高知県高知市に本社をもつ蓄電デバイス用の紙製セパレータの製造を主業とするニッポン高度紙工業株式会社様から、令和7年12月11日、廃棄物削減に向けて開発されたコンクリートを使用した車止めブロックを、15セット(計30基)を寄贈していただくこととなり、この度、贈呈式を行いました。

贈呈式の概要
とき
令和7年12月11日(木曜日)午後3時30分
ところ
米子市役所本庁舎3階 第2応接室
出席者
寄贈者
ニッポン高度紙工業株式会社
代表取締役社長 近森 俊二 様
取締役 高橋 寿明 様
研究開発・製造等の関係者
株式会社エプト
取締役 大柄 司 様
米子工業高等専門学校
建築デザイン部門教授 高増 佳子 様
鳥取県 産業振興機構
代表理事理事長 岡村 整諮 様
米子市
市長 伊木 隆司
総務部長 藤岡 真美
経済部長 若林 満弘
寄贈品
車止めブロックに使用したコンクリートについて
紙製セパレータの生産過程では、原料のくずである「製紙スラッジ」という廃棄物が発生します。水分を搾り取る前の状態の製紙スラッジ(製紙スカム)を材料の一部とし、かつ、コンクリートの製造過程で発生するCO2を吸着させて製作したコンクリート製品を、鳥取県産業振興機構、米子・松江の両工業高等専門学校、日野建設業協同組合、そしてNPO法人日本スマートバブル研究会と共同で開発されました。通常の製品と比較しても十分な強度を備えており、先頃増設をした米子工場においても、排水溝などに活用されています。今回は、その“CO2吸収製紙スカムコンクリート”を使用して製造された車止めブロックを、米子市に寄贈していただきました。
車止めブロックに取り付けるプレートについて
車止めブロックには、米子工業高等専門学校の生徒にデザインしていたただいた、米子市の鳥の「コハクチョウ」と、特産品である「白ネギ」のプレートを取り付けています。

車止めブロックの設置箇所
米子市役所本庁舎東側駐車場のハートフル駐車場等に設置します。
掲載日:2025年12月18日