米子あっちこっち第13回【食べながら国際交流】

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米子あっちこっち第13回【食べながら国際交流】

こんにちは、米子市国際交流員の신 나리 (シン ナリ)です。
みなさん、お久しぶりです。
前回の「米子あっちこっち」から
なんと4カ月ぶりの更新になりました。
いつの間にか窓の隙間から冬の気配がします。
私の実家がある江原道(カンウォンド)はすでに雪が降っております。

みなさん、第10回目の「米子あっちこっち」でこそっと紹介した
「国際交流給食」は覚えていますか?
実は今年の2月にあった韓国だけではなく、
今までジャマイカや中国などいろんな国の国際交流給食が実施されました。
ジャマイカのジャークポークや中国の北京ダックなどを取り入れ
食べ物を通じて少しは違う文化を体験できたのではないかと思います。

なんと来る12月8日に
再び韓国の「国際交流給食」を実施することになりました。
今回は日本でも人気の韓国料理をテーマに、

「양념치킨 (ヤンニョムチキン、韓国式甘辛フライドチキン)」、
 ヤンニョムチキン©KTO(KTO Frame Studio)

「잡채 (チャプチェ、韓国式野菜と春雨の炒め)」、
チャプチェ©KTO(Alexbundo)

「콩나물국 (コンナムルクク、豆もやしスープ)」
コンナムルクク

のラインナップとなりました。


今日は中でも家でも簡単に真似できる
「コンナムルクク」のレシピを紹介したいと思います。
「コンナムル」は豆もやし、「クク」はスープを意味して
とても簡単に作れるやさしい味のスープです。

上の写真のように
韓国ではスープをどんぶりくらいのお椀で食べるので、
このレシピの量は韓国人には4人前ですが
日本だと6から8人前にあたると思います。

【コンナムルクク】
材料
豆もやし 約 2袋 (250グラム)
塩 大さじ1
おろしニンニク 大さじ1/2
しょうゆ(薄口) 小さじ1
お水 5カップ (1リットル)
青ネギ 適量

1.豆もやしは流水にきれいに洗います。
豆もやしの皮などはきれいに取ってください。
ひげ根は取っても取らなくても大丈夫です。
2.青ネギは小口切りにします。
3.鍋にお水5カップを入れ、分量の塩、しょうゆ、おろしニンニクを入れて加熱します。
(韓国の調味料である「ダシダ」があれば少量入れてうま味を出してください。)
4.鍋が沸騰したら豆もやしを入れて弱火にして5分間火を通します。
また豆もやしを入れた後からは絶対蓋を閉めないでください。
蓋を閉めたり開けたりすると生くさくなります。
5.豆もやしに火が通ったら青ネギを入れて完成です。

韓国人にとって豆もやしは
ナムルはもちろん、炊き込みご飯や鍋料理、炒め物などにフル活用される
食卓の素晴らしいわき役です。
ただ、みなさんにおなじみのもやしとは香りが違うので
最初は抵抗があるかもしれません。
それで日本で食べる韓国料理は
この豆もやしを普通のもやしに変えて使うことも多々あります。

今は日本でも珍しくない韓国料理ですが、
こういう些細な違いを知ることで
毎日のご飯が少しは特別になるのではないでしょうか。

それでは「잘 먹겠습니다 (チャルモッケスムニダ)」で
一緒に食べましょう!
(「チャルモッケスムニダ」は韓国語でいただきますという意味です。)
「잘 먹겠습니다 (チャルモッケスムニダ)」

米子市国際交流員 シン ナリ

掲載日:2021年11月29日