令和7年米子市議会9月定例会議案説明(令和7年8月26日)

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令和7年米子市議会9月定例会議案説明(令和7年8月26日)

幹事記者:
では、市長さんから議案の説明について、よろしくお願いします。

市長:
改めまして、おはようございます。
そうしますと、私から、9月定例会に提出する議案のうち、補正予算の概要について、説明します。

リンク・新しいウィンドウで開きます 9月定例会議案(資料1)PDFファイル 836キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます 9月補正予算の概要(資料2)PDFファイル 103キロバイト)

お手元の資料2をご覧ください。
資料2が補正予算の概要となっておりまして、歳出、歳入、それぞれ総額の記載がございます。このたびの補正予算額は4億1,900万円余です。次のページをめくっていただきますと、その内容が記載されております。
主な内容について私から説明しますが、一番上の総務費の財政調整基金積立金につきましては2億6,700万円を計上しております。これは、決算剰余金のうち、その半額を積み立てるルールに基づいての積立てとなっております。
次に、高等教育機関連携補助金500万円を計上しております。これは、ふるさと納税に関しまして、米子高専、それから鳥取大学と、それぞれ連携協定を結んだのですが、そのうちの米子高専につきまして、1,340万円ほど寄附がございました。そのうち返礼品や事務手数料を除いた半額が使用可能な部分になるわけですが、そのうちの500万円をこのたび補正予算として計上し、米子高専さんが行う地域活性化に資する取り組みに対して補助をさせていただく内容となっております。
続きまして、民生費ですが、一番最初の物価高騰に伴う生活支援事業、2,890万円余ですが、生活保護世帯や児童扶養手当などを受給している世帯に対して物価高騰に伴う支援を行うものです。これも過去から何度かやってきたものではありますが、鳥取県との協調によるものです。議案の成立後、10月末をめどに支給予定としております。
その下の若者応援臨時給付金事業、これは米子市独自のものです。今説明を申し上げた物価高騰に伴う生活支援とは別に、住民税均等割のみ課税世帯に属する19歳から39歳の方に対して2万円を支給するものでありまして、そのうち奨学金返還中の方については、さらに2万円を追加して支給するものです。これは、度重ねて物価高騰対策ということで給付金事業をやってきておりますが、常々ご意見としていただくのは、いわゆる低所得者として非課税世帯には当たらないけれども、さまざまな支払いによって生活が厳しく、物価高騰による影響を受けているというお声です。特に現役世代の方々ですね。非課税世帯には当たらないけれども、出費も多くて非常に苦しいというお声を度々いただくものですから、いろいろと考えまして、どういう形がよいのかというのを考えた上で、このたびの給付金事業を別枠で、米子市独自としてやらせていただくものです。 2つ下に行きまして、フレイル対策加速化事業です。これは、従来やってきましたフレイル対策、今は習慣化を目指して対策事業をしてきておりますが、これに対する加速化ということで226万1,000円を計上しております。
その次にフレイル予防推進イベントということで380万円余を計上しております。これまで積み重ねてきたフレイル対策については、一定程度、成果が出ているので、より広くフレイル対策をやってもらいたいということで推進イベントを開催し、より多くの皆様の関心を引きつけられるように、そしてフレイル対策に向かってもらえるように事業をしたいと考えております。具体的な事業の中身については、今後詰めていくこととしております。
その次の、身寄りのない高齢者等あんしんサポート事業205万円ですが、これは、国のモデル事業を活用したもので、日常的な金銭管理から入院等の身元保証、あるいは死亡した後の、事務の支援などに充てるものです。
続きまして、商工費につきましては、和田浜工業団地インフラ整備事業で580万円余を計上しています。これは、和田浜工業団地に進出される企業の、団地内の上水道、それから消火栓の整備に充てるものです。
それから、教育費ですが、中学校管理費4,140万円、これは、湊山中学校用地のうちの借地部分について、地主の方と買取り交渉がまとまったことを受けての予算の計上です。
その下、体育施設等管理運営費1,253万円につきましては、資料に書いてありますとおりの事業となっています。
新体育館整備事業につきまして、2,839万円を計上しておりますが、これは、米子アリーナに大規模災害時の防災拠点としての機能を持たせており、これを整備するための倉庫整備に関する費用です。
ページをめくっていただきまして、3ページですが、債務負担行為の2つ目に、今申し上げた工事の、先ほど申し上げたのは令和7年度分でありますが、今度は令和8年度分に関しましては、債務負担行為として1億3,400万円余を計上しています。
特別会計に行きまして、フレイル対策加速化事業698万7,000円ですが、これは、例年、ここ数年毎年やっておりますフレイル度チェックですが、8年度の予算計上ということになりますと、事業開始の4月1日に、速やかに進められないということもありますので、早めに予算を計上して、令和8年度に行うフレイル度チェックについて、年度内に案内ができるように前倒しをして行うものです。
主な補正予算の内容については以上とさせていただきまして、残りの議案につきましては、総務部長から説明します。

総務部長:
そうしますと、市議会9月定例会の提出議案については、市長から今回の補正予算の基本的な考え方や主な事業についてご説明しましたので、私からは、条例やその他の補正の内容について少し説明をさせていただきます。
9月議会は決算認定をお願いする議会でもありますので、一般会計、特別会計、企業会計の決算に関する議案5件と、健全性に関する報告を2件上程することとしております。
それでは、資料1をご覧ください。9月定例会に上程する議案は、条例が1件、補正予算が3件、決算認定が5件、報告が4件の計13件をお願いするものです。なお、各議案の案件名につきましては、資料記載のとおりですので、読み上げを一部割愛させていただきます。
まず、議案第68号の条例の制定は、子育て世帯に対する住宅支援の一層の充実を図るため、市営住宅の優先入居の対象範囲を拡大するなど、所要の整備を行うものです。
次に、議案第69号から議案第71号までの3件の議案は、令和7年度の米子市一般会計及び国民健康保険事業特別会計並びに介護保険事業特別会計に係る補正予算でございまして、予算の概要につきましては、後ほどご説明します。
次に、議案第72号は、令和6年度の一般会計及び国民健康保険事業特別会計ほか7つの特別会計の決算認定をお願いするものです。 次に、議案第73号は、令和6年度の水道事業会計の決算認定をお願いするものです。
また、議案第74号は、令和6年度の水道事業会計剰余金のうち、13億934万868円を建設改良積立金として処分するとともに、当年度の補填財源として使用した後の未処分利益剰余金について同額を資本金に組み入れ、併せて1,720万円を減債積立金として処分するものです。
次に、議案第75号は、令和6年度の下水道事業会計の決算認定をお願いするものです。
また、議案第76号は、令和6年度の下水道事業会計剰余金のうち、900万円を減債積立金として処分するものです。
次に、報告第8号及び報告第9号は、令和6年度決算に基づく米子市の健全化判断比率と公営企業における資金不足比率を報告するものです。
次に、報告第10号及び報告第11号は、いずれも米子市債権管理条例に基づき、資料記載の非強制徴収債権等を令和7年3月31日付で放棄したことについて報告するものです。
次に、3ページ下の段に掲げております追加議案ですが、10月1日の最終日に工事請負契約の締結6件、事業委託契約の締結1件、財産の取得1件の提案を予定をしております。
次に、予算についてご説明します。資料2をご覧ください。
議案第69号は、令和7年度米子市一般会計の第3回の補正予算でございまして、補正額を4億1,963万5,000円としております。
次に、議案第70号は、令和7年度米子市国民健康保険事業特別会計の第1回の補正予算でございまして、補正額を2億8,940万3,000円、また、議案第71号は令和7年度米子市介護保険事業の特別会計の第2回の補正予算でございまして、補正額を1億2,745万2,000円としております。
2ページをご覧ください。補正予算の内容についてです。米印がついておりますのが新規事業です。市長が説明しました以外のところについてご説明します。
民生費です。介護保険事業特別会計繰出金として87万6,000円を計上しております。これは、介護保険事業特別会計における一般介護予防事業費の増額補正に伴うものです。
次に、商工費ですが、エネルギー・原材料価格高騰対策資金利子補助事業として90万円を計上しております。これは、アメリカ関税の影響により地域経済変動対策資金の融資を受けた事業者に対して利子補助を行うものです。
次に、3ページをご覧ください。債務負担行為ですが、鳥取県西部総合事務所新棟・米子市役所糀町庁舎整備等事業におきまして、契約に基づき増額となる維持管理経費につきまして、また、東山公園防災倉庫建築工事において、防災倉庫建築に係る経費について、資料記載のとおり債務負担行為を設定するものです。
次に、特別会計の補正予算の概要についてご説明します。
国民健康保険事業特別会計につきましては、国民健康保険基金積立金として2億8,940万3,000円を計上しております。これは、令和6年度国民健康保険事業特別会計における決算剰余金処分として国民健康保険基金への積立金を計上するものです。
次に、介護保険事業特別会計ですが、介護給付費等準備基金積立金として1億1,695万円を計上しております。これは、令和6年度介護保険事業特別会計における決算剰余金処分として介護給付費等準備基金への積立てを行うものです。
次に、償還金として351万5,000円を計上しております。これは、過年度に受け入れた交付金の精算についてです。
以上が今回上程する補正予算の概要です。

幹事記者:
ありがとうございました。
議案と補正予算案についての質問を各社お願いしますが、ちょっと私から一つ。若者応援臨時給付金事業ですが、2,000万円ほど。これは、国とか県とかの制度に何かリンクしたものではなくて、全く米子市独自の事業ということでよろしいでしょうか。

市長:
はい、そのとおりです。

幹事記者:
対象者は何人ぐらいで、どうやって支給するのか教えていただけますか。

福祉課長:
対象ですが、住民税均等割のみ課税世帯というところで、650人の見込みです。そのうち奨学金返還中の方につきましては、284人を見込みとして立てているところです。
支給の方法ですが、住民税均等割のみ課税世帯に属する対象の方に対して、こちらから通知を送らせていただこうと思っています。それを受け取っていただいた方から、口座振込の依頼書とかをこちらに提出していただくのですが、そのときに併せて奨学金の返還をしている方については、それについても申請をしていただいて、それを確認した上で支給をするというような形を考えているところです。以上です。

幹事記者:
これ、財源は全く米子市の持ち出しということでいいでしょうか。

福祉課長:
財源につきましては、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を充てることとしております。

幹事記者:
分かりました。
全く米子市独自の政策ということで、さっきちょっと説明がありましたけども、市長、改めてもう一度、どういう思いでこの事業をされるのか、その思いをお聞かせください。

市長:
これまでも、非課税世帯や生活保護世帯などに対しては、コロナ禍のときから幾度となく、物価高騰に伴う給付金の支給を行ってきました。しかし、その都度、収入があるのでいわゆる非課税世帯などには当たらないけれども、日々の生活の中で、あるいは子育て中でいろいろと買い物をする中で、物価高騰の影響を非常に受けていて、苦しい生活をしているという意見も頂戴してきました。なので、非課税世帯などに当たらないけれども、物価高騰の影響を受けていらっしゃる方に向けて、このたびの事業を創設したものです。
これは補足ですけれども、以前に、米子市でJ-Coinを使った生活応援キャンペーンというものもやったんですが、これも同じ趣旨でした。物価高騰に伴って、様々な買い物も費用がかさむし、だけども非課税世帯などには当たらないので物価高騰支援が受けられていない、ここに何とか支援の手が届くように、光が当たるようにしてほしいという意見がかつてもあったんですけれども、このたびはこのような形で事業化させていただくというところです。

幹事記者:
ありがとうございました。
では、予算案と議案について質問がある社はどうぞ。

記者:
米子アリーナの建設についてですけれども、現在、大体どれくらいの工事の進捗状況なのかということと、あと、災害時の防災拠点として活用されるということですが、具体的にはどういった施設というか、どういったものを備えられるのでしょうか。この2点お伺いします。

スポーツ振興課長:
現在の進捗ですけれども、市民体育館の解体工事が4月に終わりまして、6月から新しい米子アリーナの建設工事に着工し、現在、鋭意工事を進めている状況です。
防災拠点としての利用ということなんですけども、このたび予算で上げさせていただいております防災倉庫の中に、72時間空調が持続できるような非常用発電設備を設置して、防災拠点として使えるような施設にすることを目指しています。
それと、防災倉庫の中に非常用発電設備のほかにも、市内の避難所で使えるような備蓄品につきましても保管できるようなスペースの防災倉庫を整備する予定にしております。

記者:
大体何人ぐらいが何時間ぐらい滞在できるような、そういった目安ってありますか。

スポーツ振興課長:
時間については、先ほども言いましたように、72時間は空調がもちます。場所としては、サブアリーナと2階の武道場ですね、そちらを避難所として活用することにしております。想定している人数は1,100人です。

記者:
ありがとうございました。

幹事記者:
ほか、いかがでしょうか。
では、予算案と議案以外のところで質問がある社はありますか。
なければ私から。淀江ゆめ温泉のレジオネラ菌の件は今どういう状況で、再開のめどは立ってますでしょうか。

淀江振興課長:
ゆめ温泉ですけれども、ただいま、さらなる再発防止と安全対策のために、浴槽内の消毒や配管内の清掃、消毒を徹底しております。また、さらには、職員向けの設備の管理マニュアルの見直しなどを図っているところです。
この後、再度、県の行政検査を受けまして、そこでレジオネラ菌の陰性が確認されたら再開する見込みです。再開時期は、現時点では未定です。

幹事記者:
例えば設備を全部入れ替えるとか、再発防止の具体的なことは決まってますでしょうか。

淀江振興課長:
現在ですけども、今まで、ゆめ温泉は全く消毒をしていない自然な温泉水を使っていたのですが、今後は常に消毒薬を入れたお湯を循環させる形を取りたいと思っております。それに必要な設備の導入ですとか、あとは薬剤を入れる手順の確認などを今行っているところです。

幹事記者:
じゃあ、かなり抜本的に変わるっていうことでいいですか。

淀江振興課長:
そうですね、使用する温泉水の性質は、アルカリ性質というか、湯の質は変わらないのですが、全く無添加だったお湯ではなくなり、消毒薬の入ったお湯を使用するという形に変えるところです。

幹事記者:
分かりました。
再開の時期は全く未定ということでいいでしょうか。

淀江振興課長:
はい、現時点では未定です。

幹事記者:
ありがとうございます。
各社、ありますか。
ないようでしたら、終わりたいと思います。ありがとうございました。

掲載日:2025年9月4日