-
「バスでGO!運賃無料DAY」を今年度も開催
-
官民連携・泳力向上学習を実施します
- 準防火地域の空き家に対する解体費用を補助します
-
インバウンド対応飲食店特設サイトを開設しました
幹事記者:
それでは、記者会見を始めさせていただきます。
まずは、市長から説明をお願いします。
市長:
おはようございます。
本日は、私から4点、皆様にお知らせします。
まず1点目ですけれども、「バスでGO!運賃無料DAY」を今年度も開催するというお知らせです。
「バスでGO!運賃無料DAY」を今年度も開催! (
302キロバイト)
昨年度、バス利用者数を増やすために、まずは乗ってもらおうということで、運賃無料DAYというものを実施しましたが、今年度も実施します。
ただ、今年は、やり方を少し変えていこうと思っております。昨年度は、単に乗るだけではなく、バスに乗る動機づけとともにこの運賃無料DAYをやろうということで、イベントに合わせて運賃無料DAYを開催していました。しかし、それだとやはり、イベントのたびに告知をしなければいけないということで、なかなか認知度が上がり切らなかった部分もありました。もちろん実績数からするとかなり伸びたということは間違いないんですけれども。今年度は実施日を固定化して毎月第3日曜日に固定化することで、分かりやすい案内をさせていただこうと思っております。
具体的には、令和7年6月15日から来年の3月までの、資料に記した日に実施することといたしました。
対象路線につきましては、これは昨年度と変わりません。ご覧のとおりです。
裏面に昨年度の実績を記しています。いずれも平均よりも、この無料DAYを実施した日は乗降者数が増えているという実績は作れたと思っております。これをより一層増やしていくという狙いで、今年も運賃無料DAYを開催したいと考えております。
この話題については、一旦以上とさせていただきます。
2点目ですけれども、官民連携・泳力向上学習を実施するお知らせです。
官民連携・泳力向上学習を実施します (
283キロバイト)
かねてより、米子市、特に教育委員会におきまして、学校に設置しているプールの使用状況というものが、猛暑の影響で稼働率が落ちているという状況がありました。よって、子供たちの水泳学習の機会を適切に確保するために、このたびの官民連携・泳力向上学習というものを始めることとしました。
あわせて、これももう既にお知らせ済みですけれども、学校のプールは、今後は新設しないという方針も打ち出しております。この官民連携・泳力向上学習の実績を着実に積み上げながら、財政健全化とともに、子供たちの泳力向上を果たしていきたい、そのように考えています。
2番のところに今年度実施する予定の学校と、プール施設、実施日数を記載していますので、ご覧いただきたいと思います。
泳力向上学習の内容は、資料に概要を記しています。タイムスケジュールなども記載していますので、参照していただければと思います。
資料の裏面には、インストラクターの活用や施設間の移動手段などについても書いております。
そして、実施期間ですけれども、6月17日から11月12日までを予定をしております。
今後の予定は、来年度以降ですけども、順次実施校を増やしながら、学校外の屋内温水プールを活用する方向で進めていきたいと考えております。
この話題につきましては、一旦以上とさせていただきます。
3点目ですが、準防火地域の空き家に対する解体費用の補助についてのお知らせです。
準防火地域の空き家に対する解体費用を補助します (
778キロバイト)
まず、補助の目的ですけども、米子市では、あらかじめ準防火地域というものを以前から定めております。このエリアでは、特に住宅が密集しており、とりわけ火災への対策を重点的に行っています。そうした中で、特にこの準防火地域の空き家の増加を少しでも抑えるために、解体費用の一部を補助する制度を設けました。
具体的なエリアにつきましては、地図で示しているとおりですが、地名も書いていますので、参考にしていただきたいと思います。これはエリアで区切っており、町番や地名では区切っていません。つまり、一部の地域では、同じ町内でも道路などで分けられ、準防火地域に含まれるところと含まれないところがあるということです。
裏面に補助要件等を記しています。補助額は、対象経費の23%で上限40万円です。これは国の財源を一部使用するんですけれども、国の要件がこのようになっておりますので、それに合わせたところでございます。
補助対象件数は、現在のところ10件を想定しておりまして、5月26日から開始します。
あわせまして、資料の3番は、空き家・空き地対策強化月間についてのお知らせです。来週、26日月曜日から1か月間、空き家・空き地対策強化月間としまして、重点的に空き家の巡回ですとか特定空家や管理不全空き家などの認定などを行っていきたいと思っております。
期間や取組内容は資料のとおりでございますが、市職員による空き家の巡回などの様子を取材していただけるようにしたいと思っております。日時は、5月26日月曜日の午前11時からおおむね1時間程度で考えております。場所につきましては、資料のとおりでございます。
補足としては、この5月26日というのが平成27年に初めて空き家に関する法律が全面施行された日でございまして、この日は「空き家の将来を考える日」として認定されており、米子市としても取り組みを実施します。
この話題は一旦以上とさせていただきます。
最後、4点目ですけれども、インバウンド対応飲食店特設サイトの開設についてのお知らせです。
インバウンド対応飲食店特設サイトを開設しました (
3.61メガバイト)
国際定期便、5月29日には台湾便が就航しますが、そうした新規就航等に合わせまして、今、インバウンドもますます増加しているところでございます。こうした中、インバウンド受入れ環境整備の一環として、インバウンド体制が整っている市内飲食店をご案内する特設サイトを開設しました。
特設サイトの名称は「VISIT YONAGO」と称しました。対応言語は、英語、韓国語、中国語の簡体字と繁体字、以上の4つの言語です。掲載店舗数につきましては、手が挙がった12店舗を対象としておりますが、現在は5店舗の情報を掲載しています。
皆様にもお配りしますが、このような名刺大のカードを作りまして、この二次元コードからサイトにアクセスできるようになっています。サイトには店舗の地図や情報を掲載しており、4つの言語に翻訳される仕組みとなっています。
目的としては、外国人観光客の方に対して、米子の食の魅力を発信することです。
資料の裏面に、今話した内容をおおむね記載をしていますが、この対応店舗には、ペナントを掲げていただいて、分かりやすくご案内できるような工夫もします。
今後の予定につきましては、先ほど申し上げたとおり、順次、対応店舗の情報を掲載していきます。加えて、令和7年度も予算を取りまして、追加的に募集をかけ、紹介できる店舗を増やしていきたいと考えております。
私からは以上です。
幹事記者:
ありがとうございます。
それでは、バスの無料化について質問のある社はお願いします。
記者:
この第3日曜日という日付なんですけども、この第3日曜日ということに何か意味はあるのでしょうか。
市長:
まず固定化を考えたときに、特に第3日曜日にはイベントが比較的多いということが分かりました。あくまで、今分かっている、今年度予定されているイベントで考えたんですが、固定化するなら、最大公約数的に第3日曜日がよいのではないかということで、決めました。どちらかというと、固定化することに今年度は重点を置いて、この事業を実施したいと、そのように考えております。
記者:
もう1点、去年の数値などを踏まえまして、今年度の数値的な目標などがありましたら教えてください。
市長:
去年やってみて、数字のとおり、増えたのは間違いないと思っております。どうすれば利用者が増えるかというのは、いろいろな仮説を立てながら検証していますが、昨年度の反省として、実施するごとに告知をしなければならず、なかなか知れ渡りづらかった部分がありました。したがって、今年度は固定化することによって、その効果というものを一層出していきたいと思っております。
交通政策課長:
具体的な数値目標は、設定しておりません。
市長:
特に数値目標も掲げてるわけじゃないですけども、少なくとも昨年度の無料DAYよりは上回れるようにしたいと思っております。
記者:
ありがとうございます。
記者:
この事業にかかる経費は、公金で補てんするということでよろしいでしょうか。
市長:
このためだけに予算を確保しているものではなくて、最終的には全バス路線の赤字額について集計をして補てんをするという手続きを取っています。したがって、その中に埋め込まれるものと認識していただければいいと思います。つまり、その日は本来収受できる料金がなくなるわけです。そうすると、それは最終的な赤字額に反映されるものなので、そこで精算されるということになります。
交通政策課担当者:
ちょっと細かい話にはなりますけれども、この日の実際乗られた人数というのを整理券でもって把握しております。その運賃、収入相当分というのをバス会社さんにはお支払いしています。それが結局、年間のトータルの収入の一部というふうな格好になるので、先ほど市長が言われたとおり、年間では、うちがこの分でお支払いした分が収入になって、それ以外の部分の赤字というのは、これとはまた別で、最後に補てんをしております。
記者:
この運賃無料DAYに、ざっとどれくらいかかるか分かりますか。
交通政策課担当者:
昨年は、1日でかかった経費が約65万円です。
記者:
ああ、そんなもんですか。
交通政策課担当者:
はい。
記者:
それは、財源は全て市の持ち出しですか。それとも何か補助金があるんですか。
市長:
それ自体は市の一般財源です。
記者:
そこまで公金を費やしてこれをやるということの意味というか、思いというか、その辺を市長のお言葉でお聞きできますか。
市長:
昨年度はまだ数字聞いてないんですけども、今、市全体でバス路線の赤字を約2億円ちょっと補てんしております。これを少しでも削減していきたいという思いを持っておりまして、そのためには、やはり普段から利用者を増やす努力が必要となってまいります。
いろいろと仮説を考えていく中で、乗られた方には、意外と便利だねという感想を持っていただくことが比較的あります。であれば、いかに最初の1回目をつくるかが大事で、そこには思い切った施策が必要であるということを全国の事例からも伺っているところです。ここで一つ、減額ではなくて無料というのを打ち出して、無料なら乗ってみようかと思われた方が、意外と便利だねと思ってもらえれば、次、何らかの機会のときにはバスに乗ってもらえるのではないかという狙いでこれをやっております。1日当たり数十万の支出はあるわけですけれども、最終的には赤字の縮小によって何とかこれを回収していきたいと、そのように思っております。
記者:
ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかいかがですか。
じゃあ、すみません、1点よろしいですか。
昨年度、6回実施されて、人数は整理券で把握されているということだったと思うんですけど、そのほかに何か効果検証としてアンケートとかされてたと思うんですけど、その結果とか何かこう、どういった声があったかとか教えていただけますか。
交通政策課長:
利用された方には、車内とバス停に二次元コードを貼り付けて、WEBでアンケートを実施しました。回収できた数が、思ったほどは伸びなかったんですけども、約97%の方が満足されたという結果になりました。
また、無料DAYを使って出かけた目的として、イベントで出かけられたのは27%でした。それ以外にも、タイミングが合って通勤、通学で使われた方が24%、買い物が16%、観光で利用された方が16%と、単にイベントだけで終わらなかったかなと思っております。
市長:
そしたらちょっと、その資料を出せるなら…。
交通政策課長:
はい、お渡しします。
「バスでGO!運賃無料DAY」アンケート (
111キロバイト)
アンケートには、今後、バスの利用をしたいかという項目を設けておりまして、今まで以上に利用したいという方が37%ということでしたので、今後はここをもうちょっと増やしていきたいと思っております。
幹事記者:
追加でもう1点なんですけど、今年度もそういうアンケートは実施されますか。
交通政策課長:
はい、アンケートを取って、効果検証してまいりたいと思っております。
幹事記者:
同じく車内に二次元コードを設置してという。
交通政策課長:
そうですね、はい、そのやり方でいきたいと考えています。
幹事記者:
分かりました。ありがとうございます。
そのほかいかがですか。大丈夫ですか。
記者:
すみません。対象路線は、去年と今年は一緒ですか。
市長:
はい、対象路線は変わりません。
記者:
変わらない。イベントに合わせてやってたんだけども、去年も基本的には全路線というイメージ。
市長:
そうです、はい。
記者:
了解です。
幹事記者:
そのほか、大丈夫ですか。
では、次の項目に移らせていただきます。
記者:
水泳学習についてですけれども、学校外のプールに移行するということで、去年のこの時分でしたか、ニュースで取り上げられてたと思います。まず一つ確認なんですけども、新設も改修もしないということでよろしいですか。
市長:
はい、そのとおりです。
記者:
ということでよろしいですね。
全てのプールを新設したり改修した場合にかかる金額は、去年報道にも出たとおり、運営費等を含めて今後50年間で88億円が想定されていて、それをバックグラウンドにして検討した、ということでよろしいですかね。
市長:
そのとおりです。
記者:
それと、改めて、猛暑対策や子供たちの水泳力のアップという狙いもあると思いますが、学校外のプールへ移行することについて、抱負をお願いします。
市長:
近年の猛暑によりまして、夏場の学校のプールを使った学習時間が非常に制約されてきており、プールの稼働日数も、減ってきているのが現状でございます。
そこで、2つの問題を感じています。
一つは、何よりも子供たちの水泳を学習する時間というものが失われつつあるということが、大きな問題だと思っております。いかにして子供たちに水泳を教えてやれるか、その時間を確保できるかというところが、第一のテーマです。
そしてもう一つは、そのように年間の稼働日数が少なくなった学校のプールを維持していくことです。維持費は変わらないので、それが財政上、大変になってきている。さらに今後、新設ないしは改修をするものがあったと仮にしたときに、その費用というものも教育効果と考えますと見合わないものになってきていると。それが前提で、このたび官民連携の泳力向上学習という事業を始めることにしました。
このことによりまして、市内にある民間の屋内プールや温水プールを利用して、もう少し早めの期間から、あるいは秋の半ばぐらいまで、今回11月12日までやるわけですけれども、野外のプールでは使用ができないような期間にも温水プールを使って学習をすることができます。さらに、日頃、専門でコーチをしてらっしゃるインストラクターの力をおかりすることで、子供の泳力向上にもつながり、何よりも子供たちにきちんと水泳学習をする機会を確保していくということが、この事業によってできるのではないかということで、これを今後も進めていきたいと考えております。
記者:
改めて、それを踏まえてですけれども、水泳学習は、今後もう学校外に切り替えていくということ、その辺のところを一言お願いします。
市長:
そのとおりでございまして、今後、新たなプールの設置はしないということとともに、既存のプールの中でも、古くなったものについては改修をしないこととして、プールに老朽化がみられる学校を優先的にこの泳力向上学習に振り向けて、子供たちの水泳学習の機会を適切に確保していきたいと考えております。
記者:
ありがとうございました。
記者:
これは、初回の授業の日にちは決まっていたりするものなのでしょうか。
市長:
そうですね、6月17日で考えております。資料の裏面の4の実施期間のところに記載してございます。
記者:
これは、どちらの小学校、どちらのプール施設になるんですか。
こども施設課長:
初日はコナミスポーツクラブで、彦名小学校の児童が授業を受ける予定にしております。
記者:
ありがとうございます。
もう一つよろしいでしょうか。本年度の実施日数ということで、各学校ごとの日数が書かれてると思うんですけれども、これは、5日っていうのは、5回ということでしょうか。ちょっとそこのところを伺えたらと思います。
こども施設課長:
1日の授業が2コマでして、それを児童1人あたり年間5日にわたってやっていくということになります。
記者:
分かりました。
では、この車尾小学校が10日とあるのは、車尾小学校の生徒さんを対象にした授業は10日あるんだけれども、各児童1人当たりが年間で一応5日、5回ということでよろしいでしょうか。
こども施設課長:
車尾小学校以外は、2学年で1チームつくって授業を展開しておりますが、車尾小学校の場合は児童数が多いものですから、1学年で1チームということで、1人当たりに費やす実施日数というのが2倍になっているということです。
市長:
この実施日数と回数は一緒ですね。
こども施設課長:
そうですね、はい。
幹事記者:
そのほかいかがでしょうか。
記者:
すみません、もしデータを、先ほど市長がおっしゃられたプールの稼働率の低下というのは、具体的なデータがあったりするんですか。
こども施設課長:
ちょっと今、持ち合わせておりませんので、また準備してお知らせします。
米子市立学校のプールの稼働率について (
44キロバイト)
(別添)20 年前の米子市の最高気温との比較 (
1.21メガバイト)
記者:
あと、インストラクターが加わることで、質の変化みたいな、従来と違う質の変化で期待できる点とかって何かあるんですか。
市長:
そこも期待しております。学校の先生はいろんな体育の種目を教えながら水泳の指導もされますが、この民間のプールで指導していらっしゃるインストラクターは、水泳を専門で教えていらっしゃる方なので、そこも我々としては期待するところです。
記者:
ありがとうございます。
幹事記者:
そのほか、よろしいでしょうか。
じゃあ、次の項目に移らせていただきます。空き家の解体費用補助で質問のある社はお願いします。
記者:
まずこの補助の範囲なんですけども、老朽化した住宅を、いわゆる更地にして、その後何も活用しないとか、造らないとかいう場合でも、対象になるという理解でよろしいですか。
市長:
はい、それはそのとおりですね。
記者:
更地にして後で販売するか、いろいろあると思うんですけども、それも対象になるということですね。
市長:
そういうことです。
記者:
それと、この準防火地域には、対象となる物件は何軒ぐらいあると把握されておられますか。
住宅政策課長:
準防火地域にある空き家は879軒ほどあるんですけども、その中で、対象となる昭和56年以前の建物を調べた資料はありません。ですが、相当数あると考えております。
記者:
それでも、やっぱり実態を把握した上で予算措置とか、当然これは出てくるわけで、そこら辺りも含めて、将来的には幾らぐらい対象になるのか、それが全部対象になるかどうか分かりませんけれども、そういうことも含めて検討していく必要があるかな思うんですけども、その辺りはどうですか。
市長:
それは、おっしゃることは分かるんですけれども、まず物件数として、空き家物件がこの対象地域だけで879軒ございます。本来は、やはり所有者の責任でもって空き家については適切に処分等をしていただくのが筋なんですけれども、準防火地域につきましては、特に木造の密集地が非常に多くありまして、昨年の11月にも法勝寺町で火災が発生した際に、1軒の火災が、最終的に6軒まで延焼しまして、そのようなことが起き得ないように、できるだけ空き家については所有者が本来は自分で何らかの処置をしてほしいというのが願いです。今回のこの補助は、対象となる空き家に対して補助件数10件として、極めて少ないんですけれども、ただ、それが一つの呼び水になればいいなと我々は考えております。利用者の状況を見ながら、今後の空き家対策については、また別途考えていきたいと考えております。
記者:
分かりました。
お考えとしては、当然所有者や相続された方自身で対処されるのが当然だろうと。私もそう思うんですけども、いわゆる相続放棄等々、そうはいかない状況というのも増えていくと思います。その辺りについては、もう少し長いスパンで考えていかないといけないのかなとも、個人的には思ってまして。これ、米子市だけじゃなくて、近隣含めて、かなり増えていると思いますので、また新たな対応措置などはタイムリーに出していただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。
市長:
はい、承知しました。
記者:
そのほかいかがでしょうか。
記者:
すみません、知らないので教えてください。準防火地域ってことですけども、防火地域というのもあるんですか。
住宅政策課長:
防火地域は、米子市内にはございません。制度としてはありますけど、市内にはございません。
記者:
ないんですね。
住宅政策課長:
はい。
記者:
防火地域と準防火地域、どう違うんですか。
住宅政策課長:
ごめんなさい、市内に防火地域がないので、ちょっと詳しくは分かりませんけれども、火災の発生、類焼を防ぐ目的では、変わらないと思います。
記者:
多分防火地域のほうが厳しいんだろうと思うんですけど。
住宅政策課長:
そうですね。
記者:
いや、朝日町とか、防火地域なんじゃないかって勝手に思うんですが。
住宅政策課長:
朝日町は防火地域ではありません。
記者:
米子市には防火地域はないんですね。
住宅政策課長:
ないです。
記者:
経費の23%、上限40万円ということなんですけど、これは限界ってことですかね。たった40万円で、なかなか、空き家を解体というのもちゅうちょする向きもあると思うのですが、もう少し増額するのは難しいんでしょうか。
市長:
これも、どのあんばいで着手させるかというのは非常に悩ましいところでして、ご指摘のとおり、これが対象経費の23%で40万円ですから、逆算しますと大体173万円なんですね。実際のところ173万円でも難しいと思うんです。したがいまして、先ほど申し上げたように、呼び水になればいいなというのが実感といいましょうか、思いですね。したがって、解体費用を全て出すというのは結局無理なので、その中でも、まあちょっと意識啓発も含めて、こうした事業をやってますよというのが呼び水になればいいなと。もし迷っている人があって、これが背中を押すようなことになればよいなというところですよね。
記者:
分かりました。
記者:
そのほかご質問ありませんか。
記者:
ちょっと詳しくなくて伺うんですけれども、補助件数が10件というのは、この対象となる建物のうち10件だけということなんでしょうか。
市長:
はい、そういうことです。
記者:
ということは、結構かなりあると思うんですけれども、そのうち10件を選ぶ作業というのは、要件はあると思うんですけど、その要件を満たしたうち、どういったところを考慮して、決めるんですか。
住宅政策課長:
先着順になります。
記者:
ああ、先着。ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかいかがですか。
記者:
26日に巡回の様子が取材できるということなんですけれども、これ、巡回は、その地域を歩いてというような感じですかね。
住宅政策課長:
資料に書いてございますように、糀町庁舎という新しい庁舎ございますけれども、そちらに集合していただきまして、道笑町周辺の空き家の巡回風景ですとか、既に改修事案が終わったようなものを見ていただくようなことを計画しております。
記者:
今日の資料で解決案件等の紹介ってあるんですけど、これは、実際にこういうところは解体されましたよみたいなことなのか、それとも…。
住宅政策課長:
空き家を買っていただきまして、新たに流通しているような物件を見ていただく、ちょっと中には入れないですけども、外から見ていただくようなことを考えております。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかご質問はいかがですか。よろしいですか。
じゃあ、すみません、次の項目に移らせていただきます。インバウンド特設サイトの開設でご質問のある社は、いかがでしょうか。
記者:
改めてなんですけども、今回、この「VISIT YONAGO」を打ち出した市長の狙いというか、どういったことに発展していけばいいなという展望であるとか、市長のコメントをお願いします。
市長:
今月29日に台湾便が就航するわけですけれども、既にありますソウル便や香港便などを含めまして、近年、外国人観光客の方が米子市内も増えてきております。その際に、やはり米子のグルメ、これを紹介して親しんでいただきたい、食べていただきたいと思っておりますが、そこで大事なのが、やはりインバウンド向けの告知や案内がちゃんとできるような体制でございます。このたび「VISIT YONAGO」というサイトを作ったのですが、4つの言語でこれを閲覧することができますので、お好きなお店を選んでいただいて、実際に食していただくというところまでを我々米子市でもしっかり後押しをしたいと思っております。
記者:
これは、インバウンドの観光客の方からこういった声があったというか、もっとまとまったサイトがあったらいいなみたいな声があって作ったものなんですか。
市長:
インバウンドの方からそういった声があったというのではなく、むしろ我々が、米子に観光で来られた方に地元の食材を使ったお店をもっと使っていただきたいという思いがありまして。例えば駅前に泊まられた方がスーパーで総菜を買い物される姿も見受けられていると聞いております。別にそれが悪いわけじゃ全くございません。しかしながら、地元のレストランですとか居酒屋ですとか、そういったところも可能であれば使っていただけたらなと思いまして。それでこのような補助金制度を米子市としてつくった上で、募集をかけて、12店舗から手が挙がり、このたび先行してまずは5店舗をこの「VISIT YONAGO」の中で紹介する段が整ったというところでございます。
記者:
もう一つだけ、すみません。今5店舗で始められるということなんですけど、今後、これくらいまで増やしていきたいとか、最終的には米子市全域でみたいな、何か目標みたいなことがあったら教えてください。
市長:
まず、令和7年度、20店舗の募集をすることとして、予算を取ろうと思っています。最終的には希望されるお店がちゃんと、この取組ができるように我々としては継続的に図っていきたいと思っておりますし、既に作成したサイトについても、適切に更新をかけたりだとか、もし何か閲覧する際にちょっと見づらいものがあるというようなことがあれば改善も図っていきたいと思っております。
記者:
ありがとうございます。
幹事記者:
そのほかご質問はありますか。
記者:
まず、このサイトの存在を知ってもらうことって結構大事なんじゃないかなと思うんですけれども、そのサイトを知ってもらうための入り口は、何か考えられているのか、伺いたいです。
市長:
まず、宿泊施設のロビーなどに、今お配りした名刺大の二次元コードを付したものを配架したいと思っております。それ以外には、何かツアー等の機会があればお渡しできるような体制を今、整えております。
そのほか、補足があれば、事務方から。
観光課長:
今、このカードを宿泊施設などに配架して、外国人のお客様にお配りして発信をしているんですけども、それ以外でも、あるいは米子市のSNSですとか、あと、観光プロモーションなんかでもいろいろ発信をしてまいりますので、様々な媒体を使いながら、このサイトの存在を外国人の方にお知らせできればなと思っているところでございます。
記者:
分かりました。
外国の方が使われてるようなサイト、例えばトリップアドバイザーとか、いろいろあると思うんですけど、そういったものの活用というのは、考えられてないですか。
観光課長:
具体的にトリップアドバイザーを活用するかって、まだそういったのはないんですけど…。
記者:
はい、全然いいんですが。
観光課長:
様々なサイト、これは、例えば台湾向けのウェブサイトとか、そういったところも活用しながら、しっかりと外国人のお客様に情報が伝わるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
記者:
すみません、いいですか。
今ちょっと、この二次元コードからページに入らせてもらったんですけど、5店舗の中で、別にこれが悪いと思ったわけではないのですが、地元の食材とか山陰の和食というか、そういう店舗が結構ある中で、韓国料理の店が入っているのは、何か狙いはあるんでしょうか。
市長:
焼き肉も、実は米子にはすごく店舗が多くて、もうある意味、地元の食文化の一つだと思っております。それから、外国人観光客の方の中には、日本に焼き肉を食べに来られる方が結構いらっしゃるんですね。米子にも、普通に香港の方に非常に親しまれる有名なお店もあるわけですけれども、日本の焼き肉は日本の焼き肉で、これは味わっていただきたいと思っておりまして、地元の食材ということのみならず、地元のお店というくくりで、ぜひ米子で消費していただきたいというところを一番の主眼に置いて、その中に、できれば米子ならではの食材も食していただきたいなという思いを載せております。
記者:
このサイトの運用が始まったのは、いつからになりますか。
観光課長:
4月末頃から運用を開始していました。
記者:
なるほど。
例えば今度、来週、台湾便が29日に就航しますけれども、そのときに何か、これも併せて配ったりとかって予定されてますか。
市長:
私がお会いした方には、できるだけ配ろうと思っております。
記者:
一応これも米子空港には持って行って配られますか。
観光課長:
そうですね、空港で台湾のお客様にお渡しする袋の中にも入れることができればと思ってます。
記者:
なるほど、分かりました。
市長:
台湾のお客様には、繁体語で作った米子の案内は、これはこれとして、ガイドをお配りするつもりです。それは別にグルメに限らず、観光スポットを紹介する冊子をこのたび作りましたので、それを入れるんですが、これもできるだけお渡ししたいなと思っております。
記者:
すみません、もう1点だけ。最後に対応店舗に掲示するペナントなんですけれども、これって、もう5店舗に掲示されていますか。
観光課長:
はい、既に掲示していただいております。
記者:
それは、お店の外側に掲示するのか、どこでもいいのでしょうか。
観光課長:
お店の外側に掲示していただきまして、外から分かるようにしていただいております。
記者:
なるほどなるほど、ありがとうございました。
幹事記者:
そのほか、ご質問はいかがでしょうか。よろしいですか。
じゃあ、すみません、この項目は以上です。
そのほかに質問がある社は。
記者:
その他ですけれども、例の借地問題ですけども、今回、3期目の初めての会見ですけども、できるだけ早急に対応ということで、今、現状どんな感じなんでしょうかね。
市長:
市長選が終わった後も、これについては事務方で交渉を継続しておりまして、早期にまとめられるように今努力中でございます。
記者:
今発表できるものはありますか。まだ継続中ですか。
市長:
今発表できるものはありません。
記者:
じゃあ今後、ある程度の状況になったら、またお教えいただけると。
市長:
そうですね、代理人を通じて交渉はしておりますので、できるだけ早期に取りまとめられるように、引き続き努力をしたいと思っております。
記者:
交渉の性質、性格もあるってこともあって、何でもかんでもトップがというわけでもないということもあってだと思うんですけども、その辺やっぱりデリケートな問題もあって、代理人を通じての交渉なのでしょうか。
市長:
デリケートというか、もう非常に詳細を詰めようとしてるからですね。これはもう事務方同士でやったほうが、あるいは相手方も代理人を使っておられますし、詳細を詰めておりますので、これはトップ同士でやる話では逆にないということです。
記者:
例えば詳細って、2つほど挙げるとすれば、どんなものですか。
市長:
条件面ですね。
記者:
条件面。例えば条件面の1つ2つ挙げるとしたら、主なもの。
市長:
いや、ちょっとそこはさすがに申し上げることはできません。
記者:
条件についての詳細を詰めている、ということですね。
市長:
ただ、まとまれば、当然議会などにも諮る話でございますので、当然皆様方にも公表することにはなりますけども、現時点において、お話しすることは差し控えたいと思います。
記者:
急ぐのは急ぎたいと。
市長:
私としてはそうですけれども、相手方のある話ですので、呼吸を合わせながら、これは進めるのが最善だと考えております。
記者:
ありがとうございました。
記者:
その借地問題に関して伺いますと、去年の12月ぐらいでしたっけ、前向きな話合いができてるっていうところのフェーズでいくと、一応まだそのフェーズの中っていうか、その場所の、よりちょっと進んだところで話合いが進められてるっていうふうな認識でいいんですかね。
市長:
そうですね、前向きに、前向きにというか、地権者の方におかれては、誠実に交渉をしていただいていると私は認識しておりまして、それを今、何とか最終的に取りまとめて、議会にお諮りできるような段にしたいなと今は思ってます。
記者:
分かりました。
幹事記者:
そのほかいかがですか。
記者:
少し話題が変わりますけれども、米子市は、ふるさと納税が非常に好調と言っていいのではないかなと思います。これは何か、米子市として、これまで特に力を入れて取り組んでこられたことも結実したんだろうと思うんですけれども、どう思っていらっしゃいますか。
市長:
数字につきましては、一昨年度よりも少し落ちましたので、これを好調と捉えるかどうかは、あくまで見方の問題であると思っております。鳥取県内では引き続き1番ではありましたけども、昨年度は一昨年度よりも少し数字が落ちたということは我々としても認識しています。
米子はもともと商売のまちとして繁栄してきた歴史がございます。それで、今、地元の小売店舗も、いろんな競争が激しくなる中、外に商っていく外商を我々米子市としても後押しをしておりますが、その一環としてふるさと納税のプラットフォームを使っております。したがって、米子市のふるさと納税は、非常に商品点数が多いことが特徴です。これは、普通、自治体は、ふるさと納税を効率よく集めようとしようとすると、単価の高いものに絞っていくんですよ。1件当たりの単価が高いものをできるだけ増やしていくと効率よくふるさと納税を稼げるという実態がありますので、そういう傾向があるんですけれども、米子市は、そういう考え方は取っておらず、外に商っていきたいと思っている事業者さんが提案してきた商材につきましては、基本的にはもう積極的に我々のプラットフォームに載せていくこととしております。
これは実は通信販売と同じような構造がございますので、これがいいのか悪いのかというと、ちょっとデリケートなんですけども、仮にふるさと納税の制度がいつか、なくなったとしても、通信販売として、インターネットだろうと電話販売だろうとテレビショッピングだろうと何でもいいんですけども、外に商っていく仕掛けが残るのではないか、そのような思いで商品点数をとにかく増やしているのが米子の特徴です。
記者:
分かりました。やはり、商売のまちだということですね。
市長:
そうですね。
記者:
ものが流れてるという、そこのお考えはよく分かりました。ありがとうございました。
幹事記者:
そのほか、ご質問はいかがですか。よろしいですか。
それでは、これで会見は終わらせていただきます。ありがとうございました。
市長:
ありがとうございました。
掲載日:2025年6月5日