令和7年米子市議会12月定例会議案説明(令和7年11月25日)

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令和7年米子市議会12月定例会議案説明(令和7年11月25日)

幹事記者:
それでは、市長から、まずご説明をお願いいたします。

市長:
改めまして、おはようございます。
本日は、来月2日火曜日に開会する12月定例会に上程する議案について、皆様にお知らせをしたいと存じます。
まず、私からは、補正予算の概要についてお話をさせていただき、それ以外の部分は、担当の総務部長から話をさせていただきます。 それでは、お手元の資料2の令和7年度12月補正予算の概要の資料をご覧いただきたいと存じます。

リンク・新しいウィンドウで開きます 【資料1】令和7年米子市議会12月定例会議案PDFファイル 183キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 【資料2】12月補正予算の概要PDFファイル 268キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 【資料3】議案説明資料(水道事業会計)PDFファイル 101キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 【資料4】議案説明資料(下水道事業会計)PDFファイル 155キロバイト)

まず最初に、補正額全体ですが、歳出総額5億7,524万9,000円となっております。そのほかにも、一番下の段、特別会計においても一定の補正額が出ております。
その詳しい内容ですが、2ページに、この12月補正予算の内容を書いていますが、主なところのみ話をさせていただきます。議会費におきましては、議会のテレビ中継委託事業として490万円ほど、これは、新たに手話通訳ですとかAI字幕の導入を図るものでございます。
少し飛ばしまして民生費に行きますが、真ん中やや下、医療費の助成1億2,500万円につきましては、これは、昨年度より18歳以下の子供の医療費につきまして、無償化をしております。それに対して当初の想定よりも実績が増えたことによる今回の補正額ということでございます。2つ下は生活保護扶助費、これは1億6,300万ほど実績見込みが増加するということで予算を上げております。
次、農林水産業費ですが、2つ目の米増産緊急支援事業は、県と米子市と協調して行うもので、主食用米の生産拡大を目指す農業経営者に対する機械導入等に関する補助でございます。その下の農村地域防災減災事業1,300万円、これは、諏訪地区において発生しております水路の壊れたところを復旧をするための費用でございます。
その下の商工費の米子がいな祭補助事業につきましては、ふるさと納税等が追加的にございましたので、それを計上するものでございます。
教育費に行きまして、2つ目の学校給食費物価高騰対策支援事業、これは、その名のとおり、米の価格の高騰による給食費につきまして、保護者負担を据え置くための追加的な補助の額となってございます。
めくっていただきまして3ページでございます。この2つ目の項、債務負担行為と呼ばれるものにつきましては、いわゆるゼロ市債ということで、工事の平準化を図るために年度の切れ目のところを円滑に工事が発注できるように、このたび計上するものでございます。額としては昨年と同額となっております。合計出ておりませんけども、2億4,850万円ということでございます。
次の4ページに行きまして、真ん中の債務負担行為、その他でございますが、一番最初に上げております合併処理浄化槽維持管理支援事業2,524万円につきましては、特に弓浜エリアで公共下水道が10年概成の期間までに行き届かないと見込まれるエリアにつきましては、合併処理浄化槽の普及を目指して補助金を出しているところですが、公共下水を利用されてる方と合併処理浄化槽を選択された方で毎年の維持負担ができるだけ平準化するように、このたびこのような支援事業をさせていただくことといたしました。
補正予算の概要については以上とさせていただきます。
一つ補足としては、今、国から経済対策が出ておりまして、先日、21日に閣議決定もございました。今後、これが国で補正予算として国会で承認されていく流れがあるであろうと想像しておりますけれども、我々米子市といたしましても、この補正予算を受けて、現在、その物価高騰等の対策につきまして検討中でございます。できるだけ速やかに検討を済ませて、市民の皆様に物価高騰対策を円滑に出せるようにしたいと考えております。今日のところは、具体的なところについては、まだお答えできるものがないということを、お断りさせていただきます。
私からは以上でございます。

総務部長:
続きまして、市議会12月定例会の提出議案につきましては、市長から、今回の補正予算の基本的な考え方や主な事業についてご説明いたしましたので、私からは、主な条例やその他の補正の内容について、少し説明をさせていただきます。
12月議会には、条例が8件、単行議案が16件、補正予算が6件、報告が4件の計34件をお願いすることとしております。
資料1をご覧ください。まず、議案第86号の条例の制定でございますが、これは、PFI事業により市の施設の管理を行う民間事業者を指定管理者の候補者として選定する場合の手続について所要の改正を行うものでございます。
次に、議案第87号の条例の制定でございますが、これは、新たに米子市巡回バスとして米子市弓浜地区巡回バスを運行することに伴い、所要の整理を行うため、改正しようとするものでございます。
次に、議案第88号の条例の制定でございますが、人権に関する問題を解決するための取組を推進し、もって人権侵害のない人権尊重都市・米子市の実現に寄与するため、米子市における部落差別をはじめあらゆる差別をなくする条例の全部を改正しようとするものでございます。
次に、議案第89号の条例の制定についてでございますが、これは、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、米子市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用ビラ等の作成について、市が負担する額の限度額を引き上げるため、改正しようとするものでございます。 次に、議案第90号の条例の制定でございますが、これは、公共下水道の普及などによるし尿の収集量の減少及び諸物価の状況に鑑み、し尿の処理手数料を改正しようとするものでございます。
次に、議案第91号の条例の制定でございますが、これは、子ども・子育て支援法の一部改正により、特定乳児等通園支援事業の運営に関する基準を条例で定めることとされたことに伴い、その基準を定めるため制定しようとするものでございます。
次に、議案第92号の条例の制定でございますが、これは、子ども・子育て支援法及び児童福祉法の一部改正により、乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定めるため制定しようとするものでございます。
次に、議案第93号の条例の制定でございますが、国が定める基準の一部改正により、保育所等の職員による虐待に関する通報義務等の創設及び地域限定保育士制度の一般制度化などの整備が行われたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
次に、議案第94号については、損害賠償額の決定についてでございまして、法律上、市の義務に属する物損事故による損害賠償の額を決定しようとするものであり、その概要は、資料記載のとおりでございます。
次に、議案第95号から第108号までの14件の議案は、いずれも米子市の公の施設の指定管理者の指定についてでございまして、それぞれの施設につきまして記載のとおりの相手方、期間により指定管理者を指定しようとするものでございます。
次に、議案第109号は、鳥取県西部総合事務所新棟・米子市役所糀町庁舎整備等事業に係る事業契約の締結についての議決の一部を、資料記載のとおり変更するものでございます。 次に、議案第110号から議案第115号までの6件の議案は、令和7年度の補正予算でございまして、資料の概要につきましては、後ほどご説明いたします。
続きまして、報告第12号から報告第15号までの4件の報告は、いずれも議会の委任による専決処分について報告するものでございまして、法律上、市の義務に属する損害賠償について、和解し、及び損害賠償の額を決定したものでございます。その概要につきましては、それぞれ資料記載のとおりでございます。
次に、15ページに掲げております追加予定議案でございますが、12月23日の最終日に人事案件1件の提案を予定をしております。
次に、予算についてご説明申し上げます。資料2をご覧ください。議案第110号は、令和7年度一般会計の第4回目の補正予算でございまして、補正額を5億7,524万9,000円としております。特別会計については、下の段をご覧ください。国民健康保険事業特別会計で2,102万7,000円の増額、介護保険事業特別会計で1,493万9,000円の増額、後期高齢者医療特別会計で270万3,000円の増額をそれぞれ行うものでございます。
2ページをご覧ください。一般会計の各事業の補正額と事業内容についてでございます。このうち、主な事業についてご説明いたします。米印がついておりますのが新規事業でございます。
まず、総務費でございますが、返還金として9,551万5,000円を計上しております。これは、過年度受入れの国・県補助金について、金額確定等により返還するものでございます。
次に、民生費でございますが、基礎年金等事務費として84万7,000円を計上しております。これは、所得税法の一部改正により特定親族特別控除が創設されることに伴い、システム改修を行うものでございます。次に、計画相談支援緊急対策事業として200万円を計上しております。これは、障がい者のサービス利用計画を作成する計画相談支援員を増員する事業者に対し補助するものでございます。次に、障がい者福祉施設整備費補助事業として656万円を計上しております。これは、障がい者福祉施設を整備する事業者に対し補助を行うものでございます。
次に、農林水産業費でございますが、農業収入保険加入促進事業として47万9,000円を計上しています。これは、災害の増加や物価高騰による保険料の上昇に対し、保険料上昇額の一部を補助するものでございます。
飛びまして、次に教育費でございますが、中学校少人数学級実施事業として400万円を計上しております。これは、県の学級編制基準による加配職員の実績増に伴い、本市負担額を増額するものでございます。
最後に、人件費として8,928万3,000円を計上しております。これは、共済費負担率の改定及び人事異動等による人件費の実績見込みによるものでございます。
3ページをご覧ください。繰越明許費でございますが、基幹業務再構築事業ほか4事業について、標準化システムの開発の遅れや関係機関との協議、調整等に不測の日数を要したことなどにより、翌年度に繰り越すものでございます。
次に、債務負担行為のうち、下の段の令和8年度年間維持管理分でございますが、来年度の年間管理業務及び維持補修工事について、事業者選定や契約事務の前倒しを図るものとして本庁舎等清掃及び機械設備運転管理業務委託料ほか10事業について設定するものでございます。
次に、4ページをご覧ください。その他といたしまして、次年度以降にわたり債務を負担する3事業について、債務負担行為を設定するものでございます。
最後に、議案第111号から113号の特別会計の補正予算につきましては、それぞれ共済費負担率の改定及び人事異動等による人件費の実績見込みによる補正のほか、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計については、法改正に伴うシステム改修を行うものでございます。
以上が今回上程いたします補正予算の概要でございます。

上下水道局副局長:
続きまして、上下水道局所管の予算に関する議案2件についてご説明いたします。 初めに、議案第114号、令和7年度米子市水道事業会計補正予算(補正第1回)について、資料3をご覧ください。
2ページ目ですが、補正の概要といたしましては、(1)収益的収支、1、支出におきまして職員の人事異動等による人件費の実績見込み等、各費目の増額または減額を行うものでございます。収益的支出、合計1,476万4,000円の減額としております。
めくって3ページですが、(2)資本的収支につきましては、収入は、事業の進捗状況によりまして企業債借入れ計画の見直しにより6,000万円の減額、支出につきましては、職員の人事異動等による人件費の実績見込みにより232万4,000円の増額を行うものでございます。
次に、議案第115号、令和7年度米子市下水道事業会計補正予算(補正第1回)についてご説明します。資料4をご覧ください。
まず、1、予算規模でございますが、収益的収入を1万3,000円の増額、収益的支出を134万6,000円の増額、また、資本的支出38万9,000円の減額としております。
補正の主な理由といたしましては、先ほど同様、人件費等につきまして職員の人事異動等による実績見込みの増額または減額を行うものでございます。
次に、2、債務負担行為の追加でございます。令和8年度年間契約工事分、下水道管路施設修繕工事において、業者選定や契約事務の前倒しを図るため設定するものでございます。また、令和8年度事業前倒し発注分として、農業集落排水マンホールポンプ場水位計更新工事について、工事の発注事業の平準化や早期完成を図るため、来年度より実施予定の工事について、本年度から着手できるよう設定するものでございます。
補正の概要については以上でございます。上下水道局所管の2件の説明を終わります。

幹事記者:
ありがとうございます。
それでは、質問のある社は挙手をお願いします。

記者:
ちょっと五月雨式に質問しても仕方がないので、予算の中に最近特に喫緊の事案について、潜り込んでいるものはないかという確認です。例えば熊対策であるとか、あるいは自動運転バスの導入に伴う経費だとか、あるいは日中関係の悪化に伴う何か不測の経費がかかってくるとか、あるいは米子-ソウル便のデイリー化に伴って、表には出ないけども、こういうふうな感じで実は盛り込んでいると、そういったことはありますでしょうか。

市長:
現時点においてですけども、熊対策につきましては、先日、目撃証言もあったわけですけれども、そうしたところを十分に注意しながら、我々米子市としては、鳥取県のガバメントハンターなどに協力を依頼しながら対策を取ることとしております。具体的な予算に何か出てきてるということはありませんけども、引き続き目撃情報等に注意しながら、当面はこの状況で続けていきたいというふうに考えております。
それから、自動運転バスにつきましては、今般、新たに予算を計上するということではなくて、既に計上している予算の中で、実証運行に向けて今、試験走行しているところでございます。予定としましては、12月の下旬、22日あたりではないかと思いますけれども、その辺りを目標に定めながら、試験走行から実証走行に切り替えられるように、今、事業者との間でいろいろと調整をしているところでございます。
日中関係について、現時点で直接的に米子市が対応を迫られているということはございません。これについては以上でございます。
それから、米子-ソウル便について、デイリー運航になったということで、我々としては、今度はアウトバウンド。インバウンドは非常に好調ということでありますが、アウトバウンドについて、何らかの対策といいましょうか、対応がないかどうか、これについては、内部では検討をしております。我々、束草市と姉妹都市提携しているわけですから、例えば民間交流として、そういった関連がないかとか、アウトバウンドについて、何かネタがないかということは、検討はしているところですが、現時点では具体的なものはないというところです。

記者:
取りあえず以上です。

幹事記者:
では、そのほかいかがでしょうか。
じゃあ、すみません、私から。
補正予算でちょっと3点、細かいところを伺いたいと思います。
まず最初に、議会テレビ中継委託事業についてなんですけども、この手話通訳とAI字幕を導入するっていうのは、ネット中継にも反映されるんですか。

議会事務局長:
はい、手話と字幕は、試行的に本会議のインターネット中継で出します。それと、議場内にもモニターを設置しまして、そちらで字幕を出します。あわせて、手話につきましても、議場内のモニターで表示します。以上です。

幹事記者:
加えてなんですけど、手話とか映像の導入、時期的にはいつからしたいと。

議会事務局長:
来年度の本格的な導入に向けて3月議会から試行的に行っていこうとするものでございます。

幹事記者:
分かりました。ありがとうございます。
次の項目で、農村地域防災減災事業の諏訪地域で発生したのり面と水路の崩落というのについて、崩落があったのがいつで、どのぐらいの範囲でっていう詳細を教えていただきたいと思います。

農林課長:
今年の4月に、諏訪地区の水路、長さが50メーターぐらいだったと思います。その水路下ののり面が崩れて、今、宙ぶらりんのような状態になっているということで、早期に直さないといけないということで、このたび上げております。以上です。

幹事記者:
すみません、4月に崩落があった原因は何でしたか。豪雨でしょうか。

農林課長:
原因としましては、直接的な豪雨ではなくて、もともと地盤が緩かったという状況がありまして、それが長年積み重なって、だんだんだんだん崩落に近づいてきて、このたび崩落したというふうに認識しております。

幹事記者:
分かりました。ありがとうございます。
そのほか、質問はいかがでしょうか。よろしいですか。
じゃあ、今回の議会関係以外のご質問がある社は。よろしいですか。
では、以上になりますので、ありがとうございました。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2025年12月4日