市長定例記者会見(令和4年1月21日)

本文にジャンプします
メニュー
市長定例記者会見(令和4年1月21日)

令和4年1月21日(金曜日)

内容

  • 「ネギトレ」プロモーション動画の公開について

  • 「絶景の城・米子城」及び「ダイヤモンド大山」PR事業の実施について


幹事記者:
それでは、定刻になりましたので、市長からお願いします。

市長:
おはようございます。
距離を取っておりますので、マスクを外して話をさせていただきます。
本日は、私から皆様に2点のお知らせを申し上げたいと思います。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きますネギトレダンスの完成についてPDF 79キロバイト)

まず1点目です。お手元にお配りした資料のとおり、「ネギトレダンス」の完成についてお話をさせていただきます。

これまでも様々な形で、市民の皆様に対して健康づくりトレーニングをお届けしてきたところです。そしてこのたび、地域の皆様に多くのご協力をいただきながら、「ネバーギブアップトレーニング」略して「ネギトレ」を幅広い世代に普及啓発するためのコンテンツとして、この「ネギトレダンス」が完成いたしました。多くのかたの健康づくりへの関心を高めることを目的として様々な発信をしていきたいと考えております。

動画配信サービスのYouTubeを使用し、本日から配信開始いたします。
音源については、「米子市の歌」を米子市出身の横田誓哉さんにアレンジしていただいております。また振りつけは、米子西高校応援部の皆さんに制作いただきました。動画の出演については、一般募集により応募のあった米子市内の23団体に参加をいただいております。

この活用方法ですが、ウェブでの公開を行なうとともに、今後、保育園や学校、あるいは職場など、地域の集いの場面で活用していただくような投げかけを行なっていきたいと考えております。また、若い世代の関心を高めるために、SNSを活用した周知にも注力したいと考えております。

こちらがネギトレダンスの動画です。

リンク・新しいウィンドウで開きます …ネギトレダンス(YouTubeにリンクします)

市長:

米子西高校の皆さんだけではなく、消防士、警察官、園児といった様々な方に出演をいただいて制作しております。


【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます「絶景の城・米子城」及び「ダイヤモンド大山」PR 事業の実施についてPDF 182キロバイト)
新しいウィンドウ・タブが開きます「ダイヤモンド大山」観望会チラシPDF 188キロバイト)


続きまして、2点目です。「絶景の城・米子城」及び「ダイヤモンド大山」のPR事業の実施についてのお知らせでございます。

ご存じのとおり、元日に放送されましたNHK「日本最強の城スペシャル第10弾」において、絶景の城として米子城跡が「日本最強の城」に選ばれました。

これを受け、米子市といたしましても、特に評価をいただいた絶景を前面に打ち出したPR事業を展開していきたいと考えております。

まず、「絶景の城 米子城」のホームページを作成し、本日公開をいたしました。

リンク・新しいウィンドウで開きます …「絶景の城 米子城」

いわゆる絶景と言われる風景を中心に、様々な写真をホームページ上で掲載しております。
また、城山の頂上から大山を見たときに、その大山の頂上付近に日の出が上がる光景、いわゆる「ダイヤモンド大山」という光景がございます。

これが直近ではおおむね2月20日前後に見られると言われております。ホームページ上には、そこまでの時間をカウントダウンする機能もつけて、今後、「ダイヤモンド大山」を見に来られる方に対して分かりやすくご案内をしているところです。

URLについては、資料に記載のとおりですので、お時間のあるときにご覧いただければと思います。

そしてもうひとつが、「ダイヤモンド大山」の観望会を開催したいと考えております。
実施日は2月19日(土曜日)、20日(日曜日)、21日(月曜日)の3日間です。おそらく20日が、大山の一番中心に日の出が見えるタイミングだと思われます。しかし前後1~2日ほどずれても、ほぼ同じような「ダイヤモンド大山」は見られるということで、この20日を挟んだ前後3日間を対象としております。

午前5時45分に三の丸の駐車場へ集合としております。そこから城山の頂上まで登っていただきまして、大体日の出の時刻は午前6時半から6時45分の間が見込まれております。太陽が山から出てきますので、正確な日の出の時刻よりも少し遅れた時間に「ダイヤモンド大山」は成立いたします。

見ていただきたいのは、ちょうど山頂に太陽がかかるタイミングの、その直前の時間帯からです。だんだんと空が白んでくる情景を見ていただきながら、そして「ダイヤモンド大山」が完成するという流れでございます。
集合時間が一見早いようですが、5時45分に駐車場に集合いただき、そこから約15~20分かけて山頂に上がっていただいて、およそ6時過ぎから大山の方向を見上げていただきますと、徐々に白んでくる日の出の情景が見てとれます。そして6時半から6時45分ぐらいの間に「ダイヤモンド大山」が完成していく、そういう一連の情景をご覧いただくため、このような時間帯をお示ししているところでございます。

参加してくださったかたには、登城記念証、あるいは缶バッジなどをプレゼントする予定としております。
一方で、天気に左右されるイベントでもありますので、雨天の場合は中止をさせていただきます。

同時に、有料イベントとして、「ダイヤモンド大山」のガイドツアーも開催いただきます。ガイドツアーとともに、VR(バーチャルリアリティー)で米子城の当時の姿が見られるという企画でございます。
この項目につきましては以上です。

私からご説明する内容は以上でございます。皆様からご質問をいただきたいと思います。

幹事記者:
ありがとうございました。
では、各社ご質問があればお願いします。

記者:
視聴者に向けて、県民、市民に向けてお話をいただきたいのですが、「最強の城」に選ばれたということで、市長としてはどういったように受け止められますか。

市長:

米子城については、これまでも石垣の状況や、あるいは天守跡から見える360度パノラマの風景等に対して、非常に高い評価はいただいておりました。ただし、それが大勢の皆様の明確な認識かと言われれば、まだまだ充分には浸透していなかったと思われましたので、地道にPR活動などを進めてきたところでもございました。

そこへ来て、このたび、元日のテレビ放映の中で「最強の城」に選ばれたということは、我々が努力してきたことが認められたように思われ、大変嬉しく思いました。

このことをきっかけに、まず米子市民の皆様にとっては、私たちのまちの誇りとして米子城跡を一層愛でていただければと考えております。また観光で来られるかたにとっても、地域の魅力の一つとして米子城跡の魅力を存分に味わっていただけるように、これからも努力を続けていきたいと考えております。

記者:
米子城の魅力は、実は「続日本100名城」等に選ばれており、知る人は知っていたというものだと思います。今回の選出をきっかけに、今後どう生かしていきたいか、具体的にこんなことをやっていきたいという点をお話しいただけますか。

市長:

この度、「ダイヤモンド大山」という一つの絶景が大変評価されました。これは直近に観望のチャンスが巡ってきますので、まずはこうした機会をしっかりとPRしていきたいということがございます。

あわせて、今は新型コロナの感染が拡大傾向にありますので、大々的に誘客ということにはいたしませんが、今後、末永くこの米子城跡を誘客にも活用していきたいと考えております。

さらに言えば、まだまだ米子城跡の整備計画というのは道半ばです。これは多くの市民の皆様の理解のもと進めていく事業です。歴史や文化政策というものは、今すぐそこで困っている人を助けるような性質のものではありませんので、やはり長い目で見て、市民の皆様のご理解を得ながら進めていかなければいけません。このたび、「日本最強の城」として評価されたことを多くの皆さんにも共有しながら、今後の整備計画の推進につなげていきたいと考えております。

記者:
三の丸広場の整備で、今後大きく姿が変わると思います。そういったことも含めて、広く皆さんに「こういうふうに米子城の魅力を楽しんでいきましょう」というPRがありましたら、お願いします。

市長:

現在は、三の丸の発掘調査、そしてそれに伴う広場の整備に取りかかっております。既にこの調査の中で、江戸時代に描かれた絵図のとおり、例えば米蔵や内堀といった様々な発掘物が確認されております。

今後、さらにこうした調査を進めながら、並行して三の丸の整備を行ない、この三の丸という場所が市民の皆様にとっての憩いの場所になるよう整備を進めていきたいと考えております。

そして、例えば内膳丸といったように、まだまだ充分に着手できていない箇所もございます。こうした部分も徐々に整備が進んでくれば、米子城の魅力は一層膨らんでまいりますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

記者:

新型コロナ関連で伺います。一時は落ち着いていましたが、にわかにオミクロン株の拡大が見られます。米子もかなり増えていると思います。

鳥取県知事は、まん延防止等重点措置の指定までは申請しないということですが、一方、島根県知事は申請に向かうということです。米子は島根県にも隣接していますが、それらの状況について、市長独自のお考えをお願いいたします。

市長:

今回のオミクロン株につきましては、その感染の様々な状況を勘案しますと、非常に対策が取りづらい感染だと感じます。
例えばまん延防止等重点措置につきましては、特に繁華街の飲食店へ重点的に対策を取っていく政策ですが、鳥取県内の感染者の状況を見ても、一番多いのは家庭内感染で、その次に多いのが「経路不明」といった項目です。飲食店感染もありますが、一番多い項目にはなっていません。

平井知事がその点を踏まえ、飲食店だけの対策では難しいというご所見を示されたということは、私は正しいと思っております。一方で、島根県を含め、まん延防止等重点措置を申請された、あるいは申請される意向の地域については、それぞれの地域の実情というものを踏まえて、それぞれの知事が判断されたことだと認識しております。

記者:
米子市として、それに対して独自のお考えというのはないですか。何らかの、こうしたらいいというようなことが。

市長:

状況を分析いたしますと、特に若い方の感染者が多いというのは、現時点における特徴です。10代、20代が一番多くなっており、かつ50代以下で9割以上の陽性者が確認されております。今後は、やはりこれが高齢者層に拡大していかないように、しっかり注意喚起をしていくことが大切だと考えております。

現時点において、鳥取県内はまだ重症化する方がいません。全国的にも重症化率が少ない理由のひとつは、やはり若い方の感染が多いという点があると思います。

ウイルス自体が弱毒化しているかどうかは、もう少し専門家の所見をいただきたいところですが、今後、感染が高齢者層にも広がるようなことがあれば、インフルエンザや一般の風邪と同じく、非常に憂慮すべき事態だと考えます。できるだけ現在の状況の中で感染を抑えていくことが非常に大切だと考えております。

しかしながら、状況としてはかなり感染者数が増えており、PCR検査はじめ保健所の対応も大変逼迫していると聞いております。これは我々としても、例えば小・中学校の感染も出ている状況ですので、保健所と相談をしながら現実的な対応が取れるよう努力をしているところでございます。

記者:
米子市では、高齢者(65歳以上)のワクチン接種前倒しがなされ、2月1日から3回目の個別接種が始まります。これは一つの独自の対応だったと思いますが、それ以外に、具体的な対策として、何か対策はありますか。

市長:

感染対策としては、より強めていくという主旨の対策ではなく、今までの基本的な対策を地道に呼びかけていくことが必要だと思っております。

ただ一方で、先ほど申し上げたように、従来よりも感染者が非常に増えており、保健所のPCR検査の逼迫に見られるように、地域の能力を超えかけてきている状況もあると思っております。

例えば症状が出た方を重点的に診断、治療していくような手法ですとか、ある程度現状に合わせた対応というものを保健所と相談をしながら取っていくことが、より重要であると考えます。

記者:
せっかく人の流れが少し戻りかけてきたところですので、観光業、飲食業はじめ経済界が打撃を受けていると思います。
市で独自に、ソフト施策で支援するようなことを考えていきたい、あるいは予算措置をしたいということがあればお願いします。

市長:

やはり時期的には、1月6日に20数名の陽性者の発表があった後、特に夜の飲食店街で急激にお客さんの足が止まったと認識をしております。客足が戻りかけてきた矢先だっただけに、単純に売上減ということのみならず、各店舗の経営者の方々の精神面ダメージが非常に大きいと認識をしております。

そのため、次に米子市として打つ手というのは、やはりある程度インパクトのあるものでなければいけないと考えております。この新型コロナによって、多くの市民の皆様が受けたダメージを回復するような手だてを打っていかなければならないと思っており、何らかの経済対策については、現に今、検討している段階でございます。


記者:
米子市内で、学校や幼稚園で陽性者の確認があっても、公表されていない案件があります。学校名や幼稚園名、施設名を公表する、しないの判断基準というのはどういったところにあるのでしょうか。

秘書広報課係長:
詳細を承知している職員がおりませんので、その件につきましては確認をしまして、後ほど回答させていただいてもよろしいでしょうか。

市長:

私から回答できる範囲でお答えさせていただきます。

今朝も啓成小学校、そして就将小学校の陽性者確認については、報道の皆様にお知らせをしたところです。
基本的には保健所と相談をしながら、今後も感染拡大が見込まれるケースなど、公表してでも感染を抑制する必要がある場合に限り公表するようにしております。従いまして、例えばある程度の感染経路特定ができており、感染拡大を抑えられるような状況であれば、公表を行なわないという対応をしているのではないかと思っております。

詳しくは、教育委員会から後ほど回答いたします。

記者:
はい、お願いします。

記者:

米子市民栄光賞で、今回、入江聖奈さんの写真が(市役所本庁舎に)掲げられました。24年ぶりの受賞ということで、これまでにないスタイルで、若い方がこうやって受賞することが非常に励みになるという声も聞かれました。

まず今回、肖像写真が掲げられた感想と、今後また若い方で活躍されている方も取り上げていきたいのかといった抱負をお願いいたします。

市長:

このたび、昨年の東京オリンピックにおいて金メダルを獲得された、ボクシング女子の入江聖奈さんの市民栄光賞受賞を記念して、本庁舎1階に肖像写真を掲げさせていただきました。

おっしゃるとおり、彼女の活躍は、特に若い世代に対しては非常に大きな刺激になったことと思います。20歳という若さで世界を相手に戦い抜いて、そして成果を出したことは、同じ世代の若者たちであっても、努力によって様々なことができるんだと伝えることができたのではないかと考えております。

米子市といたしましては、彼女の功績をこうしたかたちで讃えながら、これからも彼女自身にますます頑張っていただきたいと思います。そしてもちろん、この地域の若者も、自分の可能性を信じて頑張ってもらえるような取り組みはあらゆるかたちで後押しをしていきたいと考えております。


記者:
そういった面で、今後、市民栄光賞は広がりを持たせたということも言えますか。

市長:

はい。今回、彼女はボクシングという種目で活躍されましたが、ほかにも水泳やボートといった、全国的あるいは世界的には必ずしも野球やサッカーのようにメジャーではないと言える種目で、着実に鍛え上げて成果を出された方々がありました。このことが、米子市のような人口の少ない地方都市にとりましては、やはり大きなヒントになったと思います。

例えばハンドボール、縄跳びといった、米子市の中で様々なかたちで頑張っている子どもたちを、市としてしっかりとサポートしていきたいと考えます。また、子どもたちが全国、あるいは世界に向かっていくときに、何かできることがないかということは常に探っていきたいと考えております。

記者:
米子市ならではという特徴も出ていると思いますが、文化面でも、やはりそういうものを踏まえた取組をしたいと。

市長:
もちろんです。米子市役所も人気の画家を輩出いたしました。やはりスポーツのみならず、文化面においても様々な分野で活躍できる若者をサポートしていきたいと考えております。

幹事記者:
ほか、よろしいですか。
それでは以上とさせていただきます。ありがとうございました。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2022年2月1日