市長定例記者会見(令和7年7月25日)

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市長定例記者会見(令和7年7月25日)

幹事記者:
10時になりましたので、よろしくお願いいたします。

市長:
皆様、おはようございます。 本日は、私から5件、ご報告をさせていただきます。

最初に、多胎児を養育する世帯を支援をするという米子市多胎児出産応援助成事業についてご説明をさせていただきます。

リンク・新しいウィンドウで開きます 多胎児を養育する世帯を支援します!PDFファイル 118キロバイト)

これは、今年の4月20日の選挙公約にも掲げましたが、先般、6月の議会で予算のご承認をいただきましたので、このたび実施するものでございます。
事業の概要は、多胎児、例えば双子とか三つ子ですけども、出産、その後にある育児について、非常に負担が多くなるということがございます。それを少しでも軽減するために、経済的負担、育児負担軽減のための事業です。
2番の実施方法につきましては、赤ちゃん訪問の際に申請書を提出していただき、給付金を支払うというような形になっております。
ただ、今年度につきましては、4月に遡ってこれを実施をしたいと考えておりまして、既に赤ちゃん訪問を終えている世帯については個別にピックアップして給付申請書を郵送することとしております。ちなみに、4月以降、現時点で既に6世帯、多胎児が生まれたということを認識しているところでございます。したがって、対象となる世帯は4月1日以降に生まれた世帯で考えています。
給付額につきましては、多胎児1人につき5万円ということですので、例として、双子なら10万円になりますし、三つ子なら15万円の支給となります。
この事業については以上ですが、裏面に参考資料として、このたびの事業以外のその他の多胎児支援策ということで1番から6番まで掲げさせていただいております。今回は経済的な支援ですけども、精神面あるいは肉体的負担の面で支援をさせていただいているという状況でございます。
また、参考の2としては、過去数年間の年次推移として、多胎児の世帯数と出生数を記載をしてございます。年度によって、ある程度ばらつきがあるのが分かります。
この項目につきましては以上です。

2点目ですが、フレイル予防習慣化キャンペーン事業についてのお知らせでございます。

リンク・新しいウィンドウで開きます 「フレイル予防習慣化キャンペーン事業」を実施します!PDFファイル 98.1キロバイト)

リンク・新しいウィンドウで開きます フレイル予防習慣化キャンペーン(チラシ)PDFファイル 3.27メガバイト)

フレイル対策事業につきましては、本市では令和元年に開始し、既に5年が経過しております。特に公民館周りなどでお話を聞いておりますと、いろんなところで積極的にやっていただいているのかなと思いますし、また、既に数年たっておりますので、実施したところから成果が出ていることも分かり始めております。そこで、今年度以降、次のテーマは、これを習慣化していくことであります。やってみてよかったなで終わりではなく、今後はご自身で習慣化していってもらいたいです。その後押しがフレイル対策の一つの節目や区切りなのかなと思い、この習慣化キャンペーンをやることにしました。
概要としましては、対象店舗を一定条件で利用すると、漏れなく5,000円分のJ-Coinボーナスを支給するというものでございます。
対象者は、40歳以上の市民です。今までフレイル予防は65歳以上を対象としてきましたが、フレイル対策の習慣化ということになりますと、できるだけ早く始めたほうが習慣になりやすいということもございますので、40歳以上の市民を対象としました。また、キャンペーン期間中、対象店舗に新規で入会または利用する方を対象としております。
スケジュールは、ご覧の日にちから、締切も設定をしておりますし、J-Coinボーナスの付与時期もご覧のとおりでございます。
対象店舗は、別紙のチラシのとおり19店舗ですが、これに1店舗加わって、現在20店舗となっております。随時、増えるたびに更新はしたいと考えております。
参加方法につきましては、ご覧のとおりですので、参考にしていただければと思います。
この話題につきましては、一旦以上とさせていただきます。

次は、本日新たに差し込みしました2件を先に話をさせていただきます。

東山公園内で倒木事故がございまして、それに係る今後の対応についてという資料をご覧ください。

リンク・新しいウィンドウで開きます 東山公園内での倒木事故に係る今後の対応についてPDFファイル 117キロバイト)

皆様にお知らせしたとおり、7月9日に倒木事故が発生しまして、その後、緊急点検を実施するなど、事後対応をしてきたところです。倒木のおそれのある樹木については、5本伐採しました。これまでは樹木の点検を定期的にというよりは、都度気づいた時にやってきたんですが、これは指定管理の部分もございます。今後につきましては、市職員による年2回程度の樹木点検を実施をして、危険樹木については随時伐採をする対応をとりますし、また、3番ですけれども、指定管理者が管理する部分につきましても、指定管理者に対して樹木点検を一層徹底するように周知したところでございます。
さらに、今回、通学路だったわけでありますが、米子市内の各小・中学校全校に再点検をしてもらいました。通学路の安全点検は、今までは基本的には交通安全に支障のあるところをピックアップしてもらっていましたが、民有地も含む樹木についても少し見てほしいということで再点検をしてもらいました。これについては、気づいた時点で随時対応していくこととしております。
その他の市有施設でございますが、市が所有する施設の樹木については随時、把握をしながら、点検等、体制を強化しますし、我々だけでは追いかけ切れないものがあった場合には、6番ですけれども、市民の皆様からの通報の協力をいただくような仕組みを整えたいと考えております。
全国的にも、樹木が倒れて、街路とか公園で人的被害が出ている事例がございます。今回も命に別状なく、けがで済みましたが、命に関わる事故も全国的には起きておりますので、このたびの案件をきっかけとして点検を強化するというお知らせでございます。

もう一つ、実はこれも報道の皆様にはお知らせしたとおりなんですが、米子城跡登城路の樹木調査を実施したいと思います。

リンク・新しいウィンドウで開きます 米子城登城路樹木調査の実施についてPDFファイル 638キロバイト)

米子城跡の登城路の一部でも倒木がありまして、登城路にかぶさるように樹木が倒れていました。一時的に通行禁止にした期間、エリアがありましたけれども、登城路につきましては、所管は文化振興課になりますが、来月に専門家による一斉点検を実施することとしております。また日時が決まりましたらお知らせをいたしますので、取材いただいて構いません。城山は、歩いておりますと、山の斜面から登城路に向かってかぶさるような木の生え方をしているところが結構ありますので、かなり危険だなという印象は持っております。樹木医さんにしっかりと調査をしていただきたいと考えております。そういった意味での危険木については適宜、必要に応じて伐採しようと考えておりますので、この件についてお知らせいたします。
この件につきましては、一旦以上とさせていただきます。

最後に、だんだんバス魅力発信サイト開設についてのお知らせでございます。

リンク・新しいウィンドウで開きます だんだんバス魅力発信サイトを開設しました!PDFファイル 451キロバイト)

だんだんバスは、ご存じのとおり、だんだんコース、まちなかコース、歴史コースと、現在3コース、それぞれバスが走っておりますが、単なる通勤や通学、あるいは移動の手段にとどめず、その沿線にある何か魅力的なお店だとか観光スポットだとか、そういったところを紹介するサイトをこのたび作ったので皆様にお知らせいたします。
内容としましては、定番スポットをはじめ、それから知る人ぞ知る魅力的なスポットの紹介です。
現在は、10のスポットを掲載しておりますが、今後、順次内容を充実させていくとともに、表示についてもより分かりやすくしていきたいと思っております。
今日は、そのサイトのイメージといいましょうか、実際のサイトを映しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
では、私からは以上とさせていただきます。

幹事記者:
ありがとうございました。
では、記者の方から順番を追って質疑していきます。
多胎児を養育する世帯の支援についての質問がある社は、手を挙げて、よろしくお願いします。

記者:
多胎児支援ということで、昨今、不妊治療などで多胎児が増えているという状況も全国的にはあると思うんですが、どうして多胎児支援をされるのか、改めてよろしいでしょうか。

市長:
きっかけとしては、議会で質問があって、実際の多胎児が生まれた家庭については、お母さん、お父さんはもちろんなんですけれども、やはり育児のいろんな労力というものが単純に2倍ではないんですね。例えば双子が生まれたときに、夜にお腹が空いて起きてミルクや母乳を与えるということが、あるわけですけども、多胎児、例えば双子の場合ですと、一人が起きて対応して、すぐにもう一人の子が泣いて起きて対応するなど、非常に育児にかかる負担が大きいということがございます。我々としては、この資料の裏面にも記載したとおり、これまでもいろいろな支援をしてはいるんですが、その中に加えて経済的支援もしようということで、このたびの事業を実施します。そういった多胎児が生まれた世帯の育児負担、精神面も含めて、少しでも軽減するために実施させていただきます。

記者:
ありがとうございます。

記者:
多胎児さんの出生数って、数字が出てますけれども、この中に三つ子はいらっしゃるんですか。

市長:
はい、年によっては三つ子もいらっしゃると認識をしております。

記者:
四つ子とかは。

市長:
それも、この数字には含まれています。

記者:
要は多胎児というのは、双子以上の多胎児っていう捉え方でいいわけですね。三つ子で止まってるんじゃなくてね。

市長:
そうです、双子以上ということですね。

幹事記者:
分かりました。要するに2人以上ということですね。 ほかにありますでしょうか、多胎児関連は。よろしいですね。
では次に、フレイルについて質問のある社は手を挙げて、お願いします。ないようです。
では次に、東山公園の倒木対応。
確認ですけど、すみません、市内小・中学校って34校でしたっけ。

こども支援課長:
箕蚊屋中学校も入れて34校です。

幹事記者:
市内全ての公立ですね。各社さん、ほかに質問がありましたら。

記者:
3番の都市公園の指定管理者が管理する都市公園などと書いてあるんですが、これは東山公園以外だと、どういったところがありますか。

都市整備課長:
弓ヶ浜公園ですとか湊山公園ですとか。

記者:
こちらで、月に1回程度の目視点検をより徹底するということなんですけど、ルール的に、月に何回以上とか決めてされるんですか。

都市整備課長:
今、必ず月に1回は巡視をしていただいていますので、そこは今までどおり変わっておりません。ただ、こういう事案が起きましたので、改めて注意喚起、徹底してもらえるようお願いしたところでございます。

記者:
分かりました。ありがとうございます。

記者:
中学生が通学路で被害を受けたということで、かなり注目されましたが、通学路だけじゃなくて、遊歩道の注意喚起というところのアピールというのが足りないような気がするんですが。一般の人もかなり歩いておられるし、その辺はいかがですかね。一般の人への注意喚起というか。

市長:
2番のところが先ほどの件でございます。必ずしも通学路を対象としたものではなく、2番記載の斜面については、これを対象とした年2回の点検ということを2番で言わせていただきましたし、3番は指定管理者が管理している部分。それ以外で通学路についても重ねて点検をしたという話であります。

記者:
とにかく通行する人の被害がないようにということですね。

市長:
そうですね、街路、やっぱり比較的大きな樹木になりますと、倒れたときに、人が亡くなるっていう事案が過去に県外でありました。今回のように倒木事案が米子でもあったということで、しっかりと我々としても監視体制、点検体制というものを強化しなければいけないということでお話をしたところです。

記者:
あと1点すみません。全国的に、戦前や戦後などに歴史的に木をいっぱい植えた時代があって、老朽化している木がたくさんあると思います。そういう樹木の点検も必要かなと思うんですけど、いかがでしょうか。

市長:
戦前、戦後の時代に植林をしたということは、いろんな場所であったと思います。当時、木が足りなかったこともあるでしょうし、環境面に配慮したかどうかっていうのは正直分かりませんが。ただ、木は一定の手入れをしないと、どうしても弱い木が出てしまう。単純に老木になったから倒れやすくなるということだけではなく、比較的若めの木であっても、日が当たりにくいとかで植生の仕方によっては、弱い木というのが出てきますので、山の管理なんかだと当然、間伐とか下草刈りなどをされますけども、それは樹木は植生したからにはきちんと手入れをしなければいけないということは、我々としても常識として持っておかなければいけないことだなと改めて思っております。

記者:
「気をつけてください」の呼びかけも併せて、総括的に、一言だけ言ってもらっていいですか。

市長:
まず、全国的に、樹木の倒壊によって人的被害が出ている事案が発生しております。ここ米子におきましても、今年の5月には米子城跡の登城路で、また、7月には東山エリアの遊歩道のところで倒木事案がありまして、この東山の倒木事案につきましては、けが人も発生しております。したがって、米子市としては、できる限り点検を徹底するなど対策を取りますが、近所を歩いておられる方、通行される方の中で、もしお気づきのことがあれば、ぜひ米子市ないし道路管理者に通報、お知らせをいただきたいと思います。また、樹木は倒れることもあり得るということは頭の片隅に入れて、日頃、安全に通行していただくようにお願いしたいと思います。

記者:
ありがとうございました。

幹事記者:
これだけの暑さで、木も弱ってるかなと思うんですけども…。

市長:
はい、その可能性はありますね。

幹事記者:
ありますよね。

市長:
やっぱり枯れやすくなりますので…。

幹事記者:
ああ、なるほど。

市長:
弱い木は、中が空洞になっていったり、外見的になかなか分かりにくいところですけども、そういった事案はあり得るという想定は当然しなければいけないと。

幹事記者:
余計に注意ということですね。

市長:
はい、そういうことですね。

幹事記者:
分かりました。ありがとうございます。

記者:
確認なんですけど、2の事故発生後の市職員による年2回の点検というのは、この当該斜面に関してということでいいんでしょうか。

市長:
だけではないですね。

都市整備課長:
当該斜面エリア、東山エリア一帯、指定管理の範囲内の公園に類する施設については年2回と想定しております。

記者:
それは今後、半永久的にっていうイメージでしょうか。

都市整備課長:
そうですね、はい。そうさせていただきます。

記者:
ということは、今回で対応が変わった部分というのが、この年2回の樹木点検プラス通学路の随時点検をしたということでいいんですかね。

都市整備課長:
そうですね、はい。

記者:
この都市公園というのは、東山エリア一帯はもとより、管理している都市公園の樹木と言っていいんですかね。

都市整備課長:
通常、ほとんどの都市公園は指定管理者が管理しておりますので、その指定管理の業務の中で点検はしております。

記者:
東山エリアはもとよりってことですね。

都市整備課長:
そうですね、今回の場所に関して、あの辺の山の部分が指定管理の範囲外だったので、そこの部分については市の職員で対応させてもらうということです。

記者:
指定管理者のエリアは指定管理者が対応して、指定管理の範囲外のエリアは市が対応するということですね。

都市整備課長:
そうですね。

記者:
分かりました。

記者:
この通報システムは、市が所有する施設外でも、通報してもいいんでしょうか。

都市整備課長:
国道や県道でも、その通報システムに入れてもらえれば、それぞれの管理者に情報共有するようになってますので。

記者:
東山公園で当該の事故があったことに関して、市長だったり市だったりの受け止めを教えてもらえますでしょうか。

市長:
まず、怪我をされた生徒さんに対しましては、本当に申し訳なかったと思っております。これをきっかけとして、点検を強化することによって、このような事案ができるだけ発生しないように、我々としてしっかり点検をする中で、危険と思われる樹木については適宜伐採をしながら、安全な道路を確保しながら運用していきたいと思っております。
また、指定管理者が管理しております都市公園についても、指定管理者に対して同様の話はしておりますし、また、文化振興課所管の城山につきましても、こういう倒木事案が発生しておりますので、ある程度日程決まりましたら皆様にお知らせいたしますけども、樹木医に診ていただいて、具体的な調査をしていくこととしています。こうしたことを重ねながら、安全なまちづくりというものを進めていきたいと考えております。

幹事記者:
東山公園はよろしいですか。 じゃあ、次に行きます。重なるところもあると思いますが、米子城跡の樹木調査の実施について、各社ありましたらお願いします。
じゃあ、確認します。この間も倒木がありましたが、危険だと思われるのは何本か一応確認されてるんですか、調査の前で恐縮ですけど。

文化振興課長:
登城路を職員で確認しましたが、例えば通路に木が覆いかぶさってるとか、斜めに生えてるとか、そういった木が数十本程度ありましたので、そちらを中心に今回、専門的な調査を加えさせていただきたいと思っています。

幹事記者:
一方で、2年前でしたかね、大量に伐採したことによって景観とか、その辺のバランスというか。そこのところ市長、何かありますか。

市長:
やはり景観とか自然環境というものについての配慮というのはもちろん大事だと思っております。ただ、事は命に関わる問題でありますので、やはり安全を優先しながら、その辺りのバランスは図っていきたいと考えております。

幹事記者:
ありがとうございます。
各社、ほかに。城跡関連はよろしいですね。
じゃあ、だんだんバス魅力発信サイト、各社さん、質問がありましたらお願いいたします。ないですね。分かりました。
では、その他の質問で、市長へ確認したいことがありましたらお願いします。
では、こちらから伺います。8月1日までどうなるかという地元選出の国会議員のこともありますし、トランプ大統領、いろんな見方がありますけども、(関税交渉について)合意したことについて、市長の見解をお願いします。

市長:
まず、地元選出の赤澤亮正経済再生担当大臣におかれましては、合計8度の渡米でありましたけれども、精力的に交渉を重ねて、最終的には15%の追加関税にとどめたという点につきましては、本当によく成果をまとめていただいたなと思います。地元としては大変誇りに思います。
今後の追加関税の影響については、まずは国がいろんな相談窓口ですとか対策を考えると思いますし、また、地域においては県で、その辺り取りまとめをされると聞いております。
米子市の中で、そうした国や県の対応に何か追加して、我々として必要な経済対策があれば、積極的に行いたいとは思いますが、現時点において具体的な検討をしていることはございません。

記者:
一方で、車と関連して、特に、ミニマムアクセス米といいながら、米の輸入というところに農業者の方の危機感も出ております。広く農業をやってる方も多いと思うんですけど、その辺について何か所感がありましたらお願いします。

市長:
車について、まず市内で直接的に仕入れというか、納入業者の方がどれだけかっていうのは、把握はしていませんが、これについては相対的に考えるべきものなのかなと思います。日本が15%でありますが、例えばEUが今、取りあえず30%から交渉が始まって、何%に落ち着くか分かりませんが、日本車とドイツ車が競合した場合に、15%の追加関税の国と、それから何%の追加関税の国があるか、その辺りは相対的なものだと思いますので、相対的に競争力が確保できるのかというところが一つポイントだと思っております。
また、それ以外の部材については、例えば鉄鋼・アルミ50%とかがあるわけですが、アメリカで生産する場合にそれだけの鉄鋼関税がかかったものをアメリカ国内の自動車メーカーが輸入し生産するとそれだけコストが上がっていくわけですよね。ですから、最終的に日本車の競争力がどこまで脅かされるのかは、現時点ではまだニュートラルなのかなと思いますが、少なくともマーケットの動きを見てると、むしろ歓迎してるのかなと、日本株が2日間上がりましたんで、その辺については心配をしてないのかなと、これはあくまで相対的な見方ですが。
地元に対してどれだけの影響があるかというのは、もう少し時間が経過しないと分からないとは思っております。近隣の市町村ですと間違いなくあります。自動車部品を作っているメーカーさんがありますので、米子市にとってどれだけの影響があるのか、しっかり見極めたいと思っております。

記者:
農業についていかがですか、米を輸入、増やすということについて。

市長:
米は、報道を見る限り、正直分からないですね。表面的な数字を見ると、これは影響がありそうにも思うんですが、小泉大臣の話を聞くと、その影響はもう必要最小限というか、ないというようなニュアンスにも捉えられます。したがって、現時点で、私も報道しか見ておりませんので、その辺の影響というのは現時点においては分かりません。
ただ、それはそうと、今年は本当にこの地域、雨が降っておりませんので、そろそろ、秋の収穫時期にどの程度収量があるかというのは、かなり心配をしています。むしろ地元の雨が降らない状況というのが非常に、作物にとって厳しいんじゃないかとは思います。

記者:
分かりました。 地元選出の石破総理ですけども、地方自治体への影響もないことないと思います。地方創生を打って出て、議員としてもやっておられますが、今回、この合意でいろんな動きが出ていますが、その辺のところ、地元自治体への影響も併せて所感をお願いいたします。

市長:
地元自治体への直接的な影響は、参議院選挙が終わった時点での影響というのは特にないとは思っております。
石破総理自身がどのようなご判断されるか、これはもう総理がご自身でお決めになることですので、私から申し上げることはございません。
一方、与党側の政策の中には、地方自治体に大いに影響する公約というものが幾つかありますので、その影響については、横の連携といいましょうか、全国市長会でも、どう対応すべきかということは話をする予定にしております。
例えば具体的には、2万円の現金給付というのがあります。子供がいる世帯や低所得者世帯については4万円というのがありますけども、令和2年に10万円給付やったときよりも複雑なんです。令和2年の10万円給付は1人当たり10万円という一律でありましたし、また、世帯ごとの申請が原則でしたので、ある意味、仕事量としては非常にボリュームがありましたけども、シンプルな制度設計でした。今回は2万円と4万円が混在します。さらにマイナポータルからの申請も同時並行でするとなると、非常に複雑なオペレーションになります。マイナポータルはあくまで個人の申請になりますので、今までの世帯での申請から、マイナポータルで申請した人を重複しないように抜く作業をしないといけません。これは本当に、どれだけの手間になるかを考えると、我々市町村は戦々恐々としています。ですから、制度設計をどのようにするかというのは、我々としては本当に注視しておりますし、具体的な話になったときには、横の連携で申し上げなければいけないと思っております。
それと、減税については、地方自治体と国ではやはり税の使い道の構造が違いますので、国は、全ての税をどのように配分するかを全て決める権利を持っていますが、我々地方自治体は、いわゆる義務的経費と呼ばれる、例えば社会保障も窓口の最前線でやっています。それに必要な予算というのは国からいただいていますが、減税になりますと、当然地方税収にも影響してきますし、それから国税の中からは地方交付税に回る部分もあります。直接受け取る部分と、それから地方交付税として回ってくる分と、両方に何らかの減収という形で跳ね返ってきた場合に、地方自治体として何をやめるかということは、正直難しいんです。国は最初からやめる事業も含めて全部考えられますが、地方自治体の場合は義務的経費として、国の制度の中で運用する地方自治体としての仕事という部分が残りますので、完全に地方自治体だけで自由に決められる事業というのは非常に少ないんですね。そうすると、減収分をどこで調整するかというと、結局、もしそこで調整することになると、非常に地元で行う地元の特色を生かした事業とかが犠牲になるんじゃないかなと考えると、減税というものが、我々地方自治体にとっては一筋縄ではないことが言えると思います。

幹事記者:
ありがとうございました。 各社さん、ありましたら。よろしいですか。

記者:
日野川で取水制限していますが、とりあえず市民生活に直接の影響はないということでよろしいですか。

市長:
事業用の工業用水だとか農業用水は、今15%の取水制限がかかっていますので、その影響については一定あるのかなとは思いますが、飲み水につきましては大丈夫です、今のところ全く問題ありません。

記者:
米子は割と飲み水の水量は大丈夫なんでしょうか。

市長:
川の水は少ないんですけれども、飲み水はほぼ地下水なんですよ。したがいまして、地下水について枯渇するという話は過去にもなく、こういう渇水時でもしっかりと供給できていますので、そこは安心していただいていいと思います。ただ、やはり生活水として、やっぱり地下の状況は分かりません。春先、結構雨が降りましたので、地下水は大丈夫かなと思っていますが、やはりこういう気候でございますので、基本的には節水は心がけされたほうがよいとは思っております。

記者:
ありがとうございます。

記者:
いいですか。水関連で、一部の議員が発表されてたんですけども、PFASについて懸念されてるということで、それ、どの程度なのかということがあって、市としての捉え方というのは、基本的には現状、どんな感じでしょうか。

市長:
その議員さんの発表について、私は聞いておりませんので、内容については承知いたしませんが、米子市の水源の中では、西尾原水源ですね、こちらで、PFOS・PFOAの合算値が15ng/Lですね。国の目標値が50ng/L以下で、それを下回っているという状況ですので、現時点において問題はないということは申し上げられると思っています。これは県にも確認を取って、その数値であれば問題はないと聞いております。

記者:
現状は問題ないということですね。

市長:
そうですね。

記者:
基準内に入っているということですね。

市長:
そういうことですね、基準内ということですね。

幹事記者:
ありがとうございました。ほかにないようなので、今日は終わります。

市長:
どうもありがとうございました。

掲載日:2025年8月7日