国史跡淀江台場跡で伝統芸能を披露しました(米子歴史絵巻)

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国史跡淀江台場跡で伝統芸能を披露しました(米子歴史絵巻)

10月1日(日曜日)、米子市淀江町今津の国史跡鳥取藩台場跡淀江台場跡を会場にして、「受け継がれる民俗芸能」をテーマに「米子歴史絵巻」が行なわれ、166名の来場者がありました。

鳥取藩が黒船に備えて幕末に築いた海岸砲台「台場」は、築造と警固に豪農の力を頼ります。淀江台場も大庄屋・松波宏年(徹翁)が所有の田畑を敷地として提供し、築造は長崎で蘭学や築城法を学んだ長男・宏元の設計によるものでした。台場を守備するのも徹翁が指揮する農兵隊で、こののち、第2次長州征伐後、戊辰戦争などでも活躍したことで知られています。

そうした農民が築いた台場で、農民・庶民が親しんだ伝統芸能である鳥取県指定無形民俗文化財「米子盆踊」と「小松谷盆踊」、米子市指定無形民俗文化財「淀江さんこ節」が披露されました。第20回今津お台場祭りも同時開催されました。

歴史絵巻の様子 歴史絵巻の様子

掲載日:2023年10月11日