”この地域の将来のために新病院を作りたい”

「小学3年生の時、母を病気で亡くした。その瞬間、医者になろうと決めた」子どもの頃からの揺るぎない決意を胸に医師となり、現在は、とりだい病院で病院長を務める武中さん。大切にするのは「患者さんを自分の身内だと思って診ること」だと言い、「何でも『自分事』というのが私の一貫したスタンス」とまっすぐ前を見つめます。

泌尿器科の医師として、それまでさまざまな場所で勤務してきた武中さん。米子に赴任したのは2010年でした。「米子の生活も16年目。人生で一番長く過ごしている場所になった。大好きな温泉とゴルフに行きやすく、大山の景観も素晴らしい。幸せを感じます」とほほ笑みます。

現在、とりだい病院は、2029年度からの病院の再整備をめざしています。「病院は地域の人流の中心地で、経済や文化の場でもある。新病院では、周辺を『ホスピタルパーク』として整備し、さらに地域になくてはならない存在に」と熱を込めて語ります。「全国の病院の多くが赤字に苦しみ、経営を維持することも大変な時代。でも、この地域の将来のため、あえて新病院を作りたい」と意気込みます。「人口が減っても、医療は絶対に必要。次の世代の人たちも安心して過ごせるように、とりだい病院はまちの中核として50年後も立ち続けないとならない」将来を見据え、今後も地域に開かれた病院として、前進を続けます。
掲載日:2025年12月25日