米子市では、情報公開と市民の市政参画を推進するため、平成17年度から予算編成方針や予算査定結果などの予算の作成についての情報を公開します。
予算編成の過程
平成17年3月31日に、合併により新しい米子市が誕生しました。
通常、市の予算は前年度末までに決まり、4月から執行となりますが、この合併のため、平成17年度予算は新市誕生後に決めることとなりました。
しかし、予算が決まるまでの間にも支払いなどがあるため、正式な予算(「本予算」)が決まるまでのつなぎ的な予算(「暫定予算」)を現在、執行しています。
現在、米子市では平成17年度の本予算を編成しています。
予算編成の順序
- 総務部長が各部課長に、予算編成の基本的な考えかたなどをまとめた「予算編成方針」を示します。…5月6日
- 各部で、部単位の要求額の調整を行います。
- 調整結果を踏まえ、各担当課が財政課へ予算要求書を提出します。…5月13日
- 財政課が担当課ごとに要求内容を聴き取り(ヒアリング)をします。…5月16日から20日
- 総務部長が要求内容について査定をします。…5月24日から27日
- 市長が要求内容について査定をします。…5月30日から6月4日(予定)
- 各担当課に市長の査定結果を示します。(内示)
- 査定の結果、認められなかった予算案について、各担当課が復活を要求します。
- 復活要求を調整後、各担当課に最終査定結果を示します。(最終内示)…6月10日(予定)
こうして編成した平成17年度の本予算案は、6月27日開会の米子市議会6月定例会で審議され、議決後に成立となります。
平成17年度予算編成方針
平成17年度は、財政の健全化を基本としながら、「生活充実都市・新米子市」の実現に向けて、4つの優先施策を重点的かつ効率的に推進することとし、予算編成を行います。
【優先施策】
- 新市の一体化の推進
- 経済活性化対策
- 少子高齢化対策
- ゆとりある心豊かさ(「教育・文化・人権」、「環境対策」など)
【資料】
平成17年度予算の編成方針について(総務部長通知) (
36.6キロバイト)
平成17年度本予算要求の状況(一般会計)
平成17年度本予算の各課からの要求額の集計は、539億5,770万円で、平成16年度の当初予算(旧米子市と旧淀江町との合算額)の499億8,700万円と比較すると約40億円(約8パーセント)の増額となっています。
要求額が増加した主な理由には、合併振興基金の積立て、生活保護や高齢者・児童福祉などのための社会保障費、小学校の増改築事業、昨年の台風により生じた災害復旧事業と災害復興のために借りたお金の返済(公債費)の増加などがあります。
今後の査定作業では、歳入財源を十分考慮し、事業の優先度や行政としての関与のありかたなどをくわしく調べながら査定をしていきます。
【資料】
平成17年度本予算の要求状況 (
44.7キロバイト)
今後の予定
主な事業の総務部長査定については6月上旬、市長査定については6月中旬に「米子市ホームページ」で公開する予定です。

総務部長査定
市長査定
掲載日:2005年5月25日