設コースの実証運行について(390 キロバイト) 現在、二次交通として利用されている循環バスがございます。これは米子の場合「だんだんバス」と称しておりますが、この利便性向上が大きな課題でございました。 例としては、逆回りコースがないという点、現行コースの利便性が充分でないといった点などがありました。 少し時間がかかりましたが、皆様に本日お知らせする新たな運行コースが、我々が今持っている一つの答えだとしてお知らせをしたいと考えております。 皆様にお配りしている運行路線図をご覧ください。 【資料】 運行路線図(395 キロバイト) 赤いコースが既存コースです。これが片方向にずっと運行しているわけですが、これまで逆回り路線がなかったため、なかなか充分な利便性を提供し切れていなかったというのが課題でありました。 逆回り路線については、細い道路を運行しているため、一つのバス停の反対路線側の位置が必ずしもバス停として適切ではない場所があるなど、現時点での運行は困難でございました。それを踏まえまして、利便性向上のため打ち出したものが、この緑色と黄色の2つの新たなコースです。 まず、緑色のコースを「歴史コース」と呼ばせていただきます。米子城、あるいは城下町の辺りを通過しつつ、病院やスーパーといった利便施設を経由するものになっています。 もう一つの黄色のコースが「まちなかコース」です。「歴史コース」などと重複が少ないコース設定で利便性を提供できるものになっております。 なお、既存の赤いコースにつきましては、これまで1コースしか存在しなかったことから特段名称はございませんでしたが、このたびから「だんだんコース」と称したいと考えております。 「歴史コース」は1周約30分、「まちなかコース」は1周約20分、「だんだんコース」は約50分です。「だんだんコース」は待機時間も入れて1時間で1周回れるように設定しておりますが、「歴史コース」、「まちなかコース」も合計1時間で回れるような設定にしております。これにより、バスを1台追加することによって、この2つの新コースが追加することができます。 「歴史コース」と「まちなかコース」が、「だんだんコース」を使った場合と比較しどれだけ時間短縮につながるのか、資料にお示しをしておりますのでご覧いただければと思います。 運行開始は、12月1日からとさせていただく予定にしております。 【資料】 Y-MaaS実証実験による「わいわいパス」の発売について(1,036 キロバイト) 次は、Y-MaaS実証実験による「わいわいパス」の発売についてのお知らせでございます。 MaaSとは、「モビリティー・アズ・ア・サービス」の頭文字をつないだ言葉であり、直訳すれば「サービスとしての移動」という意味でございます。鉄道やバスといった公共交通にも様々な運行主体がありますが、それを一連のサービスとして使えるITを用いたパス、これをMaaSと言っております。このたびは、その米子版「Y-MaaS」の実証実験として、「わいわいパス」と称し運用を開始したいと考えます。 実証実験の内容といたしましては、スマートフォンアプリ「RYDE PASS」をダウンロードいただきますと、「米子市内1日券」と「広域1日券」が購入できるようになります。 価格は「米子市内1日券」が600円、「広域1日券」が1,000円でございます。使える区域と利用時間帯がそれぞれ定められております。 利用可能交通機関は、鳥取県西部の日ノ丸自動車・日本交通の路線バス、そして「だんだんバス」、淀江の巡回バスである「どんぐりコロコロ」、さらには安来市の広域生活バスである「イエローバス」が使用範囲でございます。 利用方法につきましては、資料をご覧いただければと存じます。 この話題につきましては、一旦以上とさせていただきます。 【資料】 「宝くじスポーツフェアはつらつママさんバレーボールin米子」の開催について(453 キロバイト) 「宝くじスポーツフェアはつらつママさんバレーボールin米子」というイベントを今月21日に開催したいと考えております。 このドリームバレーの趣旨につきましては、宝くじの社会貢献広報事業の一環ということで、資料に記載のとおりでございます。 このたび、かつてのオリンピック選手や日本代表クラスの選手が本当にたくさんお越しいただけることになりました。バレーボールにお詳しい方であれば、「本当にドリームだね」と思っていただける選手が揃いました。 その皆様に米子産業体育館にお越しいただき、アトラクションやバレーボール教室、それから地元のバレーボール愛好家の皆さんとのフレンドリーマッチといった、バレーを通じて一日中楽しめるようなイベントを開催したいと考えております。実施内容についての詳細は、資料をご覧いただければと存じます。 観覧については無料でございますが、鳥取県内在住の方に対して事前に整理券をお配りするというかたちになりますので、米子市スポーツ振興課までお問い合わせいただきますようお願いいたします。 この話題につきましては一旦以上とさせていただきます。 【資料】 上淀廃寺跡彩色仏教壁画発見30周年記念事業について(842 キロバイト) ストーリーパンフレットストーリーパンフレット(軽量版)(31メガバイト) 最後の3点目、国史跡上淀廃寺跡彩色仏教壁画発見30周年記念事業についてのお知らせでございます。 この上淀廃寺が発見され、今年でちょうど30年の節目になります。その節目に合わせて、様々なイベント、あるいは企画などを行なっておりますので、そのお知らせをさせていただきます。 お断りですが、既に終了した企画もございまして、それは、資料裏面の「参考」の欄に記載しております。今からお知らせするのは、これから実施するイベントや企画でございます。 最初に、ストーリーパンフレットというストーリーパンフレットを作成いたしましたので、お知らせをいたします。 上淀廃寺は、白鳳期の寺院でございますが、白鳳期は既に日本の権力が畿内に移っていた時代です。その時代に、なぜ淀江にあのような立派な寺院が建設されたのかということが上淀廃寺の大きな謎のひとつであると言われております。 淀江という地域は当時どのような勢力であったのかなど、歴史的に分からない点が多いわけですが、それらについて様々な地元に伝わる話や古い書物をひもときながら、地元出身のゴロ画伯という方に、イラストも交えて考察等を加えていただいた一冊です。 ユニークに描かれておりますが、中身は真面目な内容になっており、できるだけ多くの方に興味を持っていただきたいという著者の思いで様々な工夫をいただいております。 後半ページの航空写真を伴う地図には、QRコードもつけておりまして、パンフレットを持って現地を回ることができるような工夫もしておりますので、ぜひご覧いただければと存じます。 今後は、各種イベントでの配布や、市内の小・中学校への配付など、地元の歴史に興味を持ってもらうよう活用したいと考えております。 また併せて、記念のウォーキングイベントを11月21日に開催する予定としております。先着30名で、現在まだ申し込み中でございます。 このイベントは、ウォーキングに伴う講演会を実施することになっておりまして、講演会は11月14日と21日の両日とも、既に定員がいっぱいとなりました。新型コロナ対策で、定員を会場収容人員の2分の1に絞った関係で、定員数が少なかったと思います。 こちらをもし取材されるということであれば、チラシ等についてはお配りさせていただきますので、お知らせいただければと思います。 そして、今日お伝えするのは、それに伴うウォーキングイベントのお知らせでございます。上淀地区を中心に、ガイド付きでウォーキングをしていただくものとなっております。 さらに、30周年記念ガイドブックを12月中旬に作成する予定としております。 また米子工業高等専門学校と連携したプロジェクトの中で、ARを使った上淀廃寺の再現を行なうことを計画しております。現時点においては、来年2月に完成をする予定としており、お披露目の際は別途リリースにてお知らせしたいと考えております。 先ほど申し上げました、既に終了した企画等につきましては、資料をご覧いただければと思います。 私からは以上とさせていただき、皆様からのご質問を承りたいと思います。 幹事記者: ありがとうございます。 まず「だんだんバス」についてご質問がある社はお願いします。 記者: 「だんだんバス」という言葉はもうなくなったということでしょうか。それとも、「だんだんバス」の中に「だんだんコース」、「歴史コース」、「まちなかコース」ができたということですか。 交通政策課長: おっしゃるとおり、「だんだんバス」の運行コースとして、「だんだんコース」、「歴史コース」、「まちなかコース」があると考えていただければと存じます。 記者: だんだんバスの中に3つのコースができたということですね。 交通政策課長: そうです。愛称ですので、正式名称ではありませんが。 記者: 料金は幾らでしたか。 交通政策課長: 料金は、現在と変わらず、大人150円、子供100円です。 記者: 子供というのは、小学生ですか。 交通政策課長: 小学生です。(補足:小学生未満は無料) 記者: ずっと乗っていると、どこまで行っても1回150円なんですね。 交通政策課長: はい。降りなければ、1回乗車で150円となります。 幹事記者: ほかにございますか。 ではY-MaaSについてご質問ありますか。 記者: 以前にもお話を伺ったかもしれませんが、Y-MaaSの実験は、このシステムを導入しようと思っておられるのか、それともまた別の新たな仕組みに向けた取り組みなのでしょうか。 この導入に関わる実証実験の意図をもう一度お教えください。 交通政策課長: Y-MaaSの実証実験の第一弾として電子チケットの発売を行なうものでして、そのプラットフォームとして、今回はRYDE社の「RYDE PASS」を利用したところでございます。 こちらの効果が高ければ利用を継続しますし、ほかにより優れたものが出てくれば、乗り換えることは充分にあり得ます。 特段「RYDE PASS」に完全に決めたというわけではなく、今回の実証実験はRYDE社を使うということです。 記者: これで、例えば利用者の傾向や属性情報を得たりされるのですか。 交通政策課長: アプリでございますので、GPS情報や、会員登録の際のアンケートといった様々なデータを集めることが可能です。そういった分析も行なっていきたいと考えております。 幹事記者: ほかよろしいでしょうか。 では、ドリームバレーについてご質問ございますでしょうか。 記者: この申込締切は決まっていますか。 スポーツ振興課長: 特には決まっておりません。スポーツ振興課や市役所総合窓口、各体育館といった市内の各所に入場整理券を置かせていただいております。そちらを事前に入手いただきまして、当日は会場にお越しいただければと思っております。 記者: 電話で予約するということではなくて、整理券を取りに行かなくてはいけないということですね。 スポーツ振興課長: はい。その辺りは少しご面倒をおかけしますが、おっしゃるとおりです。 記者: 鳥取県民限定ということですね。 スポーツ振興課長: はい。やはり新型コロナのことがございまして、県民限定とさせていただいております。 また、産業体育館の観客席数が2,000名なのですが、半分の1,000名で上限を設けております。 記者: 定員1,000人のうち、今のところ何人ぐらい埋まっておられますか。 スポーツ振興課長: チケットのはけ具合を今日現在で集計しておりませんが、追加の配付を行なうなど、ずいぶん埋まってきてはいると思います。まだ数百程度は空きがあったかと思いますので、集計して後ほどお知らせしたいと思います。 【追加資料】 チケット配布状況(62 キロバイト) 記者: この著名選手のプロフィールはありますか。 スポーツ振興課長: チラシにもございますが、右側の江上選手、広瀬選手、大谷選手は、84年のロスオリンピックで銅メダルを取られたレジェンド的な方だと思います。 そちらも、資料を後ほど配らせていただきたいと思います。 【追加資料】 選手プロフィール(187 キロバイト) 幹事記者: ほか、ございますか。 では上淀廃寺の壁画の発見30周年記念事業について、ご質問ある社はお願いいたします。 ないようですので、その他の内容でご質問のある社はございますか。 記者: 今週に入って、市内の2回目のワクチン接種率が8割を超えたと伺いました。今後、3回目接種についてはどのようにお考えでしょうか。 市長: 現在、12月の議会に向けまして、必要な予算措置を取ろうと考えております。 健康対策課係長: 3回目の接種につきましては、2回目の接種が終わられた方で、かつ8か月以上が経過した方を対象に、順次接種券を郵送するように計画しております。 国からの方針に基づき、11月末をめどに郵送を開始し、12月から接種ができるような体制に向けて準備を進めているところでございます。 記者: 特に他の自治体と変わった対策を考えておられるということはないですね。 健康対策課係長: はい。今のところは、そういった検討はしておりません。 幹事記者: ほか、よろしいですか。 それではこれで終了します。ありがとうございました。 市長: ありがとうございました。
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