青戸直樹さん(令和6年2月就農)

本文にジャンプします
メニュー
検索
青戸直樹さん(令和6年2月就農)

青戸直樹さん

-農業を始めるきっかけは?

 もともとは理容室の独立開業を志して理容師を13年、その後、理容室の開業資金を貯めるために電気技師を8年していた。農業には昔から興味があり、40歳を目前にして本格的に就農を考え始めた頃、親から地元の白ねぎ農家を紹介してもらったことをきっかけに、2か月の農業体験を経て就農を決めた。

-なぜ『白ねぎ』?

 松江市に住んでいた時に就農を考え始め、儲かると聞いていたので、最初はシイタケをやりたいと思っていた。ただ、就農品目に特にこだわりはなく、実家近くでしっかり営農していくことを考えたときに『白ねぎ』が一番だと思った。

-就農前の準備について教えてください

 (1)栽培技術や農業経営に必要な知識(税・経理等)はどのように身につけましたか?

 栽培技術は、白ねぎ農家のもとでの雇用や研修制度により身につけた。具体的には、「農業体験(2か月)」→「アグリチャレンジ科(4か月) ※1」での基礎研修→雇用(8か月)→「アグリスタート研修(1年間) ※2」での実践研修。アグリスタート研修では、親方に種まきから始まり出荷に至るまでの全ての栽培管理や調整作業、段取りの仕方を教えてもらった。その際、作業場レイアウトも効率化のために大切な要素だと分かり、現在の自分の作業場も親方のレイアウトを真似ている。もともと理容室開業を考えていたときに経営を少し学んだが、それに加えて具体的な経理は普及所に教えてもらった。月単位では、収穫前に畑を見れば大体の収量が分かるので、その売上予想と預金を照らしわせている。就農2年目からは、Excelで年間の管理表を作成し、経費管理をしている。

 ※1…リンク・新しいウィンドウで開きます … アグリチャレンジ科

 ※2…リンク・新しいウィンドウで開きます … アグリスタート研修

 (2)必要な農地はどのように確保しましたか?

 就農時に必要な農地は、アグリスタート研修中に親方が用意してくれた。また、研修中に近隣農家の皆さんがよく声をかけてくれて、就農後もその繋がりで農地を借りることができた。

 (3)資金の準備は?

 農業だけに使うお金を別で確保するということはせず、それまでの貯蓄で対応した。アグリスタート研修では、研修期間中から自分のねぎを育て、卒業後すぐに自分名義で出荷し収入があったので、独立直後から安定していた。もちろん厳しい場面もあるが、何とか回っていく。アグリスタート研修を受けずに就農するとしたら、2~300万円は準備しているといいかもしれない。

 (4)ご家族の理解や協力は得られましたか?

 家族も就農に前向きだった。実際に今も、妻・妹・妹の夫と家族総出で手伝ってくれている。

-独立後の経営で意識していることは?

 失敗を繰り返さないこと。肥料選定ひとつとっても課題が見えてくるので、今年の失敗を記録し、見直し、翌年には改善する。あとは、作業を後回しにせず、気づいたとき・やろうと思ったときに即行動すること。作業によっては天候に左右されるものもあり、昨日やっておけばちょうど良かったのに今日以降天気が良くない...と、後回しにしたばっかりに適切な作業時期を逃してしまうことがある。良いねぎを育てるため「適期管理」に努めている。

-「農業を始めてよかった」と感じる瞬間は?

 日々が楽しい。ねぎを育てる中で絶えず課題がでてくるが、もっと良いねぎをつくるためにどう改善していこうかと考える時間が楽しい。

-現在の1日のタイムスケジュールを教えてください

 仕事は朝9時から17時まで。作業の合間に少しずつ休憩をはさんでいて、トータル1時間くらいは休めていると思う。

-ワークライフバランスについて

 以前は、残業・夜勤・休日出勤があり生活リズムが不規則だったため、家族と過ごす時間があまり多くなかった。農業を始めてから子どもの行事に参加しやすくなったし、家族で旅行にいったり、自分も新しい趣味を始めたりなど、プライベートの時間がより充実したと感じる。

-地域との関係づくりについて

 地域のなかで農業をしていくには人付き合いがとても大事。なんでも助け合いなので、人が困っているときには助ける。農家の仲間だけでなく、農地を貸してくださっている地権者の方との関係も大切にしている。

-農業の魅力は?

 自分のために頑張れること。本当に楽しい。

-10年後、どのような農家になっていたいですか?

 笑っていたい。楽しく農業を続けるために、良いねぎをつくれるようになっていきたい。目標は親方くらいの経営ができるようになること。

-これから農業を始めるかたへメッセージ

 本当に大変ですが、努力した分だけねぎの品質が良くなり、収入UPにつながり、笑顔が増える仕事です!

掲載日:2026年2月4日