史跡米子城跡保存活用計画

史跡米子城跡保存活用計画（平成29（2017）年3月策定）

米子市教育委員会では、地元市民やさまざまな分野の学識経験者で構成する「史跡米子城跡保存活用計画策定委員会」を設置し検討を重ね、このたび「史跡米子城跡保存活用計画」を策定しました。

これは、国史跡である米子城跡の歴史的な価値を明確にするとともに、今後の保存、活用、整備等に向けての基本方針を示すものであり、併せて、米子城跡の現況、過去の調査や修繕工事等の記録、絵図や文献等史資料の紹介など、米子城に関する様々な情報をまとめた内容になっています。

保存活用計画の対象範囲は、一般的に近世城郭の重要な構成要素といわれる内郭（三の丸、二の丸、本丸、内膳丸など内堀から内側の区域）を設定していますが、そうした中で当面は、病院や商業施設が建設されるなど開発が進んだ部分を除き、既に史跡指定地となっている城山部分の利活用及びそのための樹木管理、園路整備などの取組みを進めていく計画としています。

併せて、米子城跡をできるだけ望ましい姿で保存し、後世に継承していくために、三の丸の中心部に位置する湊山球場敷地、海に面して築城された米子城の性格を物語る深浦、出山といった現在、都市公園「湊山公園」の一部として供用している箇所や、中世期に築かれた砦（とりで）に始まる米子城成立の歴史を物語る飯山、往時の米子城の城域の姿を物語る史跡であり現在、市史跡指定地である「清洞寺跡」については、国の史跡として追加指定を検討することとしています。

今後は、国や県の史跡保存のための補助金なども活用しながら、史跡米子城跡を確実に保存・管理し、後世にしっかりと継承するとともに、より多くの人に米子城跡に来ていただき、その価値や魅力について理解を深めていただけるよう活用・整備を図っていきたいと考えています。

史跡米子城跡保存活用計画  計画書

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 全文（ 7.33メガバイト）

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 表紙、例言、目次（ 830キロバイト）
 第1章 保存活用計画策定の経緯と目的（ 544キロバイト）
 第2章 史跡を取り巻く環境（ 928キロバイト）
 第3章 米子城の調査成果（ 4.48メガバイト）
 第4章 指定状況（ 242キロバイト）
 第5章 史跡米子城跡の価値と構成要素（ 272キロバイト）
 第6章 現状と課題（ 1.32メガバイト）
 第7章 大綱と基本方針（ 156キロバイト）
 第8章 保存活用計画（ 817キロバイト）
 第9章 施策の実施計画の策定・実施（ 77キロバイト）
 第10章 経過観察（ 96キロバイト）
 第11章 今後の整備に関する基本的な考え方（整備基本構想）（ 190キロバイト）
 参考資料（ 54キロバイト）
 附編 関係資料（ 923キロバイト）
 裏表紙（ 28キロバイト）

史跡米子城跡保存活用計画の策定経過

本計画の策定にあたって、米子市教育委員会では平成28年度に、学識経験者、地域住民代表、公募による市民からなる「史跡米子城跡保存活用計画策定委員会」（以下「策定委員会」という。）を設置し、策定委員会での検討結果を踏まえ、パブリックコメント（市民意見公募）、米子市文化財保護審議会からの意見聴取、市議会への説明および市議会からの意見聴取などを実施し、所定の手続きを経て、本保存活用計画を策定しました。

1. 史跡米子城跡保存活用計画策定委員会（定員10人）

任期：平成28年7月29日から平成29年3月31日まで
指導助言機関：文化庁記念物課、鳥取県教育委員会文化財課、鳥取県埋蔵文化財センター
事務局：米子市教育委員会事務局文化課
支援業務コンサルタント：株式会社都市景観設計（大阪市中央区）

【策定委員会の開催状況】

2. パブリックコメント

史跡米子城跡保存活用計画（素案）に対するパブリックコメントを実施
（実施期間：平成29年1月18日から2月16日まで）
 …史跡米子城跡保存活用計画（素案）に対するご意見を募集します

3. 米子市文化財保護審議会

平成29年2月16日：史跡米子城跡保存活用計画の策定について

4. 市議会

総務文教委員会：
平成29年1月18日　史跡米子城跡保存活用計画の策定について

全員協議会：
平成29年2月21日　史跡米子城跡保存活用計画（素案）について

意見聴取：
【実施期間】平成29年1月18日から2月16日まで

5. 米子市教育委員会

平成28年7月28日：史跡米子城跡保存活用計画策定委員会委員の委嘱について
平成29年1月31日：史跡米子城跡保存活用計画の策定について
平成29年2月22日：史跡米子城跡保存活用計画（素案）について
平成29年3月4日：史跡米子城跡保存活用計画の策定について