各担当課からの予算要求内容について、市長査定が終了しました。
平成19年度の歳入は、国の税源移譲の実施によって市民税の増が見込まれるものの、それに伴い所得譲与税は廃止され、また地方交付税などの減額が見込まれるなど、歳入全体として大幅な減額が予想されます。
その一方で、歳出面では、社会保障関係の扶助費や公債費などの義務的経費は増大しており、平成19年度当初予算は、前年にも増してたいへん厳しい状況の中で編成しなければなりませんでした。
このため、歳入に見合った財政構造への転換に向けて、「行財政改革大綱・実施計画」の徹底した実行はもとより、さらなる事務事業の見直しによる効率化、経費の節減を図るなどの、抜本的な歳入・歳出の見直しを念頭において査定を行ないました。
また、こうした厳しい状況の中でも、限られた財源を新「米子市総合計画」に位置づけた事業などに優先的に予算配分し、市民生活の快適性や安全性の向上に努めました。
この結果、市長査定後の一般会計当初予算案は、約487億円と、18年度当初予算と比べて約16億円の減額(3.2パーセントの減額)としました。
歳出を構成する主なものには、児童手当・児童扶養手当などの扶助費や、学校給食センターの改築工事、福米西小学校増築工事などの教育施設の整備費や、ゴミ有料化に伴う諸経費、旧清掃工場解体工事や溶融スラグストックヤードなど整備事業、公債費などがあります。
平成19年度一般会計当初予算要求の市長査定
各課からの復活要求調整後の最終査定結果です。
平成19年度当初予算要求額…552億9,039万4千円
総務部長査定額…479億7,351万5千円
19年度当初予算案(市長査定後の額)…487億4,000万円
» 18年度当初予算 503億7,300万円から16億3,300万円の減
【資料】
平成19年度当初予算案 ( 25.5キロバイト)
≪主な事業の査定状況≫
「総務費」「民生費」などの目的ごとに、市民生活と関わりの深い主な事業の査定状況をお知らせします。
議会費
…市議会運営のためのお金
総務費
…戸籍や選挙、税金、市役所全体の仕事のためのお金
民生費
…子どもやお年寄り、障がいのあるかたへの福祉のためのお金
衛生費
…健康診断や予防接種、ごみの回収処理などをするためのお金
農林水産業費
…農業や水産業の振興のためのお金
商工費
…商工業・観光の振興のためのお金
土木費
…道路や公園の整備など、まちづくりをするためのお金
消防費
…地域の消防団のためのお金
教育費
…小中学校の施設の整備や文化の振興などのためのお金
平成19年度当初予算案(市長査定後)の主な事業一覧表 ( 37.1キロバイト)
歳出予算事業概要書(一括) ( 402キロバイト)
…「歳出予算事業概要書」は、各事業ごとにも用意しています。
この一般会計の最終査定結果は、国民健康保険事業や下水道事業などの特別会計とあわせ、平成19年度の当初予算案として、3月1日開会の米子市議会3月定例会で審議されます。
当初予算案の概要については、3月中旬にお知らせする予定です。
掲載日:2007年2月22日