こんにちは、米子市国際交流員の신 나리 (シン ナリ)です。 みなさん、「삼겹살 (サムギョプサル)」という言葉をご存じですか。 日本語で訳すると豚肉の三枚肉という意味ですが、 この「サムギョプサル」の一番の特徴は 焼いた肉をいろんな野菜とともに サンチュやエゴマの葉などで巻いて食べることです。 最近この「サムギョプサル」という言葉自体が 色んなバリエーションで使われているのを見てびっくりしました。 鶏肉を野菜で巻いて食べたら「鳥ギョプサル」、 しゃぶしゃぶしたお肉を巻いて食べるのなら「しゃぶキョプサル」など 野菜に巻いて食べること自体を表す言葉になった気がします。 材料を甘辛くつけたものが「○○キムチ」になったように 今後「○○ギョプサル」も定着するのではないかと思います。 今日はその「サムギョプサル」に欠かせないパートナーである 「 파무침 (パムチム)」のレシピをご紹介します。 「ムチム」という名前にどこかなじみはないですか? 第7回の時にきゅうりの和え物である「오이무침 (オイムチム)」を紹介した時、 「ムチム」は韓国語で和え物を意味しますと説明しました。 今回は「パ」を和えます。 「パ」は韓国語でねぎを意味する言葉です。 今回はザ・韓国という感じの<コチュジャン>バージョンと 全然辛くない<醤油>バージョンの二パターンを紹介します。 お好みで楽しんでください。 まず材料は次のとおりです。 <コチュジャン>バージョン ねぎ 1本 コチュジャン 大さじ1 砂糖 大さじ1 お酢 大さじ2 粉唐辛子 大さじ1/2 ごま油 大さじ1 ごま 適量 <醤油>バージョン ねぎ 1本 醤油 大さじ1 砂糖 大さじ2 お酢 大さじ2 ごま油 大さじ1 ごま 適量 好みでキャベツや玉ねぎの千切りを一緒に入れると美味しいです。 まず、ねぎは千切りします。 私は大量なのでネギカッターを使いました。 ねぎの辛い味が嫌な方は水にさらしてください。 個人的には水にさらさない方がねぎの香りや味がしっかりして好きです。 次はたれを作りましょう。 まず<コチュジャン>バージョンです。 分量の砂糖、お酢、コチュジャン、粉唐辛子、ごま油をよく混ぜます。 コチュジャン:砂糖:お酢の比率は1対1対2が基本とします。 粉唐辛子とごま油は分量からお好みで調節してください。 辛い味が苦手な方のための<醤油>バージョンです。 分量の醤油、砂糖、お酢、ごま油をよく混ぜます。 醤油:砂糖:お酢の比率が1対2対2になるのが基本となります。 こちらもお好みで分量を調節してください。 これでねぎとたれを混ぜれば「パムチム」はとりあえず完成ですが、 歯ごたえや風味をアップするために 私はキャベツと玉ねぎの千切りも追加しました。 特に<コチュジャン>バージョンにはキャベツの千切りを <醤油>バージョンには玉ねぎの千切りをおすすめします。 最後にごまをかけると「サムギョプサル」のお供、 「パムチム」の完成です。 今回はねぎの水切りを適当にしたら味が薄くなりましたので、 ねぎを水にさらした場合はきちんと水を切ってください。 私はこの「パムチム」をお肉のたれ代わりにして 一緒に食べるのが好きです。 ではお肉と一緒に「잘 먹겠습니다 (チャルモッケッスムニダ)」! (「チャルモッケッスムニダ」は韓国語でいただきますという意味です。) 韓国ではよく「身土不二(韓国ではシントブリと発音します)」という言葉を口にします。 「身と生まれた土地は二つに分けられない」という意味で、 自分の身には自分の地のものが一番合うとのことです。 この夏は米子の特産品でもあるねぎで作った「パムチム」と 「サムギョプサル」でスタミナを付けてみるのはどうでしょうか。 私も夏バテしないように今日は「サムギョプサル」にします☺ 米子市国際交流員 シン ナリ
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