米子あっちこっち第2回【米子の灯篭流し】

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米子あっちこっち第2回【米子の灯篭流し】

湊山公園の写真
▲写真は2014年8月16日、鳥取県米子市の湊山公園での写真です。仏教的に先祖を祭るところで、賽銭(さいせん)箱にお金を入れて、挨拶します。

<米子の灯篭(とうろう)流し>
こんにちは!ネギポです。
韓国の南部地方には土砂降りの被害が大きいと聞きました。日本では広島に土砂降りで大きい被害が相次いでいました。今回の大雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。これ以上の被害がなく、無事に済むように願っております。
日本には8月にお盆という風習があります。昔は陰暦7月15日に行なわれましたが、現在はほぼ8月15日を中心として行なわれています。日本のお正月と同様に一番大きい行事で、先祖の魂をまつる行事が多いです。カレンダーに赤く示された公式的な祝日ではありませんが、多くの会社が休み、たくさんの人が帰省します。

お祭りの屋台の写真
▲日本では人々が集まるお祭りなど色々な行事の時、街中に屋台が並びます。韓国と違って、日本では普段こういう屋台は見当たりません。こういった屋台にはかき氷、まんじゅう、たい焼き、フランクソーセージ、綿菓子、たこ焼き、クレープなどの食べ物や金魚すくい、ダーツなどのゲームもあります。

お盆期間になりましたら、先祖が道に迷わず来られるように13日の夜に迎え火で先祖をお迎えします。お盆の15日の翌日である16日の晩には老若男女が集まって踊る盆踊りがあり、これもお盆期間の代表的な行事であります。

船からの灯篭流しの写真
▲船で申し込まれた灯篭を流します。

今日皆さんにご紹介したい行事は灯篭流しで、米子で行なわれる行事の1つであります。8月16日には先祖の魂が帰る日と考え、灯火で送る行事を行ないます。このような行事を送り火と言い、地域によって違う形式で行なわれます。米子では中海(なかうみ)という海の上に灯篭を流します。

灯篭流しの様子 
▲海の向こう側では灯篭を容易に集めるために装置しておきます。

近年は海や川の汚染が問題になり、灯篭をそのまま海に流すことは昔と比べると少なくなっています。各自治体が放流を禁じている例もあります。その場合は、川の下流などで灯篭を回収したり、河川敷や海岸に集め回収することになります。しかし、費用の問題から狭い範囲で実行することで回収を容易にしたり、回収せずにそのまま流したりする例もあります。


掲載日:2014年8月29日